作品一覧 2024/04/10更新 文藝春秋 NEW 試し読み フォロー AI時代の新・地政学(新潮新書) 値引きあり 試し読み フォロー 語られざる中国の結末 試し読み フォロー 哀しき半島国家 韓国の結末 試し読み フォロー 仕事の大事は5分で決まる プロ外交官の仕事術 試し読み フォロー 人口学に訊け! 2050年の世界地図 試し読み フォロー 世界史の大逆転 国際情勢のルールが変わった 試し読み フォロー 世界史の大転換 試し読み フォロー 「力の大真空」が世界史を変える 試し読み フォロー 中国株式会社の研究 試し読み フォロー 通説・俗説に騙されるな! 世界情勢地図を読む 試し読み フォロー トランプは市場に何をもたらすか!? 試し読み フォロー 日米政変 菅政権発足、迫る大統領選 試し読み フォロー 日本人が知らない国際情勢の真実 試し読み フォロー 日本の敵 よみがえる民族主義に備えよ 試し読み フォロー 米中戦争 「台湾危機」驚愕のシナリオ 試し読み フォロー 米中覇権争い「第二次太平洋戦争」を回避するには【文春オピニオン 2018年の論点SELECTION】 試し読み フォロー 米中貿易戦争が世界を壊す 試し読み フォロー 劣化する民主主義 試し読み フォロー 1~19件目 / 19件<<<1・・・・・・・・・>>> 宮家邦彦の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 劣化する民主主義 宮家邦彦 夫れ兵の形は水に象る。水の行は高きを避けて下きに趨く。もし世界に普遍的な真理があるとするなら、今混乱する世界はいずれ成るべくして幾つかの想像可能な結末の一つに落ち着くであろう。それは水が高いところから低いところへ流れていくのと同じく、重力という普遍的な真理に逆らうことが出来ないからだと思う。その結末...続きを読むの一つには当然の事ながら人類の破滅も含まれている。何故なら地球も広大な宇宙空間に存在する寿命のある一つの星に過ぎないからだ。ただそう簡単に人類は破滅せず、破滅の方向に向かいながらも(良い意味で)しぶとく生き残る。そう考えなければ世の中に蔓延る週末思想の下で自暴自棄に陥ってしまうが、人類はそんなに愚かでは無い。だから子孫繁栄を願い少子化の進む先進諸国は人口減少に何とか立ち向かおうとする。 話は本書の内容とは大きく逸れたが、現在の世界が直面する課題は数多く存在する。課題として捉えるには知識と思考能力が必要だから、人が何かを望み希望を持ち、明日以降も幸福な生活に期待をするなら、それを阻害する要因を捉えて、如何に解決していくか課題感を持つのは当然だ。世界の抱える課題は地球規模で見ればSDGsに代表される様に解決された未来・ゴールへ向かう様な「生きる」上での全体課題、そして国という概念や地域、民族が抱える個別の課題に分かれる。本書は主に後者に関して重要課題の背景と今後進むべき道筋、そして未来を示唆していく。とは言えグローバリズムの下で極度に繋がり影響し合う世界では、特定の地域で発生した事象が簡単に周囲に伝播していくし、それを回避や受容といった様々な手を駆使しながら国家運営していかなければ、容易に「国」という形は崩れていく。本書はそうした過去から世界が直面してきた危機を「勢い」「偶然」「判断ミス」をその要因として捉えて、現在もそれは世界中で発生している事に警鐘を鳴らす。勿論それだけではなく、人々が思考の労力から逃れ、考えなくなった社会が出来上がりつつあることも原因の一つとして捉えている。つまりは自己愛に満ちた世界で自分(達)だけの幸せを追求するような指導者の到来は、やがては世界を更なる危機へ導き破滅を加速させる事に繋がる。その一例がトランプの登場に現れたのではないか。自分の頭で考えずに、目先の利益に誘導され流されて行った結果がトランプ大統領の出現であり、世界のトップを走る国でそれが発生したのだから衝撃は計り知れない。 まずは自分の頭で考える事。そして自分の力で変えていこうとする意識を持たなければ、いつまで経っても政治任せ、官僚任せ、悪い結果にだけ文句を言う無責任に支配されていくだろう。そうならないためにも、本書のような考えに触れ、自分はそうならないと鼓舞している。 Posted by ブクログ 劣化する民主主義 宮家邦彦 たった数年前に出版された本ですが、ウクライナ戦争が起こってしまい、米大統領も代わり、国際状況は目まぐるしく変化していることを感じます。 国際状況の変化により、日本の安全保障が変化を迫られている現状を中心に書かれています。大変勉強になりましたし面白かったです。加えて文章も若干のユーモアを加えたとても読...続きを読むみやすいものでした。 平和や安全は決して無償で担保されるものではなく常に危機感をもって対処していく必要がありますね。 Posted by ブクログ 通説・俗説に騙されるな! 世界情勢地図を読む 宮家邦彦 TV「そこまで言って委員会NP」に出演されている著者が書かれた本ということで購入。 歴史学、地政学を踏まえた視点で、国際情勢の現状を、”世界の今”を知ることができる。各国が抱える問題について、悪魔と天使がささやくというユニークな構成だが、何をもって悪魔というのか、天使とするのかは、読み進めるまでやや...続きを読む混乱し、判断も微妙な感じもするが・・・筆者の解説と採点が、実に明確に書かれている点は潔い。正直、すべてを理解できたわけではないが、近隣諸国とりわけインドについての見解は斬新で興味深い。知らないことが多すぎた。これを機に大局観を持って世界情勢を考えていきたいと思う。今日は日曜日。「そこまで言って委員会NP」見なくちゃ。 Posted by ブクログ 世界史の大転換 常識が通じない時代の読み方 佐藤優 / 宮家邦彦 ■中東にイスラム教以外の共通の価値観があるとすれば,それは「部族」。中東の人々は部族を基礎単位として暮らし部族の目で世界を見ている。したがって政治的だけでなく文化的,宗教的にも国境=境界線という発想は乏しい。 ・国境を線で規定すること自体近代欧州で生まれたここ150年程度の思想 ・ソ連が成立する19...続きを読む22年まで中央アジアに国家はなかった。当然,近代的な民族意識はなく遊牧民には血縁に基づく部族意識,農耕民には定住するオアシスを中心とする地理意識があり両者に共通するのはイスラム教スンニ派という宗教意識だった。 Posted by ブクログ 文藝春秋 2015年 6月号 立花隆 / 梅原猛 / 塩野七生 / 伊集院静 / 坪内祐三 / 後藤謙次 / 御厨貴 / 古川貞二郎 / 山内昌之 / 養老孟司 / 川島裕 / 浜田宏一 / 綿矢りさ / 西加奈子 / 川淵三郎 / 松田美智子 / 小池真理子 / 和田誠 / 金田一秀穂 / 岡井隆 イイネ 10年前から毎月購読していますが、本の整理が大変ですので3年前から電子ブックに変更。もう少し、普通の書籍に比べて安くなるとありがたいですが... cerami 宮家邦彦のレビューをもっと見る