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パーキングエリア
真冬の夜、女子大生のダービーは、母の容体悪化の知らせを受け、猛吹雪のなか車を飛ばす。そして、休憩のために立ち寄ったパーキングエリアで偶然、一台の車の中に少女が監禁されているのを目撃してしまう。誘拐犯は居合わせた男女4人のうち誰か? 夜明けまでの絶望的な死闘を描くノンストップ・サスペンス。 -
カメレオンの影
アクランド英国軍中尉は、派遣先のイラクで爆弾によって頭部と顔面に重傷を負い、片目を喪失する。昏睡から目覚めた彼は他人にふれられると暴力的になり、極端な女性嫌悪を示して看護師や精神科医を戸惑わせていた。退院後、除隊した彼はロンドンに住むが、暴力事件を起こしたことがきっかけで警察に拘束されてしまう。近隣では、軍歴のある一人暮らしの男性ばかりが自宅で殴殺されるという事件が続発しており、警察の捜す犯人像に合致しているアクランドは尋問されるが……。〈現代英国ミステリの女王〉が巧みな心理描写で紡ぐ傑作サスペンス。/解説=三橋曉 -
生者と死者に告ぐ
ホーフハイム刑事警察署の管轄内で、犬の散歩中の女性が射殺された。ライフル銃で80メートルの距離から正確に頭部を狙撃されたのだ。翌日、森の縁に建つ邸宅のキッチンで、女性が窓の外から頭を撃たれて死亡。数日後には、若い男性が心臓を撃ち抜かれて殺害された。被害者たちはいずれも他人に恨まれるタイプではなく、動機に結びつくような共通点もわからない。そして警察署に“仕置き人”と名乗る謎の人物から死亡告知が届く。犯人の目的は? 被害者たちの見えない繋がり(ミッシング・リンク)とは? 刑事オリヴァーとピアが未曾有の連続狙撃殺人事件に挑む!/解説=北上次郎 -
ファイアーウォール
19歳と14歳の少女がタクシー運転手を襲う事件が発生。19歳のソニャがハンマーで殴り、14歳のエヴァがナイフで刺した。逮捕された少女たちは金ほしさの犯行だと自供、反省の色はない。ヴァランダーには彼女たちが理解できなかった。あまりにふてぶてしい二人の態度。尋問の席で母親を罵倒し殴ったエヴァに腹を立てたヴァランダーは、思わず彼女に平手打ちを食らわせてしまう。ところがまさにその瞬間の写真を新聞に掲載されてしまった。味方だと信じていた署長への不信、孤立感に苛まれるヴァランダー。北欧ミステリの巨匠の傑作シリーズ。 -
赤い館の秘密
長閑な夏の昼下がり、田舎の名士の屋敷、赤い館で一発の銃声が轟いた。死んだのは、オーストラリアから15年ぶりに館の主マークを訪ねてきた兄ロバート。死体を発見したのは館の管理を任されているマークの従弟ケイリーと、館に滞在中の友人を訪ねてきた青年ギリンガムだった。発見時の状況から一緒にいたはずのマークに疑いがかかるが、肝心のマークの行方は杳として知れない。興味を惹かれたギリンガムは、友人ベヴァリーをワトスン役に、事件を調べ始める。『クマのプーさん』で有名な英国の劇作家ミルンが書いた長編探偵小説、新訳決定版。/解説=加納朋子 -
笑う男
正当防衛とはいえ、人を殺したことに苦しむヴァランダー。このまま警察官を続けるか否か、長期休暇を取りデンマークの海岸で悩む彼のもとへ友人の弁護士が訪ねてきた。同じ弁護士の父親が交通事故で死亡したが、腑に落ちない点があると言う。しかしヴァランダーに他人の悩みに力を貸す余裕などなかった。ついに警察を辞める決心をし、イースタに戻った彼が見たのは、自分が助力を拒み突き放した友人の死亡記事だった。他殺である。急拠、意を翻して復職し、事件を追い始めた彼の身に、犯人の魔の手が迫る。ゴールドダガー受賞人気シリーズ第4弾。/解説=関口苑生 -
怪盗ニック全仕事
