荻野文子のレビュー一覧
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著者は阪神大震災の被害者
売名行為でも利益でも何でもいい
来て支援頂いた人がありがたかった
がたがたと行為を非難するひとへの
諌めの名台詞です。
Posted by ブクログ -
これまでに読んだ新書2冊に関しては、やや学術書のような硬さが読んでいて感じられたのだが(それでも面白かったけど)、本書に関してはテレビ番組を元にしているだけあって、説明はとても丁寧で、分かりやすさを重視して書かれているようだ。
原典からは特定のテーマに偏らずにバランスよく選ばれている印象で、恐らく本...続きを読むPosted by ブクログ -
高校生のとき、大学の受験勉強に使いました。とても、わかりやすく、無事に志望校に合格できました。学校の授業とは全く違います。
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【目的】
「徒然なるままに」の考え方が気になったから
【印象的な言葉】
愚痴はセーフ、悪口はアウト
世間話自体ではなく、世間話を「無益なことだと分かっていない」ことが問題
吉凶は人によるものであって、日によるものではない
品格とは、知性と感性を兼ね揃えた人が発する「調和の美しさ」
完璧でな...続きを読むPosted by ブクログ -
予備校の古文の講師で「マドンナ先生」として名を博した荻野文子さんによる『徒然草』の解説本。『徒然草』を「観る」「つき合う」「捨てる」「暮らす」「高める」「極める」「生きる」という視点(章立て)で切り取っている。本文中の現代語訳は著者によるもので、非常に読みやすい現代語訳となっている。また引用した段に...続きを読むPosted by ブクログ
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徒然草!ハマった。
序盤は笑った。
途中から訳者の意見が深く偏りがちになり、兼好氏の文がついでで添えられる感じにはなったけど。
それでも、古典を初めて手にした身としては、完全にハマった。徒然草。面白い。
人間とは何たるか、人生とは何たるか、色々考えさせられた。Posted by ブクログ -
受験古典といえばマドンナ先生。
マドンナ先生が平安時代の恋愛の世界へ連れて行ってくれます。
私は清少納言のお話にとても感銘を受けました。こんな会話をしてみたいものです。色気と知性を兼ね備えているなんて、私の憧れそのもの・・・
人に借りた本なので、ぜひ購入したい。何度も読み返しました。素晴らしい。Posted by ブクログ -
前作の徒然草より面白かったかも。
表紙にわざわざ書いてある「美しい生き方ができる大人になるためにー」というこれまた安っぽいコピーで、手に取るのやめたという人も多いのかも。残念です。Posted by ブクログ -
面白かった。
ある意味成功者の「上から目線が鼻に付く」という人もいますが、私にはすんなり入っていきました。楽しめました。なんでだろう、不思議な、でも心地よい読後です。
「賢者の知恵が身につく『大人の古典』」という安っぽいコピーが作品の品を貶めている、のが残念。Posted by ブクログ -
絶えず逆方向を意識しバランス感覚を維持する。両目から物事を見て自分を客観視する。簡単なようで案外難しいことのように思える。
古典は難しくて敬遠気味だったが、荻野さんの解説で楽しく読めた。もっと古典を読んでみたい。Posted by ブクログ -
2021年 28冊目
私にとって自己啓発本は読者や人々を一般化することに抵抗感があり、敬遠していました。しかし徒然草は今から約700年前のエッセイ。現代と似通う人々の有り様は、人間として生きていく上での普遍性を問われているようです。人のみっともなさ、愚かさを斬って斬って、斬りまくる兼好の随筆と筆...続きを読むPosted by ブクログ -
「徒然草」にそれほど興味は無かったが、学生時代に参考書を読んでいた荻野先生の解説で「徒然草」の内容を知りたいと思って読んだ本。荻野先生の参考書以外で初めて読んだ著作。兼好法師のこと、「徒然草」のことを知ることができて良かった。兼好法師の辛辣な意見が読んでいて笑えるところがあった。上達のところと女性に...続きを読むPosted by ブクログ
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わかりやすく和歌の修辞法を読み解く本。
和歌には和歌の発想があるし、じつは和歌の発想がないと意味がわからなかったり、深く読み取れない文もあったりする。
あまり和歌だけを取り上げた参考書はないので貴重です。Posted by ブクログ -
「何事でも、珍しいことを求め、人と異なった説を好むのは、必ず知恵の浅い人がすることであるという」
私にはそれほど響かなかった。Posted by ブクログ -
高校の時の塾の先生が「俺が受験生の時からマドンナ先生だった」と言っていた、荻野先生の本。
古典に興味なくても、読み物として十分面白いです。サブタイトル通り古今男女の中の話など興味深いです。『今昔物語』にSM話があったって知ってました?(その話も収録されてます)Posted by ブクログ -
言わずと知れた有名な徒然草をやさしく解説してくれている本。
単に言葉の意味だけでなく、吉田兼好が生きた時代背景や兼好自身の簡単な生涯を交え、いかに当時が無常感に包まれていたかが分かり、作品に及ぼしている影響が理解しやすくなっている。
現代人の我々に置き換えて考えるに、本来は常ならぬ世の中である...続きを読むPosted by ブクログ -
マドンナ先生が「枕草子」「更級日記」「百人一首」について語ってくれる。清少納言と三蹟のひとりである藤原行成の関係について知れたのがよかった。Posted by ブクログ