作品一覧

  • アッサム・ティーと熱気球の悪夢
    3.0
    20~24巻968~1,265円 (税込)
    熱気球に乗せてもらえることになったセオドシアは、人生初の空の冒険に心を躍らせていた。上空から見下ろすチャールストンの街並みはまさに絶景! ところが一機のドローンがある気球に狙いをさだめて近き、爆破して墜落させた。被害者の一人は、アメリカ史上初の国旗をまさにオークションにかけようとしていた矢先の出来事だった。歴史を生き抜いてきた旗は、聖遺物に匹敵するほどの価値を持つ。熱狂的なコレクターや骨董商、学者……気球墜落事件は、貴重な旗をめぐる熾烈な争奪戦の末の犯行? 事件の手がかりを追うかたわら、セオドシアはピンチヒッターとしてテレビに生出演したり、大規模なお茶会の準備をしたりとてんてこまい。そんな時に大手雑誌社からお店の評価をくだす秘密調査員が送りこまれることになり……!?
  • 親愛なる八本脚の友だち
    3.8
    1巻1,595円 (税込)
    全米100万部突破! ユーモラスでハートフルな話題作、待望の邦訳。 「タコと友達になった女性のチャーミングで心温まる物語」──カーカス・レビュウ 「繊細さと優しさに満ちた筆致で、一度喪った愛の再発見を描く素晴らしいデビュー作」──〈ワシントン・ポスト〉紙 ぼくはマーセラス。水族館で暮らすミズダコ。ここにとらわれてからもう1300日近くが経つ。人間たちは知らない──ぼくも人間たちを観察していて、言葉も理解することを。実は水槽からも抜け出せる。館内の夜散歩は秘密の趣味だ。ある夜、ひょんなことから徘徊中に窮地に陥ったぼくは清掃員のトーヴァに見つかり……友だちになった。30年前に息子を喪った孤独な女性、トーヴァとの日々をすごすうち、ぼくは気がつく──彼女の家族にまつわるある真実に。全米で100万部を突破した心温まるデビュー作。(解説・大森望)
  • バイオリン狂騒曲
    -
    1巻1,474円 (税込)
    国際コンクール目前。黒人バイオリニスト、レイの楽器が突然ホテルから消えた。残されたのは1枚の脅迫状。盗まれたのは、かの名器ストラディヴァリウスだった――差別と偏見に耐えようやく掴んだ大舞台への切符。バイオリンを狙う思惑と計略が渦巻く中レイは決勝の舞台に立つことができるのか!? そして明らかとなるバイオリンに隠された衝撃の秘密とは!?――「音楽の描写が特に素晴らしく、自分が読んでいるのか、それともコンサートを聴いているのか時々わからなくなってしまう」(ワシントン・ポスト)他、各紙が絶賛! 手に汗握る、青春音楽ミステリー!!
  • グレイラットの殺人
    4.5
    1巻1,430円 (税込)
    売春宿で殺されたサミット関係者の男。テロを警戒する政府はポーに捜査を命じる。ポーは3年前の強盗殺人事件との関連を疑い……
  • フォワード 未来を視る6つのSF
    4.3
    1巻1,364円 (税込)
    〔ヒューゴー賞受賞〕アンディ・ウィアーやN・K・ジェミシンなど、6人の人気作家が未来を描く珠玉のアンソロジー。全篇初邦訳
  • キュレーターの殺人
    4.3
    1巻1,386円 (税込)
    『ストーンサークルの殺人』『ブラックサマーの殺人』の〈ワシントン・ポー〉シリーズ第三作!バラバラ死体に付いた謎の文字列の紙片。ポー刑事は事件の背後に潜む黒幕〈キュレーター〉と対峙する。絶賛相次ぐシリーズ第3作
  • ブラックサマーの殺人
    4.2
    1巻1,320円 (税込)
    過去に手掛けた事件に冤罪疑惑が持ち上がり、刑事ポーは窮地に立たされるが……『ストーンサークルの殺人』に続くシリーズ第二作
  • スパイシーな夜食には早すぎる
    -
    1巻1,089円 (税込)
