作品一覧

  • 2030 来たるべき世界

    2030 来たるべき世界

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻990円 (税込)
    トッド、緊急来日。「西洋の敗北」が現実となった今、世界はどこへ向かうのか。そして2030年、激動の世界で日本に残された道とは何か。戦争への欲望とテクノロジーの暴走を前にした人類へ、世界最高の知性たちからの「最後の処方箋」
  • タブーを破った外交官 田中均回顧録

    タブーを破った外交官 田中均回顧録

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻3,190円 (税込)
    日米安保「再定義」,韓国との歴史問題や日朝平壌宣言など,冷戦終結後の日本が直面した数々の外交案件に取り組んだ外交官はその時,何を考え,何をしたいと思ったのか.壁となって立ちはだかったものは何だったのか.プロフェッショナルが果たすべき役割とは何か.すべてを語り尽くした圧巻のオーラルヒストリー.

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  • トランプのアメリカ 内政と外交、そして世界

    トランプのアメリカ

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,970円 (税込)
    トランプ2.0の衝撃 大統領はアメリカと世界をどう変えようとしているのか 相互関税、対外援助の縮小、不法移民の取り締まり強化・・・ 大統領就任以来、世界に驚きと不安を与え続けるトランプ政権、その政権の現在を、内政、外交、社会など、あらゆる観点から気鋭の研究者が考察する。 >特設サイトはこちら→ https://www.utp.or.jp/special/AmericaUnderTrump/ (各章から引用した文章や関連書籍をご覧いただけます) 【主要目次】 はじめに 【特別掲載】第二次トランプ政権を考える(久保文明:防衛大学校校長・東京大学名誉教授) Ⅰ 内 政 1.抑制と均衡?(梅川 健) 2.分極化の時代の連邦議会(待鳥聡史:京都大学大学院法学研究科教授) 3.二〇二四年米大統領選挙(渡辺将人:慶應義塾大学総合政策学部教授) 4.労働者層をめぐる二大政党の変化(松井孝太:杏林大学総合政策学部准教授)  5.トランプ2・0における宗教と文化戦争(藤本龍児:帝京大学文学部教授) 6.アメリカの連邦制と外交(梅川葉菜:駒澤大学法学部准教授) Ⅱ アメリカにおける内政と外交の交錯 7.トランプ外交とは何か(佐橋 亮) 8.ガザ危機からみる二〇二四年アメリカ大統領選(三牧聖子:同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授) 9.国際主義の動揺とシンクタンクの変容(宮田智之:帝京大学法学部教授)  10.通商政策から見るトランプ第二政権の内政と外交の交錯(舟津奈緒子:公益財団法人日本国際問題研究所研究員) Ⅲ アメリカをみつめる世界 11.トランプ2・0と対峙する中国(山口信治:防衛省防衛研究所主任研究官) 12.北朝鮮の対外認識と米朝関係(倉田秀也:防衛大学校教授) 13.「アメリカ問題」に苦悩するヨーロッパ(合六 強:二松学舎大学国際政治経済学部准教授・政策研究大学院大学客員研究員) 14.ラテンアメリカにおける米中対立の展開(大澤 傑:愛知学院大学准教授) おわりに
  • 世界の岐路をよみとく基礎概念 比較政治学と国際政治学への誘い

    世界の岐路をよみとく基礎概念 比較政治学と国際政治学への誘い

    ビジネス・実用

    -
    1巻4,070円 (税込)
    国内政治と国際政治のあり方が大きく揺さぶられ,不安定化する現代世界.直面している諸問題を深く考察するのに欠かせない〈基礎概念〉について,比較政治学と国際政治学の双方から解説する.概念の定義,学説の展開,最先端の論点,政治学の方法論まで,じっくりと学びたい読者のための全十二章.ブックガイドつき.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • UP plusバイデンのアメリカ

    バイデンのアメリカ

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,750円 (税込)
    トランプ前アメリカ大統領を僅差で破り、2021年1月に就任したバイデン大統領。就任2年目を迎え、バイデン政権は内政・外交ともになにを目指すのか? 超大国アメリカの実像を気鋭の研究者が読み解く、アメリカ研究の最前線。
  • プーチン暴走 世界の悪夢

