風の歌を聴け

風の歌を聴け

495円 (税込)

2pt

「あらゆるものは通り過ぎる。誰にもそれを捉えることはできない。僕たちはそんな風に生きている」1970年8月、帰省した海辺の街。大学生の〈僕〉は、行きつけのバーで地元の友人〈鼠〉と語り明かし、女の子と知り合い、そして夏の終わりを迎える。過ぎ去りつつある青春の残照を鋭敏にとらえ群像新人賞を受賞した、村上春樹のデビュー作にして「初期三部作」第一作。

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風の歌を聴け のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    どんなことも、風のように吹き飛んでいく。
    そして深い井戸に入り込んでしまったような悩みごとは、突然現れた横穴から陽の光のほうへと出ていくこともできる(それがまぶしく輝く陽光ではなかったとしても)。

    今考えているぐずぐずした気持ちや浮かばれない気持ちは、時間とともにどこかへ行くのだろう。

    そう思え

    0
    2025年12月24日

    Posted by ブクログ

    村上春樹の原点にして頂点 村上春樹の本はほぼ網羅してきたが、やっていることが最初から最近までずっと同じことをしているのだなと気づいた。構成もどこか似ている。ノルウェーの森や一人称単数と似ていた。だからこそ、村上春樹文学がずっと面白く次々と読んでしまう。
    一番衝撃だったのはハートフィールドが実在しない

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    悪い風が吹くばかりじゃない。風の歌を聞きながら、良い風が吹くのを待とう。それがテーマなのではないかと私は受け止めた。孤高な主人公の生き様が、そしてそれがどこに向かうのか、関心を持ってページをめくりつづけた。風変わりな登場人物。翻訳調の文体。乾いた空気感。私小説的な体裁を取りながらも、どこかファンタジ

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    この20世紀後期感、その時代を生きた訳ではないので実際の雰囲気は分からないが、この時代に創られた良質な作品(小説に依らない)に共通するムードがこれ以上ないくらいに感じられる。

    0
    2025年12月28日

    購入済み

    タイトルに惹かれて

    タイトルに惹かれて読んでみました。
    最後に伏線が回収されていたり、所々で(様々なことにおいての)正解のない問いがあるので、考えさせられるような気がした。
    一気に一通り読み終えたが、もう一度読み返したいと思いました。
    区分けされているので、描写が変わりがわりに描かれていてそれもまた読みやすかったです

    0
    2020年09月06日

    購入済み

    何度でも

    神戸の高校生が18でこの三部作を読んで、人生が変わった様に思います。この小説は何度も買い直して読んでます。ATGの映画も見たいです。小林薫、巻上公一、真行寺君江と震災前のあの町を撮ってくださった、大森一樹監督に哀悼の意を示します。

    #癒やされる #深い

    0
    2022年11月27日

    Posted by ブクログ

    この作品は彼のデビュー作だそうで、「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」と合わせて青春三部作と呼ばれているそうです。実は「羊をめぐる冒険」の上を読み終えたところでそれを知り、急いで本屋に向かったのでした。笑
    正直かなりふわふわしていて、小説というより詩に近い印象を受けました。とりあえず、村上さ

    0
    2025年12月25日

    Posted by ブクログ

    僕にはあらすじなんて読まなくとも今自分が読むべきを本を見つける才能がある。これこそを第六感というならば僕には第六感があるといって差し支えはないだろう。完璧な文章は存在しない、とあるが彼の文章は相当整頓されていると思う。几帳面というか気にしいというか。だからなんとなく居心地が悪い。でもそこが好きなとこ

    0
    2025年12月21日

    Posted by ブクログ

    滲んでよく覚えていないような感覚になった。
    時代が違うのに何処か懐かしく思えた。
    少し自分の人生にかするような、胸がギュッと苦しくなる瞬間があった。

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    単調に進んでいき、心を奪われる展開などはないはずなのに、なぜか読みやすい。
    何十回も読めない漢字を調べた。こんなにも読めない漢字が日常の中に潜んでいたのかと思った。
    なんか分からないけどまた読みたくなるんだろうなって思った。

    0
    2025年10月27日

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