ニック・ヴェルヴェットは当代きってのプロの泥棒である。つねに依頼を受けて動く彼が盗むのは、価値のないもの、もしくは誰も盗もうとは思わないものだけ。報酬は一件につき二万ドル。そんな型破りな条件にもかかわらず、彼のもとには依頼が次々に舞い込んでくる。ターゲットはプールの水、おもちゃのネズミ、プロ野球チーム、使い古しのカレンダー等……それらをニックはどうやって盗む? そして依頼者はなぜ盗ませようとする? 短編の名手ホックが創造した唯一無二の怪盗ニック、その全仕事を発表順に配して贈る全集第1弾、全15編収録。 -
サイレンズ・イン・ザ・ストリート
スーツケースに詰められた死体と軍人射殺事件の関係は? 刑事ショーンはさらなる混沌に足を踏み入れる。人気沸騰! シリーズ第二弾 -
血のペナルティ
MWA賞受賞作家による警察小説!「いまもっとも面白いミステリー作家に注目せよ」――北上次郎(梅田蔦屋書店『北上次郎選 2017年のエンタメおすすめ本30』)〈ウィル・トレント〉シリーズ最新刊! 血の海と切断された薬指を残し、元刑事の女性が自宅から連れ去られた。駆けつけた捜査官ウィルはすぐにある事件に思い当たる。4年前、彼女の率いる麻薬捜査課の部下たちが汚職にまみれて刑務所送りになった。彼女だけは無罪放免となったが、ウィルは証拠が握り潰されたことを疑っていた。事件を洗い直すためウィルは服役中の元部下を訪ねる。ところが面会の直後、彼が獄中で殺害され――。 -
大いなる眠り
私立探偵フィリップ・マーロウ。三十三歳。独身。命令への不服従にはいささか実績のある男。ある午後、彼は資産家の将軍に呼び出された。将軍は娘が賭場で作った借金をネタに強請られているという。解決を約束したマーロウは、犯人らしき男が経営する古書店を調べ始めた。表看板とは別にいかがわしい商売が営まれているようだ。やがて男の住処を突き止めるが、周辺を探るうちに三発の銃声が……。シリーズ第一作の新訳版 -
リトル・シスター
「行方不明の兄オリンを探してほしい」突然現れたオーファメイと名乗る若い娘は、私立探偵フィリップ・マーロウにそう告げた。娘のいわくありげな態度に惹かれマーロウは依頼を引き受けるが、調査に赴いた先で、次々死体が……。事件はやがて探偵を欲望渦巻くハリウッドの裏通りへ誘う。『かわいい女』新訳版。 -
黒衣の花嫁
ジュリーと呼ばれた女は、見送りの友人にシカゴへ行くと言いながら、途中で列車をおりてニューヨークへ舞い戻った。そして、ホテルに着くと自分の持ち物からイニシャルをすべて消していった。ジュリーはこの世から姿を消し、新しい女が生まれたのだ……やがて、彼女はつぎつぎと五人の男の花嫁となった――結婚式も挙げぬうちに喪服に身を包む冷酷な殺人鬼、黒衣の花嫁に。巨匠ウールリッチの黒のシリーズ劈頭を飾る名作。 -
ハティの最期の舞台
演劇の才能に恵まれ、誰からも愛されていたはずの少女は、なぜ命を落としたのか。保安官が突き止めたあまりにも切ない真相とは? -
愛おしい骨
【第1位『このミステリーがすごい!2011年版』海外編】十七歳の兄と十五歳の弟。ふたりは森へ行き、戻ってきたのは兄ひとりだった。家政婦ハンナに乞われ二十年ぶりに帰郷したオーレンを迎えたのは、過去を再現するかのように、偏執的に保たれた家だった。夜明けに何者かが玄関先に、死んだ弟の骨をひとつひとつ置いてゆく。一見変わりなく元気そうな父は、眠りのなかで歩き、死んだ母と会話している。これだけの年月を経て、いったい何が起きているのか? 半ば強制的に保安官の捜査に協力させられたオーレンの前に、町の人々の秘められた顔が、次第に明らかになってゆく。迫力のストーリーテリングと卓越した人物造形。著者渾身の大作。/解説=川出正樹 -
