與那覇潤の作品一覧
「與那覇潤」の「心を病んだらいけないの?―うつ病社会の処方箋―(新潮選書)」「江藤淳と加藤典洋 戦後史を歩きなおす」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「與那覇潤」の「心を病んだらいけないの?―うつ病社会の処方箋―(新潮選書)」「江藤淳と加藤典洋 戦後史を歩きなおす」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「「ボードゲームを思想にする」ために」(p3)作られたという本書。その言葉に違わず、「ボードゲームを思想にする」ための数々の試みが、書籍全体にちりばめられており、その切り口そのものが興味深い。
文化人類学者・小川さやかさんの『 ハイソサエティ』論や、歴史学者・辻田真佐憲 さんの『主計将校 』のプレイレポート)など、様々な分野の研究者・専門家がそれぞれのアカデミックな知見と文体で「ボードゲームをプレイする」経験を記述する第2章からは、「ボードゲームを思想にする」ために我々はいかなる言葉で、何を語ることができるのか、という問いを突き付けられる。
また、與那覇潤氏と小野卓也氏の二人が、それぞれに異な
Posted by ブクログ
「目的」は遊びの大敵
という小見出しが出てくるが、この部分こそ本書の中核をなす本質だと感じた。
ボードゲームを知らない人向けの紹介レポートとして、6人の有識者による実際にボードゲームを遊んでみたレポートも収録されているものの、
その部分は付録的なものであり、挙げられているゲームも世の中に無数にあるうちのごく一部でしかない(批判しているのではなく、そもそも良作を挙げたらキリがないし、読書と同様に人によって向き不向きや相性もあるから一概に言えない事情もあるかと思う)。
現実社会においても、
事前に設定された「目的」に縛られてしまった途端におもしろくなくなる、という現象が観察される場面は少なくない