ウスビ・サコの作品一覧
「ウスビ・サコ」の「アフリカ出身 サコ学長、日本を語る」「アフリカ人学長、京都修行中」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ウスビ・サコ」の「アフリカ出身 サコ学長、日本を語る」「アフリカ人学長、京都修行中」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
先日読んだ『アフリカ出身サコ学長、日本を語る』と比べると、こちらの方が読みやすい。けれど硬い。よって個人的には『サコ学長、日本を語る』の方がおもしろかった。
こちらが硬くて読みやすいのはまず著者の執筆態度の違いによるものだろう。
『日本を語る』の方はタイトル通り、サコさんが感じていることを奔放に書いている。だからエキサイティングで、疾走感がある。
対してこちらは『「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと』である。だからテーマを細かく分けて、テーマごとにきちんと若い人たちと向き合い、語りかけている。要するに真面目である。だから読みやすいし、分かりやすいけれど、ワクワク感は『日本を語る』には劣る
Posted by ブクログ
めっちゃおもしろいやん。
一気読みしてもうたわ。
日本国籍を持ち、日本の大学の学長として日本の教育を愁い、一方で大きな希望を持って子どもと向き合うことを続けてきたマリ人のサコさん。
あくまで「異文化」の立場から日本文化を見つめるその視線は、あとがきで内田樹さんが指摘されている通り、日本人として感じてきたモヤモヤがスーッと晴れていくような気持にさせられる。
今回、特に膝を打ちたくなったのは次の箇所。少し長いが引用する。
「私から見た日本の教育はいわば、『今の社会システムや社会構造を維持したい』という中高年の思いに、子どもや学生、若者が巻き込まれている状態、である。日本の教育は大人目線なのだ。