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Posted by ブクログ
行方不明になっていたシークレットサービス捜査官のエヴァンズとケイトを捜していた特別捜査官のイーサンバークは交通事故に遭い、負傷したが、命からがら事故現場から逃げ出す。
偶然とどまった、ウェイワード・パインズの町の屋敷で、行方不明になっていたエヴァンズの死体をみつける。
外部と連絡を取ろうとするが、意識を失い、ウェイワード・パインズの病院に入れられて、そこから出してもらえなくなってしまう。
イーサンは外部の人間と全く接触できなくなってしまう。インターネットも電話も通じない。
町の保安官に車を借りることすらできない。
「おかしいのはこの町のほうだ」
ケイトが知らない家の主婦となっていて、イーサンのことを全く知らないという。が、問いただすとケイトはイーサンを実は覚えていた。だけど、ケイトは歳をとりすぎている。二十は上だ。イーサンが事故に遭ってまだ4日しかたっていないのに。
ケイトは「この町でだってすばらしい人生を送ることはできる」という。
イーサンは車を盗難してパインズを出ようと試みる。
しかしポープ保安官にみつかって止められてしまう。
ポープは言う「きみは芝居をしているんだよ。きみがエヴァンズを殺したんだ」
ウェイワード・パインズ 美しい地獄
ラストシーンでは、真実を突き止めたイーサンがどういう選択をするのか息をのみました。
Posted by ブクログ
記憶を無くしたシークレットサービスの特別捜査官が、アメリカの田舎町パインズで目を覚ます。自分の名さえ思い出せない。しかも全身がやけに痛む。病院で少しずつ記憶を回復し、自分が捜査官だと思い出した彼は、町の保安官や住民に助けを求めるも、まったく要領を得ない。自分の身分を証明するものは何も無く、携帯電話もお金も無い。しかも外部と連絡が取れないし、取ろうとしても邪魔が入る。この町で過ごすにつれ、少しずつこの美しい町パインズが何かおかしいと感じてくる。何となくおかしい。何かが狂っている。
読者は本書を読み進めるにつれ、彼が本当に捜査官なのか、彼が思い出した記憶すら本当のことなのか分からなくなってくる。何がいったい真実なんだ。
駄目だ、これ以上は書くとネタバレになってしまう。
ただ、すごく面白い、まさに一気読みだった。
この本のジャンルの詳細を書いてしまうとそれもネタバレになるので、ものすごく大きく分けるとすれば「脱走・脱出もの」ということになるのかな。
筆者は幼少の頃、往年の傑作ドラマ『ツイン・ピークス』にはまり、自分でもこのような物語を書いてみたいと思い、20年間構想をあたためて本書を書いたそうだ。『ツイン・ピークス』と本書の話はまったく違うが、アメリカの美しい片田舎の町が実は・・・という感じは非常に似ている。
本作を読み終わるまで本作が3部作であることは知らなかったし、映像化されていることも知らなかった。この1冊で十分面白いし、完結している。でも、続きがあると知ったら読まずにはいられない。第二作『ウェイワード-背反者たち-』、第三作『ラスト・タウン-神の怒り-』、早速、読んでみよう。
Posted by ブクログ
何の予備知識無しに読んだが、非常に面白かった。アイダホ州ウェイワード・パインズという片田舎の町の川沿いで全身傷付いた状態で意識を回復したシークレット・サービス特別捜査官・イーサン・バーク。変わった雰囲気のミステリーと思いながら読み進むと300ページ過ぎから予想もしない驚愕の展開が…まさか、そう来るとは思わなかった。
リチャード・マシスンの『地球最後の男』のような、著者あとがきと解説に記述されているようにディビッド・リンチのカルト映画『ツイン・ピークス』のような趣きを持つ傑作。
解説によると本書は三部作の第一作で、第二作目は既に刊行されており、この夏には第三作が刊行予定とのこと。また、アメリカのFOXテレビでドラマ化が決定しているようだ。第二作、第三作の翻訳が待ち遠しい。
Posted by ブクログ
時間を取って一気読みすべき本。途中で読むのを一時停止すると、あまりに気になって&気持ち悪くて、他のコトが手につかなくなりそうなのでご注意を(笑
(ハヤカワのSFにしては、スイスイ読める方だと思うので数時間で読み終わるかと)
既にFOXでドラマ化もされているんですね。あまりアメリカのドラマは見ないのですが、数少ない見た作品の中だとXファイルに近いかなぁ。
本著のストーリーは、アメリカの田舎街へ捜査に向かったところ、事故に巻き込まれて記憶喪失状態で目覚めた捜査官が、この美しいながらもどこかがおかしい街の謎に挑んでいくという話。
読み進めていくと、「えっ!?」と引っかかる矛盾とも思える要素が次々と出てきて、捜査官の過去のトラウマとも相まって、一体誰がおかしいのか?と混乱の極みに達するのですが、最後は「おー、そう来たかー!」と驚かされます。裏表紙のあらすじに「絶対予測不可能の衝撃のラスト!」と書いてあって、そこまでかなぁとは思いつつ(笑 でも、そう書くのもわかるドラマチックなストーリー展開でした。
著者の筆力は素晴らしく、文章を読んでいて非常に落ち着かない気持ちにさせられます。途中の閉塞感と言ったら、個人的な読書経験の中でここまで追い込まれた感覚を味わったコトは無いってくらい。
諸々の謎が明かされた後の展開は、逆に少しアッサリしすぎていて、これで良いの?って感もありましたが、全般的には楽しませていただきました。
しかし、もし自分があの街の住人だったとしたら遠からずおかしいと思い始めると思います。あんまり書くとネタバレなので言えませんが…。
SFの中でも、知的な気付きがあるものと言うよりはエンタメ寄りだと感じました。続編読むかなー、どうするかなー。
寝不足をどうしてくれる!?
初めての作品なのでこれだけを買い、残った予算で他の本を買ってしまった。そうすれば後悔は最小限に止められると思ったからだ。結果としては、選択の間違いが起きたわけだが、それどころか、今日は寝不足であくびばかり出て困っている。今回のカードの締切日が過ぎたら、すぐにでも二作目三作目を買うことにしよう。
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小説・文芸
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