    プーチン暴走 世界の悪夢

    ビジネス・実用

    -
    1巻330円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●ウクライナ戦争と国際秩序の将来 ゼレンスキーはチャーチルになれるか 細谷雄一 ●ロシアが仕掛ける 「ハイブリッド戦争」 廣瀬陽子 ●プーチン・ロシアでクーデターは起こるか? 「国家の中の国家」FSBによる浸透・統治とは 保坂三四郎 ●躊躇うアメリカ、窺う中国 「不信に支配された時代」に求められる自由主義の連帯 佐橋 亮
  • 台湾有事と中国包囲網

    台湾有事と中国包囲網

    ビジネス・実用

    -
    1巻330円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●習近平体制が目指す覇権の道 米国か中国か、各国指導者が迫られる重い選択 呉国光/聞き手:竹内誠一郎 ●【防衛大臣インタビュー】 台湾海峡の安定を注視 中国の現状変更への試みは容認しない 岸 信夫 ●日本はいかに動くべきか? サイバー・ミサイル攻撃から始まる中台激突 門間理良 ●バイデン政権の中国戦略 「関与」から「競争」へ アメリカの方針転換 佐橋 亮 ●軍事、経済、人権からのアプローチ 英・仏・独・EU、対中姿勢の「本気度」 鶴岡路人 ●中露の利害はどこまで一致しているのか 強化される関係とアフガニスタン問題という宿痾 熊倉 潤 ●フィリピン、シンガポール、ベトナムの選択 東南アジア諸国の対中戦略と日本への新たな期待 高木佑輔 ●中国の対外強硬路線が変わらない理由 青山瑠妙
  • 米中対立 アメリカの戦略転換と分断される世界

    米中対立 アメリカの戦略転換と分断される世界

    ビジネス・実用

    4.6
    1巻1,034円 (税込)
    「中国は唯一の競争相手」――バイデン米大統領がこう明言するように、近年、米中の角逐は激しさを増している。貿易戦争、科学技術開発競争、香港・台湾問題……。米国の対中姿勢は関与・支援から対立へとなぜ一変したのか。両国のリーダーが誰になろうとも、今後も対立が続き、緊張緩和はないのか。国交回復から現在まで、五〇年にわたる米中関係をたどり、分断が進む世界のなかで、日本のとるべき針路を考える。
  • 米中 砲弾なき全面戦争

    米中 砲弾なき全面戦争

    ビジネス・実用

    -
    1巻305円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アメリカと中国の対立が激化している。二大国の衝突は、表面化した貿易摩擦もさることながら、安全保障や化学技術など、国家の基盤と威信をかけた“全面戦争”へと移行していた――(『中央公論』2019年7月号特集の電子化) (目次より) ●対談 覇権に挑む中国、許さぬ米国 超大国の激突 最前線とその背景  川島真×佐橋亮 ●先進国を脅かす“ど根性”と先端技術 アメリカが神経尖らす「ファーウェイ問題」とは  高口康太 ●ワシントンの対中強硬姿勢の狙いと技術の安全保障化 抜き差しならない米中「技術覇権」競争  森聡
  • シャープパワーの脅威

    シャープパワーの脅威

    ビジネス・実用

    -
    1巻305円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今、欧米で話題になっている「シャープパワー」とは、中国・ロシアが展開する“対外世論操作プロジェクト”のこと。両国はこの力を使い、国際秩序の解体を狙っている――(目次より)鼎談「習・プーチンが狙う新たな国際秩序とは」(阿南友亮×佐橋亮×小泉悠)/シャープパワー提唱者特別寄稿(クリストファー・ウォーカー)/ロシアが展開する目に見えないハイブリッド戦争(保坂三四郎)/米連邦議員からの警鐘(マイケル・マッコール)/「一帯一路空間の孔子学院」(川島真)
  • 習近平の権謀

    習近平の権謀

    ビジネス・実用

    -
    1巻305円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 習近平は政権を盤石なものにできるのか? 中国によってアジア、そして世界のパワーバランスはどう変わるのかを徹底分析。 <内容> ●習近平は毛沢東になれるのか 宮本雄二 ●揺さぶられるアジアの秩序 佐橋 亮 ●対談 中国とインド――両雄並び立つ日はくるか 川島 真×堀本武功

ユーザーレビュー

  • 2030 来たるべき世界

    Posted by ブクログ

    朝日地球会議の議論を新書化したもの。メンバーが豪華で、それでいて読みやすく、染みるフレーズも多い。良かった。生鮮情報も多いが、プロというか、トップランナーの言う事はどの世界でも貴重なんだと思わされる。ま、トップかどうかはさておき、少なくとも素人にとっては勉強になること大、でした。

