作品一覧

  • 死の味〔新版〕上
    4.3
    1~2巻1,342円 (税込)
    教会の聖具室で血溜まりの中に横たわっていた二つの死体。殺されていたのは、浮浪者ハリーと元国務大臣のポール・ベロウン卿だった。一見何の関係もないような二人がなぜ同じ場所で死んでいたのか。そして、死の直前のポール卿の不可解な行動は事件にどうつながるのか? 繊細な感性と鋭敏な知性で難事件を解決してきたダルグリッシュ警視長がベロウン家の秘密を解き明かす。著者の代表作にして英国推理作家協会賞受賞作
  • 神学校の死
    4.5
    1巻2,420円 (税込)
    サフォーク州の人里離れた海岸に位置する聖アンセルムズ神学校の学生が、近くの砂浜で砂の下に埋もれた変死体となって発見された。公式見解は事故死とされたが、納得しない学生の義父が、ロンドン警視庁に再捜査の圧力をかけてきた。少年時代に同校で夏期休暇を過ごした経験をもつダルグリッシュ警視長に白羽の矢が立ち、彼は校内に滞在して調査にあたることになる。時を同じくして、同校の閉校を推進する教会幹部も到着するが、ダルグリッシュはそこに不穏な空気を感じた。はたせるかな、嵐が荒れ狂う夜、彼の目と鼻の先で残忍な殺人事件が!
  • 密林の骨
    3.7
    1巻902円 (税込)
    アマゾン河を旅する格安ツアーに参加したギデオンだが、同乗者は奇妙な人間ばかりだった。不穏な雰囲気の漂う民族植物学研究者一行、秘密を持つ船長、出自不明のガイド。やがて事件が勃発する。岸の方から槍が飛来し、船内に突き刺さったのだ。そしてその穂先の基部に巻かれていたのは…さらに接岸した場所で不思議な穴のあいた骨が発見され…一片の骨から名推理を展開するスケルトン探偵ギデオンが密林の闇に挑む。
  • 騙す骨
    3.9
    1巻924円 (税込)
    妻ジュリーの親族に招かれ、メキシコの田舎を訪れたギデオン夫婦。だが平和なはずのその村では、不審な死体が二体も見つかっていた。銃創があるのに弾の出口も弾自体も見当たらないミイラ化死体と、小さな村なのに身元が全く不明の少女の白骨死体だ。村の警察署長の依頼で鑑定を試みたギデオンは次々と思わぬ事実を明らかにするが、それを喜ばぬ何者かが彼の命を狙い……スケルトン探偵が一片の骨から迷宮入り寸前の謎を解く。
  • 骨の島
    3.5
    1巻770円 (税込)
    イタリア貴族の当主ドメニコは、名に信じがたい言葉をかけた。「私の子を産んでほしい」と。時は流れ、生まれた子は、実業家として財を増やそうとする。だがその矢先、一族の人間が誘拐され、何者かの白骨死体が地中から発見された。人類学教授のギデオン・オリヴァーは、骨に隠された一族の秘密を知ることになる。/掲出の書影は底本のものです
  • 洞窟の骨
    3.3
    1巻770円 (税込)
    旧石器時代の遺跡の洞窟から人骨が――調査に協力したギデオンの鑑定で、人骨は旧石器時代のものではなく、死後数年しかたっていないことが明らかに。ギデオンは、以前に先史文化研究所で捏造事件が起きた時、行方不明者が出た事実を知るが……複雑に絡みあう人類学上の謎と殺人の真相にスケルトン探偵が挑む!/掲出の書影は底本のものです
  • 楽園の骨
    3.5
    1巻880円 (税込)
    親戚の死因を調べてほしいというFBI捜査官ジョン・ロウの依頼で、ギデオンはタヒチへ飛んだ。ジョンの伯父が経営するコーヒー農園では不穏な出来事が続き、さらに娘婿が不審な死を遂げたのだ。彼の死と一連の事件には何か関係が?陽光ふりそそぐ南の島でスケルトン探偵が鮮やかな推理を見せるシリーズ第八弾/掲出の書影は底本のものです
  • 呪い!
    3.3
    1巻605円 (税込)
    マヤ遺跡発掘に協力するため、人類学者ギデオンはメキシコへ飛んだ。遺跡で見つかった人骨の鑑定を依頼されたのだ。が、仕事は鑑定だけではすまなかった。骨と同時に発見された古文書の呪いが隊員を襲い、ついには殺人へと……密林の呪われた遺跡でスケルトン探偵が推理の冴えを見せる本格ミステリの醍醐味!
  • 遺骨
    5.0
    1巻770円 (税込)
    司法人類学会の長老がバス事故で悲劇の死を遂げて十年、その遺骨が博物館に展示されることになった。それを記念する学会に出席するため、ギデオンはオレゴンへ飛んだ。ところが遺骨が何者かに盗まれるという不可解な事件が起こり、つづいて博物館の近くから謎の白骨死体が――ギデオンの鮮やかな推理が冴える!
  • 死者の心臓
    4.5
    1巻825円 (税込)
    しぶしぶ引き受けた仕事でギデオンはエジプトを訪れた。エジプト学研究所の宣伝用ビデオのナレーター役になったのだ。だが、ナイル川を進む船で研究所の所長が不審な死を遂げ、さらに、研究所の裏で発見された人骨が不可解な謎を呼び起こして……悠久の歴史が眠る地でスケルトン探偵が活躍するシリーズ第七弾。
  • 古い骨
    3.7
    1巻660円 (税込)
    レジスタンスの英雄だった老富豪が、北フランスの館に親族を呼び寄せた矢先に事故死した。数日後、館では第二次大戦中のものと思われる人骨が発見され、さらに親族の一人が毒で……。骨を手がかりに謎を解くスケルトン探偵ギデオン・オリヴァーの本格的推理を描く、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作
  • 暗い森
    4.5
    1巻660円 (税込)
    ワシントン州の国立公園の大森林で人骨の一部が発見された。遭難したハイカーの遺骸なのか?だが、ギデオン・オリヴァー教授の鑑定の結果、骨は六年前に殺された男性のものと判明する。そのうえ、殺人の兇器は1万年前に絶滅したはずの種族が使っていた槍だった!森の奥深くに住むという伝説の猿人が本当にあたりを徘徊しているのか…一片の骨から縦横無尽の推理を繰り出すスケルトン探偵が真骨頂を示す初期代表作。
  • 断崖の骨
    3.8
    1巻715円 (税込)
    スケルトン探偵、イギリスで複雑怪奇な事件に挑む   楽しいはずの新婚旅行がだいなしだった。新妻のジュリーとイギリス南西部の風光明媚な地を訪れたギデオン・オリヴァー教授は、またもや事件に巻き込まれてしまった。見学先の博物館から貴重な先史人の骨が盗まれ、続いて旧友が発掘中の遺跡で殺人事件が起きたのだ。ギデオンは調査を進めるが、やがて死の危機に……骨を手がかりに事件を解決するアメリカの名高きスケルトン探偵が、伝統の国イギリスで複雑な謎に挑む会心作
  • 青列車の秘密
    3.7
    1巻1,056円 (税込)
    走行中の豪華列車内で起きた陰惨な強盗殺人。警察は被害者の別居中の夫を逮捕した。必至に弁明する夫だが、妻の客室に入るところを目撃されているのだ。だが、偶然同じ列車にのりあわせたことから、事件の調査を依頼されたポアロが示した犯人は意外な人物だった! 初期の意欲作が登場。

