あらすじ
『言語の本質』『学力喪失』『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』の今井むつみ氏の、
慶應大学SFC最終講義!
「人は、わかっていても間違え、偏った視野をもち、誤解するもの。
だからこそ、どう学び、人とつきあい、社会を生き抜いていくかを考えることが大事。
そのために、認知科学からの知恵とエールをみなさんに贈ります。」
認知心理学のものの見方・考え方が、
複雑で、正解のない世界と対峙し、判断していくための手がかりとなる。
世界的な認知科学者が28年かけてつくりあげた決定版!
【目次】
開講 AI時代を幸せに生きるには
そもそも私たちは、「客観的」に世界を見ることができるのか?
「記憶」はあまりにも脆弱(ぜいじゃく)
人は基本的に「論理的な思考」が苦手である
「確率」よりも「感情」で考えてミスをする
「思考バイアスに流されている状態」は、思考しているとはいえない
■■■■■■
スキーマがあって初めて、高度な思考が成り立つ
情報処理能力や記憶の制約が生み出した人間独自の思考スタイルとは?
アブダクションによって人は、知識を拡張し、因果関係を解明し、新たな知識を創造している
一般人と一流の違いは、アブダクションの精度にある
AIは記号接地しない=新しい知識・生きた知識を生み出さない
A I が生み出すのは、「一般人の平均値」。唯一無二のパフォーマンスを生み出せるのは、人間である「あなた」
「得手(えて)に帆(ほ)を揚(あ)げる」という生き方
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Posted by ブクログ
『ずばり練習です。ただの練習ではありません。「真剣で考え抜いた訓練」を少なくとも、1万時間続けることです・』
とてもわかりやすい認知心理、バイアスについて改めてメタ認知しておかないといけないなと思い出させてもらえる一冊。ただそのバイアスもダメなもの一辺倒だと思わずに必要に応じて助けを借りること、AIとの付き合い方を意識すること、アブダクションを繋げて知識創造を広げていきたい。
Posted by ブクログ
2021年に始まったpodcast「ゆる言語学ラジオ」を昨年2024年秋から聴き始めた。
今やっと2024年に入ったところ。
楽しい回とそうでもない回があるが、
特に楽しかったのはこの新書の著者今井むつみ教授が出演した回。
今井教授はタイトル通り「認知心理学」の権威。
その人が「ゆる言語学ラジオ」で、
赤ちゃん・こどもがどうやって言葉を獲得していくかをわかりやすく説明してくれた。
この新書にも随所にゆる言語学ラジオが登場する。たのし。
アブダクション推論の重要さを語っている。
人間独自の思考スタイル。
動物やAIにはないもの。
帰納法・演繹法の演繹推論とは違う。
演繹推論は、論理的で、正解が一義的に決まる推論。三段論法。
アブダクション推論は、正解が一義的に決まらない、
論理の飛躍を伴う非論理推論。
知識の拡張、新たな知識の創造、因果関係の解明が本領。
アブダクション推論によって子供は言葉を獲得、創造できる。
新しいアイデアも生まれる。世界を変える。科学の進歩が生まれる。
人類が進歩する。
人間の思考には2つあり、
1つはシステム1、直感的、直情的で早い。荒く、間違いも多い。
2つ目はシステム2、熟慮。精度は高いが時間がかかる。
システム2だけでは生きられない。咄嗟の対応ができず、生存できない。
しかしシステム1を鍛えるのに必要。
システム1で行った思考、判断をシステム2で熟考し、1の精度を上げるのだ。
身体を持たないAIは記号接地できない。
この記号設置という言葉、聴きなれないが、ゆる言語学ラジオで頻繁に使ってた。
一言でいうと、対象と記号の対応付け。
自分で経験、体験した言葉は理解でき、そこから派生して次の記号を習得できる。
それこそアブダクション推論が働く。
AIは身体がないからそれはできないのだ。
そっか、すっとばしてしまったが、
「スキーマ」という言葉も重要。
経験を自分で一般化・抽象化して作った、暗黙の知識のこと。
そ、ここで経験が必要なのだった。
経験を知識にする。
言葉にする。
難しいけど、なんだかついていける、面白い。
ゆる言語学ラジオのあの数回を思い出す。
今井教授、昭和33年生まれ。まあ同世代だ。
だから最終講義だったんだ。
システム1,2、、また部下に読んでもらおうか。
開講 AI時代を幸せに生きるには
そもそも私たちは、「客観的」に世界を見ることができるのか?
