狂うひと―「死の棘」の妻・島尾ミホ―(新潮文庫)

狂うひと―「死の棘」の妻・島尾ミホ―(新潮文庫)

1,210円 (税込)

6pt

4.7

「そのとき私は、けものになりました」情事が記された夫の日記に狂乱する妻。その修羅を描いた『死の棘』。だが膨大な未公開資料を徹底解読し、取材を重ねた著者が辿りついたのは、衝撃の真実だった。消された「愛人」の真相、「書く/書かれる」引き裂かれた関係。本当に狂っていたのは妻か夫か。痛みに満ちたミホの生涯を明らかにし、言葉と存在の相克に迫る文学評伝。読売文学賞他受賞。(対談・沢木耕太郎)

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狂うひと―「死の棘」の妻・島尾ミホ―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    序章、冒頭で、いきなり86歳のミホさんが語っているのを読み、のっけからテンション爆上がり。島尾敏雄著『死の棘』の妻、あのミホさんが、目の前でしゃべってる! と一気に本書にのめり込んだ。

    興味深くて、心がいろんな方向に揺さぶられた905ページ、すごく楽しい、という表現が適切かどうかわからないけど、有

    0
    2023年01月12日

    Posted by ブクログ

    『火宅の人』の檀一雄の奥さんの証言を基にして、沢木耕太郎が奥さんに成り代わって書いた『壇』という小説を以前読んだ。細かい内容を忘れてしまったけれど、檀一雄は檀ふみのお父さんで、不倫して、それを題材に小説を書いて、石神井公園が出てきたことだけ覚えていた。
     
     『狂うひと』も作家が不倫して、それを題材

    0
    2021年08月13日

    Posted by ブクログ

    運命的な恋が一転、お互いを狂気へと引き摺り落としていく夫婦。虚構と虚飾にまみれた理想の夫婦の幻想。ミホさんのその執着は愛なのか憎しみなのか。島尾敏雄の非道さ薄気味悪さに背筋が寒くなる。わたしだったら一発ぶん殴って走って逃げるな…良著。

    0
    2021年08月28日

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