きむふなの作品一覧
「きむふな」の「愛のあとにくるもの 紅の記憶」「韓国文学を旅する60章」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「きむふな」の「愛のあとにくるもの 紅の記憶」「韓国文学を旅する60章」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
辻仁成『愛のあとにくるもの』を読んで興味が湧き、紅の視点から描いた孔枝泳のこの作品も読みたくて購入。
良かった。久しぶりに胸打たれる物語に出会えた。
辻仁成版より好きです。
回想シーンも心情たっぷりに、感情の波がかなり描かれていて共感できる。
やはり再会はうまく行きすぎ?という気はするけど、それはやっぱり潤吾と紅の縁。
そこからのお互い不器用なやりとりも、もどかしい。
辻仁成版で、紅の結婚はきっと嘘ついたんじゃないかな。と予想してたので、的中してうれしい。
紅の気持ちが手に取るように伝わってきます。
潤吾のことが大好きな気持ちも、ヤキモチも、ミンジュンに話すたとえ話も、本当にかわいらしい。
Posted by ブクログ
人がなんと言おうが私は運命というものを信じている。
奇跡もあり、偶然を装った必然もあり心から願うと豊かな宇宙の善が私を助けてくれるという途方もない信仰を私は持っている。
今、私の前に彼が近づいてくる。まるであの日桜の花びらの舞う中で、私にためらわずに近づいて落とした人形を拾ってくれたあの姿のまま・・・。
韓国人の紅と日本人の潤吾は7年前に日本で別れ、そして今韓国の金浦空港で再会をする。
辻仁成の「愛のあとにくるもの」の対になる作品。
辻仁成が潤吾の立場から描いているなら、こちらのコン・ジヨンの作品は紅の感情と視点で描いたモノになる。
江國香織との「冷静と情熱のあいだ」のみたいな