オスロ警察殺人捜査課特別班 アイム・トラベリング・アローン
北欧発! 世界中が震撼! 北欧ベストセラーのサスペンス・スリラー、待望の日本上陸! てんとう虫、てんとう虫 早くお帰り お家が火事で、 子どもたちは死んじゃった――。 オスロの山中で見つかった六歳の少女の首吊り遺体。 少女の首には「ひとり旅をしています(アイム・トラベリング・アローン)」のタグがかけられていた。 鷲のタトゥーの男、謎の宗教団体、忌まわしい過去……。 それぞれが複雑に絡み合い、謎が謎を呼ぶ難事件に、オスロ警察殺人捜査課特別班が挑む! 北欧ベストセラーに選ばれた『I'M TRAVELING ALONE』が待望の日本上陸! -
冥闇
事件の真相を謎解きする「殺人クラブ」とは? 7歳のときに母と二人の姉を惨殺されたリビー。彼女の目撃証言によって兄のベンが殺人犯として逮捕される。それからから24年、心身に傷を負い、定職にも就かず、殺人事件の哀れな犠牲者として有志からの寄付金を食いつぶしながら、無気力に生きるリビーのもとへ、有名殺人事件の真相を推理する同好の士である「殺人クラブ」から会への出席依頼が。集まりに参加し、殺人クラブのメンバーが自分の家族に起こった忌まわしい事件に関心を抱いていることを知り、リビーは謝礼金を目当てに、事件の真相を探りはじめる……。 現在のリビーの視点と、事件当日の兄ベンと母パティの視点から物語が交互に語られ、やがて悲劇的な真実が明らかにされる衝撃のダーク・スリラー。 -
特捜部Q―吊された少女―
引退間際の警官からかかってきた一本の電話は、カールたちQのメンバーを十数年前に起きた異常な交通事故の捜査へと導くのだが……。デンマークの人気警察小説、第六弾! -
九尾の猫〔新訳版〕
次から次へと殺人を犯し、ニューヨークを震撼させた連続絞殺魔〈猫〉事件。すでに五人の犠牲者が出ているにもかかわらず、その正体は依然としてつかめずにいた。指紋も動機もなく、目撃者も容疑者もまったくいない。〈猫〉が風のように町を通りすぎた後に残るものはただ二つ――死体とその首に巻きついたタッサーシルクの紐だけだった。過去の呪縛に苦しみながらも、エラリイと〈猫〉の頭脳戦が展開される! 待望の新訳版 -
水の葬送
シェトランド諸島の地方検察官ローナは、鎧張りの船にのせられ外海へ出ようとしていた他殺死体の第一発見者となる。被害者は地元出身の若い新聞記者で、島にある石油ターミナルがらみの取材を兼ねて帰省したらしい。新任の女性警部リーヴズがサンディ刑事たちとはじめた捜査に、病気休暇中のペレス警部もくわわるものの、本調子にはほど遠い。複雑な人間関係とエネルギー産業問題がかかわる難事件の解決には、ペレスの観察眼と推理力が不可欠なのだが――。〈シェトランド四重奏〉を経て、クリーヴスが到達した現代英国本格ミステリの新たな高み。CWA最優秀長篇賞受賞シリーズ。 -
さよなら、シリアルキラー
ぼくには連続殺人犯の血が流れている。ぼくには殺人者の心がわかる――ジャズは高校三年生。田舎町ロボズ・ノッドではちょっとした有名人だ。ある日町で衝撃的な事件が起きた。指を切りとられた女性の死体が発見されたのだ。連続殺人だとジャズは訴えたが、保安官はとりあわない。だが事件はそれだけでは終わらなかった。なぜジャズには確信があったのか。それは彼が21世紀最悪といわれる連続殺人犯の息子で、幼い頃から殺人鬼としての英才教育を受けてきたからだった。親友を大切に思い、恋人を愛するジャズは、内なる怪物に苦悩しつつも、自らの手で犯人を捕まえようとする。全米で評判の異色の青春ミステリ。 -
漆黒の森