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    2026年10月04日
  • 2030 来たるべき世界

    Posted by ブクログ

    刺激的な本。
    自分用のメモを兼ねて、感想が長くなった。

    ソ連崩壊、アラブの春、英国のEU離脱などの予測を的中させてきたトッド氏(この本の中でもアメリカのベネズエラ攻撃を予測していた!)。2024年の彼の著書『西洋の敗北』は世界27ヵ国語に翻訳され読まれているが、この『西洋の敗北』という言葉を知るだけで、最近のニュースの聞こえ方が変わってくる。
    アメリカやドイツが勢いを失い内向きになっていることを、プロテスタンティズムの崩壊と重ねる考え方も衝撃的だ。
    トッド氏の発言のいくつかを、下段にコピペしておく。
    とはいえ、トッド氏が考える、崩壊していくアメリカから日本が独立する方法としての「核武装」については、私個人的には心理的抵抗が強い。

    もうひとつ、オードリー・タン氏のAIに関する発言も刺激的だった。
    氏は、シンギュラリティ(垂直離陸)は危険であり、これにプルラリティという概念を対置する。
    『プルラリティーは水平的な理解を求めます。つまり、AIやソーシャルメディアなどが、本来なら決して合意しない人々の間の理解と関係性の健全性を育むために活用されるべきだと考えるのです。』
    氏が関係したデジタルツール「vTaiwan」では、自身の考えをそこで共有する時、『ソーシャルメディアの反社会的な領域では、他人の投稿の皮肉や毒舌コメント付きで再投稿する、といった行為が見られますが、vTaiwanではありません。』『人々は非常に速く学びます。意見の対立する者同士の間で広範な合意を得る提案をすることだけが、「橋渡しボーナス」を獲得できる手段だと。』つまり、異なる意見を互いに尊重するような書き込みにしか、いわゆる「いいね!」のようなボーナスが付かないようなプログラム(教育されたAI)だということだ。そしてそれを、単にコミュニケーションツールとしてでは無く、政府の意思決定プロセスに組み込んだ。日本では考えられない、ホンモノのデジタル活用だ。
    つまり、AIが良いか悪いかではなく、AIをどう活かすか、結局は人間の問題なのだ。
    『ソーシャルメディアで目にするように、「For
    You」フィードはユーザーの依存行動やタッ
    チスクリーン操作に忠実です。つまりエンゲージメント(反応)数を最大化していますが、それはおそらく操作によるものです。
    そして人々が互いに数怒すると、水平的な連携は崩壊します。垂直的な忠誠心だけが残る一方で、社会という頼の基盤はオゾン層のように、個人に忠実なAIによって消耗されていくのです。
    つまり最大の課題は、功利主義哲学のように数値を最大化するのではなく、コミュニティ内のメンバー同士の関係性を健全に保つようAIエージェントを訓練することです。』

    そして、そんなタン氏自身はSNSをどう活用しているかというと、『面白いことに、私のスマホ画面は白黒表示にしているので中毒になりません。ソーシャルメディアで動画などを見ても、すべて灰色で色がありません。つまり現実の周囲の方が画面より鮮明なのです。
    もう一つは「ソーシャルフォーカス」というブラウザ拡張機能をインストールしていることです。これはメインフィード、つまり(AIのおすすめである)「For You (あなた向け)」フィードを削除します。私の好みを分析して中毒状態に陥らせる寄生的なAIですが、完全に排除しています。
    ソーシャルメディアに投稿する際、返言を確認したり、ハッシュタグを追跡したり、プロフイールを閲覧したりしますが、常に意図的な行動です。「For You」フィードの寄生的なAIによって、意図せずコンテンツを消費することは絶対にありません。
    実際、研究によれば、「For You」フィードと再投稿ボタンの組み合わせは、過激な声に拡声器を与えることで必然的に人々の分断を招きます。つまり「For You」フィードを排除することで、分断された極端な立場ではなく、市民的な中道に立ち返れるのです。』


