指揮官の決断 満州とアッツの将軍 樋口季一郎

指揮官の決断 満州とアッツの将軍 樋口季一郎

作者名 :
通常価格 866円 (788円+税)
紙の本 [参考] 891円 (税込)
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作品内容

ユダヤ人「命のビザ」救出劇はもう一つ存在した!

リトアニアの外交官、杉原千畝(ちうね)が逃げてきた約六千人ものユダヤ人難民に対して特別ビザを発給し、その命を救った救出劇は多くの人に知られている。
しかし、その二年半前、満州のハルビン特務機関長だった樋口季一郎が、ナチスの迫害からソ満国境の地まで逃げてきたユダヤ人難民に対し特別ビザの発給を実現させた「オトポール事件」は歴史の中に埋没してしまった。

そのユダヤ人救出劇から5年、北方軍司令官となっていた樋口は札幌・月寒の軍司令部にいた。
彼の指揮下にあるアッツ島には無数の米軍上陸部隊が押し寄せていた。樋口は現地軍に対して一度は「増援部隊」を送ることを伝えた。しかし大本営の決定により、増援部隊の派遣は中止となる。樋口は涙を流しながら、その命令を現地に伝えたという。

アッツ島は玉砕。かつて満州の地において多くのユダヤ人を救った男は部下の命を助けることができなかった。オトポール事件の立役者は「日本初の玉砕戦の指揮官」という汚名をかぶることとなってしまう。

本書は運命に翻弄された元陸軍中将、樋口季一郎の生涯を追ったノンフィクションである。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
ノンフィクション / 人物評伝
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春新書
ページ数
256ページ
電子版発売日
2017年06月30日
紙の本の発売
2010年06月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
4MB

指揮官の決断 満州とアッツの将軍 樋口季一郎 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2014年08月24日

    アッツ島の玉砕・キスカ島の撤退時に北部軍司令官として指揮を執った樋口李一郎中将の人生を綴る本です。

    樋口中将の人生には3つの大きな出来事が起こりました。上記のキスカ・アッツでの戦いに加えて、杉浦千畝よりも先にユダヤ人の命を助けたこと、ポツダム宣言受諾後にソ連軍を交戦したことです。

    本著はこれら3...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月22日

    オトポール駅のユダヤ人救出劇。アッツ島玉砕命令とキスカ島奇跡の撤退。占守島攻防戦。指揮官たるものの悲哀。今も昔も、人物はいるもんだ。淡々とした筆致で迫ってくるゼネラルヒグチ奇跡の物語。

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    Posted by ブクログ 2012年08月26日

    組織人としていかに生きるかという視点で読んだ。与えられた役割の中で何をなすか。満州やアッツでの決断。戦後の占守島での決断。人間性、教養を磨くのが一番。日々の実践で人間を磨いていく。

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    Posted by ブクログ 2011年01月13日

    戦前の陸軍のキーマン達との交流、オトポール事件(ユダヤ人救出)、アッツ島玉砕、撤退戦を潜り抜けた陸軍将軍樋口季一郎の評伝。

    「栄光」も「苦しみ」も墓場まで持っていくタイプの人物であるが故に、評価されるべき人である事は絶対に間違いない。
    捕虜虐待・虐殺であったり、部下を見殺して自分の保身を中心に考え...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年08月27日

    樋口季一郎中将が関った幾多の事件について、また彼の生涯についてを綴ったものである。
    色々と伝わっている話しに関して、“話しの尾鰭”を検証する部分―可能な限りの史料を掘り起こしている著者に敬意を表したい―も混じっており、真摯に「“事実”を読者と分かち合おう」というような筆者の姿勢が非常に伝わる綴り方で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月29日

    陸軍中将の樋口季一郎は、ソ連通の情報将校であった。ハルビン特務機関長時代にユダヤ人難民を救出。玉砕したアッツ島守備隊を所管する北部軍司令官でもあった。

    その経歴をみても、永田鉄山を刺殺した相沢三郎の上司だったなど興味深いものがあるが、本書を読むと陸軍の良識派であった事がある。

    著者は、樋口を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月02日

    2011/10/02 23:53 面白くはなかったが、この人を知ることが出来たのは良かった。でも題名は疑問。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年10月02日

    オトポール事件、アッツ島に関係した樋口季一郎という人物の歴史。関係者やご遺族とのインタビューや、公式文書などから上手く、樋口の人物像を描き出していると思う。旧日本陸軍といえば、今の感覚で行けばあまり、通常の人と感じられない人が多い中、この人はまっとうな感覚を持っていたのだろうなあと感じました。

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