あらすじ
「あらゆるものは通り過ぎる。誰にもそれを捉えることはできない。僕たちはそんな風に生きている」1970年8月、帰省した海辺の街。大学生の〈僕〉は、行きつけのバーで地元の友人〈鼠〉と語り明かし、女の子と知り合い、そして夏の終わりを迎える。過ぎ去りつつある青春の残照を鋭敏にとらえ群像新人賞を受賞した、村上春樹のデビュー作にして「初期三部作」第一作。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
どんなことも、風のように吹き飛んでいく。
そして深い井戸に入り込んでしまったような悩みごとは、突然現れた横穴から陽の光のほうへと出ていくこともできる(それがまぶしく輝く陽光ではなかったとしても)。
今考えているぐずぐずした気持ちや浮かばれない気持ちは、時間とともにどこかへ行くのだろう。
そう思えた良作だった。
ーーーーーーーーーー
「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」
Posted by ブクログ
村上春樹の原点にして頂点 村上春樹の本はほぼ網羅してきたが、やっていることが最初から最近までずっと同じことをしているのだなと気づいた。構成もどこか似ている。ノルウェーの森や一人称単数と似ていた。だからこそ、村上春樹文学がずっと面白く次々と読んでしまう。
一番衝撃だったのはハートフィールドが実在しないことだ。素晴らしいフィクション作家である
Posted by ブクログ
この20世紀後期感、その時代を生きた訳ではないので実際の雰囲気は分からないが、この時代に創られた良質な作品(小説に依らない)に共通するムードがこれ以上ないくらいに感じられる。
Posted by ブクログ
通算15回は読んでます。主人公の生まれ故郷の小さな町の描写がとても好きです。そこに住む人、そこから離れる人、そういった人たちの心模様がもの静かに、まるで夜の風の匂いを漂わせるように描かれているさまに惹かれるのだと思います。
タイトルに惹かれて
タイトルに惹かれて読んでみました。
最後に伏線が回収されていたり、所々で(様々なことにおいての)正解のない問いがあるので、考えさせられるような気がした。
一気に一通り読み終えたが、もう一度読み返したいと思いました。
区分けされているので、描写が変わりがわりに描かれていてそれもまた読みやすかったです
何度でも
神戸の高校生が18でこの三部作を読んで、人生が変わった様に思います。この小説は何度も買い直して読んでます。ATGの映画も見たいです。小林薫、巻上公一、真行寺君江と震災前のあの町を撮ってくださった、大森一樹監督に哀悼の意を示します。
Posted by ブクログ
他人に伝える何かがある限り、僕は確実に存在する。1970年代という社会構造が過去から未来へ移り行く中、村上春樹自身のこのような想いがあったからこそ、ジャズ喫茶を営む傍ら執筆に向かわせ、本作が生まれたのかもしれません。
「羊をめぐる冒険」だけでは分かりませんでしたが、鼠と落ち合い語らうジェイズバーは、主人公(=筆者)の故郷である港町にあるとすれば、モチーフは神戸某所なのかもしれません。北野坂を歩くのが楽しくなる一冊です。
また界隈では有名なホットケーキのコーラがけが登場するのも本作品。忠実に上から注ぐのが良いのか、生地に混ぜ合わせて焼いてしまった方が良いのかは分かりませんが、つい試して作品の世界観に入り込みたくなってしまいますね。
Posted by ブクログ
村上春樹の作品は初めて読んだ。「村上春樹の文体」と言われるほど独自性のある文章と物語展開だということはなんとなく知っていたが、本当に独特の世界観があっておしゃれだと思った。「あなたか来るまでレコードは1枚も売れなかったんだよ」という代わりに「あなたのおかげで昼までにレコードが3枚売れたわ」という女や小銭を貸すとき「おかげでずいぶん体が軽くなった」という男たちが非常に魅力的だった。こういった些細な言い回しが好きだなと感じた。
Posted by ブクログ
この作品は彼のデビュー作だそうで、「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」と合わせて青春三部作と呼ばれているそうです。実は「羊をめぐる冒険」の上を読み終えたところでそれを知り、急いで本屋に向かったのでした。笑
正直かなりふわふわしていて、小説というより詩に近い印象を受けました。とりあえず、村上さんがある作家から強く影響を受けていることは理解しました。今とはかなり作風が違うような気がします。
Posted by ブクログ
僕にはあらすじなんて読まなくとも今自分が読むべきを本を見つける才能がある。これこそを第六感というならば僕には第六感があるといって差し支えはないだろう。完璧な文章は存在しない、とあるが彼の文章は相当整頓されていると思う。几帳面というか気にしいというか。だからなんとなく居心地が悪い。でもそこが好きなところでもある。この本にも二度と逢えない人が出てきた。