    【以下、トッド氏発言の抜粋】
    日本はヨーロッパのいくつかの国々と似たような軌跡をたどっています。しかし、実際のところ、日本の西洋との出会いというのは、言うならばかなり暴力的で危険なものでした。つまり、西洋、主に米国ですが、まず脅威、あるいは挑戦として日本に現れたのです。大枠で言うなら、西洋の植民地にされるかもしれないという脅威です。
    これが、明治維新の最大の意味です。つまり、西洋を模倣すべきモデル、追いつき、追い越すべきモデルにして、自らも西洋的になりながら、自分自身でもあり続ける。これが日本の歴史でした。そして明治以来、それは大成功をおさめ、日本は世界で最も近代的な国の一つになったのです。
    しかし今、私が考えるのは、自分がお手本としてきた国々、つまり西洋の国々が崩壊したときに、日本のような国では何が起きるのだろうということです。近代化という理念や概念をもたらした西洋が、いうならば衰退と危機の局面に入っているのです。

    たとえばトランプ大統領についてです。彼はまもなく来日しますが、みんな彼のことを非常に重要な人物だと考えています。強大な力を持っているし、大きな脅威でもある。歴史の中できわめて行動的な登場人物だと見られている。たしかに、目立つ登場人物です。しかし彼は自分の思い通りにならない歴史(物語)の登場人物なのです。彼は物語を動かす主人公ではありません。
    まず、彼は敗戦国の大統領として来日するのです。

    現在の状況で逆説的なのは、国際関係の中で、より狂っていないのは最も権威主義的な国々だということです。困ったことに、私の属する世界、つまり西洋のリベラルな世界がちょっとおかしくなって、かなり信頼できなくなっているのです。

    ここでは細かい議論に入りませんが、頭のおかしな億万長者でいっぱいになった米国は内戦にも入りかねません。トランプは戦争か内戦かの選択でためらうことになるかもしれないと思うくらいです。とにかく米国は地球上で最も大きな不安定ゾーンになったのです。

    ここでイスラエルを支持するということについて、大事なことを指摘しておきたいと思います。今日、イスラエルに反対する姿勢を表明すると反ユダヤ主義者と指弾されます。イスラエルの政策への反対はユダヤ人差別だというわけです。で、イスラエルの政策への批判は反ユダヤ主義の証拠とみなされて、それを唱える人たちはアメリカでもドイツでも追及されることになる。(略)
    そのうち、イスラエルの政策に反対するユダヤ人が反ユダヤ主義者として指弾される、という不条理にまで行き着くでしょう。私は、これを反ユダヤ主義2・0と呼びます。そう考えれば、欧州で反ユダヤ主義者だったはずの右派や右翼の多くの政治家たちが今、イスラエル国家を支持する理由がわかります。(略)
    反ユダヤ主義はまず何よりも、ユダヤ人を物理的に抹殺してしまおうとする恐るべき試みとして姿を現します。ホロコーストです。これに対し、イスラエルへの支持は、ユダヤ人を道徳的に抹殺する試みです。

    最後に一言だけ。アメリカによる日本の征服、1945年の敗戦は日本にとってトラウマになりました。しかし、日本は知るべきです。今、目の前に二度目のトラウマが待ち構えているのです。それはアメリカ、勝者だった国の崩壊です。これによって、日本は自由になることを強制されるのです。

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    2026年05月21日
  • 2030 来たるべき世界

    Posted by ブクログ

    ネットで流れてくるニュースだけを見て、世界に触れている気になっていた。知らなかったことがたくさんある。トッド氏、タンし、トフト氏の書籍や発言をフォローしていきたいと思った。

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    2026年04月14日
  • タブーを破った外交官 田中均回顧録

    Posted by ブクログ

    田中均という名の外交官については認識がなかったが、
    彼が係ったという外交問題、日米半導体交渉、日朝問題 拉致被害者、北方領土、
    竹島 慰安婦問題、、、これらは当然知っている。
    脚光を浴びるのは首相たち政治家。小泉、福田、安倍。
    半導体ではシェア20%をアメリカに約束した形となった渡辺美智雄、、
    これが結果的に日本の半導体産業を破壊したことになる。
    外交官、つまり官僚は政治家に知恵は吹き込んでも、決定権はない。

    私はかねて日本の官僚が日本をダメにした、と言ってきた。
    頭の固い古い、偏差値エリートが、世の中の流れを理解せず、日本を取り残したと。
    この本はオーラルヒストリー、田中氏の語りを三人の編者がまとめているのだが、
    彼の主義主張はきわめてまっとうに読める。
    官僚という自分の立場をわきまえ、政治家に状況を的確に伝えていると。
    無論ちゃんとした官僚もそうでない官僚もいるのだろう。
    それは政治家も同じなのかもしれない。
    しかし、、、
    私はかつて安倍さんに期待したし、高市さんにも少し期待していた。
    官僚の凝り固まった政策を打破する力をもって、クレバーな判断をする方々
    なのではないかと。そして、クレバーにふるまうのではないかと。

