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売春宿で殺されたサミット関係者の男。テロを警戒する政府はポーに捜査を命じる。ポーは3年前の強盗殺人事件との関連を疑い……
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Posted by ブクログ
ワシントン・ポーのシリーズ、4作目。初読は2023年。 再読してレビュー。 5作目の「ボタニスト」がとてもよかったのですが、脇役が多くて、それぞれの描写が少ないため、前にどう出てきたか確認するために、再読しました。 プロローグで、貸金庫の強盗事件が発生。 これが007ジェームズ・ボンド役の歴代俳優...続きを読むのお面をそれぞれにつけているという設定で、その奇妙さ面白さからいきなりの展開に、引き込まれます。 3年後、英国北西部のカンブリア地方では、サミットの開催を前に、警備が強化されていた。 ところが、とある建物の中で男が殺されているのが発見される。男は、会議参加者を運ぶヘリコプター会社の社長で、サミットと無関係とはいえなかった。 急遽、FBIやMI5も絡む、捜査チームが結成される。 ワシントン・ポーは、国家犯罪対策庁(NCA)重大犯罪分析課(SCAS)の刑事。 自宅の土地をめぐる裁判で勝ちそうになっているところへ、急な呼び出しが。 突然、名乗りもしない捜査官により秘密めいた建物に護送されるが、ポーはすぐに正体を喝破し、揉めるのも辞さない体勢になる(笑)。 規則を超えてでも力づく?で捜査に邁進し、他の人間にない洞察力を発揮するポーは、早急な解決のために招かれていたのだった。 現れたFBIの特別捜査官メロディ・リーは、前の事件で電話やメールでやり取りした関係。カッコいい黒人女性だった。 情報を秘匿したり、リードを取りたがったりするMI5のハンナ・フィンチに手こずりながらも、相棒の分析官ティリー・ブラッドショーと共に、どんどん先へ進むポー。 かっての強盗事件の際に置かれていた謎の置物(グレイの鼠)と同じものが置かれていることに、気づく。 二転三転する展開がテンポよく進み、分厚いのに読み進むのがらくらく~心地よい。 有能だが頑固で古いタイプのポーと名コンビとなっている、若いティリーの天才と無邪気さのバランス。 何しろ、ティリーが才能豊か過ぎるほどなので、何かで行き詰っても大丈夫! そして、武骨なポーとの信頼関係に心あたたまります。 もう読んだ5作目がまた、いいんですよね。でもその次も楽しみ!(笑)
とても難しい政治的な話が多くて何度も読み返した箇所もある でも、その難しさが読み応えになっていてとてもおもしろかった 少しずつワシントン・ポーシリーズの読み方が理解できて伏線がわかるようになってきた
4作目にしてスケールと物語の重厚さが一段上がったような気がする。 犯人はこれまでの狂気を孕んだ人間とはまた違うタイプで新鮮だし、アフガンでの出来事を含め本当の意味で国家レベルに達した事件で非常に重たい。 ただ、規模や表面的な見え方の違いから一見関係のない要素にもきちんと繋がりがあって、徐々にパズルの...続きを読むピースのようにハマっていく感覚が楽しい。 ポーとティリーのコンビネーションの安定感もかなり増していて、互いを補った時の噛み合い方がやっぱり好きだな。ティリーは徐々に常識を獲得していっているけど、要所で見せるぶっ飛び具合は健在で面白い。今回ポーの危険を顧みない行動力は鳴りを顰めていたものの、彼の正義感と真実を追い求める姿には尊敬を覚える。MI5組のハンナとアラスターも濃いめのキャラクターでとても好き。また出てきて欲しいね。 今までは海外ドラマらしい印象で、グレイラットの殺人は大作映画のような印象を受けた。ページ数はもちろんのこと、丁寧に張り巡らされた布石とテンポの良さから得られる濃厚な読書体験にまた酔いしれることができて良かった。次回は分作?みたいだけど楽しみだな。
ワシントン・ポーシリーズ4作目。 サミット開催が迫るなか、要人を搬送するヘリコプター会社の社長が殺される。この事件と3年前に起きた貸金庫を襲った強盗事件には、現場に鼠の置物が置かれていたという共通点が。テロを警戒した政府はポーに捜査を命じるが、MI5の妨害で捜査は思うように進まず…。 今回はフリンが...続きを読むお休みしており、MI5との絡みでなかなか思うように捜査を進められないポーですが、変わらず細やかな捜査から、徐々に真相に近付いていきます。少しずつ全貌が見えてきたと思いきや、ポーシリーズあるあるの二転三転、四転五転していく展開に読む手が止まらない!犯人がわかったあとも気が抜けません。最後の最後まで楽しませてくれます。右肩上がりに面白くなっていくこのシリーズ。次作を読まずにはいられない!面白すぎる!
