荻野文子の作品一覧
「荻野文子」の「NHK「100分de名著」ブックス 兼好法師 徒然草」「キーワードで味わう平安時代 人物&できごとガイドつき常識事典」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
これまでに読んだ新書2冊に関しては、やや学術書のような硬さが読んでいて感じられたのだが(それでも面白かったけど)、本書に関してはテレビ番組を元にしているだけあって、説明はとても丁寧で、分かりやすさを重視して書かれているようだ。
原典からは特定のテーマに偏らずにバランスよく選ばれている印象で、恐らく本書を読めば『徒然草』の大まかな雰囲気は感じられるだろうし、現代語版の教科書といってもよいのではないかと思う。
ちなみに本書の初版は前述の新書2冊よりも古いが、序段の「つれづれ」の解釈をこちらも単純に「退屈」としていない点は、やっぱりねという感じでなかなか興味深かった。
Posted by ブクログ
【目的】
「徒然なるままに」の考え方が気になったから
【印象的な言葉】
愚痴はセーフ、悪口はアウト
世間話自体ではなく、世間話を「無益なことだと分かっていない」ことが問題
吉凶は人によるものであって、日によるものではない
品格とは、知性と感性を兼ね揃えた人が発する「調和の美しさ」
完璧でないものにも美さがある
前後のプロセスや、目には見えないもの
完璧を願うからこそ、完璧でないことを嘆くことに美しさを見出せる
完璧でないことを否定的に捉えるとではなく、美しく昇華する
誠実さ=人間らしさ
自然で、矛盾を抱えている
察しの美学と謙遜の美徳
ただ、自然体であるべき
相反する2つの視点