梯久美子の一覧

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配信予定・最新刊

文藝春秋2023年4月号
NEW
950円(税込)

作品一覧

2023/03/10更新

ユーザーレビュー

  • この父ありて 娘たちの歳月
    いい本を読んだ。
    梯久美子さんが選んだ9人がまず、いい。
    著者が、この人たち、と選んだ9人は、父との距離が程よく遠く、家父長的でなく、それでいて愛情がある。

    距離が程よく、関係性がウエットにならずにすんだのは、おそらく彼女たちが「書く人」になったからだろう。
    作られたと感じる泣かせる話は何一つない...続きを読む
  • この父ありて 娘たちの歳月
    石牟礼道子論が読みたくてだったが、どれもこれも優れた日本近代文学史だった。この人の評伝はやはりいい。
  • 狂うひと―「死の棘」の妻・島尾ミホ―(新潮文庫)
    序章、冒頭で、いきなり86歳のミホさんが語っているのを読み、のっけからテンション爆上がり。島尾敏雄著『死の棘』の妻、あのミホさんが、目の前でしゃべってる! と一気に本書にのめり込んだ。

    興味深くて、心がいろんな方向に揺さぶられた905ページ、すごく楽しい、という表現が適切かどうかわからないけど、有...続きを読む
  • この父ありて 娘たちの歳月
    日経の連載の頃から毎週楽しみにしてました。
    事前にある程度知っていないと週間連載でここまで書けませんよね。
    あとがきにも書いてありましたが、元々好きな作家達とのこと。そりゃそーだろうよ。

    どの父親もスゴいけど萩原朔太郎のグズっぷりには光るものがありますね。戦前のブンガクシャはこうじゃなくっちゃ!!...続きを読む
  • 狂うひと―「死の棘」の妻・島尾ミホ―(新潮文庫)
    『火宅の人』の檀一雄の奥さんの証言を基にして、沢木耕太郎が奥さんに成り代わって書いた『壇』という小説を以前読んだ。細かい内容を忘れてしまったけれど、檀一雄は檀ふみのお父さんで、不倫して、それを題材に小説を書いて、石神井公園が出てきたことだけ覚えていた。
     
     『狂うひと』も作家が不倫して、それを題材...続きを読む

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