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  • そして誰もいなくなった
    4.5
    1巻1,034円 (税込)
    その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が……そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく! 強烈なサスペンスに彩られた最高傑作! 新訳決定版!

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  • そして誰もいなくなった

    Posted by ブクログ

    名作すぎて手に取らない。私はそういった天邪鬼なところがある。今までなぜ読まなかったのだろうと後悔したのが、一番の感想だ。
    孤島、館、童謡になぞらえた殺人、ある共有する秘密を抱えた十人の人物。いろんなミステリー作家がオマージュした作品と聞くが納得。読み手の心理を揺り動かす仕掛けがいっぱいである。タイトルと童謡のリリックでネタバレしているのにどうしてこんなに面白いのだろう。最大の魅力は孤島に呼ばれた人物の段々と余裕がなくなっていく心理描写、人物像のはっきりとした輪郭、展開のスピード感だろう。あっと言う間に読み終えてしまった。

    0
    2025年01月07日
  • そして誰もいなくなった

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    館系の元祖というべき作品。
    最初はキャラの把握に時間がかかったが、読んでいくうちにキャラ登場ページを見返していけば問題なく読み進められた。
    全員が後ろめたいことがあり告発され、それぞれの罪が明らかになること、童謡になぞって事件が起きることわくわくして一気に読んでしまった。
    こいつはきっと犯人にも対抗できるだろう!と期待していたキャラがあっさりやられてしまったことはショックだった。
    読後の爽快感があり、やはりミステリーが好きなら一度は読むべきだと思った。

    0
    2025年01月07日
  • そして誰もいなくなった

    Posted by ブクログ

    初めての海外文学で、名前に馴染みがなく覚えるのが大変でしたが、後半は慣れ、物語に引き込まれていきました。海外文学入門にはうってつけの作品じゃないかと思います。

    0
    2025年01月05日
  • そして誰もいなくなった

    Posted by ブクログ

    最初は登場人物の多さに戸惑いましたが、読んでいくにつれて名前や性格など理解しやすいように、構成されていて良かったです。
    また、トリックも簡単なようで分からない。童謡に合わせた殺人。
    全てで賞賛される本だと思いました!!

    0
    2025年01月04日
  • そして誰もいなくなった

    Posted by ブクログ

    孤島を舞台に疑心暗鬼になっていく人物関係、犯人が見つからずに淡々と起こる殺人で緊迫感が増していく。アガサ・クリスティーはたくさん読んできたが、これが一番好き。推理小説の中でもダントツで好きかもしれない。

    0
    2024年12月31日

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