作品一覧

  • ユートピア文学選集
    -
    1巻2,178円 (税込)
    ユゴーにゾラ、タルドからリラダンまで、19世紀のフランスで書かれた、来るべき社会を描きだすユートピア文学の結晶。
  • 身体の文化史 病・官能・感覚
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    禁断の恋、魅惑の香り、薄幸な運命にまつわる物語の成立過程を文学、医学書、作法書から分析、近代以降の社会規範や文化価値観の変遷を精査。
  • パリとセーヌ川 橋と水辺の物語
    4.0
    1巻990円 (税込)
    ブルゴーニュ地方の山中に源を発し、ル・アーヴル近くで英仏海峡に注ぐ。全長七七六キロに及ぶ堂々たる大河、セーヌ川。 パリ市の紋章には「たゆたえども沈まず」とあり、パリとこの川の浅からぬ縁を証言している。 昔日のガイドブック、文学作品などの歴史的証言の数々を繙いて、この都市の錯綜したイメージを読み解いてゆこう。 著者とともに、河岸を散策し、船に乗り、橋に佇めば、見知らぬパリの相貌に出会えるだろう。
  • 〈女らしさ〉の文化史 性・モード・風俗
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    1巻1,320円 (税込)
    貞淑で慈愛に満ち献身的、清潔で若々しく、優雅に振る舞う…… 近代社会において〈女らしさ〉はどのように規範化され、いかに共有されたのか。 フランスの文学・絵画表現からモード、礼儀作法書まで「見られる女/見る男」の変遷を辿り、歴史空間のなかで規制されてきた女性の身体を浮き彫りにする。 新章を書き下ろした増補改訂版。図版63点収載。
  • ボヘミアンの文化史
    -
    1巻3,168円 (税込)
    『ラ・ボエーム』や『レント』に登場する自由奔放な芸術集団。19~20世紀の小説、詩、日記から彼らの心性と美学を解明する
  • 批評理論を学ぶ人のために
    3.0
    1巻2,860円 (税込)
    感想から解釈へ、感動から批評へ飛躍するために。脱構築批評からフェミニズム批評、システム理論、そしてエコクリティシズムまで。 20 世紀から現代までの理論を幅広く学び、具体的な作品分析をとおして批評のプロセスも体感できる入門書。
  • 哲学のやさしく正しい使い方 叡智への道
    -
    1巻1,760円 (税込)
    目 次 第1章 あなたは自分の人生を成功させたいですか? 第2章 叡智、精神性、宗教、哲学の違いは? 第3章 幸福はあなたのなかにある 第4章 人生を肯定する 第5章 自己であり続け、世界と調和する 第6章 人間の卓越性―愛と徳 第7章 精神修養 第8章 エゴの牢獄から「自己」の自由へ 第9章 子どもの叡智 引用文献
  • 死刑囚最後の日
    3.3
    1巻1,012円 (税込)
    「死刑囚! いつもひとりでこの想念に耐え、それが消えないせいでいつも凍え、その重みにいつも打ちひしがれている!」刻々と迫るギロチン刑の時。独房での日々から断頭台に上がる直前まで、主人公は自らの胸の内を赤裸々に告白する。死刑制度廃止を訴え、若い情熱で書きあげたユゴー27歳の作品。主題の重み、技法の革新性、社会的影響の点で刮目すべき作品であり、ユゴーの代表作のひとつと見なされる画期的小説。
  • 紋切型辞典
    3.2
    1巻858円 (税込)
    ここに編まれたおよそ1000の項目は、衣服、飲食物や動植物に関するもの、礼儀作法の規範、身体と病気についての俗説、芸術家、歴史的人物の逸話と彼らの評価など、多岐にわたる。フローベール(1821-80)はその記述に様々な手法を駆使して、当時流布していた偏見や言葉の惰性、硬直した紋切型の表現を揶揄し、諷刺してみせた。