    春が訪れ、スザンヌの結婚式まであと2カ月。仲間とカフェを営むスザンヌはその日も朝から忙しく働いたあと、婚約者で医師のサムに夜食を届けようと病院へ向かった。ところがそこで、黒くめの襲撃犯と鉢合わせしてしまった! とっさに熱々でスパイシーなチリコンカンの入った保温ボトルで反撃し、どうにか難を逃れたものの、犯人は忽然と姿を消した。同じ頃、町では病院薬局が狙われ、薬品が強奪される事件が相次いでいた。町の人々は今回もスザンヌが犯人を突き止めてくれるものと期待していたが、素人探偵の彼女の身を案じるサムとの関係には黄色信号が…。そんなとき、カフェの裏口に毎日一本のバラが届けられるように。 スザンヌへの贈り物? それとも事件と何か関係が……?
  • 帰らざる故郷
    3.9
    1巻2,310円 (税込)
    1972年、アメリカ。ベトナム戦争中に海兵隊を不名誉除隊させられ刑務所にいた兄と、数年ぶりに再会した弟。しかし、町で起こるある惨殺事件が、彼らを引き離す――戦争が人々の心に残した傷跡、そして兄弟の絆を描くクライム・フィクション。解説/吉野仁
  • ストーンサークルの殺人
    4.4
    1巻1,298円 (税込)
    イギリス、カンブリア州のストーンサークルで次々と焼死体が発見された。マスコミに「イモレーション・マン」と名付けられた犯人は死体を猟奇的に損壊しており、三番目の被害者にはなぜか、不祥事を起こして停職中のNCA(国家犯罪対策庁)の警察官「ワシントン・ポー」の名前と「5」の字が刻み付けられていた。身に覚えのないポーは上司の判断で停職を解かれ、捜査に合流することに。そして新たな死体が発見され……英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールドダガー受賞作。
  • パーキングエリア
    3.9
    1巻1,188円 (税込)
    真冬の夜、女子大生のダービーは、母の容体悪化の知らせを受け、猛吹雪のなか車を飛ばす。そして、休憩のために立ち寄ったパーキングエリアで偶然、一台の車の中に少女が監禁されているのを目撃してしまう。誘拐犯は居合わせた男女4人のうち誰か? 夜明けまでの絶望的な死闘を描くノンストップ・サスペンス。
  • ダーク・マター
    3.4
    1巻1,210円 (税込)
    見知らぬ男に殴り倒され、気を失ったジェイソン・デッセン。目覚めると、彼の人生は一変していた……。ソニ・ピクチャーズ映画化
  • ささやかな頼み
    -
    1巻1,166円 (税込)
    育児ブログを運営する未亡人のステファニーは、自分に子供を預けたまま失踪した友人の行方を探しはじめるが……。ネット上で交わされる空虚な馴れ合いの裏で進行する、悪意に満ちた犯罪の全貌とは? 英米ミステリ界を席捲するドメスティック・ノワールの真骨頂
  • 終わりなき道
    3.5
    1巻2,310円 (税込)
    刑事のエリザベスは、少女監禁犯を拷問の上、射殺したとして、激しい批判にさらされていた。州警察が調査に乗り出すが、彼女には真実を明かせない理由が……。同じ頃、エリザベスの元同僚の警官が刑務所から釈放される。ある女性を殺した罪を認め服役していたのだ。だが、エリザベスは尊敬する彼の潔白を信じていた。男はうその証言をしたのか? ――様々な秘密を抱えた女と男の道はやがてひとつに繋がり、信じがたい邪悪の存在を暴く! アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)二冠作家が圧倒的筆力で放つ傑作巨篇。
  • ラスト・タウン―神の怒り―
    4.2
    1巻1,078円 (税込)
    保安官イーサン・バークの告発が引き金となって、町を外界と隔てるゲートは開け放たれた!異形の生き物が群れをなしてなだれ込み、人びとに襲いかかる。凶暴な牙と爪!血塗られた町を飛び交う恐怖の叫び!イーサンは住民を組織して、怪物たちや町の創設者に立ち向かう。だが、仲間は次々と怪物の餌食に……。人類最後の町の未来はいかに?『パインズ』『ウェイワード』に続く三部作の完結編!