取材で黒い森(シュヴァルツヴァルト)にある小さな村を訪れた編集者のハンナは、トレッキングの最中に女性の惨殺死体を発見してしまう。被害者は10年前に村を出て数日前に帰郷したばかりの女性で、妊娠していたが腹部から胎児が消えていた。捜査の指揮を執るエルリンシュピール首席警部が村人たちに聞き込みを続けると、次第に村に伝わる“鴉谷”の不吉な言い伝えや、10年前の嬰児失踪事件が明らかになる。堅物の刑事と敏腕女性編集者が、反目しあいながら閉ざされた村での連続殺人を解き明かしていく。ドイツ推理作家協会賞新人賞を受賞した清冽なデビュー作! -
ウバールの悪魔
激しい雷雨に見舞われた深夜の大英博物館で起きた爆破事件により、一人の警備員が犠牲になった。博物館の学芸員のサフィア・アル=マーズ、サフィアの幼馴染みで大富豪のキャラ・ケンジントン、サフィアの元恋人の考古学者オマハ・ダンは、爆破事件がキャラの父の死の謎と関連があると知り、調査のためにオマーンの砂漠の失われた都市「ウバール」へと向かう。一方、米国の秘密特殊部隊シグマフォースのペインター・クロウ隊長も、爆発の陰に無尽蔵のエネルギーを持つ反物質が存在していることをつかみ、身分を隠してサフィアたちに同行する。だが、テロ組織ギルドも反物質を入手しようと狙っていた。ギルドがペインターたちに差し向けた刺客は、ペインターのことを公私ともに知り尽くした人物だった。〈シグマフォース〉原点の物語、遂に発売!砂漠は奪い、そして返す……【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】 -
スリーピング・ドール
リンカーン・ライムシリーズからスピンオフした美貌の“人間嘘発見器”。この女を欺くことは誰にもできない――。 他人をコントロールする天才、ダニエル・ペル。カルト集団を率いて一家を惨殺、終身刑を宣告されたその男が、大胆かつ緻密な計画で脱獄に成功した。ペルを追うのは“ウォッチメイカー”事件でリンカーン・ライムと行動を共にした、いかなる嘘をも見抜く尋問の天才キャサリン・ダンス捜査官。ペルとダンス、二人の天才が熱い火花を散らす頭脳戦の幕が開く! 2008年週刊文春ミステリーベスト10第3位、このミステリーがすごい!第5位。【キャサリン・ダンスシリーズ第1作】 -
ラバーネッカー
英国ミステリ界の新女王、待望の最新作!! ラバーネック/[名詞](ゴムのように首を伸ばして)むやみに見る人、物見高い人。 南ウェールズに母サラと二人で暮らすパトリックは、アスペルガー症候群の18歳の少年。他人とのコミュニケーションが苦手な彼は8歳の時に友だちとトラブルを起こし、学校から呼び出しを受けた父はその帰り道に息子の目の前で車に轢かれてしまう。しかしパトリックは父の「死」が理解できず、それから彼の「死」への探求が始まる。「死」の向こうに何があるのか。ひたすらその答えを探すパトリックだが、小動物の死体を解剖する、死者の写真を集めるといった彼の行動にサラは戸惑い、息子との関係に悩んでいる。 カーディフ大学医学部に入学し解剖学を学ぶことになったパトリックは、実習で遺体の解剖・死因特定を課される。遺体「19番」の担当になったパトリックは、解剖中に不審物を見つける。「19番」の娘と接触し、彼が何者かに殺されたと直感したパトリックは警察に通報しようとするが、その動きを知った真犯人の手がパトリックにのびる…。 デビュー作でゴールド・ダガー賞に輝き、本作でも再度ノミネートされた英国随一の実力派作家による最新作登場! -
騙す骨
妻ジュリーの親族に招かれ、メキシコの田舎を訪れたギデオン夫婦。だが平和なはずのその村では、不審な死体が二体も見つかっていた。銃創があるのに弾の出口も弾自体も見当たらないミイラ化死体と、小さな村なのに身元が全く不明の少女の白骨死体だ。村の警察署長の依頼で鑑定を試みたギデオンは次々と思わぬ事実を明らかにするが、それを喜ばぬ何者かが彼の命を狙い……スケルトン探偵が一片の骨から迷宮入り寸前の謎を解く。 -
