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Posted by ブクログ
「まったく人間っていうやつは、愚かで自分勝手でときどき突拍子もないことを仕出かす」……あなたに似た人……そう、読んでいる私にもどこかにそんな要素を含んでいる。
クスっと笑うかもしれない
結末に啞然とするかもしれない
なんだか嫌な気持ちになるかもしれない
頭のなかが???だらけになるかもしれない
作者の名前は知らなくてもジブリ映画「紅の豚」の中にある「飛行士たちの墓場」のエピソード短編『彼らは齢をとるまい』や、映画「チャーリーとチョコレート工場」の原作もこの人。
この本にある短編は、どれもむかしのTVドラマ「トワイライトゾーン」を思わせる素朴なゾクゾク感がたっぷりで、楽しかった~(たん、たん、たたたん~あ!これ「世にも奇妙…」だった)。
Posted by ブクログ
個人的に『首』と『皮膚』が好きですね。
『首』では、レイディ・タートンが首がはまって抜け出せないという醜態に対し、それまで感情を表に出さず冷静に紳士であったバジル卿が暗い喜びを覚える描写が好きです。同じくレイディを嫌っている執事・ジェイクスのイカサマを嬉々として受け入れ、斧を手に取るバジル卿。結局は危ないから鋸に代えてくれと申しつけるも、その時の彼の喜びを湛えた表情の描写は忘れ難い印象深いものでした。
『皮膚』では、温かい食事と不自由の無い生活の誘惑に負け、大切な筈の愛弟子の絵を売ってしまい最後には皮膚を剥がされてしまう老人のなんとも言えない後味の悪さ。彼の自慢できるものは背中に彫られた愛弟子の作品のみなのに、それを手放してしまうという展開には唸らされました。
人間の暗い部分、どうしようもない部分を描いたシニカルで素晴らしい短編集でした。
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