風の歌を聴け

風の歌を聴け

495円 (税込)

2pt

「あらゆるものは通り過ぎる。誰にもそれを捉えることはできない。僕たちはそんな風に生きている」1970年8月、帰省した海辺の街。大学生の〈僕〉は、行きつけのバーで地元の友人〈鼠〉と語り明かし、女の子と知り合い、そして夏の終わりを迎える。過ぎ去りつつある青春の残照を鋭敏にとらえ群像新人賞を受賞した、村上春樹のデビュー作にして「初期三部作」第一作。

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風の歌を聴け のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    村上春樹の原点にして頂点 村上春樹の本はほぼ網羅してきたが、やっていることが最初から最近までずっと同じことをしているのだなと気づいた。構成もどこか似ている。ノルウェーの森や一人称単数と似ていた。だからこそ、村上春樹文学がずっと面白く次々と読んでしまう。
    一番衝撃だったのはハートフィールドが実在しない

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    悪い風が吹くばかりじゃない。風の歌を聞きながら、良い風が吹くのを待とう。それがテーマなのではないかと私は受け止めた。孤高な主人公の生き様が、そしてそれがどこに向かうのか、関心を持ってページをめくりつづけた。風変わりな登場人物。翻訳調の文体。乾いた空気感。私小説的な体裁を取りながらも、どこかファンタジ

    0
    2025年10月04日

    購入済み

    タイトルに惹かれて

    タイトルに惹かれて読んでみました。
    最後に伏線が回収されていたり、所々で(様々なことにおいての)正解のない問いがあるので、考えさせられるような気がした。
    一気に一通り読み終えたが、もう一度読み返したいと思いました。
    区分けされているので、描写が変わりがわりに描かれていてそれもまた読みやすかったです

    0
    2020年09月06日

    購入済み

    何度でも

    神戸の高校生が18でこの三部作を読んで、人生が変わった様に思います。この小説は何度も買い直して読んでます。ATGの映画も見たいです。小林薫、巻上公一、真行寺君江と震災前のあの町を撮ってくださった、大森一樹監督に哀悼の意を示します。

    #癒やされる #深い

    0
    2022年11月27日

    Posted by ブクログ

    村上春樹の処女作。短いページ数に収められた、生きることや歳をとることの哀しさと矛盾、戻れない過去の虚しさ。私が一番好きな村上作品です。

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    滲んでよく覚えていないような感覚になった。
    時代が違うのに何処か懐かしく思えた。
    少し自分の人生にかするような、胸がギュッと苦しくなる瞬間があった。

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    単調に進んでいき、心を奪われる展開などはないはずなのに、なぜか読みやすい。
    何十回も読めない漢字を調べた。こんなにも読めない漢字が日常の中に潜んでいたのかと思った。
    なんか分からないけどまた読みたくなるんだろうなって思った。

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    あらすじを問われても答えられない。
    この本からは、なるようになるっということを感じた。タイトルどおり。
    友達とビールを飲んで、女のことで頭を悩ませて、でも女に振り回されずに、自由に生きてく。結果その女性とは2度と会うことはなく、別の女性と結婚した。
    他人のよく分からない夢をのぞいているような小説。

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    洋画の翻訳のような口調で紡がれる平凡な青春の物語。
    ストーリーを大きく動かす出来事や伏線回収などもない淡々とした青春。
    何か起きそうで、起きない。若者が現実に抱く期待と無気力を混ぜたような作品。

    断章形式で語られているが、それぞれがつながっているようでいないようで、題名どおりに風の歌の様な気まぐれ

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    音ではなく歌なのがなんとも言えず良い

    人生で一番読んでる作家だし、私が小説を読むようになったきっかけの作家
    平日夜更けに読み終えて明日も仕事だけど、無性にビール飲みたくなったのでコンビニで2缶買ってベランダで風浴びで飲んでる

    やっぱ春樹好き、あと個人的に世界観は好きだけど尻すぼみと感じてしまうか

    0
    2025年10月09日

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