人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学

人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学

990円 (税込)

4pt

『言語の本質』『学力喪失』『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』の今井むつみ氏の、
慶應大学SFC最終講義!

「人は、わかっていても間違え、偏った視野をもち、誤解するもの。
だからこそ、どう学び、人とつきあい、社会を生き抜いていくかを考えることが大事。
そのために、認知科学からの知恵とエールをみなさんに贈ります。」

認知心理学のものの見方・考え方が、
複雑で、正解のない世界と対峙し、判断していくための手がかりとなる。
世界的な認知科学者が28年かけてつくりあげた決定版!


【目次】
開講 AI時代を幸せに生きるには
そもそも私たちは、「客観的」に世界を見ることができるのか?
「記憶」はあまりにも脆弱(ぜいじゃく)
人は基本的に「論理的な思考」が苦手である
「確率」よりも「感情」で考えてミスをする
「思考バイアスに流されている状態」は、思考しているとはいえない
■■■■■■
スキーマがあって初めて、高度な思考が成り立つ
情報処理能力や記憶の制約が生み出した人間独自の思考スタイルとは?
アブダクションによって人は、知識を拡張し、因果関係を解明し、新たな知識を創造している
一般人と一流の違いは、アブダクションの精度にある
AIは記号接地しない=新しい知識・生きた知識を生み出さない
A I が生み出すのは、「一般人の平均値」。唯一無二のパフォーマンスを生み出せるのは、人間である「あなた」
「得手(えて)に帆(ほ)を揚(あ)げる」という生き方

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人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    認知心理学の名誉教授の最終講義の内容をまとめた本。人がどの様に認知するのか、非常に分かりやすくまとめられている。しつこいが、分かりやすく、読みやすい。人間の認知構造を熟知された方だからこその内容である。
    人間は必ずバイアスを持って判断する生き物であるとの前提を持って関われば、少しでも物事が良い方向に

    0
    2025年12月04日

    Posted by ブクログ

    ぶらりと本屋に行った際にランキング入りしていて読みました。

    内容は、慶応大学で行った『AI時代を楽しく生き抜くための「認知心理学」』の授業をもとにかからています。
    認知心理学とは、何か知らない人で分かるように専門用語は、少なく事例を多く紹介されています。
    また、各章ごとにおさらいがあり頭の中の整理

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    今井先生の一般向け書籍はどれも言葉が平易で理解しやすいです。
    これも、子どもの言語発達を研究してこられた長年の経験に裏打ちされたものであろうと感じました。
    慶應SFCでの最終講義を書籍化したもので、近年出版され、ベストセラーになった書籍たちの内容をダイジェスト版です。従って、先にそれらを読み終わって

    0
    2025年10月31日

    Posted by ブクログ

    感想を主観的に書くよりも、アンカーになりそうなポイントをAIとの対話で掘り下げた方がより深く理解できると思い、小説以外はこの型式でまとめる
    ---
    ### 1. 記号接地の理解と実感
    - 鬱の経験を通して、知識が「知っている」から「身体を通して納得できる」に変化した実感。
    - それは記号接地の典

    0
    2025年10月30日

    Posted by ブクログ

    認知心理学とその具体例を分かりやすく書いてある本です。人間は、バイアス(偏り)も分析も必要で、結論はバランスが大事ということなのかなと思いました。

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    素晴らしかった!一気読みした新書。
    筆者の慶應SFCの最終講義。
    人間の認知力がいかに危ういか、一方で人間の認識方法がいかに優れているかを教えてくれる名著。

    人間は2つのシステム(①直感的な思考(間違いが多い)と②熟慮による思考(判断が遅い))で思考しており、デフォルトは①だと言う。間違いが多い①

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    最後の章の「得手に帆を上げろ」というフレーズほんとに良かったAI時代に人生という大きな問いと向き合うためにAIと人間の思考方法を述べてこの本の集大成という感じがした
    本書の中ではバイアス、ヒューリスティック、記号設置、システム1,2などの用語が丁寧に解説されていて、人間とAIの思考の違いはアブダクシ

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    講義を文字起こしされた書籍なのでとてもわかり易いです。所々で先生の学問に対する熱い息遣いを感じることもできます。

    0
    2025年08月24日

    Posted by ブクログ

    最終章のまとめが素敵で、ちょっと泣きそうになった。
    アブダクション推論、システム2で熟考する、スキーマは人によって違う、記号接地させることでAIに負けない。
    今井むつみ先生の他の本も読んだし、知識として知ってはいたけど、それこそ記号接地できていなかったことに気がついた。

    ゆる言語学ラジオを聞いてよ

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    著者が慶応義塾大学で講義を受け持っていた認知心理学の最終講義をまとめたもの。その講義は一般教養課程だったため、内容は心理学の専攻者に向けてのものではなく、タイトルからも察せられるとおり広く一般的な、これから社会人になる学生たちが社会生活を送るにあたって、著者が役に立つだろうと考えた認知心理学の知見を

    0
    2025年08月03日

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