この数年、海外では、とてつもない大波がうねり始めている。大国間の対立・競争は避けられないのか。日本はいかにして大波から生き延びるのか。そして日本の真の「敵」は何なのか。
安倍首相の信頼が厚い元外務官僚が、ロシア、イスラム国、アメリカ、中国、中央アジアなど日本を取り巻く巨大なうねりの正体を解明しながら、日本の生き残り策を模索する。
Posted by ブクログ 2016年01月05日
マーシャルの「ネットアセスメント」に力点を置いているような書き出しだが、この「ネットアセスメント」なるものはイマイチよく分からない。
むしろ欧州・ロシア、中東、更には中央アジアと中国の分析の方が面白い。
クリミア問題については、「ウクライナのフィンランド化」や「ドイツのメルケル首相やフランスのオラ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月02日
作者の自慢話が多すぎるが、東西冷戦というイデオロギー対立から民族主義対立への移行という構図は、昨今の中韓の動きを見ると理解出来る。
でも最後は今回の安保法案と安倍政権への是認は理解し難い。何だか論理が唐突に飛躍した感がある。また自衛隊がプロフェッショナルな存在である事も理解し難い。そうあってほしいと...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月21日
2016年15冊目です。
同じタイトルの櫻井よしこの本を読んだことがあるが、全くレベルの違う内容だった。著者の宮家氏は、外務省官僚で諸外国相手に交際的交渉の実務に当たっていた人間だ。視点の高さと幅広い知識と専門性をうかがわせる内容です。専門性ついては、こちらの理解が十分追いつけないところもあります。...続きを読む