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戦争の本質は日記の細部に宿る!田中義一首相への天皇の不信感、日米開戦時の組織利益対立、大東亜共栄圏構想を冷笑する帝大生、井伏鱒二や高見順のアジアへの思い、古川ロッパの戦時下の食卓、8月15日の反乱軍の皇居乱入……。張作霖爆殺事件から敗戦まで、七つの「分岐点」での指導者の「選択」に迫る!
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Posted by ブクログ
<目次> 第1章 張作霖爆殺事件 第2章 満州事変 第3章 日中全面戦争 第4章 第二次欧州大戦 第5章 日米戦争 第6章 アジア太平洋戦争 第7章 敗戦 <内容> 政治家、軍人、官僚、作家などの日記を駆使して、歴史的事実の裏側の各人の想いを描きながら、また歴史を浮き彫りにさせる内容...続きを読む。当然本来の歴史的事実を知らないとわからない。新書いう関係上(もともとは日本経済新聞の連載)、その読み込みは浅いが、見えてくるものはある。
永井荷風が井伏鱒二を嫌っていたことをどこかで読んだ気がするのですが、それは、荷風が井伏の『昭南日記』を読んでいて、日本軍のシンガポール空襲から避難するときにある現地人が身の回りの金品を寺院の僧侶に預け、にもかかわらず僧侶が持ち逃げしたことに対して井伏が「何の応援をしてやろうというつもりもない」という...続きを読む日記の記述に、永井が失望したのかと想像してみました。
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