「記憶」はあまりにも脆弱(ぜいじゃく)
人は基本的に「論理的な思考」が苦手である
「確率」よりも「感情」で考えてミスをする
「思考バイアスに流されている状態」は、思考しているとはいえない
■■■■■■
スキーマがあって初めて、高度な思考が成り立つ
情報処理能力や記憶の制約が生み出した人間独自の思考スタイルとは?
アブダクションによって人は、知識を拡張し、因果関係を解明し、新たな知識を創造している
一般人と一流の違いは、アブダクションの精度にある
AIは記号接地しない=新しい知識・生きた知識を生み出さない
A I が生み出すのは、「一般人の平均値」。唯一無二のパフォーマンスを生み出せるのは、人間である「あなた」
「得手(えて)に帆(ほ)を揚(あ)げる」という生き方
Posted by ブクログ
認知心理学の名誉教授の最終講義の内容をまとめた本。人がどの様に認知するのか、非常に分かりやすくまとめられている。しつこいが、分かりやすく、読みやすい。人間の認知構造を熟知された方だからこその内容である。
人間は必ずバイアスを持って判断する生き物であるとの前提を持って関われば、少しでも物事が良い方向に進むのではないかと思う。
Posted by ブクログ
ぶらりと本屋に行った際にランキング入りしていて読みました。
内容は、慶応大学で行った『AI時代を楽しく生き抜くための「認知心理学」』の授業をもとにかからています。
認知心理学とは、何か知らない人で分かるように専門用語は、少なく事例を多く紹介されています。
また、各章ごとにおさらいがあり頭の中の整理もとてもしやすかったです。
人間の感覚の不完全さを改めて認識し、しかし不完全があるから成長をしていく。
一つ一つの知識(点)を面の知識に拡張していくことで知識となる。
この点が多いほどより面の知識の精度が上がる。
この本を読んで私は、この面の知識の精度を上げ、本能的な判断能力、論理的な判断能力能力を高めていることに気づきました。
本を読むことは、意味はある。
それを知ることができた大変有意義な1冊でした。
Posted by ブクログ
今井先生の一般向け書籍はどれも言葉が平易で理解しやすいです。
これも、子どもの言語発達を研究してこられた長年の経験に裏打ちされたものであろうと感じました。
慶應SFCでの最終講義を書籍化したもので、近年出版され、ベストセラーになった書籍たちの内容をダイジェスト版です。従って、先にそれらを読み終わっている人には新しいことはそれほどないと思います。
最後の章で、今井先生が研究者の道に入った頃の話をされていますが、これはこれからどう生きていこうか途方に暮れている若者はもちろん、今までの自分に後悔したり、嘆いたりしているわたしのような中年の人にとっても、響くものがあるように思います。
この本を読んで、わたしは「人間はAIに仕事を奪われることを恐れる必要はない」と考えるようになりました。今井先生の言葉から、間違うことが生き物らしさであり、より多く試行を繰り返して生んだ間違いを、思考してより良いものへと育てられることこそ、人間の価値であると理解しました。
個人的な思い出話になりますが、幼い頃、親や学校の先生から「間違うな、失敗するな」というメッセージを繰り返し受け取ってきたと感じています。今の経済性、効率を最優先とする社会の中で、「失敗は損失を生む悪」として制裁によって抑制することが正しいという考えが根強くあります。しかし、人は万能ではなく、失敗を完全に避けることは不可能です。「わたし、失敗しないので」と現実世界で言うときは、起こっている出来事をそのときだけ失敗の定義から意図的に外しているか、出来事自体を認知から外しているか、どちらかだと思います。
子どもから失敗を奪えば、言葉も覚えられないし、身体の使い方もわからないままです。
失敗を財産として活用する世界に変われば、もっと多くの人が生き苦しさから解放されるのではないかと感じられる一冊でした。
Posted by ブクログ
