井上寿一の作品一覧

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作品一覧

2024/02/29更新

ユーザーレビュー

  • はじめての昭和史
    歴史関係の本というと時系列で事件を記載したものが多いが、この本はテーマごとに昭和の流れを記載していただけでなく、現代とのつながりを解説していたことが非常に意義深いものだと思った。
    昭和には「大日本帝国憲法」と「日本国憲法」二つの憲法が存在したところなど、この本によってあらためて認識させられた。
    歴史...続きを読む
  • 機密費外交 なぜ日中戦争は避けられなかったのか
     機密費の内訳で最も多かったのが、対陸軍接待費という所にやるせなさを感じる。もっと他に使い道があるだろうと思いつつも、当時の陸軍の大きさというものを感じて慄然となる。
     それと同時に現地居留民に引きずられる外務省と軍部の姿も見えてくる。現地における既得権益を守ろうとして、泥沼にはまっていく姿を。
     
  • 日中戦争 前線と銃後
    1930年代を戦争による好景気の時代、庶民が生活の向上を希望できた時代、多くの国民が積極的に戦争を支持した時代として描写する。そのうえで、前線と銃後の社会的ギャップがあったことを指摘する。
    本書の斬新な点は、帰還して銃後の社会に幻滅した兵士の視点に感情移入できるように構成されていることである。確かに...続きを読む
  • 戦争調査会 幻の政府文書を読み解く
    戦争調査会という存在を全く知らなかった 幣原・吉田両氏の努力の賜 さすが外交官
    失敗の本質は幾つかあるが
    改選のタイミング
    満州事変
    日華事変
    近衛首相 蒋介石国民党を相手にせず
    三国同盟
    南仏印侵攻

    そして終戦のタイミング 最期の一年の犠牲の多さ
    決断できず サイパン島玉砕 大空襲
    ソ連へ和平仲...続きを読む
  • 戦争調査会 幻の政府文書を読み解く
    淡々と読み解かれてゆく。
    それは過不足なく、とても頭に入ってゆきやすい。

    敗戦後、日本政府が独自にあの戦争のことを調査しようとしていた、
    そのことにまず驚かざるをえない。

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