    とんでもなかった。安倍さんの評価はもういいだろうが、高市さん。
    日米会談は徹夜して臨んだという。セリフはそうだったかもしれない。
    その意味においては失言がなかっただけ合格点なのだろう。
    きっと官僚らが相当苦心したはずだ。
    トランプを持ち上げたのも裏読みしろ、ということでよしとする。
    しかし、、アメリカでのあのふるまいはなんだ。
    そして、自衛官が中国大使館に押し入ったのに謝らないのは、、、
    これはまずいのではないか。外交官はどんな思いをしていることか。
    政治は決断だ、とか言って独善的になっているだけではないのか?
    危うすぎる。世襲議員なら仕方ない?かもしれないが、たたき上げでこれでは。
    学んでなかったのではないか、と疑わざるを得なくなる。

    なんてことを、この、経験値の高い外交官の話を読んで、思ったのでした。

    はじめに……………田中 均

    第一章 外交とは何か――外交は無から有を生む
     日本外交の前提
     外交官の世代論
     冷戦後の安全保障環境
     日米中関係を考える
     経済から見た日米関係
     外務省の人事について
     外交の役割
     外交と情報発信

    第二章 日米同盟と安全保障――日米関係の虚と実
     対米関係で意識したこと
     中曽根政権期の日米関係
     湾岸戦争の衝撃
     朝鮮半島問題と日米安保
     日米安保体制の再確認と普天間返還合意
     外交交渉とステークホルダー
     台湾海峡危機
     日米防衛協力の指針(ガイドライン)改定
     核問題
     ガイドライン改定の成果
     中国をめぐる日米同盟

    第三章 朝鮮半島問題――日本外交の原点
     朝鮮半島外交の原点
     大韓航空機爆破事件
     北朝鮮への制裁問題
     第一次北朝鮮核危機とKEDO設立
     日朝交渉の総括
     日朝交渉のはじまり
     小泉首相訪朝
     平壌宣言の草案起草
     アメリカ政府の姿勢
     安倍晋三副長官へのブリーフ
     日朝首脳会談と拉致問題
     拉致被害者の帰国
     日朝交渉の停滞

       コラム① 平松賢司氏からみた田中均氏

    第四章 経済問題――経済実務は経験の宝庫
     経済協力の現場から
     日米経済摩擦
     日米半導体交渉
     市場開放と規制緩和
     経済制裁について
     中国へのセーフガード発動
     インドとパキスタンへの経済制裁

    第五章 東アジア共同体構想――見果てぬ夢
     GATT・WTO体制から経済連携協定(EPA)へ
     東アジア共同体構想
     ミャンマーの民主化に向けた外交
     価値観外交の台頭
     アメリカとの距離感
     課題を抱え過ぎているインド
     ライフワークとしての東アジア

    第六章 グローバル課題――国連改革や中東問題への対応
     イラク派兵
     北方領土交渉
     国連安保理改革
     イランとの協議

    第七章 歴史問題――外交の歴史問題とは何か
     歴史問題に対する考え方
     サハリン残留韓国人問題
     戦後処理問題を引き受ける
     慰安婦問題への対応
     アメリカ議会の対日戦争補償要求決議
     小泉首相の靖国神社参拝問題
     竹島問題

       コラム② 梅本和義氏からみた田中均氏

    第八章 政官関係――歪みが外交の沈滞化に繫がる
     官邸主導外交とは何か
     プロフェッショナルの果たすべき役割

    第九章 知的交流――退官後に取り組んだ知的交流と人材育成
     有識者とのかかわり
     英国国際戦略問題研究所(IISS)での経験
     退官とJCIEシニア・フェローへの就任
     民間における知的交流の重要性
     人材育成について
     政治家と外交
     日本の知的交流に足りないもの
     日本外交には自律性が必要

     注
     解 題……………井上正也
     あとがき……………佐橋 亮

     田中均年表
     索 引

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    2026年03月31日
  • 2030 来たるべき世界

    Posted by ブクログ

    2030年、世界はどうなるんですかね。本書は主にエマニュエル・トッド氏がメインですが、心に残ったのは台湾のオードリータンさんですね。彼が台湾で行った政策、そのまま日本でできないもんですかね。

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    2026年03月30日

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