感想を主観的に書くよりも、アンカーになりそうなポイントをAIとの対話で掘り下げた方がより深く理解できると思い、小説以外はこの型式でまとめる
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### 1. 記号接地の理解と実感
- 鬱の経験を通して、知識が「知っている」から「身体を通して納得できる」に変化した実感。
- それは記号接地の典型例で、知識が身体的経験と結びついて“使える概念”に変わった瞬間。
### 2. 攻殻機動隊との接点
- 「義体が人型を離れると自我が崩壊する」は、**外界との接地を失うこと=自我の崩壊**という寓話。
- 当時の“肉体を持たない生命体”という理想は、現代では**接地の喪失**として再解釈できる。
### 3. AIと人間の関係
- 君の表現では、AIは**思考の外注業者**や**人間に寄り添うインターフェース**。
- Macintoshが人間の操作感覚に寄り添ったように、AIは**思考や言語に寄り添う存在**になりつつある。
- 「AIが嘘をつく」という違和感は、“機械=真理装置”という古い観念の名残。
- AIは真理を返す装置ではなく、**文脈的整合性を再構成する装置**である。
### 4. バイアスとアブダクション
- 人間はバイアスなしでは考えられない。
バイアスは誤りではなく、**世界の複雑さを処理する知的圧縮装置**。
- アブダクション推論は、バイアスを創造的に活用する仕組み。
- 君の比喩で言うと:
- 各スキーマ(心的ネットワーク)は局所的な“定石”。
- アブダクションは、それらを横断して“グローバルに接続する”行為。
### 5. AIと人間の補完関係
- AI:積み上げ思考(ロジカル・統計的構築)が得意。
- 人間:飛躍思考(非連続な接続・直感的発想)が得意。
- 両者は補完関係にあり、社会は「AIが積み、人が跳ぶ」方向へ変化する。
- 職人・芸術家・スポーツ選手の思考が、人間的価値の象徴になる。
### 6. 創造と物語
- AIは既存パターンの再構成はできても、**身体的違和感や衝動から生まれる物語**は作れない。
- 人間の創造とは、身体性と不安定さを通じた**飛躍の記録**である。
- これからの文学・芸術は「AIと人間の境界」そのものを描く領域に移っていく。
Posted by ブクログ
認知心理学とその具体例を分かりやすく書いてある本です。人間は、バイアス(偏り)も分析も必要で、結論はバランスが大事ということなのかなと思いました。
Posted by ブクログ
素晴らしかった!一気読みした新書。
筆者の慶應SFCの最終講義。
人間の認知力がいかに危ういか、一方で人間の認識方法がいかに優れているかを教えてくれる名著。
人間は2つのシステム(①直感的な思考(間違いが多い)と②熟慮による思考(判断が遅い))で思考しており、デフォルトは①だと言う。間違いが多い①の精度を鍛えるには、②の熟考で振り返る訓練をすることだ。「瞬時に無意識に行動できるまで、訓練を続けて身体に落とし込むこと。それが、システム①の直観を磨きます」との筆者の言葉には強く頷く。
最後にコロナ禍で活躍された尾見さんが残した言葉、「得手に帆を揚げろ」が紹介されている。どこに行っても生きている限り苦労はするのだから、得手にいくべしとの言葉。
今井先生が優しい言葉で人間の認識のありようを語ってくれる上に、最後は励ましてくれる名著。
Posted by ブクログ
最後の章の「得手に帆を上げろ」というフレーズほんとに良かったAI時代に人生という大きな問いと向き合うためにAIと人間の思考方法を述べてこの本の集大成という感じがした
本書の中ではバイアス、ヒューリスティック、記号設置、システム1,2などの用語が丁寧に解説されていて、人間とAIの思考の違いはアブダクションにあるという主張だった。
確かに考えてみると、大規模言語モデルのAIは大量の言語データを学習して、特定の言語の次には何が来るかというのを確率や統計的に出力しているだけで、それは人間の思考方法でいうところの帰納的推論に他ならない。
