ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)
  • 完結

ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

小説・文芸
935円 (税込)

4pt

「今はまちがった時間です。あなたは今ここにいてはいけないのです」しかし綿谷ノボルによってもたらされた深い切り傷のような痛みが僕を追いたてた。僕は手をのばして彼を押し退けた。「あなたのためです」と顔のない男は僕の背後から言った。「そこから先に進むと、もうあとに戻ることはできません。それでもいいのですか?」(本文より)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    ねじまき鳥クロニクル(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    882277
  • 電子版発売日
    :
    2020年12月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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ねじまき鳥クロニクル(新潮文庫) の一覧

全3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)
    完結
    880円 (税込)
    「人が死ぬのって、素敵よね」彼女は僕のすぐ耳もとでしゃべっていたので、その言葉はあたたかい湿った息と一緒に僕の体内にそっともぐりこんできた。「どうして?」と僕は訊いた。娘はまるで封をするように僕の唇の上に指を一本置いた。「質問はしないで」と彼女は言った。「それから目も開けないでね。わかった?」僕は彼女の声と同じくらい小さくうなずいた。(本文より)
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)
    完結
    935円 (税込)
    「今はまちがった時間です。あなたは今ここにいてはいけないのです」しかし綿谷ノボルによってもたらされた深い切り傷のような痛みが僕を追いたてた。僕は手をのばして彼を押し退けた。「あなたのためです」と顔のない男は僕の背後から言った。「そこから先に進むと、もうあとに戻ることはできません。それでもいいのですか?」(本文より)
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)
    完結
    1,155円 (税込)
    僕の考えていることが本当に正しいかどうか、わからない。でもこの場所にいる僕はそれに勝たなくてはならない。これは僕にとっての戦争なのだ。「今度はどこにも逃げないよ」と僕はクミコに言った。「僕は君を連れて帰る」僕はグラスを下に置き、毛糸の帽子を頭にかぶり、脚にはさんでいたバットを手に取った。そしてゆっくりとドアに向かった。(本文より)

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ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読み終わったあとで、誰彼構わず「すごい本を読んだ。」と良い回りたくなるほどの読書体験だった。まだうまく言語化できない。
    ただ下手な自己啓発を読むよりもずっと「私とは何か?」という本質を問いかけられる1冊だと感じた

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    何度か読み返している本書を数年ぶりに再読した。
    今回は前回よりも深く物語を理解できたような気がする。
    クミコからの長い手紙に彼女の真摯さのようなものを感じ、
    笠原メイからは、現実から違う世界に行こうとする岡田亨をなんとか引き留めようとするいじらしさのようなものを感じ、
    カティサーク飲みたいなぁと感じた。
    また、数年置いて読みたいなと。

    0
    2025年06月06日

    Posted by ブクログ

    第一部の感想として、主人公が「自分の好むと好まざるとに関わらず何かに巻き込まれようとしている」と書いたが、この第二部で、主人公は笠原メイから「あなたがひどい目に遭うのはあなた自身に問題があって、それが引き寄せている」と言われてしまっている。
    う〜ん、16歳のスルドすぎる指摘。
    そして、妻の兄である綿谷ノボルからも、「結婚して6年、君はなにをしたか?なにもしなかった。クミコの人生を余計に面倒なものにしただけ」などと言われてしまう。
    そうかもしれないけれど・・・亨のように流されながら人生を送っている人は大勢いる。二人ともズブズブ遠慮なく刺しすぎだ。
    ここから出ましょうと手を差し伸べてくれるのは加納クレタだったが・・・

    第一部から第二部で、いったんオチがついたような形だと思う。
    亨の気持ちというか、方向性が決まったという点で。
    亨の井戸は水で満たされたようだし、良いニュースだなと(私が)思えることもあった。
    だが岡田亨の戦いはまだ始まったばかりだ、みたいなことなのだろう。もちろん第三部に続く。

    亨の叔父さんがとても素敵な人。
    そして、亨の悪夢がこわ過ぎる。なんでこんなこと思いつくんだ、同じ夢を見たらどうしよう・・・

    0
    2025年04月12日

    購入済み

    電子書籍化ありがとうございます

    ハードカバーで買って、持ち運びように文庫で買ってとしていた頃が懐かしい。
    データ通信できる場所、あらかじめDLという手順はあれど、いつでもどこでもこの作品を読めるのが嬉しい。
    iPadで大きな画面で見れるのもすごく嬉しい

