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Posted by ブクログ
学力について書かれている本だが、普段の日常にも大きく関わる話だった。
学力を通して他者理解の部分について深く触れているため、自己理解にも繋がっていく。
教育現場以外の職場でも、大いに活用できる話があるように感じた。
わたし自身、教育現場に少し携わっており、
子どもから数学の質問を受けたとき、この質問があるということは根本的な核となる部分の理解ができていないな、、、どう教えたらいいのか、とよく悩んでいた。
その悩みの部分が、明確に記されていたように思う。
自分が子どもたちにできることの幅が、とても広がる本だった。
学力以外の部分にも置き換えられる知識がたくさんあったため、非常に役立つ一冊になった。
Posted by ブクログ
本書を読んで、子どもに読み聞かせをする時間が増えた。理由は、認知科学の知見として「読める」ようになるには、「文字を読めるようになる前に、どれだけ耳から聞いた単語がたくさんあるかが大事」という情報があったから。下の子も2026年12月までには文字を読み始めるだろう。もう時間がない。
算数の文章題が解けない子どもたちの状況は衝撃的。その原因として、教える側の大人に知識に対する誤解があること、子どもたちのスキーマが誤っていることが挙げられている。「知識は「覚えるもの」ではなく「学び手が創り上げていくもの」」という指摘は実感にも沿う。
子どもは、誤った推論を自分で正していく力を身につけなければならない。客観的な誤りであればいいが、人の視点を獲得して自分の考えを修正するというのは特に。自分のできていないことを指摘されているようだった。
AI時代に「知識はAIに任せていればいい。人間は勉強しなくて良くなる。」という考えは、記号接地という視点からは明確に誤りだと分かる。身体化されていない知識は、そこにあっても使えない。論理的であれば必ず理解できるわけではない。嘘だと思うならウィキペディアの数学に関する記事を読んでみたらいい。またはタイ語の書写。本書にも「大人でも接地させて身体化するには時間がかかる。」という指摘がある。
Posted by ブクログ
子どもの学力回復への道筋になればと思い読みました。
内容は、著者が作成した「たつじんテスト」を基に進められ、現在ある学力テストとは、違い、学力テストだけではいけない理由、勉強で躓く理由(主に国語、算数)が書かれています。
この本で気付かされたことは、子どもが分からないところというのは、大人が想定するところとズレがあるところでした。
例えば、2分の1とは?
子ども回答 2つに分ける
大人回答 2つに均等に分ける
この均等が伝わらないと分数は伝わりません。
しかし、こんなの当たり前だろうと思うところに、子どもの誤ったオリジナルルールが設定されており話が伝わらないのです。
本を読むということは、前提として語彙、接続詞、作者が何を言いたいのか推測など予め知識が必要です。ただ、本を読むだけでは、知識になりません。
まずは、どれくらいの語彙がついているのかを判断して(足りないようならば語彙から補い)、その時点の語彙力にあった本を読むことが大切だと思いました。
うちの学校でも「たつじんテスト」やってほしいです。
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