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「人が死ぬのって、素敵よね」彼女は僕のすぐ耳もとでしゃべっていたので、その言葉はあたたかい湿った息と一緒に僕の体内にそっともぐりこんできた。「どうして?」と僕は訊いた。娘はまるで封をするように僕の唇の上に指を一本置いた。「質問はしないで」と彼女は言った。「それから目も開けないでね。わかった?」僕は彼女の声と同じくらい小さくうなずいた。(本文より)
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Posted by ブクログ
1年に1回、必ず村上春樹作品を読みたくなる。 読みたいというよりは、村上作品に触れたいというのが強いです。 村上作品のファンの間では、人気がある本作に 初めて挑戦します。 長編を読む時って、何か構えてしまいます。 さぁこれから登るぞみたいな、山登りとは 違うのですが、ワクワク感が溢れます。 読む進め...続きを読むれば、歪な世界に誘われいきます。 間宮中尉の長い話の章は、ハードで暴力描写が 多かったのですが、いざ次の2部に挑戦したいです。
ここは血なまぐさく暴力的な世界です。 強くならなくては生き残ってはいけません。 でもそれと同時に、どんな小さな音をも聞き逃さないように静かに耳をすませていることもとても大事なのです。 おわかりになりますか? 良いニュースというのは、多くの場合小さな声で語られるのです。 どうかそのことを覚えていてくだ...続きを読むさい。 かつて加納クレタであった女 退屈じゃないっていうのはね、つまり、余計なことを考えないですむっていうことでしょう? 笠原メイ
本屋で何気なく買って読んでみしたが、すぐに春樹ワールドにハマってしまいました。 村上春樹さんの本は、どこか詩的で哲学的でお洒落な感じがあり、とても好きです。
あーめちゃくちゃ面白かった。 リアルともファンタジーとも言い切れない不思議な世界を、私は駆け抜けた。 私は村上春樹の本を刊行順に読むという個人的なプロジェクトをしていて「ねじまき鳥クロニクル」の番がやってきたわけですが、こうして辿ってくると、村上春樹という人が書く物語りがどんどん立体的に拡張していく...続きを読むのが感じられる。 この話では歴史までもが現れてきた。 絶対なんかのメタファーの詰め合わせで、考察しがいがあるんだろうけど、ただこの物語だけで私は駆け抜けた。 意味が不在でも、この物語はとても、とても面白い!
最後の方にグロい描写があって、それのためにここまで読んだみたいな、それほどに引き込まれた文章だった。
ねじまき鳥クロニクルを読むのは三度目か四度目になるかと思う。初めて読んだ時からもう二十年くらい経つ。読むたびに自身が感じることが変わり、面白いと思うポイントが変わってきている。これは私の読解力が少なからず成長しているということなのか。 電話の女、加納マルタ、加納クレタ、そして本田さん…。魅力的なキャ...続きを読むラクターが次々に登場するのがとても楽しい。そしてそれらが重なり合って物語が進むのですが、文章や世界観に自分の脳がゆらゆらと揺らされているような感覚になり眠くなる。そう村上春樹は眠くなるのです。この眠くなるという点は、何度読んでも変わらない。 作者と同じ時代を生きて、作品を読めるということに感謝。だって自宅の電話が鳴るって感覚は今の子どもたちは分からないだろうし、FMラジオもおそらく聞かないだろうから。
半年ぶりとかの春樹 めちゃくちゃ楽しかった、一気読み ノルウェイ、海辺のカフカ、世界のハードボイルド、1q84からの不確かな壁でこれが多分6作目なんだけど 一番好きかも知れない 主人公の思考パターンがすんなり馴染むし(ちょっと待ってが大好き)、やっぱり春樹の文章のテンポが大好き 読む時間が楽しい...続きを読む 内容はいつもほど難解じゃない気がするけどまあ謎 いいじゃないの、楽しいんだからってかんじ
読み返す本
村上作品は、自分のコンディション、世代ごとに何度読んでも違った味が出る。 作品自体が面白いのもあるし、読み手の自分のそのときの状況がすごく影響する。 不思議な作品。
『ねじまき鳥クロニクル』第一部を読んでいると、 物語を追っているだけのはずなのに、 心が勝手にこれまでの人生を整理し始めるような感覚に陥った。 猫の失踪、仕事を辞めた主人公の日常、 奇妙な電話や不可解な人物たち。 表面的には淡々とした出来事が続いているだけなのに、 読み進めるほどに、 自分自身の内...続きを読む側が静かに揺さぶられていくのを感じた。 第一部でとりわけ印象に残ったのは、 間宮さんが語るノモハンでの体験である。 涸れ井戸の底に落とされ、 一日に数秒だけ差し込む光を浴びた瞬間、 彼は「自分の人生はそこで終わった」と感じたという。 助かった後の人生は、 生きているのに生きていない、 死んでいるのに死んでいないような感覚だったと語られる。 その一節を読んだとき、 それは決して極限状況に置かれた他人の話には思えなかった。 大学時代や精神科病院で働いていた頃、 私自身もまた、 何かに全身全霊で打ち込めるものを見つけられず、 心を燃やす対象もないまま、 ただ「死んでいないだけ」の状態で 日々を過ごしていた時期があったからだ。 第一部に登場する主人公もまた、 仕事を辞め、目的を失い、 どこか世界との接点を見失ったような状態にある。 本田さんから受け取る中身のない箱は、 彼の空洞化した生を象徴しているように感じられた。 また、加納クレタの語る 「痛みを失った瞬間から、生を実感できなくなった」 という言葉も強く印象に残っている。 痛みから解放されたはずの彼女が、 引き換えに世界の手触りそのものを失ってしまったように見えたからだ。 間宮さん、加納クレタ、そして主人公。 第一部に描かれる彼らの姿は、 形こそ違えど、 「生きているのに生を実感できない」という一点で 静かにつながっているように思えた。 私はもともと、 自分の感情に敏感な人間ではない。 面倒な感情には蓋をして、 深く考えずにやり過ごしてきた。 それでも第一部を読み終えたとき、 その蓋が少しずつこじ開けられ、 押し込めていた感覚が 表に浮かび上がってくるのを感じた。 『ねじまき鳥クロニクル』第一部は、 不思議な物語というよりも、 自分の中にあった 「生きているのに生きていない感覚」に 輪郭を与える読書体験だった。
いつも通りではないズレ、日常の揺らぎに展開が気になって読み込みました。後半の戦争のシーンは衝撃を受けて、これは村上春樹を読んでるんだか確認してしまった。描写に引き込まれて唖然としてしまった。 普段と違う行動をしていく主人公、何かを象徴しているような周りの人々、これは3部まで一気に読みたい。
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ねじまき鳥クロニクル(新潮文庫)
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