早坂隆の一覧
「早坂隆」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!
-
作者をフォローする
- フォローするとこの作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
値引き作品コーナー
ユーザーレビュー
-
新・世界の日本人ジョーク集
とにかく面白かったです。昔からこの種の本を読むのが大好きです。各民族・国民の特性を把握しての小話は何とも言えません。特に政治家を揶揄するものが特に好きです。本書では第三章の「観光&食文化」の「プール」、ロシアのプーチン大統領、安倍首相に続いて、トランプ大統領プールに飛び込む際につまづいて発した一言、
...続きを読むよくぞ考えたものと思います。捧腹絶倒。今なら最後に飛び込むのはプーチンか?
ケンパパ
-
かの「永田の前に永田なく、永田の後に永田なし」と評される日本陸軍の至宝、永田鉄山の生涯を綴る一冊。永田は昭和10年に同じく陸軍中佐の相沢三郎の刃に沈むのだが、仮に永田が生きていれば大東亜戦争は起こらなかったとも言われる大人物である。永田を一言で説明するのは難しいが、長野県に生まれ、幼少期より一貫して
...続きを読む正義を貫き悪きに屈せず自身の主張を最後まで貫徹した点で実直、世界と照らした日本の現状と将来を憂い平和のために国家総動員を推し進める先見性など、真っ直ぐで誠実な天才であった事は間違いない(自分の語彙力では上手く言い表せないが偉大な人材)。陸軍士官学校16期の岡村寧次、小畑敏四郎と並び陸軍の三羽烏と言われ、後々まで親交を深める。バーデン・バーデンの密約も有名な話だ。
傑出した人材であればこそ周囲に多くの敵を作るのはよくある事だ。永田は対ソ戦略についても長期的展望を持ち、関東軍の対支那強行戦略にも反対の立場を採る。よってもう1人の天才石原莞爾とも対立的な立場となる。この事から弱腰と揶揄される事も多かったが、果たして機械化近代化を推し進め、広大な領土を持つソ連を駆逐する事が当時の関東軍に可能であっただろうか。また国共内戦を抱えて思想信条不統一でありながらも膨大な人口と領土を持つ中国相手にどの程度戦えたのだろうか。ましてや中国を相手にする事は、太平洋を挟んで背後にあり、中国進出に野心のあるアメリカを敵に回す事になる。アメリカは世界最強の軍事力と工業力を持っているにも関わらずだ。
そう言った意味で、全てが終わり去った現代の人間(私)が、簡単に評するのは失礼な話だが、永田の考えであった暫時国力を増進し、来るべき日に備える方が余程現実感がある。
因みに石原の世界最終戦争論もこれはこれで圧倒的な先見性に驚かされるが、多少ぶっ飛んだ内容でもあり現実感はやや薄れる。関東軍の最前線にあったからこそ対支那戦略などでは現実的なものであったろうが、西欧やアメリカ、ソ連など世界規模で見た場合は、やはり日本の国力と現状を冷静に判断できていたのは永田の方だろう。
こうして天皇を拝し権力の統一を図った上で、一挙に中国とソ連に立ち向かう皇道派と、それに属さず陸軍内部の統制を図ろうとする統制派との抗争に永田は巻き込まれていく運命にある。こうした状況では永田を悪に見立てるための怪文書も多く飛び交い、陸軍の血気盛んな若者達は徐々に過激さを増し、永田の身辺にも危険が迫っていくのである。
なお当初前述のバーデン・バーデンの密約のメンバーと共に反戦的な立場をとった東條英機も、最後はやるしかない状況に徐々に追い込まれ、結局はA級戦犯として処刑される。最後まで一貫して自身の主張を貫いたまま暗殺された永田と、最終的には折れて太平洋戦争の指導的立場となり結局は処刑される東條は対象的だ。永田の生き方は後に最後の海軍大将となる井上成美(阿川弘之著)とも重なる。
本書では永田の周囲に登場する多くの人々とのやりとりも面白い。同じ想いを描きながら支え合う仲間だけでなく、永田を引き上げる陸軍上層部、対立する面々、いずれも太平洋戦争史を読めば名前が頻出する人々ばかりだ。そうした人々との人間関係や、永田が残した数々の功績が新書の形で小気味よく頭に入ってくるのが嬉しい。
最終的に相沢中佐に殺害された後の、家族や友人達の悲しみようを描いている辺りでは、若干永田への想い入れが強くなり、結末がわかっているにも関わらず、何とか助かりはしないだろうかという気持ちにさえなる。相沢の裁判での発言も興味深い。
以上、歴史にifは禁物とわかっていながら、殺害が無かったら、相沢の乗る列車が運行中止になっていたらと、その後の2.26事件を経て太平洋戦争へと突き進む事態は果たしてどうなっていただろうかと、想像を膨らませながら静かに本を閉じた。
Posted by ブクログ
-
名著。通州事件や終戦後の露助火事場泥棒侵攻の話は知ってたけど、知らない話も多く、特に共産主義がいかにクソかがよく分かる話は興味深かった。共産主義、親ソ派、パヨク、支那、露助が大嫌いな人は是非ご一読を。
Posted by ブクログ
-
「世界の日本人ジョーク集」を読んですぐにこの本も読みました。やっぱり面白かったです。特に、世界の中で存在感が増している中国の登場が増えていましたね。
Posted by ブクログ
-
全体的に笑えるジョークが多くて読んでいて楽しかったです。「日本人ジョーク集」とされていますが、他の国の気質もよく分かりますよ。ただ、下ネタジョークもたまにありますので苦手な方は御注意あれ。
Posted by ブクログ
早坂隆のレビューをもっと見る