言語というのは世界の情報を圧縮して削ぎ落とした記号だという話も面白かった。最初はどいうことかあまり理解できなかったけど読み進めるうちに段々と理解できてきた。
例えば「りんご」という単語が意味するところはいろいろ名詞としてのりんごもあるして比喩としてのリンゴもあるだろう、それはりんごのある要素を他の何かに当てはめる際に比喩として用いているのだが名詞としての「りんご」が指すところはただ物体としてのリンゴを指すだろう。
この時りんごの匂い、質感、味、色などは完全に削ぎ落とされて3文字の記号として表記されているが、それらの質感や味などりんごがもつ要素と「りんご」という記号が結びつくことを記号接地という言葉で説明しているらしい。
この人間特有のマルチモーダルから供給される情報からりんごという物質の要素と記号を結びつけて人間はそれを意味としているのだろうか。
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2000年以上前にユリウス・カエサルはすでに「人は自分の見たいものしか見ない」ということを知っていて、その知見は現在まで残っています。が、この人間の性向についての研究である認知科学が活発になってきたのはつい最近。ようやく多くの人にシステム1とシステム2の存在が届くようになってきました。個人間ではお互いがどちらのシステムで今思考しているかを確認した上で、意見や価値観の擦り合わせができるようになれば、もう少し世界は平和になるのかもしれません。
自分の例を言わせてもらえれば、先ほど開戦の日、ということで聴いた太宰治の「十二月八日」というあの日の日記を太宰の奥さんが書いたという体裁の短編が、戦後の発表という前提で聴いていたのに、聴き終わって調べたら戦中の発表と聴いてびっくらこきました。お先真っ暗な未来に突っ込む日本の開戦の日の1日を、あとから破滅を暗示するように描いたと思っていたのに、暗闇に突っ込んでいく勇気を書いたのか、と。どちらも誤読かもしれませんが、まあテキストは出したら読者の読み方次第です。が、こうやって人は「見たいものを見たいように見るのだな」を自分ごととして学習したところだったので、同じ日にこの本も読み終えたことは記憶に残るかな、と、思ってます。
あとこの本を読み終わる前に途中まで読んでいた麦本三歩さんシリーズの第3集では、ちゃんと価値観の擦り合わせをやっていて、それもよかった。売れてる小説でこういうやり方を登場人物に悩みながらも実践してもらうの、本当に助かるな、と思いました。よいお手本だと思います。なぜか他の本の感想を織り混ぜ長くなってしまった、反省。
Posted by ブクログ
基礎の基礎をわかりやすく説明してくださっています。
知ってるけど忘れてしまうようなことが多いです。
この知識を日々どう活かしていくかが問われています。
知ってるだけで終わらせてはいけない内容の本。
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講義をまとめられた書籍であるだけあって、非常に読みやすく、しっかりとまとめられていた。
前半部分では、人間はどれだけ論理的思考が苦手であるか、どんな風にバイアスをかけて思考をするかを詳しく書かれている。
そして後半ではアブダクション推論について、著名な経済学者ダニエル・カーネマンの人間の思考システム1、2を用いながら丁寧に説明されている。
その中でも公正者のお話がとても気に入りました。
「一流な公正者は、その意味を徹底的に考える」
「アブダクションによって正しい正しくないを超えた意味の世界に入っていくことができる」
「精度の高いアブダクション推論ができることが、一流の熟達者の条件」
自分もアブダクション推論を意識し、人間ならではの武器である生きた知識を身につけて生きていきたい。
Posted by ブクログ
