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戦争に翻弄されたラガーマンたちの運命の青春!
「戦争に行く前に、ライバルと最後の試合がしたい」昭和18年秋、学徒出陣の直前、非公式かつ内密にあるラグビーの試合が行われた。東大―京大戦である。惜別の思いで迎えたノーサイド。その後、学生たちは戦場へ赴いた――。
2019年のW杯で社会を湧かせた日本ラグビーだが、じつは戦前から学生ラグビーを中心に東西で大きな盛りあがりを見せていた。やがて日本は戦争に突入、戦局の悪化に伴い試合は次々と中止に。学徒出陣、特攻、原爆、シベリア抑留――楕円球を追った若者たちは、否応なしにその渦に巻きこまれていく。
本書では、日本ラグビーの黎明期に創部し、関西を中心にラグビーの興隆に大いに貢献した京都帝国大学(現・京都大学)ラグビー部を主人公に、東大・慶大・早大・明大・同志社大などのライバル校の歩みも交え、戦前・戦中のラガーマンの軌跡をたどる。
Posted by ブクログ 2022年11月14日
こんなに感慨無量で奥深い歴史の上に、
現在の華々しい日本ラグビーがあるのかと、
深く感動を覚えました。
イギリス人から伝えられ学生の間で始まり、日本の大学で広まっていったラグビーが、かつての戦争でイギリスとも戦う事になり、部員達は強制で戦地に赴く事になるなんて、なんて残酷で悲しいことだろう。
ラグビ...続きを読む
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