作品一覧

  • 政冷文熱のゆくえ 韓国という難問
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    1巻330円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 政治関係は冷え込む一方だが、K-POPやK-文学の人気で文化交流は熱い。この「政冷文熱」ゆえか、好き嫌いが分かれがちなだけに韓国問題は難しい。本特集は感情論を排し、互いの論理を確認しながら、日韓関係を展望する。 (『中央公論』2019年11月号特集に、9月号「『韓国という難問』をいかに解くか」、4月号「特異な実務派・文在寅のリーダーシップ研究」を合わせて電子書籍化) (2019年11月号目次より) ●対談 「最も近くて遠い国」の論理と心理 木村 幹×浅羽祐樹 ●「エコノミック・ステイトクラフト」論で斬る 輸出管理とGSOMIA問題の核心にある韓国の「自尊心」  鈴木一人 ●「部品の国産化」は可能? 不買運動で大打撃? 誤解だらけの韓国経済論 高安雄一 ●私が『反日種族主義』を書いた理由 李栄薫 ●韓国現代文学の旗手からのメッセージ 同じシーソーに乗って ピョン・ヘヨン ●鼎談 なぜいまK-文学、K-POP人気なのか 金承福×きむふな×クォン・ヨンソク ●佐々江元外務次官に田原総一朗が迫る 日韓は一九六五年、九八年の取り決めに立ち返れ 佐々江賢一郎 聞き手・田原総一朗 (2019年9月号より) ●「慰安婦問題」の轍を踏まない対応を 「韓国という難問」をいかに解くか 浅羽祐樹 (2019年4月号より) ●なぜ日本を軽視するのか?  特異な実務派・文在寅のリーダーシップ研究  木村 幹
  • 「韓流」と「日流」 文化から読み解く日韓新時代
    4.0
    「文化」は「政治」を超えられるか。 「近くて遠い国」と形容されてきた日本と韓国に今、変化が起きている。 その契機となったのは日本における「韓流」、そして意外に知られていない、韓国での「日流」現象である。 「政治」が果たせなかった役割を、「文化」は担えるのか? 相互作用として生まれた二つの文化現象の実態を解明することで、両国間に立ちはだかる問題の所在を明らかにし、来るべき「日韓新時代」の可能性について考える。 日韓のはざまで「境界人」として生きる著者の清新な一書。

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ユーザーレビュー

  • 「韓流」と「日流」 文化から読み解く日韓新時代

    Posted by ブクログ

    近年書かれた日韓文化論の中でも読みやすく、とりわけ優秀。日韓の政治問題や相互のすれ違いにしっかりと焦点を泡得ながらも、それぞれの歴史風俗の立場に立って議論を展開できる著者は凄い。韓国人類学を先行したいと考える人間にとっては最高の良書だった。

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    2014年05月27日
  • 「韓流」と「日流」 文化から読み解く日韓新時代

    Posted by ブクログ

    文化論業界は玉石混淆の世界。目から鱗の名著もあれば、自文化を基準とした異文化批判及び過剰一般化、文明と文化の同一視等トンデモ系も多い。旅人の呟きならそれも見聞だが、肩書きが立派なだけにたちが悪い。さて、本書は間違いなく“玉”の方である。受け手の立場から見ると、韓国人である著者の語る韓流現象は些か身贔屓な感なきにしもあらずだが、『第Ⅱ部1章の韓国における日本文化』は境界人を自任する著者だからこそ書ける内容。日韓の現状は必ずしも著者の望むようにはなっていないが、歴史は行きつ戻りつ進むもの。明日に希望!要再読。


    「韓流」と「日流」〜文化から読み解く日韓新時代 >>所謂「韓流」について

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    2012年09月29日
  • 「韓流」と「日流」 文化から読み解く日韓新時代

    Posted by ブクログ

    新聞で知った作者さん。この方の自伝みたいなのに興味があるので書いて欲しい。同じ歳くらいだけど「あなたは朝鮮人です」なんて転入生に向かって言わないと思う。都会では。ただの田舎への偏見ですけど。

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    2021年05月15日
  • 「韓流」と「日流」 文化から読み解く日韓新時代

    Posted by ブクログ

    『冬のソナタ』を頂点とする、日本における「韓流」ブームの流れと、韓国における日本のポップ・カルチャー受容史を概観するとともに、今後の日韓の文化的なレヴェルでの交流についての展望を語った本です。

    意図されたものなのかわからないのですが、ポップ・カルチャーの表層的な動向を追いかけていくことに終始しているように感じました。ある程度歴史的な広がりはありますが、映画に関する叙述の一部を除いては、あまり立ち入った作品論は展開されていません。韓国の戦後史におけるポストコロニアル的な状況についての指摘はなされていますが、韓国と日本のポップ・カルチャーに関するカルチュラル・スタディーズのような内容を期待する向

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    2018年03月02日

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