認知心理学の分野に関してはほぼ無知だったんだけど、おもしろい!私たちの思考にはいろいろな仕組みが搭載されていて、合理的に判断していると思っていたことが実は合理的でなかったり、感情で決断したと思っていたことが実は経験に基づいた合理的な判断だったりするんだな。「得手に帆をあげる」の話もすごく好きだった。
【読んだ目的・理由】タイトルが気になったから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.2
【一番好きな表現】どんなに自分が好きな仕事を選んでも苦労はある。困難はある。しかし好きなことだったら、困難に耐えられる。(本文から引用)
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認知心理学と言う言葉すら知らなかったが、論理的にいるつもりだった私は、結局はその時に都合よく認知している所に大きく影響を受けて物事を判断しているんだろう。と理解?しました。見えてるものが本当の真実のものとは限らない。バイアスは常にある、その事を俯瞰で理解しながら、仮説を検証しつつ過ごしていこう!もう一回読まなくちゃだねー
Posted by ブクログ
人間の思考の偏りについてフラットに説明している前半と、それを踏まえた人間の思考の弱み強み、AIに勝る人間ならではの点、故に生きていく上で大切にすべき点を丁寧に記した後半の2パートから成る。
経験知から成る人により異なるスキーマ(物事を認知する指針的なもの)から事象を捉えること、すなわちアブダクション推論により、人間は膨大な情報を限られた言語のもと認識、コミュニケーションしている。このアブダクション推論をより良いものにするには、AIにはない、物事を正確に多面的に理解する(記号接地する)膨大な過程が重要となる。一方で、瞬発的な判断(これもアブダクション推論の質次第で良し悪しが変わる)のもと、目の前のことに深く向き合うことを繰り返していれば、自分なりの幸福に辿り着く、とも言ってる。
※最後は少し暴論に感じたが、人としての魅力の源泉を言語化した良い本なのでは、と思った。
Posted by ブクログ
今井むつみ先生の著者を複数読んでいれば、簡単な復習にもなるし、読んでいなければ面白い知見がたくさんある本である。ただ、この本が他の著書と比べて秀でているのはその「メッセージ性」である。
慶應の最終講義をまとめた本書は、これから社会に羽ばたく学生達へのエールの面が強く、そして優しさに溢れている。
何か不安になったり、方向性を見失った時などに是非とも読み直したい一冊である。
Posted by ブクログ
今井むつみ先生の最後の講義。
認知心理学って人と向き合う学問なんだなって。
得手に帆を立てる、覚えて起きたい。
こういう人のキャリアを聞くと、偶然が重なってるように見えるけど、その時その時に懸命になってた事が幸運を呼んでるのよね
Posted by ブクログ
人間はバイアスがあるからこそ、AIとは違い、意味のある逸脱ができる。
AIにはない「好き」という感情があるから、突き詰めることができる。
「得手に帆を揚げろ」。人生には困難が多い。それは嫌いなことをやっていても好きなことをやっていても変わらない。それなら、自分の得意なことや好きなことに目を向ける方が良い。
Posted by ブクログ
【星:3.5】
認知心理学とはどのような学問なのかを説明した本なのだと思う。
認知心理学とは大体こんなものなのだろう、ということはなんとなくわかったが、全体的に内容が頭に残らない感じである(「記号接地」というワードぐらいしか頭に残らなかった)。
私の読解力不足もあるのだろうが、読むに従って、なんか認知心理学と話題が逸れていっている気がする。
タイトルの「人生の大問題と正しく向き合うための」という部分についてはほぼ感じなかった。
Posted by ブクログ
認知心理学という聞き慣れない分野だが、内容は自分の思考ルーティンとシンクロしやすく、興味深い。思考バイアスやスキーマ(経験を自分で一般化・抽象化してつくった暗黙の知識)があるからこそ様々な判断を繰り返しながら生きていけることを理解した。
