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「人が死ぬのって、素敵よね」彼女は僕のすぐ耳もとでしゃべっていたので、その言葉はあたたかい湿った息と一緒に僕の体内にそっともぐりこんできた。「どうして?」と僕は訊いた。娘はまるで封をするように僕の唇の上に指を一本置いた。「質問はしないで」と彼女は言った。「それから目も開けないでね。わかった?」僕は彼女の声と同じくらい小さくうなずいた。(本文より)
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Posted by ブクログ
タイトルからファンタジーっぽいのを想像してたけど、全然違った。 面白い、とは少し違う。惹きつけられる、虜になる、中毒性がある、とかが相応しいだろうか。 路地での猫探し。学校に行かない笠原メイ。加納マルタ・クレタ。妻の兄、綿谷ノボル。不思議な老人本田さん。そして、間宮中尉の長い話。 改行が少なく文...続きを読む字がびっしり書かれたページが続き、明らかに重いはずなのに、するする読めてしまう。 かつらの話は笑った。 間宮中尉の話はほんと長いけど、夢中になって読んでしまった。 カティサークが飲みたくなった。
1年に1回、必ず村上春樹作品を読みたくなる。 読みたいというよりは、村上作品に触れたいというのが強いです。 村上作品のファンの間では、人気がある本作に 初めて挑戦します。 長編を読む時って、何か構えてしまいます。 さぁこれから登るぞみたいな、山登りとは 違うのですが、ワクワク感が溢れます。 読む進め...続きを読むれば、歪な世界に誘われいきます。 間宮中尉の長い話の章は、ハードで暴力描写が 多かったのですが、いざ次の2部に挑戦したいです。
ここは血なまぐさく暴力的な世界です。 強くならなくては生き残ってはいけません。 でもそれと同時に、どんな小さな音をも聞き逃さないように静かに耳をすませていることもとても大事なのです。 おわかりになりますか? 良いニュースというのは、多くの場合小さな声で語られるのです。 どうかそのことを覚えていてくだ...続きを読むさい。 かつて加納クレタであった女 退屈じゃないっていうのはね、つまり、余計なことを考えないですむっていうことでしょう? 笠原メイ
本屋で何気なく買って読んでみしたが、すぐに春樹ワールドにハマってしまいました。 村上春樹さんの本は、どこか詩的で哲学的でお洒落な感じがあり、とても好きです。
あーめちゃくちゃ面白かった。 リアルともファンタジーとも言い切れない不思議な世界を、私は駆け抜けた。 私は村上春樹の本を刊行順に読むという個人的なプロジェクトをしていて「ねじまき鳥クロニクル」の番がやってきたわけですが、こうして辿ってくると、村上春樹という人が書く物語りがどんどん立体的に拡張していく...続きを読むのが感じられる。 この話では歴史までもが現れてきた。 絶対なんかのメタファーの詰め合わせで、考察しがいがあるんだろうけど、ただこの物語だけで私は駆け抜けた。 意味が不在でも、この物語はとても、とても面白い!
最後の方にグロい描写があって、それのためにここまで読んだみたいな、それほどに引き込まれた文章だった。
ねじまき鳥クロニクルを読むのは三度目か四度目になるかと思う。初めて読んだ時からもう二十年くらい経つ。読むたびに自身が感じることが変わり、面白いと思うポイントが変わってきている。これは私の読解力が少なからず成長しているということなのか。 電話の女、加納マルタ、加納クレタ、そして本田さん…。魅力的なキャ...続きを読むラクターが次々に登場するのがとても楽しい。そしてそれらが重なり合って物語が進むのですが、文章や世界観に自分の脳がゆらゆらと揺らされているような感覚になり眠くなる。そう村上春樹は眠くなるのです。この眠くなるという点は、何度読んでも変わらない。 作者と同じ時代を生きて、作品を読めるということに感謝。だって自宅の電話が鳴るって感覚は今の子どもたちは分からないだろうし、FMラジオもおそらく聞かないだろうから。
半年ぶりとかの春樹 めちゃくちゃ楽しかった、一気読み ノルウェイ、海辺のカフカ、世界のハードボイルド、1q84からの不確かな壁でこれが多分6作目なんだけど 一番好きかも知れない 主人公の思考パターンがすんなり馴染むし(ちょっと待ってが大好き)、やっぱり春樹の文章のテンポが大好き 読む時間が楽しい...続きを読む 内容はいつもほど難解じゃない気がするけどまあ謎 いいじゃないの、楽しいんだからってかんじ
読み返す本
村上作品は、自分のコンディション、世代ごとに何度読んでも違った味が出る。 作品自体が面白いのもあるし、読み手の自分のそのときの状況がすごく影響する。 不思議な作品。
最初は「うーん…」と思ったが、どのような展開になっていくのかがすごく気になるためか、不思議とスラスラ読めました。むしろ流れが良く、読んでいて心地良かったです。常に、なに?なんなの?と思った状態のまま。 色々な登場人物の生い立ちがこんなに深く描かれている作品を読むのは久しぶりな気がします。 なかなか...続きを読む面白いです。 最後の、間宮中尉の話。 壮絶過ぎて、常に自分の表情は険しくなっていたと思います。 落ちた井戸の底から、上にのぞく明かり、太陽の光を浴びた時、どれほどの希望に包まれたことだろうか。 それにしても、カツラのバイトの話は笑いました。いづれ、僕も松竹梅の「竹」くらいになってしまうのでしょうか(笑) 謎をたくさん抱えたまま、2巻へGO! 主人公の、今後の進路がどうなるかも気になります。
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ねじまき鳥クロニクル(新潮文庫)
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村上春樹
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