  • ウェイワード―背反者たち―
    4.3
    1巻1,078円 (税込)
    山間にたたずむ小さな町、ウェイワード・パインズ。絵に描いたように美しいこの町には、ある秘密が……。そんな町で初めての殺人事件が起こる。全裸で打ち捨てられていた女性の死体には、血が一滴もない上に、ひどい拷問を受けた形跡があった。保安官イーサンが捜査を始めると、そこには被害者の意外な正体と、偽りの町に潜む闇が浮かびあがるのだった。M・ナイト・シャマラン監督ドラマ化! 衝撃作『パインズ』続編。
  • パインズ ―美しい地獄―
    3.6
    1巻990円 (税込)
    この町では尋常でない何かが起こっている。捜査官バークの生還可能性はゼロなのか? ラストは絶対予測不能! 衝撃のスリラー。 川沿いの芝生で目覚めた男は所持品の大半を失い、自分の名さえ思い出せない。しかも全身がやけに痛む。事故にでも遭ったのか…。やがて病院で記憶を回復し、みずからが捜査官だと思い出した男は、町の保安官や住民に助けを求めた。だが、この美しい町パインズはどこか狂っていた。住民は男が町から出ようとするのを執拗に阻み続け、外部との連絡にも必ず邪魔が入る。 /掲出の書影は底本のものです
  • ジェイコブを守るため
    4.0
    1巻2,090円 (税込)
    十四歳の一人息子ジェイコブが同級生の殺人容疑で逮捕された。地区検事補アンディは息子のため奮闘するが、次第に自身の人生も根底からぐらつき……。有力紙誌年間ベストを席巻した傑作ミステリ
  • アイアン・ハウス (上)
    4.3
    1~2巻935円 (税込)
    凄腕の殺し屋マイケルは、ガールフレンドのエレナの妊娠を機に、組織を抜けようと誓った。育ての親であるボスの了承は得たが、その手下のギャングたちは足抜けする彼への殺意を隠さない。ボスの死期は近く、その影響力は消えつつあったのだ。エレナの周辺に刺客が迫り、さらには、かつて孤児院で共に育ち、その後生き別れとなっていた弟ジュリアンまでが敵のターゲットに!――ミステリ界の新帝王が放つ、緊迫のスリラー
  • ラスト・チャイルド 上
    3.9
    1~2巻880円 (税込)
    少年ジョニーの人生はある事件を境に一変した。優しい両親と瓜二つのふたごの妹アリッサと平穏に暮らす幸福の日々が、妹の誘拐によって突如失われたのだ。その後まもなく父が謎の失踪を遂げ、母は薬物に溺れるように……。少年の家族は完全に崩壊した。だが彼はくじけない。ただひたすら家族の再生を信じ、親友と共に妹の行方を探し続ける。
  • 川は静かに流れ
    3.9
    1巻1,144円 (税込)
    「僕という人間を形作った出来事はすべてその川の近くで起こった。川が見える場所で母を失い、川のほとりで恋に落ちた。父に家から追い出された日の、川のにおいすら覚えている」殺人の濡れ衣を着せられ故郷を追われたアダム。苦境に陥った親友のために数年ぶりに川辺の町に戻ったが、待ち受けていたのは自分を勘当した父、不機嫌な昔の恋人、そして新たなる殺人事件だった。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。
  • キングの死
    4.2
    1巻1,144円 (税込)
    失踪中の辣腕弁護士が射殺死体で発見された。被害者の息子ワークは、傲慢で暴力的だった父の死に深い悲しみを覚えることは無かったが、ただ一点の不安が。父と不仲だった妹が、まさか……。愛する妹を護るため、ワークは捜査への協力を拒んだ。だがその結果、警察は莫大な遺産の相続人である彼を犯人だと疑う。アリバイを証明できないワークは、次第に追いつめられ……。
  • キュレーターの殺人

