ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)
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ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

935円 (税込)

4pt

「今はまちがった時間です。あなたは今ここにいてはいけないのです」しかし綿谷ノボルによってもたらされた深い切り傷のような痛みが僕を追いたてた。僕は手をのばして彼を押し退けた。「あなたのためです」と顔のない男は僕の背後から言った。「そこから先に進むと、もうあとに戻ることはできません。それでもいいのですか?」(本文より)

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1~3件目 / 3件
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)
    完結
    880円 (税込)
    「人が死ぬのって、素敵よね」彼女は僕のすぐ耳もとでしゃべっていたので、その言葉はあたたかい湿った息と一緒に僕の体内にそっともぐりこんできた。「どうして?」と僕は訊いた。娘はまるで封をするように僕の唇の上に指を一本置いた。「質問はしないで」と彼女は言った。「それから目も開けないでね。わかった?」僕は彼女の声と同じくらい小さくうなずいた。(本文より)
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)
    完結
    935円 (税込)
    「今はまちがった時間です。あなたは今ここにいてはいけないのです」しかし綿谷ノボルによってもたらされた深い切り傷のような痛みが僕を追いたてた。僕は手をのばして彼を押し退けた。「あなたのためです」と顔のない男は僕の背後から言った。「そこから先に進むと、もうあとに戻ることはできません。それでもいいのですか?」(本文より)
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)
    完結
    1,155円 (税込)
    僕の考えていることが本当に正しいかどうか、わからない。でもこの場所にいる僕はそれに勝たなくてはならない。これは僕にとっての戦争なのだ。「今度はどこにも逃げないよ」と僕はクミコに言った。「僕は君を連れて帰る」僕はグラスを下に置き、毛糸の帽子を頭にかぶり、脚にはさんでいたバットを手に取った。そしてゆっくりとドアに向かった。(本文より)

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ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    何度か読み返している本書を数年ぶりに再読した。
    今回は前回よりも深く物語を理解できたような気がする。
    クミコからの長い手紙に彼女の真摯さのようなものを感じ、
    笠原メイからは、現実から違う世界に行こうとする岡田亨をなんとか引き留めようとするいじらしさのようなものを感じ、
    カティサーク飲みたいなぁと感じ

    0
    2025年06月06日

    Posted by ブクログ

    第一部の感想として、主人公が「自分の好むと好まざるとに関わらず何かに巻き込まれようとしている」と書いたが、この第二部で、主人公は笠原メイから「あなたがひどい目に遭うのはあなた自身に問題があって、それが引き寄せている」と言われてしまっている。
    う〜ん、16歳のスルドすぎる指摘。
    そして、妻の兄である綿

    0
    2025年04月12日

    Posted by ブクログ

    第一部では謎が深まる展開でしたが、第二部ではさらにその謎が深まっていきました。全体をまだ読み切っていないので、何とも一言では表現しがたいのですが、さまざまなメタファーが散りばめられていて、どこから整理すればよいのか迷ってしまいます。それでも読むのを止められず、非常に面白く読み進めることができました。

    0
    2025年01月03日

    購入済み

    電子書籍化ありがとうございます

    ハードカバーで買って、持ち運びように文庫で買ってとしていた頃が懐かしい。
    データ通信できる場所、あらかじめDLという手順はあれど、いつでもどこでもこの作品を読めるのが嬉しい。
    iPadで大きな画面で見れるのもすごく嬉しい

    0
    2023年01月01日

    Posted by ブクログ

    複雑に絡み合ってる謎を主人公がどう解決していくのか、自分の目で見ることができるのか次回3部の展開が楽しみです。

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    「僕はふとしたことで家出をしたまま二度と家に戻れなくなってしまった。家に戻るための道を忘れてしまったのだ。僕は何度もそういう夢を見たことがあった。それは少年時代の僕の悪夢だった。行き惑うこと、戻る道を失うこと、もう長い間、そんな夢のことを忘れてしまっていた」
    この文章を読み、ここだけは、わたしも主人

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    あくまでここまで読んだ自分なりの解釈です。

    この物語は、"僕(=トオル)が恩寵の光を得るための修行記録"の物語なのでは無いか。
    つまりは、間宮中尉がノモンハンの井戸で獲得出来なかったものの総称としての恩寵です。

    僕らは力を手にすると途端に居丈高になったり強権的になったりしてし

    0
    2025年08月15日

    Posted by ブクログ

    8.9/10

    次第にあちらの世界へと呑まれてゆく。第3部では、猫もクミコもノボルも加納姉妹も、謎が尽きない。ラストの18章はあまりに美しく、まるでデヴィッド・リンチの世界を彷彿とさせた。「かまわない」と岡田が発した瞬間、思わず鳥肌が立った。

    やってやれ。何かを、それを、暗闇の中であろうと、井戸の

    0
    2025年08月13日

    Posted by ブクログ

    第一部の馬の話が印象に残ってて、本作の重要な場面で再登場したのが良かった。無意識中に、記憶に残るような書き方がなされているのだと思った

    0
    2025年08月04日

    Posted by ブクログ

    第二部になってようやくこの物語の大筋、トオルのすべきこと(?)がわかって来た。居なくなったクミコを“連れ戻すこと”。待ってても絶対帰ってこないし、クミコの手紙は事情を説明してるようで核心は隠している。
     物語がどんどん進んで来たぞーと思ったら、新しい人物•新しい要素•新しい謎がどんどん追加されて、も

    0
    2025年06月29日

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