    0
    2023年01月01日

    Posted by ブクログ

    相変わらずの村上ワールド全開で、話を理解できているようで、できていないような。
    クミコが彼の元を去っていき、物語がやっと私が興味を強く持てる展開になってきた。それにしても井戸の中に実際に潜ってしまうなんて、想像を絶する恐怖を感じる。というか、そんな発想ないよなあ。
    不思議な登場人物が多いし、特に女性が多いし、性的描写も多いし、ファンタジー要素も満載だし。
    村上作品の主人公はとっても、丁寧な暮らしを送っており、こんな男性本当にいるのかな?いや村上春樹はこんな生活をきっと送っているんだよなあなどなど色々感じながら、第3部はどうなるのか。

    0
    2026年05月10日

    Posted by ブクログ

    相変わらず惹き込まれる世界観。
    すいすい読めました。

    特に前半。縄梯子23段ぶんの井戸の底での描写。読んでいるこっちまで、自分の心の深淵に潜り込んでいくような感覚。
    また、井戸から出る時に、徐々に草木や土の匂い、気候の暖かさが染み込んでくる感覚。
    まるでそこに自分がいるような。
    ここまで細かい描写で惹き込める文章が本当にすごいと思いました。

    相変わらず色々な謎は抱えたまま。クミコさん、戻ってくるのかな。
    次が最終巻。
    結末が楽しみです。
    まだ、残り600ページもあるけど(笑)

    0
    2026年03月19日

    Posted by ブクログ

    第二部を読み終えて強く印象に残ったのは、
    出来事が起きることよりも、
    むしろ「次々と人が去っていく」ことだった。

    猫が消え、
    妻がいなくなり、
    加納クレタが離れ、
    笠原メイもまた距離を取る。

    主人公の周囲は何かで満たされていくのではなく、
    静かに空白によって形作られていく。

    それは劇的な別れではなく、
    説明のつかない形で
    関係そのものが剥がれていく感覚だった。

    世界との接続が、
    一つずつ抜かれていくような印象が残る。

    第一部で感じられた「空洞」は、
    第二部ではより明確に、
    外界とのつながりの喪失として現れていた。

    その流れの中で、
    井戸というモチーフが持つ意味が
    より深く立ち上がってきたように思う。

    井戸の底へ降りる行為は、
    一見すると異世界や夢の世界へ向かう入口のように見える。
    しかし実際に起きているのは、
    外の世界への移動ではなく、
    自分自身の深層へと降りていくことだった。

    横に進むのでも、
    上へ向かうのでもなく、
    ただ「下へ降りる」。

    それは、
    社会的な自分や他者との関係から切り離され、
    より根源的な自己へ近づいていく動きと重なっている。

    周囲の人々が去っていくことと、
    井戸へ降りていくイメージは、
    互いに無関係ではないように感じられた。

    外界との接点が失われていくほど、
    人は内側へと向かわざるを得ない。

    井戸は逃避の装置ではなく、
    必然的に訪れる下降の象徴として現れている。

    第二部は、
    何かを得る物語ではなく、
    むしろ喪失によって世界が静かに変質していく過程を描いていた。

    その中で井戸は、
    異世界への通路ではなく、
    自己の深層へと通じる入口として機能している。

    読み終えたときに残ったのは、
    出来事の印象ではなく、
    外界から切り離されながら
    内側へと降りていく感覚そのものだった。

    0
    2026年02月13日

    Posted by ブクログ

    最初のカフェから面白くてかなり期待したら、井戸がやや長すぎた。だが加納クレタ以降はまたかなり面白い。

    ふかえりを彷彿とさせる描写がちらほら。
    産まれたて。意識の中で。

    クロニクル感は、まだない。

    0
    2026年02月10日

    Posted by ブクログ

    第1部の中盤で描かれていた加納クレタの過去。
    娼婦として生きていた過去を吐露する場面だったが、第2部ではより深く彼女の心理描写に迫っていた。 
    非現実と現実が絡み合った世界で話は進んでいく。
    突然いなくなった妻のクミコ、政界に進出するクミコの兄綿谷昇、クレタ島に行く加納クレタ、そして、水の涸れた井戸の中に3日間入っていたトオル。
    物語はどこに向かうのか、どういう結末なのか、3部に続きます。

    0
    2025年12月24日

    Posted by ブクログ

    村上春樹さんの作品は、現実と非現実、意識と無意識の空間を描くものが多いように感じました。
    哲学的で、難解で、でもとても引き込まれる作品でしたー❗️

    0
    2025年12月20日

ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫) の詳細情報

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    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    ねじまき鳥クロニクル(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    882277
  • 電子版発売日
    :
    2020年12月18日
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    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
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    2MB

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