大いなる眠り

大いなる眠り

私立探偵フィリップ・マーロウ。三十三歳。独身。命令への不服従にはいささか実績のある男。ある午後、彼は資産家の将軍に呼び出された。将軍は娘が賭場で作った借金をネタに強請られているという。解決を約束したマーロウは、犯人らしき男が経営する古書店を調べ始めた。表看板とは別にいかがわしい商売が営まれているようだ。やがて男の住処を突き止めるが、周辺を探るうちに三発の銃声が……。シリーズ第一作の新訳版

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大いなる眠り のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    探偵フィリップ・マーロウが石油富豪一家の闇に探り込んでいく話。はっとするような比喩表現が散りばめてあり、それだけでも読んでいて面白い。それにしてもこの姉妹は現代のパーティピープルな米国セレブを描いているようだ。こういう人ってこの時代からいるんだね。
    話の筋が時々分かりにくくなるけど、巻末の翻訳者・村

    0
    2018年12月23日

    Posted by ブクログ

    チャンドラー氏の長編処女作、探偵フィリップ・マーロウ・シリーズの第一作。村上春樹氏の翻訳で読むチャンドラー作品は小気味いいおしゃれなハードボイルドに仕上がっている。散りばめられた幾つかの物語が最終的に折り重なって事件の真相を描く。何ものの誘惑にも負けずタフで切れ者のマーロウがカッコよすぎる。

    0
    2025年03月19日

    Posted by ブクログ

    オススメ度は⭐︎1かもしれない。
    かなりハードボイルドだった。
    380ページくらい?あるけれど、230ページくらいから面白くなった気がする。
    ただ、だからと言ってこの小説がダメだったかというとそうでもなく、後半はマーロウがかなりかっこよかったし、村上春樹が後書きで書いているように、わけのわからん部分

    0
    2025年03月17日

    Posted by ブクログ

    フィリップマーロウが格好いいのは言わずもがな、マーロウの一人称視点から描写される情景が細やかで洒落が効いてるのが心地いい読み味だった。マーロウと一緒にロサンゼルスで事件を追いかけてる気分で読んでいた。

    0
    2025年03月08日

    Posted by ブクログ

    チャンドラーのフィリップ•マーローシリーズ第1作、村上春樹訳。
    フィリップ•マーローは、まだ33歳で荒々しい。マーローは、資産家の将軍に呼ばれて、放蕩娘のせいで借金をネタに強請られており、マーローはその解決を約束する。
    マーローは、警察組織や巨大なヤクザ組織に対しても、頑なにその姿勢を変えずに、いけ

    0
    2025年01月01日

    Posted by ブクログ

    ▼<レイモンド・チャンドラーの長編を、村上春樹訳で発表順に再読。それが済んだら原りょうさんの作品を発表順にやっぱり再読、楽しもう>

    という自己企画に沿った読書です。2~3年かかるかもしれません。その第1弾。

    ▼やはり傑作「長いお別れ」に比べると。いや、恐らく他のシリーズ作品全般と比べても。なんせ

    0
    2024年10月06日

    Posted by ブクログ

    チャンドラーの長編第一作。
    春樹さんのあとがきを読んで更に魅力が増した。
    自分の流儀を曲げないタフガイ。
    そしてウィットに富んだセリフ回し。
    格好良過ぎる。

    0
    2024年08月13日

    Posted by ブクログ

    昔読んだはずだけど、ほとんど筋を覚えていない。
    マーロウ以外の登場人物も。
    今回あらためて読んで、それも無理はないと思った。
    謎らしい謎もなく、マーロウ以外の人物も魅力に乏しい。魅力的なのは探偵だけ。

    それでも、その文体と独特なナラティブは驚嘆に値すると思う。チャンドラーは、本当にユニークな作家だ

    0
    2024年01月20日

    Posted by ブクログ

    ロンググッドバイに続き、チャンドラーを読むのはこれが2作目。こちらが1939年に発表されたシリーズ第一作とのことで、フィリップ・マーロウはまだ33歳と若手。村上春樹の新訳も手伝って、全く古さを感じることなく、映画を楽しむように読めた。自分にはこの魅力をうまく表現出来そうにない。あっと驚く伏線回収があ

    0
    2023年04月15日

    Posted by ブクログ

    フィリップ・マーロウもの、第1作
    『長いお別れ』や、『さようなら愛しいひと』と異なり、珍しく私立探偵として依頼を受けて仕事を始める形式。
    少し文章が固いけれど、面白い。
    撃っていいのは撃つ覚悟をもっているやつだけだ!って文章どこにあったのだろう。

    0
    2022年10月17日

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