Posted by ブクログ
人間の認知や思考の限界について、わかりやすく書かれた本。
アブダクション推論(ある事象から最もらしい仮説を推測する)ってAIにはできない人間ならではの思考法だから、どんどん使っていこうと思った。
スキーマだったり、システム1,2だったり、人間には色んな特性があるから、
それはすんなり意思疎通できないよなと思った。
コミュニケーションは根気が必要なのかな
Posted by ブクログ
認知心理学を初心者に対してもわかりやすく、丁寧に教えてくれる内容です。講義形式なのですごく読みやすい文章でした。
ただもう少し深掘りしてくれても良かったなぁという感想。物足りなさが感じられます。認知心理学について学ぶきっかけづくりとしては最適ですが…色々面白い点はあったので、認知心理学の他の本を読んでみようと思います。
Posted by ブクログ
人生、仕事や家庭で直面する「心の動き」の法則を知っておくとよい、自分のことも他人のことも。
そして、男女平等参画法がない時代にキャリアを築いてきた筆者の方の思いも込めた、大学卒業生への応援メッセージにもなっている。
個人歴には刺激を受けた。
認知心理学のくだりについては、今となっては有名なことが多かったように思うが、改めて知ることで、一種の腹くくりにはつながったように思う。
Posted by ブクログ
思考バイアスに満ち溢れている。
システム1で合理化しまくっている。
だからこそ、記号設置体験をして、感覚を広げて、システム2を大きくしつつ、システム1を鋭くする必要がある。
知識は広く、直感は鋭く。
Posted by ブクログ
【背景】
①なぜ読むか
「人」がどんなミスに陥りがちかを知りたいから。
②何を得たいか
陥りがちなミスを把握し、それを避けるための知見を
③読後の目標
バイアスや認知の歪みに、時々でよいから気付けるようになりたい。
【著者】今井むつみ(慶応義塾大学名誉教授)
【出版社】日経プレミアシリーズ
【感想】
まず自覚すべきは、人の認知は曖昧で、予測や期待を含んでいるということ。そして、文脈にも大きな影響を受けているという点である。
また、私自身、本書に出てくるカードを裏返す問題は何度やっても引っかかってしまう。ここでは、論理的な思考がそもそも苦手なように脳が設計されていることが示される。
世間一般からは、「とても論理的」と評価される私ですら、そんなもんなのだ。
その後がさらにおもしろい。怒濤のバイアス列挙ゾーンだ。
知ってるつもりバイアスなんて、思い当たる節が多すぎる。特に読書家の人ほど、このバイアスには陥りがちじゃないかな。
そのうえで、スキーマとアブダクションの話に入っていく。ここからこそが、まさに今井節といったところだ。
これについては、著者の他の本を当たるのが良いと思う。どれも実験・研究自体がおもしろい。
Posted by ブクログ
著者退官の講義から編集したもので過去出版されて紹介された焼き回しも多いためか、肩の力を抜いて書かれてる印象。若い学生に向けてのエールとして、好きなことをまだ見つけられないなら、今やってることを嫌でなければとりあえずやって、次のステップを見極める。共感した。2025.9.20
Posted by ブクログ
AI活用が日常になってきた昨今、わたしたち人間だからこそできる価値って?と考えることが多い。
著者は認知心理学の研究者でありながら、人工知能の研究にも携わってきた方。本書には、人間の思考はスキーマやバイアスによって、偏りがちだし、間違うことが多い、と書いてある。しかし、「記号接地」(経験により知識を理解し、新たな知識を創り出すこと)は、人間にしかできないという。
人間の思考には、システム1とシステム2がある。システム1は、直感・直情的で早いが、間違いやすい。システム2は、熟考型で間違いにくいが、遅い。人間のデフォルトはシステム1だそう。どちらが良いということではなく、システム2でシステム1を見張り、反省を繰り返しながら、「間違いにくい」システム1を作っていくこと。
