言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?

言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?

ビジネス・実用
2,200円 (税込)

11pt

「ChatGPTの翻訳はますます巧みになっていくだろう。そんな時代に、外国語を学習する意味は何か」
―今井むつみ(慶應義塾大学環境情報学部教授)

「言語が変わると認知はどこまで変わる? 衝撃の研究成果がこれでもかと挙げられ、驚きっぱなしだった」
―水野太貴(ゆる言語学ラジオ)

「ページをめくる手が止まらなくなる本。自分の中に眠るスーパーパワーを探す旅に出発しよう!」
―モーテン・クリスチャンセン コーネル大学心理学教授、『言語はこうして生まれる』(新潮社)著者


自分では1つの言語しか話せないと思っていても、実際のところ人間の脳は、複数の言語を操るように設計されている―著者のビオリカ・マリアンは、その事実を明らかにした。
スペイン語を話す人もいれば、日本語を話す人いる。それと同じ意味で、「詩」という言語を話す人もいれば、「数学」という言語に堪能な人もいる。
しかし、ここでもっとも大切なのは、複数の言語を話す能力によって創造性の扉が開かれ、脳の健康や、認知をコントロールする力も手に入るということだ。
そして、複数の言語を話せるようになりたいのなら、今この瞬間に始めることができる。
新しい言語を獲得するたびに、情報をどう受け取り、どう解釈するかということが影響を受ける。
何を覚えているか、自分自身と周りの世界をどうとらえるかということ、さらには感情、洞察、意思決定、行動も、話す言語から影響を受ける。
情報を整理、処理、構築するときも、言語は欠かせないツールであり、だからこそ大きな進歩を起こす力にもなる。
『言語の力』は、数多くの科学的な研究を検証し、新しい言語を学ぶことの利点を紹介している。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 哲学・宗教・心理
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • タイトル
    :
    言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?
  • タイトルID
    :
    20072307
  • 電子版発売日
    :
    2023年12月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    22MB

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言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか? のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    英語をより自分のものにできるようになりたいと改めて感じた。

    ・多言語を学習すると認知能力が向上する
    ・使う言語によってアイデンティティ、考え、世界観が変わる(英語を使用するとより外交的、オープンになるなど)
    ・第二言語を使うときは、より冷静に理論的で合理的な判断を下すことができる。

    0
    2026年04月24日

    Posted by ブクログ

    メモ
    もうひとつの言語を持つのは、もうひとつの魂を持つに等しい-初代神聖ローマ皇帝カール大帝
    ドイツ語を話す人は、橋について「美しい、エレガント、壊れやすい、きれいな」と描写するが、スペイン語を話す人は「大きい、危険、長い、強い」といった印象を持つ。
    高齢者の場合、マルチリンガルであることは、アルツハイマー病やその他の認知症の発症を4年から6年遅らせ、「認知予備脳」(脳が認知症の状態になっていても、症状が出にくい状態のこと)を強化する。
    生涯を通じて見ると、2つ以上の言語を習得することは、脳の実行機能の向上につながり、大切なものに集中し、そうでないものを無視するのがより簡単になる。
    そして創造性とダイバージェント思考を用いるタスクのスコアが向上する。
    母語以外の言語を使うと、より論理的で、より社会全体のためになるような意思決定を行う可能性が高くなる。
    全世界で見ると、子どもの約66%がバイリンガルとして育てられ、そして多くの国で外国語が学校の必修科目になっている。
    バイリンガルの脳内ではある単語を耳で聞いたとき、第一言語と第二言語の両方で、その単語のスペルと発音が持つそれぞれの意味が浮かんでくる。
    英語でいとこを表す単語はcousinしかないが、中国語には8つある。母方か父方か、男か女か、自分より年上か年下か。この利便性によっていとこの属性を分類する言葉を持たない言語を話す人よりも、いとこにまつわる記憶を引き出すスピードがはるかに速くなるのだ。
    16歳のときTOEFLを初めて受けた。1回の受験料が、当時ソ連で公務員の医師として働いていた両親の月給を合わせた額よりも高かった。テストを受けるには29時間も列車にのってモスクワまで行かなければならなかった。幸運にもアメリカの大学に入るのに求められる点数を2点超えることができた。
    16でMITを卒業し、19でスタンフォード大学の博士号を取得するような、世界中から集まった自然言語とコンピュータ言語の優秀なマルチリンガルは、シリコンバレー、大学、政府機関にとって貴重な知的資源であり発見とイノベーションを促進する競争で欠かせない存在になっている。
    日本語韓国語はカテゴリーⅣで学習に88週間要する

