作品一覧

  • ポストモダンの「近代」 米中「新冷戦」を読み解く
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    1巻1,650円 (税込)
    アメリカと中国の対立は世界をどう変えるのか。中国の台頭は新たな戦争を招くのか。 経済発展と民主化が同時に進行しない中国・ロシアを「ポストモダンの『近代』」という視点で捉え、今後の世界情勢を見通し、そのなかでの日本の指針を指し示す。 目次より    Ⅱ    Ⅲ    「欧米中心」時代の終焉    リーダーシップの欠如     アフリカ――日本にとっての課題     インド・パシフィック    「福田ドクトリン」40周年    「自由で開かれたインド太平洋戦略」の射程     TICAD7 「開発協力が生み出す国力と国益」 日本の平和貢献 ミンダナオ和平 「ソフトパワーと芸術」 アジア外交の季節 三つの不安定要因 サミット外交と三圏域 首脳外交の効用 激動する世界と民主平和論 トランプとマディソン的民主主義 ジャパン・ファーストの懸念 自由主義的秩序の先導役として 北朝鮮の核兵器開発問題 米国ファーストの一年 完全な非核化とは 持続可能な開発目標(SDGs) 気候変動の深刻な被害 SDGsと日本の課題 米中通商交渉 貿易戦争から「新しい冷戦」へ 米中「新冷戦」の構図 長期経済変動の底流 大戦後の歴史的位相と米中新冷戦
  • 米中激突と日本の危機
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    1巻305円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 米中貿易戦争がエスカレートしている。この状態はいつまで続くのか。日本のとるべき道とは?(『中央公論』11月号同名特集より) 巻頭論文「貿易戦争から『新しい冷戦』へ」田中明彦・政策研究大学院大学学長/対談「日本は経済秩序の守護者たれ」木村福成・慶應義塾大学教授×吉崎達彦・双日総合研究所チーフエコノミスト/「不毛な貿易戦争の着地点とは」丸川知雄・東京大学教授/「経済史から振り返るラストベルトの『忘れられた人々』」谷口明丈・中央大学教授
  • 新しい中世 相互依存の世界システム
    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    冷戦構造の終焉、アメリカ覇権の衰退、経済相互依存の進展--。激変する情勢のただなかにある現代、我々はどこへ向かうのか。国境が薄れた「新中世圏」、なお国民国家たらんとする「近代圏」、秩序が崩壊した「混沌圏」に国々を分類、移行期にある世界を独自の視点で鋭く分析する、刺激的な論考。ヨーロッパ中世になぞらえた「新しい中世」の概念を駆って、ポスト近代の世界システムの構想に理論と実証で迫る。
  • 新しい中世 相互依存の世界システム

    Posted by ブクログ

    マルクス・レーニン主義はロシア革命と同様の革命を世界に拡大し、すべての国家を打倒することを最終目標とした。自由主義側にとっての潜在的脅威となり、互いに対する猜疑心によって冷戦構造が形成された。
    冷戦の終焉により世界は米ソ二極構造から多極構造へ変化した。二極と多極とどちらが安定するかは諸説ある。
    現代は軍事・経済技術の発達高度化に加え、多極化による利害関係国の増加、その関係の相互複雑性が増し、互いへの相互依存が進む世界である。さらに宗教や部族など非国家組織と国家との相互依存性も進んでいる。喧嘩による痛みは互いに増しどこに飛び火するかも分からない。
    冷戦終焉後は国連、核不拡散条約、自由貿易体制の堅

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    2022年01月07日
  • 新しい中世 相互依存の世界システム

    Posted by ブクログ

    世界システム論というのは大仰でやや胡散臭い。
    しかし、その印象を超えて説得力のある論を展開してくれた。

    何より本書の初出は1996年で20年も前であるにも関わらず
    今もその射程が先を照らしているというのが力強い。

    ここで想定されている「新しい中世」の特性は一言で言えば
    多様なアクターによる相互依存を前提とした世界だ。
    そこでは国家のコンフリクトによる大規模なものよりは
    小規模な衝突のほうが起こりそうな世界が想像されている。

    ただ、この著者の本当にえらいところは、
    こうした世界に移行しつつあるのであって、
    こうした世界が一気に来るという主張はしないし、衝突の規模においても、
    どこまでありう

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    2018年01月28日

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