樽
埠頭で荷揚げ中に落下事故が起こり、珍しい形状の異様に重い樽が破損した。樽はパリ発ロンドン行き、中身は「彫像」とある。こぼれたおが屑に交じって金貨が数枚見つかったので割れ目を広げたところ、とんでもないものが入っていた。荷の受取人と海運会社間の駆け引きを経て樽はスコットランドヤードの手に渡り、中から若い女性の絞殺死体が……。次々に判明する事実は謎に満ち、事件はめまぐるしい展開を見せつつ混迷の度を増していく。真相究明の担い手もまた英仏警察官から弁護士、私立探偵に移り緊迫の終局へ向かう。クロフツ渾身の処女作にして探偵小説史にその名を刻んだ大傑作。 -
地上最後の刑事
〈アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞受賞〉小惑星衝突が迫り社会が崩壊しつつある世界で、新人刑事は地道な捜査を開始する。近未来ミステリ。 ファストフード店のトイレで死体で発見された男性は、未来を悲観して自殺したのだと思われた。半年後、小惑星が地球に衝突して人類は壊滅すると予測されているのだ。しかし新人刑事パレスは、死者の衣類の中で首を吊ったベルトだけが高級品だと気づき、他殺を疑う。同僚たちに呆れられながらも彼は地道な捜査をはじめる。世界はもうすぐなくなるというのに……なぜ捜査をつづけるのか? そう自らに問いつつも粛々と職務をまっとうしようとする刑事を描くアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞受賞作! -
夏を殺す少女
酔った元小児科医がマンホールにはまって死亡。市会議員が山道を運転中にエアバッグが作動し、運転をあやまり死亡。どちらもつまらない案件のはずだった。事故の現場に、ひとりの娘の姿がなければ。片方の案件を担当していた先輩弁護士が、謎の死をとげていなければ。一見無関係な出来事の奥に潜むただならぬ気配。弁護士エヴェリーンはしだいに事件に深入りしていく。一方ライプツィヒ警察の刑事ヴァルターは、病院での少女の不審死を調べていた。オーストリアの弁護士とドイツの刑事、ふたりの軌跡が出合うとき、事件がその恐るべき真の姿をあらわし始める。ドイツでセンセーションを巻き起こした、衝撃のミステリ登場。 -
あなたに似た人〔新訳版〕
ワインの銘柄を当てる大博打の結末は? 夫殺しの凶器の行方は? ラスト1行に襲いかかるショックとは?……常軌を逸した賭けの行方や常識人に突然忍び寄る非常識な出来事などを、短篇の名手が残酷かつ繊細に描く11篇 【収録作品】 味/おとなしい凶器/南から来た男/兵士/わが愛しき妻、可愛い人よ/プールでひと泳ぎ/ギャロッピング・フォックスリー/皮膚/毒/願い/首 -
特捜部Q―キジ殺し―
いったいこの書類はどこから送られてきたんだ? いつのまにか特捜部Qのデスクに置かれていた20年も前の事件の書類。18歳と17歳の兄妹が惨殺された事件だが、その後犯人は自首して服役中。つまり未解決ではない。なのになぜ未解決事件を調査する特捜部Qに?興味を抱いたカールとアサド、それに新メンバーのローセは再調査に取り組むが、当時の容疑者たちはいまや有力者に……ますますパワーアップ! -
ラスト・チャイルド
少年ジョニーの人生はある事件を境に一変した。優しい両親と瓜二つのふたごの妹アリッサと平穏に暮らす幸福の日々が、妹の誘拐によって突如失われたのだ。その後まもなく父が謎の失踪を遂げ、母は薬物に溺れるように……。少年の家族は完全に崩壊した。だが彼はくじけない。ただひたすら家族の再生を信じ、親友と共に妹の行方を探し続ける。 -
六人目の少女