頭でっかちあれこれ考えるより、自分の心が動くほうへ、「勝手に帆をあげる」ほうが、人間らしく、幸せに生きられる方法なのだと本書を閉じた。
Posted by ブクログ
いかに人間が思い込みで物事を判断しているかが理解できる内容でした。
慶應大学で行われた講義をベースに書籍化されたものなので時々難しく思う内容もあるのですが、所々図解を載せてくれているので、言わんとすることは何となく分かります。
人間とAIの決定的な違いも丁寧に説明してくれており、ますます人間であることの面白みを感じ取ることが出来ました。
実は、こちらの本を読んだ後に文芸小説を読んでみました。
すると、これまでとは違った視点で物語を俯瞰して読むことが出来たのです。登場人物たちのスキーマに基づいた言動を客観的に見ることが出来たというか。
こちらの本は、私の読書の幅を広げてくれる内容でした。
Posted by ブクログ
## 人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学
- 人間は見落としをして、世界にはミスが溢れていて、人は簡単に忘れる
- 人間の記憶は脆弱、意味を解釈して意味しか覚えることができない
- 人間は論理的思考に向いていない
- 必要条件、十分条件、因果と相関の混合をする
- 何かが起こった時に原因を考えるが、それも大きく間違っている時がある
- ))これがち!
- 確率で考えるのも苦手
- 論理性、合理性(=計算性を失ってしまう)
- 妥当性の確認を数値によって行う
- 正しく確立を把握できれば冷静になることができる。
- ))数値で考えてみよう。文脈ではなく。
- バイアスの話
- 確証バイアス、都合の良い耳に心地よい情報ばかり集める
- エコーチェンバー(Youtubeのおすすめ)と合わさると危険
- 知っているつもりバイアス
- 本当に自分が知っていることか?を考える
- ))例えば俺がこれ社員さん見たらどう思うんすかね?と言ったとして、その人の気持ちなんかわかんない
- ))だから、「いつ」と言う質問術が重要になる
- 労力の過大評価、過小評価
- 自分のしたことは意味があることだけど、他人のしたことは意味がないとなってしまう
- これは自分の労力を過大評価することがいちばんの原因だと思う、相対化している
- 自分の常識の過剰な一般化バイアス
- まじでこれ気をつけよ
- 流暢性バイアス
- これまじで、、、--さん、、、
- 俺もその節ある!!から気をつけよ、やりこめようとする時にそう言うことになってしまいがち
- でも別にバイアスが一概に悪いわけじゃないよって話
- スキーマ
- 経験を自分で消化して作った暗黙的知識、要はVIew、取り出すの早い。
- 思い込みの塊でもある。これで行間を埋めている。
- アブダクション推論
- 正解が必ずしも決まらない、論理の跳躍を伴う非論理推論
- 仮説ありき
- 正しい、正しくないを超える世界(YES NOではなくWHYの世界)
- いちばん重要なとこ!!!
- アブダクション推論の質を高めるには??
- システム1とシステム2
- システム1は直感的で早い、2は熟慮する
- システム1の基準のもの
- 神聖な価値観
- どのように行動するべきかの価値観、物事を単純化するツールのこと
- システム2だけでは人生はつまらない
- システム1を鍛える方法
- 振り返りを行なって反省して自分の改善するところを見つけて訓練して体に落とし込むこと
- mさんわかりやすい。経験があるから判断が早い、全部システム1でやってる
- ほんで振り返りをサボるからシステム2が発達しないし、使い分けるべきポイントもわかっていない
とりあえず行動は、、、仕事はもうやってるからプライベートの振り返りを日記として行おう。変な縛りを設けないように、当たり前の反省を。関数を治す。出力結果を誤魔化すのではなく。。