さすがのポーシリーズ。 過去の英雄の殺人事件から、過去の英雄の救出、その救出部隊の全滅、、、 いろんな過去の出来事と今の殺人事件がどんどん繋がって、解決したかとおもいきや更なる真実があるのがさすがです
最後まで気が抜けない内容だった。 ワシントン・ポーシリーズの4冊目。知らずに読んだので、人々の関係性や前作の事件の内容がわかっていないところもあったが、ポーとティリーの関係や、ポーの性格が際立っていてかなりの読み応えがある内容にもかかわらず最後までなかだるみなく読み終えることができた。 最初の衝撃的...続きを読むなシーンが後の事件にどうかかわってくるのか、ヘリ会社の共同経営者がなぜ殺されなければいけなかったのか、まったく関係ない事件が結びついていく様子は面白く読めた。 犯行に至る動機、また、犯人が分かったあともいろいろ仕掛けがしてあって、最後まで本当に引き付けられた。 アラスター・ロックがかっこいい!!
M•W•クレイブンによるワシントン・ポーシリーズ4作目。 大人になってから、こんなにワクワクさせられたシリーズは他にない。 今作は、3年前に起きた強盗事件と、新たに起こった殺人事件との共通点を巡るうち国を揺るがす悪辣な真実に辿り着く。 作中でイギリスやアメリカの軍務に関する用語が幾つか登場するが...続きを読む、軍事関係の用語にはあまり明るくないので辞書を引きながら読み進めた。 作中に登場する多様な伏線、違和感…。 ミステリ作品を読む時の楽しみは、自分もチームに加わった気になって推理することだ。 靴の結び方の意味、ラットのもつ意味、ストーリー序盤では多方面に伸びていた推察が、情報を得るごとに行き場を失くし、物語中盤では全く手詰まりになっていた。 物語が進展する中、ひとり手を止め宙を仰ぎ、それまでの状況を整理する。 紙とペンを用意して、現在置かれている状況と関わる人々の情報を書き出しては、新たな真実を見つけようと推理した。 二転三転どころではない。ページを巡るたびに、事件は表情を変える。 これまでの三作も展開が目まぐるしく、とてもエキサイティングだったが、今作はまた一味違うシリアスな作品であったように感じた(前作を読んでからかなり時間が経過しているので、記憶は淡いが…) しばらく読んでいない間に、6、7作目も出ていたようなので、明日早速続きを買いに行こうと思う。
ワシントン・ポー シリーズ4作目。 このシリーズの中では今のところ私はこれが1番好きかも。700ページ越えの大作だけど、読みやすくて一気に読めてしまう。真相が2転3転するので最後までハラハラできる。 今回はFBIやMI5も関わって、密輸とか戦争とかスケールの大きな話になっていく。それでもティリーとポ...続きを読むーの会話が相変わらずで笑ってしまうぐらい楽しい。
ワシントン.ポー シリーズ4作目 前作までは、600ページ超えで 毎回うろたえてたけど とうとう、4作目は700ページ超え! もう慣れてしまってうろたえなくなったけど 持って歩くには重い…重すぎる 前作からのFBI捜査官も登場し、 馴染みのないMI5まで登場 過去のアフガニスタン作戦も絡んでくる ...続きを読む今回もすごいボリュームだし 奥が深い 登場人物が多くて頭もかなり混乱 誰が…誰で?? 二転三転しながら 真相に近づいていってるようで、ちかづいてないような…わからない 付箋でマークしたり、メモを書いたり 前半はかなり手探りで読むような感じ。 ここは忍耐! さすがに怪しい人物もいて 今回は犯人がわかりやすい展開じゃない…? ほら〜!やっぱりね! 4作目ともなると 読者もだいたい特徴を掴むのよね〜…などと 調子よく読んでいたら、そこからがまたすごい! あ~面白かった 今作も楽しませてもらいました。 犯人に対峙している時のポーのセリフ 「こういう細かいことが気になって気になって、 夜眠れないんだよ。」 (たしか、刑事コロンボもよく言ってるセリフ) MI5のロックのセリフ 「きみは流れる水のようだな、ポー 立ちふさがる者がいれば、それを迂回する あるいは乗り越える。誰にもとめられないし、 制御できない」 この直感的に気になった事をグイグイとことん追求していくところがこのシリーズの醍醐味で ワシントン.ポーがよく表されていて このセリフがかなりのお気に入り。 ワクワクする終わり方もとても良かった!
中盤まで翻弄される、あるいは五里霧中な展開ですが、中盤以降解かれていく物語と日本人には体験できないし、したくない戦争というものがつながりびっくりするものが明かされる時には、驚いた。 2958冊 今年186冊目
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