    0
    2024年11月23日

    Posted by ブクログ

    とてもとても興味深い。しかし、内容がみっちりなので、171ページで一旦休憩中。積ん読ともいえる。

    外国語を学ぶのは他の文化を知り、よりよく生きるためだというのが世間一般の英語学習効果だろうけれど、いままで自分自身割とたくさんの言語をかじってきた経験から、この本を読んで『あっ、これ、あるある』と思ったことをいくつか。
    ①外国語効果 母語以外の言語を使うときのほうが理論的で冷静な判断ができる。外国語を使うときは感情が抑制され、対象との間に心理的な距離を置くことができるからだろう。
    ②使用する言語によって同一人物でも性格、忍耐力などが変わる。
    ③ある事柄は、言語Aで学んだことならば、言語Bで質問されたときよりも言語Aで質問されたときのほうが正しく答えやすい。

    0
    2026年08月14日

    Posted by ブクログ

    言語を学ぶ、複数の言語を操れるとはどういうことか、いろいろ興味深い考察があった。

    p19
    「高齢者の場合、マルチリンガルであることは、アルツハイマー病やその他の認知症の発症を4年から6年遅らせ「認知予備能」(脳が認知症の状態になっていても、症状が出にくい状態のこと)を強化する」

    p27
    「全世界に暮らす人の過半数がバイリンガルかマルチンガルだ。(略)
    ヨーロッパ、アジア、アフリカ、南アメリカの多くの国では、生まれたときから複数の言語に触れながら育ち、さらに学校で、あるいは大人になってからも新しい言語を習う。ルクセンブルク、ノルウェー、エストニアでは、人口の90%以上がバイリンガルかマルチリンガルだ。ヨーロッパ全体で見ると、人工のおよそ3分の2が少なくとも2か国語を話し(欧州委員会の推計によると、3か国語以上を話すのは全人口の4分の1だ)、そしてカナダは人口の約半数がバイリンガルだ。」

    母語ではない言語を使っているときのほうが倫理的な判断から資産の配分まで、合理的な意思決定ができるというのも面白い。
    「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは正しいか」という倫理的な判断を問う「トロッコ問題」について尋ねると、母語で答える場合、5人を救うために1人を犠牲にするのは許されると答える人は20%、第二言語だと33%だという。第二言語のほうが倫理的になる。

    p59「複数の言語を話す人の脳内では言語同士の連想ゲームがより活発に展開されることになる」
    わたしは日本語の「楽器」という言葉しか知らないとき、それは音楽を奏でるものとしか結びつかなかったけど、instrumentという英語を知ってから、この言葉の持つ道具や医療道具という意味も連想されるようになった。

    p62「英語で文章を書くときの私は、母語と結びついている偏見から自由になれる。男女の役割分担といった考え方にとらわれず、思想家、著述家、科学者になれる。」
    わたしも英語でmy husband、your husband、your wifeなどと言うのは楽でいいなと思う。奥さんと呼ぶしかない日本語から自由になれるから。ご主人? 旦那さん? と迷ったりしなくてもいいから。

    p118認知症のこと
    「2つ以上の言語をつねに使い分けていると、脳内ではより多くの神経の通り道が形成される。加齢による脳そのものの衰えは避けられないが、普通よりもたくさんある神経の通り道が、その衰えを補う役割を果たしてくれるのだ。」

    p171
    「「外国語効果」とは、母語以外の言語を使うときのほうが理論的で冷静な判断ができるという現象だ。たとえば、5人の命を救うために1人の命を犠牲にするかといった倫理的なジレンマに直面したとき、外国語のほうが功利主義的に考える傾向がある。恐らくその理由は、外国語を使うと感情が抑制され、対象との間に心理的な距離を置くことができるからだろう。」

    p236
    「アメリカ人の子どもに外国語を教えないということは、教育システムに潜むより大きな問題の一部でもある。(略)ヨーロッパのほとんどの学校では、9歳までに最初の第二外国語を学び、その数年後までに第三外国語を学ぶことが義務化されている。」