森のなかで見つかった六本の左腕。それは、世間を騒がせる連続少女誘拐事件の被害者たちのものだと判明する。しかし、誘拐された少女は五人だった。六人目の被害者は誰なのか。失踪人捜索のエキスパートであるミーラ・ヴァスケス捜査官は、高名な犯罪学者ゴラン・ガヴィラとともに特別捜査班に加わることになる。だが、警察の懸命の捜査を嘲笑うかのように、犯人は少女の遺体を次々と発見させて……。 バンカレッラ賞、フランス国鉄ミステリ大賞、マッサローザ文学賞、カマイオーレ推理小説賞、ベルギー推理小説賞など数々のミステリ賞に輝いた息もつかせぬ傑作サイコサスペンス! -
オンリー・チャイルド
アーサーとリディア。二人が出会わなければ、こんなことには・・・。1953年、アーサーはこの世に生を受けた。母親からの虐待を受けながら育ったアーサーは、狡猾な悪ガキへと成長していった。大人になってからも、アーサーは邪悪な感情を秘めたままだった。その後、内気な女性リディアと知り合い、彼女は不安を残しつつもアーサーと結婚。だが、彼は変態セックスを強要したり、しだいに凶暴な性格を表していく。抑圧された日常の中、彼女は一人息子ロバートに愛情を注ぐが、ロバートもまた奇妙な動作や習癖を見せ始める―――。 -
奇岩城
レイモンドが放った一弾は、みごとに逃走せんとする賊を撃ち倒した。ところが重傷を負ったはずの賊が煙のごとく消え失せる。しかも屋敷から盗まれたものは何一つなかったのだ。この奇怪な謎を解き明かしたのは、まだ高校生のイジドール少年。しかも彼は事件の首魁を、かのアルセーヌ・ルパンだと喝破した!かくて怪盗対少年探偵の熾烈な頭脳戦の幕は切って落とされた……シリーズ初の長篇にして代表作に数えられる傑作アルセーヌ・ルパンが新訳で登場! -
カリオストロ伯爵夫人
世紀の怪人物の末裔を称し、絶世の美貌で男たちを魅了するカリオストロ伯爵夫人ことジョジーヌ。彼女は権謀術数を駆使する怪人ボーマニャンを相手に、普仏戦争のどさくさで失われた秘宝をめぐる争奪戦にしのぎを削っていた。その闘争の最前線に一人の若者が割り込む。その名はラウール・ダンドレジー。彼こそは、のちの怪盗紳士アルセーヌ・ルパンその人だった。妖艶なる強敵を相手にした若きルパン、縦横無尽の大活躍! -
隣の家の少女
1958年の夏。当時、12歳のわたし(デイヴィッド)は、隣の家に引っ越してきた美しい少女メグと出会い、一瞬にして、心を奪われる。隣家の少女に心躍らせるわたしはある日、姉妹がせっかんされている場面に出合いショックを受けるが、ただ傍観しているだけだった。ルースの虐待は日に日にひどくなり、やがてメグは地下室に監禁されさらに残酷な暴行を―――。キングが絶賛する伝説の名作! -
ねじれた文字、ねじれた路
周囲に白眼視され孤独に生きる自動車整備士ラリーは、ある事件を契機に疎遠だった少年時代の親友、人種も境遇も超えて友情を育んだサイラスと再会するが……。英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー(最優秀長篇賞)受賞作!ホラー小説を愛する内気なラリーと、野球好きで大人びたサイラス。1970年代末の米南部でふたりの少年が育んだ友情は、あるきっかけで無残に崩れ去る。それから25年後。自動車整備士となったラリーは、少女失踪事件に関与したのではないかと周囲に疑われながら、孤独に暮らす。そして、大学野球で活躍したサイラスは治安官となった。 -
湖中の女
湖面に浮かび上がってきたのは、目もなく口もなく、ただ灰色のかたまりと化した女の死体だった--マーロウは一カ月前に姿を消した化粧品会社社長の妻の行方を追っていた。メキシコで結婚するとの電報があったが、情夫は否定した。そこで湖の別荘へやってきたのだが……独得の抒情と乾いた文体で描く異色大作。 -
