きむふなのレビュー一覧

  • 愛のあとにくるもの 紅の記憶

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    ネタバレ

    辻仁成『愛のあとにくるもの』を読んで興味が湧き、紅の視点から描いた孔枝泳のこの作品も読みたくて購入。

    良かった。久しぶりに胸打たれる物語に出会えた。
    辻仁成版より好きです。
    回想シーンも心情たっぷりに、感情の波がかなり描かれていて共感できる。
    やはり再会はうまく行きすぎ?という気はするけど、それはやっぱり潤吾と紅の縁。
    そこからのお互い不器用なやりとりも、もどかしい。
    辻仁成版で、紅の結婚はきっと嘘ついたんじゃないかな。と予想してたので、的中してうれしい。

    紅の気持ちが手に取るように伝わってきます。
    潤吾のことが大好きな気持ちも、ヤキモチも、ミンジュンに話すたとえ話も、本当にかわいらしい。

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    2011年12月19日
  • 愛のあとにくるもの 紅の記憶

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    (11.05.16)

    潤吾と紅(ほん)。ユノとベニ。

    肌の色も瞳も、髪の色もみんな同じなのに…日本と韓国との間に聳え立つ壁。今はどうなんだろうか。

    国境を超えた愛とは。うーむ。

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    2011年05月16日
  • 愛のあとにくるもの 紅の記憶

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    人がなんと言おうが私は運命というものを信じている。
    奇跡もあり、偶然を装った必然もあり心から願うと豊かな宇宙の善が私を助けてくれるという途方もない信仰を私は持っている。
    今、私の前に彼が近づいてくる。まるであの日桜の花びらの舞う中で、私にためらわずに近づいて落とした人形を拾ってくれたあの姿のまま・・・。

    韓国人の紅と日本人の潤吾は7年前に日本で別れ、そして今韓国の金浦空港で再会をする。
    辻仁成の「愛のあとにくるもの」の対になる作品。
    辻仁成が潤吾の立場から描いているなら、こちらのコン・ジヨンの作品は紅の感情と視点で描いたモノになる。

    江國香織との「冷静と情熱のあいだ」のみたいな

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    2010年01月31日
  • 韓国文学を旅する60章

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    ほとんど読んだことがない韓国の文学や詩である。丁寧に説明している。著者の写真やその場面の写真がある。巻末には読書案内があるが、書誌なのでいまいち読もうという気にはさせなかった。

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    2025年10月25日
  • 愛のあとにくるもの 紅の記憶

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    紅が潤吾を愛してくれていて良かった。
    2人の間に溝ができてしまった直接的な原因…紅の心の変化…に注目。

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    2020年12月31日
  • 愛のあとにくるもの 紅の記憶

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    辻仁成と対になる話。

    子供だったからってわかっているんだろうけど
    それでも勝手な女だ。

    先にこっちを読まなくてよかった。

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    2013年03月16日
  • 愛のあとにくるもの 紅の記憶

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    で、こちらが「紅(ホン)」視点を描いた作品。
    言葉なしに通じ合えるなんて奇跡なのかな。
    やはり思いや気持ちは話し続ける・聞き続ける事が大切だと感じた。

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    2013年02月26日
  • 愛のあとにくるもの 紅の記憶

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    辻仁成著『愛のあとにくるもの』の対。
    『冷静と情熱のあいだ』もそうだったが、別れた後にひきずるのは男…という説を、こちらでも忠実に証明している。
    韓国の人たちが抱く、日本人のイメージ。その一部も併せて知ることができた。

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    2011年12月11日
  • 愛のあとにくるもの 紅の記憶

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    ネタバレ

    偶然この本を紹介され、女性側のものを先に手に取る事になりました

    翻訳ものだということ、また場面展開が回想と現実が行ったり来たり・・・ですこし読みにくかったんですが、内容的には入りやすし作品です

    もう一方の辻さんのほうも読むつもりで急いで購入し、読み始めてみたら、う~~~んこれは男性側から読んだほうが良いと感じ早速読破。

    あっと言う間に読み終わりました。

    韓国ドラマ・・・・によくありがちなストーリー展開を感じながら、結構イメージしやすい作品だと感じました。

    今、女性側の視点のほうを読んでいますが、韓国から日本に来て、心細くもあった紅が、ほぼ一目ぼれのように潤吾という男性に落ち、純粋に愛

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    2011年06月04日
  • 愛のあとにくるもの 紅の記憶

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    先日レビューを書いた 、辻仁成著「愛のあとにくるもの」の女性側の視点に立った作品。

    相手の幸せを願いながらも願いきれない感じが切々と伝わってきた。

    「彼に伝えてくれる? わたしは韓国の女で、韓国の女性たちは、自分を捨てて去る人に、赤いつつじの花を摘んで敷いてあげるのだと、それを踏みながら行きなさいと敷いてあげるのだと」
    (p201.)

    韓国に、こんな奥ゆかしい文化があるとは...

    私は、別れたことを後悔できるような男性に出会ったことがまだない。
    かといってそういう出会いを求めていないことにも気づき、
    冷めているなぁ…と苦笑いしてしまった。

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    2009年12月30日