荻野文子のレビュー一覧

  • NHK「100分de名著」ブックス 兼好法師 徒然草

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    先の読めない世の中。

    何かと生きにくい時代になりました。

    すぐに他人と比べてしまう今の世の中で大切なのは、いかに「一人になるか」じゃないかと私は思います。

    一人になりたくてもなれない。

    どこにいても情報は飛び込んできて、知りたくもない噂や悪口、自慢が降り掛かってきます。

    意識的に一人の時間を作り出し、何かに没頭し、自分にとって大切なのものを見定める。

    それができれば、少し世界は生きやすくなると思います。

    人と比べず、驕ることも卑下することもなく、ただ自分が美しいと思うものを守る。

    そうありたいものです。

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    2025年04月15日
  • NHK「100分de名著」ブックス 兼好法師 徒然草

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     言わずと知れた有名な徒然草をやさしく解説してくれている本。
     単に言葉の意味だけでなく、吉田兼好が生きた時代背景や兼好自身の簡単な生涯を交え、いかに当時が無常感に包まれていたかが分かり、作品に及ぼしている影響が理解しやすくなっている。
     現代人の我々に置き換えて考えるに、本来は常ならぬ世の中であることを忘れ、もしくはその感覚すら鈍くなっているのは非常に危険なことなのではなかろうか。
     また、「つれづれなるままに、日ぐらしすずりにむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」や、「花はさかりに、月はくまなきをのま見るものかは」など心に残すべき

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    2023年06月03日
  • マドンナ先生 古典を語る

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    マドンナ先生が「枕草子」「更級日記」「百人一首」について語ってくれる。清少納言と三蹟のひとりである藤原行成の関係について知れたのがよかった。

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    2019年08月18日
  • 大学受験超基礎シリーズ 特講マドンナ古文 和歌の修辞法

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    古文のなかでもとくに苦手とするひとの多い和歌の修辞法についてくわしく解説し、じっさいに入試問題を解くための手法を解説している本です。

    枕詞、序詞、掛詞、縁語を一つひとつとりあげ、それらにかんする問題を解くための実践的な知識を解説していますが、すこしテクニックに偏りすぎているような印象もあります。とはいっても、いくつかのコラム記事でより深く和歌をあじわうための手引きになるような説明がくわえられており、飽きることなく読むことができます。

    和歌の修辞法に特化した大学受験参考書はすくないので、過去に和歌の出題が多い難関大学を受験する学生にとっては有益な本なのではないかと思います。

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    2019年06月07日
  • ヘタな人生論より徒然草

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    ネタバレ

    授業で徒然草について習っても興味がもてなかったのに、この本は内容がわかりやすくて楽しんで読めた。なにより作者自身のクスッと笑える話や吉田兼好の思想に対する反抗的な態度が斬新で、読んでいて新しい価値観を知ることができた。受験生の人が読むと古文に親しみが持てるかもしれない。

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    2016年02月12日
  • ヘタな人生論より徒然草

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    ざっくり言うと自己啓発本。この手の本は著者の考えを押し付けられている感じがして苦手なんだけど、徒然草という昔の文章を引き合いに出しているからかそんな押し付けがましさもあまりない。著者の面白体験?も所々に散りばめられていて結構気楽に読めた。

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    2014年06月01日
  • NHK「100分de名著」ブックス 兼好法師 徒然草

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    おすすめ度:70点

    「一人で静かに自分の心に向かい合うのは、とてもよいことだ」と兼好は言っている。「つれづれ」は自分の内面が果てしなく外の世界へ連ねっていくような感覚「無の境地」への入り口といえるのかもしれない。

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    2014年02月03日
  • ヘタな人生論より徒然草

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    ネタバレ

    徒然草を読んでいるというよりも、萩野さんの人生論を読んでいるようでした。
    ときおり解釈に疑問がわくものもありましたし。

    でも、「おっ」とおもうものもいくつか。

    個人的には「若者はなんでも手を出したがり、けっきょく生半可なまま年をとっていく。回り道をしているほど人生は長くない」といったような話はためになりました。

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    2013年02月14日
  • ヘタな人生論より徒然草

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    この本がきっかけで徒然草に興味を持ちました。現代語訳を読みましたが、本当に奥が深い。兼好法師の思慮の深さが、今更ながらに思い知らされます。この本はそういう切っ掛けを作ってくれる本だと思います。

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    2013年01月18日
  • ヘタな人生論より徒然草

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    予備校の古典の「マドンナ講師」である著者が、徒然草の種々の段を現代文に読み解いた上で、そこに含まれる人生論を解説。現代文だけで原文が載っていないので徒然草に触れられたという実感が湧かないのがちょっと不満だし、解釈にちょっと強引さを感じられるところもあったけど、まぁまぁ面白かった、かな。そいえば、徒然草全243段のなかで、お酒がテーマで書かれた第175段が三番目に長い章段だそうで。。こういう日にそーゆう話を目にするというのもなんといいましょうか。。

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    2011年07月15日
  • マドンナ先生 古典を語る

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    「さみしい夜に読むことば」をいれたかったのだけど。←名作と呼ばれるが呼んだことのない本たちの美しいフレーズ満載でそのフレーズを追って手に取る日がくるのではないかと考え本棚に入れたくなった。荻野先生なつかしい。

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    2009年10月04日
  • ヘタな人生論より徒然草

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    結局荻野さんの人生論?という感あり。でもやっぱ兼好さんは頭良かったんだな、と思わせられる。真の盗人とかまさにそう。

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    2009年10月07日
  • 大学受験超基礎シリーズ 特講マドンナ古文 和歌の修辞法

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    基本的にマドンナ先生の講義形式の著作はいいものが少ない。
    でも和歌修辞に限って言うとなかなか。さすが女性だなって感じです。類書が少ない和歌修辞ですのでかなり重宝。京大など和歌修辞が聞かれる受験生には必須でしょう。

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    2009年10月04日