さらば愛しき女よ
前科者大鹿マロイは、出所したその足で以前別れた女を捜し始めたが、またもや殺人を犯してしまった。たまたま居合せた私立探偵マーロウは、警察に調べられる。その後彼はある事件を依頼された……。全篇に流れるリリシズムとスリルと非情な眼は、既に探偵小説の域を超え独自の世界を創り上げている。 -
名探偵ジェリコ
またも英国より本格ミステリ登場! 再読して「どうしてこれに気づかなかったのか」とあとで膝を叩くことになるのは必至である。自信を持って本格ミステリファンにお薦めしたい作品だ。──千街晶之(解説より) 150年前の惨劇。連続見立て殺人。廃墟と化した館。大胆な手がかりと伏線。 まるで新本格ミステリのような謎解きの愉悦。 イギリスのミステリ通が選ぶFingerprint賞受賞作。ほか2つの英国ミステリ・フェスで最優秀作品賞候補に。ホロヴィッツ、クレイヴン、タートン、ハレットら英国ネオ本格ミステリの系譜に新たに名を連ねたウィリアム・ハッセー。そのアクロバットをご覧あれ。 刑事として抜群の推理力で知られたジェリコは、容疑者とのトラブルで職を失い、無為な日々を送っていた。そんな彼に奇妙な歴史家から依頼が届く。150年前に起きた旅芸人一座の溺死事件に見立てた連続殺人が進行中であり、その真相を調べてほしいというのだ。ジェリコは刑事時代のメンターからの叱咤激励を受けながら、この怪事件に挑むが…… 何もかもが奇妙で、グロテスクで、人工的な事件。その狙いは何か? そして犯人は? イギリス本格ミステリの新シリーズ第一作。 -
〈フィンレイ・ドノヴァン〉シリーズ
作家のフィンレイは、またも窮地に陥っていた。ある事件がきっかけで、ロシアン・マフィアからEasyCleanという殺し屋の正体を突き止めろと脅されているのだ。期限はたったの2週間。殺し屋は警官だとしかつかめておらず、フィンレイは手がかりを得るために、1週間の市民向け警察学校体験入学に参加することにする。協力者である同居人のヴェロと警察学校の授業を受けながら、怪しい人物を特定すべく調査を始めるが……。殺し屋の正体を暴かなければ自分や家族が危険に! 命がけの任務に挑む、予測不可能のジェットコースター・サスペンス。/解説=貝谷郁子 -
完璧な家【新装版】
結婚した男は、悪魔(モンスター)でした。 誰もが羨む理想の家が、牢獄だったら―― 世界450万部の戦慄サイコ・サスペンス! 郊外の豪華な邸宅で暮らすグレース。ハンサムで優しい夫にも愛され、人は彼女を〝すべてを手にした幸運な女〟と羨む。だが、真実を知る者は誰一人いない――グレースが身も凍るような恐怖のなか、閉ざされた家で〝囚人〟同然の毎日を送っていることなど……。理想の夫婦の裏の顔とは!? 全世界450万部突破のベストセラー! 最後の1行まで目が離せない、傑作サイコ・サスペンスが新装版で登場。 +++++++++++++++++++++++ この部屋はそれこそ隅から隅まで知っているが、 人生をもっと耐えやすくしてくれるなにかを見逃してはいないか、と たえず見まわさずにはいられない。 ベッドの端に苦悩を刻むための、 さもなければ、突然わたしが姿を消したあと、 せめてここにいたという痕跡を残すための釘一本でも、 どこかに落ちていないか? だが、いくら見てもなにもない。 いずれにせよ、ジャックがわたしに用意しているのは 死ではなく、もっと巧妙なものだ。(本文より) *本書は2017年3月にハーパーBOOKSより刊行された『完璧な家』の新装版です。本編に変更はありませんので、重複購入にご注意ください。 -
〈刑事ハービンダー・カー〉シリーズ