    0
    2025年09月14日

    Posted by ブクログ

    「言語を学ぶ」とは、単に語彙や文法を知ることに留まらず、異なる世界観や価値観を内面化し、柔軟な思考力や高い認知能力を獲得することであり、現代社会における協調性と理解の深化に不可欠な力となることを主張している。
    言語に興味がある人、外国語を学ぶのが好きな人、言語学を専攻している人にはぜひ読んでほしい一冊。

    モノリンガルとマルチリンガルの違いを脳科学的な観点からも分析していて、多言語を学ぶモチベーションが上がった。

    言葉を習得して終わりではなく、世界を見る窓を増やすという意識で言語の可能性を広げたい。

    0
    2025年07月02日

    Posted by ブクログ

    外国語の学習の意義を一変させてくれる素晴らしい本
    本書の主眼はバイ/マルチリンガルにあり、多言語を習得することで如何に脳が物理的に変化し高いパフォーマンスを発揮できるか、という盲点なテーマに驚嘆した
    今井先生による解説も必見

    普通に流したけど、「単行本」に解説が付いてるの凄くないか?
    まぁ洋書の翻訳だからあっても不思議じゃなけど、慣れてないからびっくりした

    あのね、この本ホントに良いの
    マジで十数ページ毎に目が覚めるような文章が刺さって読むモチベーションを上げてくれる
    内容も、心理学者故の人間に焦点を置いた研究がテーマだから、文章にも人間味がある感じで読みやすい

    0
    2025年01月02日

    Posted by ブクログ

    ・マルチリンガルはストループ課題で他よりもいい成績になることが多い
    ・マルチリンガルの失語症は、母語を失ってから取り戻す、第2言語を失ってから取り戻す等さまざま
    ・バイリンガルの脳は、一次聴覚野などの知覚処理を司る部分や、実行機能を司る部位が特に発達している

    0
    2024年09月19日

    Posted by ブクログ

     「言語」の力とは何か?という問いに対し、この本は様々な実験結果を提示し、言語を取得する事で得られるものを教えてくれる。
     我々にはメインで使う言語があり、所謂「第二言語」は後天的に取得する場合がほとんどである。
     私は正直言語を取得するのは苦手である。英語はいつまで経っても上達しない。だが、この本で示された、第二言語を話す際は「自身の人格が変わる感覚がある」というバイリンガルのイメージは、重要ポイントであると感じた。
     言語は成り立ちやその土地柄に影響し、形成される。もしかしたら、他言語を話す際は、マルチバース的な自分に意識を飛ばし、体と全身をその言語圏にあるイメージにするのが重要であるかもしれない。
     そしてもう1人の自分に意識を飛ばす事で、俯瞰的な視点を鍛えられる。昨今特に重視されるメタ認知の練習は、意外にも言語学習に紐付いている。

     言語学習の目的の大凡が、他文化の人とのコミュニケーションにあるが、その目的から離れ、自分の意識を飛ばし、マルチバースを体感するのも良いかもしれない。この認知は國分功一郎の「目的への抵抗」にも強引に繋げられるか?笑

    0
    2024年05月10日

    Posted by ブクログ

    本文を読んでいてふと思いついたのは、
    村上春樹は最初、英語で自分の小説を書き、それを自分で和訳したと聞いた。あの独特の離人感はこうして作られたのか。という感慨だった。

    母語を持つこと、第2言語を持つことの意味が感じられるエピソードであることが本書を通して体感できる。

    今井むつみ氏の解説はピリッとスパイスがきいていて、本書の巻末を飾るのにふさわしい。

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    AI翻訳が発達した時代に、語学を学習する意味はあるのか?語学に限らず、なんでもAIがやってくれる時代を前に、自分の脳を使うことの大切さを教えてくれる本。
    バイリンガルであることは、様々な良い刺激を脳に与え、認知症の発症を遅らせる可能性さえあるらしい。
    使用する言語によって思考が変わるという話は面白かった。母国語は感情と強く結びついているため、第二言語で話したり考えたりする方が理性的な判断ができるとか。
    本編を読み終わって言語学習に前向きになっていた私だが、最後の解説には腰を折られた。
    解説者にそのつもりはなく、むしろ親切心からの指摘と読めるが、なんだかなぁ。

    0
    2024年02月09日

言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか? の詳細情報

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    :
    ビジネス・実用
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    学術・語学 / 哲学・宗教・心理
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • タイトル
    :
    言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?
  • タイトルID
    :
    20072307
  • 電子版発売日
    :
    2023年12月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    22MB

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