風の歌を聴け

風の歌を聴け

495円 (税込)

2pt

「あらゆるものは通り過ぎる。誰にもそれを捉えることはできない。僕たちはそんな風に生きている」1970年8月、帰省した海辺の街。大学生の〈僕〉は、行きつけのバーで地元の友人〈鼠〉と語り明かし、女の子と知り合い、そして夏の終わりを迎える。過ぎ去りつつある青春の残照を鋭敏にとらえ群像新人賞を受賞した、村上春樹のデビュー作にして「初期三部作」第一作。

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風の歌を聴け のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読者が現実と虚構の境界を意識せずに物語に没入できるような不思議な力が村上春樹作品にはある。
    例えば、デレク・ハートフィールドが架空の人物であることは衝撃的だった。
    村上春樹作品には、音楽や文学、映画、文化的な要素が自然に組み込まれていて、それが独特の雰囲気を生み出している。
    デビュー作でもその知識が

    0
    2024年11月04日

    Posted by ブクログ

    「強い人間なんてどこにも居やしない。強い振りのできる人間が居るだけさ。」
    原点にして頂点だと思います。

    0
    2024年10月13日

    Posted by ブクログ

    話の構成が過去へ行ったり現在へ行ったりバラバラだったのでパズルみたいで面白かったです。個人的に最初が格言みたいなのから始まるのがすごい好きです。

    0
    2024年09月23日

    Posted by ブクログ

    素直な文章。村上春樹がどんなことを考えながら文章を書いているのか、少し知ることができたようで嬉しい。文章の軽快さは、今まで読んだ村上春樹の物語の中で断トツだった。
    「かつて誰もがクールに生きたいと考える時代があった」の部分が自分の過去とも重なり、はっとさせられた。
    芦屋のテニスコートの風景が目に浮か

    0
    2024年09月12日

    Posted by ブクログ

    村上春樹の小説は内容そのものより雰囲気が好きで読んでしまう。この雰囲気は村上春樹しか出せないものだと思う。「生きてる作家になんてなんの価値もないよ」「死んだ人間に対しては大抵のことが許せそうな気がするんだな」という台詞に共感した。僕だけかもしれないが小説にセックスシーンが出てきた時、作者のセックスが

    0
    2024年09月06日

    Posted by ブクログ

    若かったときのことを思い出すとこんな気持になるけと、若いときにこういうものが書けるのが村上春樹なんだと思った。
    鼠が自分の書く小説について語る場面をなんと言い表せばいいのかな。
    こんなふうに小説を書くことができれば良いと思うし、できなくてもそれを目指すことで秩序が生まれ、癒されるような気がした。

    0
    2024年09月01日

    Posted by ブクログ

    すごく良かった。村上春樹のデビュー作。
    軽やかで読みやすく、あたたかい文章。
    主人公の友人、鼠が語った、
    「蝉や蛙や蜘蛛や、夏草や風のために何かが書けたらどんなに素敵だろうってね。」
    村上春樹の決意が見えた気がして鳥肌。

    0
    2024年06月29日

    Posted by ブクログ

    私はやはり村上春樹の作品を好まないが、彼が天才であるということは絶対に否定出来ない。
    現代の日本文学において多くの可能性を切り拓いた作家であり、それほど偉大な作家が産声と呼ぶには完成し過ぎた言葉の数々で綴られた作品、それが『風の歌を聴け』である。

    0
    2024年06月19日

    購入済み

    タイトルに惹かれて

    タイトルに惹かれて読んでみました。
    最後に伏線が回収されていたり、所々で(様々なことにおいての)正解のない問いがあるので、考えさせられるような気がした。
    一気に一通り読み終えたが、もう一度読み返したいと思いました。
    区分けされているので、描写が変わりがわりに描かれていてそれもまた読みやすかったです

    0
    2020年09月06日

    購入済み

    何度でも

    神戸の高校生が18でこの三部作を読んで、人生が変わった様に思います。この小説は何度も買い直して読んでます。ATGの映画も見たいです。小林薫、巻上公一、真行寺君江と震災前のあの町を撮ってくださった、大森一樹監督に哀悼の意を示します。

    #癒やされる #深い

    0
    2022年11月27日

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