ロンドンのマナーパーク校の同窓会で、下院議員が殺害された。彼の友人たちは女優や人気バンドのリードシンガーなど個性的な有名人ばかり。だが、現場に到着した刑事ハービンダー・カーは、部下のキャシーも友人のひとりだったと知る。下院議員の死因はインスリン中毒で、糖尿病患者であるキャシーは注射器を持ち歩いていた。捜査が始まると、被害者は「血を流す心臓(ブリーディング・ハート)」と書かれた手紙を何通も受け取っており、21年前に起きたある生徒の死亡事故の目撃者だったと判明する──。巧みな伏線の妙を味わえる『見知らぬ人』の著者の傑作謎解き長編。/解説=若林踏 -
グッゲンハイムの謎
ロンドンで暮らす12歳のテッドは、夏休み、家族とともにニューヨークを訪れた。おばのグロリアの案内で、休館中のグッゲンハイム美術館を見学できることに。しかしまもなく、館内に煙が漂い始める。火事だ! テッドたちは館外へ逃れたものの、驚愕の事実が判明した。騒動のさなか、カンディンスキーの名画が盗まれたのだ。疑いをかけられたおばを救うため、テッドは「ほかの人とはちがう」頭脳によって、犯行が可能だった人物を絞りこんでいくが……。少年たちの推理が爽やかに胸を打つ、『ロンドン・アイの謎』続編の傑作謎解きミステリ!/解説=川出正樹 -
ホワイトハートの殺人
絵葉書のような村の猟奇殺人。 容疑者は、“善き隣人”の誰か。 「多層な登場人物と息詰まる展開、 心理描写が交錯する出色の犯罪小説」 ――ジェフリー・ディーヴァー 「掛け値なしのストーリーテラー」 ――リー・チャイルド 英アカデミー賞3冠&ITV過去最高視聴率を誇る人気ドラマ、 『ブロードチャーチ』の脚本家による、現代英国ミステリの最前線! 藁葺きの家並みが美しい英国南西部の海辺の村で起きた殺人事件。 殺されたのは村の名物パブ〈ホワイトハート〉の店主で、裸で縛られ、 頭に王冠を戴くように牡鹿の枝角が括りつけられていた。 刑事ニコラは都会の組織犯罪部から転属早々、新米巡査と事件解明に奔走するはめになるが、被害者と村の住人の隠された“顔”が暴かれてゆくなか、百年前もこの地で鹿角を用いた連 続殺人があったことが判明し─― -
本好きに捧げる英国ミステリ傑作選
現代英国を代表するミステリ作家にして愛好家マーティン・エドワーズが、英国探偵小説の一時代を築いた巨匠たちの名品から精選した「本」にまつわるミステリ傑作選。毒を盛られた愛書家が、死の直前に蔵書に書き残したアンダーラインの真相。売れっ子作家の妻を殺したい男が仕掛けるアリバイトリック。編集者が作家クリスチアナ・ブランドに宛てた原稿依頼書を誤って受け取った女性による奇妙な犯罪の顛末……。犯人当てからクライムストーリイ、〈奇妙な味〉からショートショートまで、様々なバリエーションで本好きに捧げる十六のミステリ!/【目次】序=マーティン・エドワーズ/作家に授ける殺人講義=G・D・H&M・コール/救いの天使=E・C・ベントリー/暗殺者クラブ=ニコラス・ブレイク/メガテリウム・クラブの奇妙な盗難事件=S・C・ロバーツ/殺意の家=フィリップ・マクドナルド/荒っぽいゲーム=A・A・ミルン/本の中の手がかり=ジュリアン・シモンズ/ある原稿=グラディス・ミッチェル/ある男とその姑=ロイ・ヴィカーズ/灰色の幽霊=マイケル・イネス/拝啓、編集者様=クリスチアナ・ブランド/あらかじめの殺人=マージョリー・ブレムナー/性格(キャラクター)の問題=ヴィクター・カニング/名誉の書=ジョン・クリーシー/きみが執筆で忙しいのはわかってるけれど、ちょっとお邪魔してもかまわないだろうって思ったんだ=エドマンド・クリスピン/章と節=ナイオ・マーシュ/解説=小山正
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