言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?

言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?

「ChatGPTの翻訳はますます巧みになっていくだろう。そんな時代に、外国語を学習する意味は何か」
―今井むつみ(慶應義塾大学環境情報学部教授)

「言語が変わると認知はどこまで変わる? 衝撃の研究成果がこれでもかと挙げられ、驚きっぱなしだった」
―水野太貴(ゆる言語学ラジオ)

「ページをめくる手が止まらなくなる本。自分の中に眠るスーパーパワーを探す旅に出発しよう!」
―モーテン・クリスチャンセン コーネル大学心理学教授、『言語はこうして生まれる』(新潮社)著者


自分では1つの言語しか話せないと思っていても、実際のところ人間の脳は、複数の言語を操るように設計されている―著者のビオリカ・マリアンは、その事実を明らかにした。
スペイン語を話す人もいれば、日本語を話す人いる。それと同じ意味で、「詩」という言語を話す人もいれば、「数学」という言語に堪能な人もいる。
しかし、ここでもっとも大切なのは、複数の言語を話す能力によって創造性の扉が開かれ、脳の健康や、認知をコントロールする力も手に入るということだ。
そして、複数の言語を話せるようになりたいのなら、今この瞬間に始めることができる。
新しい言語を獲得するたびに、情報をどう受け取り、どう解釈するかということが影響を受ける。
何を覚えているか、自分自身と周りの世界をどうとらえるかということ、さらには感情、洞察、意思決定、行動も、話す言語から影響を受ける。
情報を整理、処理、構築するときも、言語は欠かせないツールであり、だからこそ大きな進歩を起こす力にもなる。
『言語の力』は、数多くの科学的な研究を検証し、新しい言語を学ぶことの利点を紹介している。

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言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか? のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    メモ
    もうひとつの言語を持つのは、もうひとつの魂を持つに等しい-初代神聖ローマ皇帝カール大帝
    ドイツ語を話す人は、橋について「美しい、エレガント、壊れやすい、きれいな」と描写するが、スペイン語を話す人は「大きい、危険、長い、強い」といった印象を持つ。
    高齢者の場合、マルチリンガルであることは、アルツ

    0
    2024年11月23日

    Posted by ブクログ

    外国語の学習の意義を一変させてくれる素晴らしい本
    本書の主眼はバイ/マルチリンガルにあり、多言語を習得することで如何に脳が物理的に変化し高いパフォーマンスを発揮できるか、という盲点なテーマに驚嘆した
    今井先生による解説も必見

    普通に流したけど、「単行本」に解説が付いてるの凄くないか?
    まぁ洋書の翻

    0
    2025年01月02日

    Posted by ブクログ

    ・マルチリンガルはストループ課題で他よりもいい成績になることが多い
    ・マルチリンガルの失語症は、母語を失ってから取り戻す、第2言語を失ってから取り戻す等さまざま
    ・バイリンガルの脳は、一次聴覚野などの知覚処理を司る部分や、実行機能を司る部位が特に発達している

    0
    2024年09月19日

    Posted by ブクログ

     「言語」の力とは何か?という問いに対し、この本は様々な実験結果を提示し、言語を取得する事で得られるものを教えてくれる。
     我々にはメインで使う言語があり、所謂「第二言語」は後天的に取得する場合がほとんどである。
     私は正直言語を取得するのは苦手である。英語はいつまで経っても上達しない。だが、この本

    0
    2024年05月10日

    Posted by ブクログ

    本文を読んでいてふと思いついたのは、
    村上春樹は最初、英語で自分の小説を書き、それを自分で和訳したと聞いた。あの独特の離人感はこうして作られたのか。という感慨だった。

    母語を持つこと、第2言語を持つことの意味が感じられるエピソードであることが本書を通して体感できる。

    今井むつみ氏の解説はピリッと

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    AI翻訳が発達した時代に、語学を学習する意味はあるのか?語学に限らず、なんでもAIがやってくれる時代を前に、自分の脳を使うことの大切さを教えてくれる本。
    バイリンガルであることは、様々な良い刺激を脳に与え、認知症の発症を遅らせる可能性さえあるらしい。
    使用する言語によって思考が変わるという話は面白か

    0
    2024年02月09日

    Posted by ブクログ

    バイリンガルの利点を様々な視点から描いた本。著者自身がルーマニア人で複数言語を話す。内容はそれはそうだろうなぁ、というものが多く、少し退屈になったのでいったん積読にしておく。

    あとで潮向きが変わったらまた読もうと思う。

    0
    2024年10月27日

    Posted by ブクログ

    バイリンガル、マルチリンガルの人の脳の特性を説明した本、といったらいいのだろうか。

    複数の言語を習得するとよいこととして、以下のことなどが挙げられていた。
    脳の白質、灰白質がともに大きくなる。
    作業で取られてしまう部分を空けておくことができ、他の認知的なタスクに当てられることもできる。
    もちろん高

    0
    2024年08月04日

    Posted by ブクログ

    マルチリンガルの頭や体で起きていることに驚き。ただ、因果関係と相関関係はまったくの別物なので、本書で紹介されている実験結果について誤解しないように注意が必要。

    0
    2024年03月22日

    Posted by ブクログ

    キノコが発する神経の電気信号のようなものが発せられてるとは知らなかった。
    タイトルに惹かれた方は読んでみたらいいと思う。

    0
    2024年02月23日

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