今井むつみの作品一覧
「今井むつみ」の「「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策」「言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「今井むつみ」の「「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策」「言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ゆる言語学でお馴染み今井むつみ先生。
近年、「学力」を認知科学の点から考察した書。
算数(はまだ辛うじて解けていたが高校数学・理科の)文章題が苦手だった私には刺さりまくった。いやそうそう、具体的な想像が出来ないんだよなあ……。基本的な計算問題は解けていた私、本書に書かれているような「その等式・公式の意味がわかっていないために使い方がわからない」高校生だった可能性…。
歴史のような具体の塊みたいな科目を愛していた(る)ので、理系科目のような抽象度の高い科目が苦手なのはそういうことなのか?
身に覚えがありすぎてページを捲る手が止まらず、岩波新書にしては珍しく1日で一気に読み終えた(私の場合、岩波新
Posted by ブクログ
全体を通して、身に覚えがあることが誰でも一つや二つはあるはずの、
とても耳の痛い鋭い内容の本ですが、
それだけに座右に置いておくくらいの価値のある一冊だと感じました。
「言った」「言わない」の類いの不毛な言い争いや、お互い誤解してしまうこと、話が噛み合わず平行線のまま終わってしまうこと等、
誰もが日頃から頭を抱えるような悩みについて、
認知科学の観点から、根本的な人間の脳の認知の構造として鮮やかなに紐解いてくれています。
本書を読めば、目から鱗が落ちて、
延々と不毛に悩み続けることが無くなることも
大幅に減ることと思います。
認知科学の専門家が書いているだけあり、
全体的にとても読みやすく
Posted by ブクログ
2025年、始まって1月ちょっとしか経っていないけど、もう自分ベストが出てしまったかもしれない…
認知バイアス、認知心理学の本が大好きなわたしには、とんでもなく好きな本でした!
ひとはどう学び、どうつまずくのか
そもそも「学ぶ」とは何なのか
教育の話であり、発達の話であり、認知の話であり、機械学習の話であり、人生の話でもある…
学力がどうとか、偏差値がどうとか、意味がないとは言わないけれども、たぶんこの本ではそこの話ではなくて、
自分で自分が何に興味を持っているかを見つけられるか、
見つけた興味に対して、自分のからだを動かして取り組んで、試行錯誤して楽しめるか
そういう能力を身につけられる
Posted by ブクログ
内容は非常に興味深いが、表現が難しくてサクサクは読めない。。と思っていたら、第4章から一気に理解が進んだ。
子どもの言い間違いのところで、我が息子が私のことを「おどろきもの」と呼ぶことを思い出したからである。
急に現れたり驚かされるとリアクションが大きい私のことをそう呼んでいるのだが、「働き者」という言葉からアブダクション推論により「お母さんみたいにたくさん驚く人」のことを「驚き者」という言葉を生み出したのだと気づいた。
ただのビビリがとても高尚な存在に感じられ、どうかそのままでいて、という母の想いとともに、子どもの言語習得の凄さを改めて感じた。