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  • 犯罪者の自伝を読む
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 尊属殺人事件、無差別連続殺人事件、人肉食事件…世を騒がせ、人々を震憾させる凶悪犯罪。犯行の異常性ばかりを喧伝するメディアの陰で、見えにくくされたものとは何か。自伝分析から、犯罪者を線引きし創り出してきた社会の「負のメカニズム」の輪郭を描き出す。狂信者から性倒錯者、精神障害者まで-犯罪者とは、だれなのか。
  • ラスネール回想録
    3.0
    1巻1,650円 (税込)
    バルザック、ユゴー、ブルトンら多くの作家を魅了し、知識人が面会に列をなした知的で洗練された伝説の犯罪者の獄中記。本邦初訳

ユーザーレビュー

  • パリとセーヌ川 橋と水辺の物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    ブルゴーニュ地方の山中に源を発し、ル・アーヴル近くで英仏海峡に注ぐ。
    全長七七六キロに及ぶ堂々たる大河、セーヌ川。
    パリ市の紋章には、「たゆたえども沈まず」とあり、パリとこの川の浅からぬ縁を証言している。
    昔日のガイドブック、文学作品などの歴史的証言の数々を繙いて、この都市の錯綜したイメージを読み解いてゆこう。
    著者とともに、河岸を散策し、船に乗り、橋に佇めば、見知らぬパリの相貌に出会えるだろう。

    [ 目次 ]
    第1章 川を通過する
    第2章 運河に生きる
    第3章 川を楽しむ
    第4章 川を描く
    第5章 川に死す
    第6章 橋を架ける

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆

    0
    2011年04月01日
  • 死刑囚最後の日

    Posted by ブクログ

    平野啓一郎氏の「死刑について」にて取り上げられていた本。読んだ後ずっしりと気持ちが重くなる感覚。日本では存続している死刑制度だが、その存在について改めて考えさせられる一冊だった。
    またこの作品をユゴーが20代のうちに書いたといのには驚いた(出版時26歳だという)。本当に死刑囚の手記を元に書いたのかと思うほどに責苦に溢れた主人公の心情を細かく表現し、読んでいると心が苦しむ場面も多くあった。
    死刑囚も一人の人間であり人権がある。これとどう向き合っていくのか、自分なりに考えたい。

    0
    2023年12月06日
  • 犯罪者の自伝を読む

    Posted by ブクログ

    「犯罪者の自伝」を受けてどう考えたか、
    または社会がどう変化したかを丁寧に説明した本。
    作者自身のそれらへの評価は研究者の姿勢を一貫している印象。個人的には嫌悪してそう。

    最後にあった一文、
    「犯罪者であるという事実が、彼にとっては自己の存在理由になった」
    あってはならないし増やしてもいけない、どこか虚しさを感じさせる自己定義だと思った。

    0
    2019年05月03日
  • 犯罪者の自伝を読む

    Posted by ブクログ

    とてもおもしろい。
    「死刑囚 永山則夫」を読み、そこからこの本を手に取った。
    犯罪、そしてそれを取り巻く時代背景や環境に興味があったので、どの章も非常に興味深く、今後の司法や、精神鑑定もきっと形が変わって行くのだろうと思えた。

    しかし、ここに挙げられるどの犯罪者も、獄中で自己を語る自由を得るわけだけど、そこまでの人生や環境から、なかなか脱却することができないのは本当に不幸であり、けどそれが誰にでもある現実だと思った。

    とても勉強になる一冊です。

    0
    2014年01月30日
  • 紋切型辞典

    Posted by ブクログ

    『紋切型辞典』これがまた面白い。ついでにフラ語の勉強にもなる。

    岩波さんの書物案内によると
    --ここに編まれたおよそ1000の項目は,衣服,飲食物や動植物に関するもの,礼儀作法の規範,身体と病気についての俗説,芸術家,歴史的人物の逸話と彼らの評価など,多岐にわたる.フローベール(1821-80)はその記述に様々な手法を駆使して,当時流布していた偏見や言葉の惰性,硬直した紋切型の表現を揶揄し,諷刺してみせた--

    と、まぁ、このとおりなのであるが、『紋切型辞典』の着想をフローベールは早くから抱いていたらしい。
    ジュリアン・バーンズが『フロベールの鸚鵡』という本を20年ほど前に書いているが、この

    0
    2012年02月02日

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