    Posted by ブクログ

    この結末は好きだ。
    だけど評価の分かれる結末だろうなと思う。

    シリーズ三作目ということで、少しパターン化というか先が読めるような感じがしてきたかな。(犯人もなんとなく当たってしまうし)
    動機も納得できるようなできないような…
    それと一作目、二作目に比べてキャラクターがあまり丁寧に書かれていないところが少し寂しい。

    四作目はいよいよポーの出生の事件に迫るんだろうか?
    少し新しさを感じるストーリーだといいな。

    とはいえ、やっぱりこのシリーズはおもしろい。

    0
    2024年07月16日
  • ストーンサークルの殺人

    Posted by ブクログ

    抜群に面白い。主人公のワシントン・ポーと相棒のティリー・ブラッドショーが、徐々に揺るぎない関係性を築いて行く描写が微笑ましい。
    ミステリーの部分もよく出来ていてドキドキしながら読めた。
    大満足。

    0
    2024年07月06日
  • パーキングエリア

    Posted by ブクログ

    日常色々曇り空な状況の中、微妙な距離感のある実家に帰省しなければならなくなった主人公が、鬱々しながら実家に向かう道中で事件に巻き込まれる…のだけれど、もし彼女のメンタルが安定していたら(なおかつお金があったら)トラブルを避けられたのではないかと思ってしまう。
    事件に巻き込まれたのはあくまでも不幸な偶然なのだけれど、私って不幸!って思いながら生きてると、本当に不幸になっちゃう言霊的なものってあるような気がするので、不運を呼びやすいっていうか、トラブルに見舞われやすいような。
    まぁトラブル回避してたらそもそも事件が起きないのですが。

    暴力沙汰には無縁で生きてきたであろう女子大生が血なまぐさい争い

    0
    2024年07月04日
  • ブラックサマーの殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一作目を上回るおもしろさだった!!

    犯人はほぼ最初からわかっていて、今回はハウダニットかとそちらにばかり気がいっていたため、共犯者がわかったときには(結局これがハウダニットなんだけどね)頭がフリーズした。
    確かにわかってみれば単純なことだけど、最近はどんでん返しと謳われている作品でもパターンがみえて驚けないことばかりだったから、久々に頭がフリーズする感じが最高に良かった。

    それにしてもサイコパスは果てしなく恐ろしい。
    最後の地下壕シーンはなかなかグロテスクで、感情ストップ状態で読んだけれど、それでも先が気になるおもしろさはすごいと思う。

    相変わらずティリーのキャラクターがとても魅力的で、

    0
    2024年06月25日
  • 親愛なる八本脚の友だち

    Posted by ブクログ

    30年前に息子を亡くした水族館の清掃員・トーヴァ、脱走癖のある天才ミズダコマーセラス、親に捨てられたダメ男・キャメロン、の心温まるお話。
    途中までは、まあまあかなと思っていたら半分読んだあたりからやめられなくなりました。2日かけて読むつもりが、8時間で一気読みです。

    マーセラスの脱走シーンが手に取るように想像できます。特にマーセラスVSキャメロンの格闘のところではププッと笑いました。
    キャメロンのダメっぷりには中二病か、と突っ込みたくなるけど、憎めないキャラクター。2人+1匹の愛情ある距離感が素敵です。
    読んでいて、おおっ!と嬉しくなったり、気を付けて!と言いたくなったり、イーサンのTシャツ

    0
    2024年06月24日

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