・結局のところ、文章を語ることは自己療養の手段ではなく、自己療養へのささやかな試みにしか過ぎないからだ。
・文章をかくという作業は、とりもなおさず自分と自分をとりまく事物との距離を確認することである。
・かつて誰もがクールに生きたいと考える時代があった。
・強い人間なんてどこにも居やしない。強い振りのできる人間が居るだけさ。
・僕は時折嘘をつく。(中略)嘘をつくのはひどく嫌なことだ。(中略)しかし、もし僕たちが年中しゃべり続け、それも真実しかしゃべらないとしたら、真実の価値など失くなってしまうのかもしれない。
・「あなたは嫌な人じゃないわ。」「それほどはね?」
・「惜しまずに与えるものは、常に与えられるものである」
Posted by ブクログ
1979年に発表。世界的作家、村上春樹のデビュー作。1970年の夏に帰省した29歳の〈僕〉が物語を書こうと思い立つ。自分が好きな小説家や音楽の話や、友人の〈鼠〉とバーで交わした会話、介抱したことから親しくなった女性との身の上話が、乾いた文体で断片的に語られる。
村上春樹の本は若い頃よく読んだ。『海辺のカフカ』にはじまり短編集やエッセイ、海外翻訳、地下鉄サリン事件の被害者と加害者側の宗教関係者への膨大なインタビュー集など色々読んだが、デビュー作である本作は読んでいなかった(読もうしたことはあるが、その時は挫折した)。最近になって村上春樹を読み直そうと思い、それならば第一作目から読みたいと思い購入。読んでみると、本作は村上春樹の小説家宣言だったのだなと思う。もしくは通過儀礼か自己紹介ではないだろうか。
うろ覚えなのだが、村上春樹は何かのインタビューで、小説を描くことを井戸を汲むことに例えていたような記憶がある。「自分の中の深いところから物語を創出する」ということだと思う。村上春樹の小説を読んでいると、主人公が精神世界に迷い込むような描写がよくある。または自分の世界に入ってしまう。
このような主観的な物語構造を持つ作家は幾人もいるが、日本人にとって分かりやすいのは宮崎駿だろう。宮崎駿の作品では世界で何が起こっているのか全体的な説明はほとんどされない。登場人物の目線で物語世界を走り回り、主人公の精神に反応するように世界のほうが変わっていく。天候や風、光の色がどんどん変わる。宮崎駿は世界を「俯瞰」するのではなく、人物の目線で世界を「仰ぎ見る」が、村上春樹の場合は個人の内側を広げていくことで世界がつくられる。個人的な行為によって世界が描かれていくように読める。
本作はそんな村上春樹のデビュー作ということもあり、自分自身のために書いた小説ではないだろうか。自分の心に残っている音楽、小説、場所を小説に置き換えていく作業のようにも思える。若いが故に持っているものは少ないが、そこも正直に空虚にさらっと書いている(文体が乾いているのは当時の時代性もあると思う)。小説を書くことの言い訳のような冒頭に、自分の内側を曝け出す前の「照れ」を感じる。自分の内面と向き合う村上春樹が、小説家になるための井戸を掘る前に自分の位置を確認した。そんな真面目すぎるほど誠実な姿勢が思い浮かんで、なんだか嬉しくなるような良い私小説でした。
Posted by ブクログ
鼠について語ろう。この本から知りえた情報を羅列してみる。
1.金持ちである
鼠の実家は神戸の山の手にある。三階建ての一軒家で、車は二台。
2.パンケーキにコーラをかけて食べる
この食い物の優れた点は、食べ物と飲み物が一体化していることだ。
Posted by ブクログ
滲んでよく覚えていないような感覚になった。
時代が違うのに何処か懐かしく思えた。
少し自分の人生にかするような、胸がギュッと苦しくなる瞬間があった。
Posted by ブクログ
単調に進んでいき、心を奪われる展開などはないはずなのに、なぜか読みやすい。
何十回も読めない漢字を調べた。こんなにも読めない漢字が日常の中に潜んでいたのかと思った。
なんか分からないけどまた読みたくなるんだろうなって思った。
Posted by ブクログ
あらすじを問われても答えられない。
この本からは、なるようになるっということを感じた。タイトルどおり。
友達とビールを飲んで、女のことで頭を悩ませて、でも女に振り回されずに、自由に生きてく。結果その女性とは2度と会うことはなく、別の女性と結婚した。
他人のよく分からない夢をのぞいているような小説。
————————————
村上春樹さんの小説は、電子ではなく紙で読むのがおすすめ。
Posted by ブクログ
洋画の翻訳のような口調で紡がれる平凡な青春の物語。
ストーリーを大きく動かす出来事や伏線回収などもない淡々とした青春。
何か起きそうで、起きない。若者が現実に抱く期待と無気力を混ぜたような作品。
断章形式で語られているが、それぞれがつながっているようでいないようで、題名どおりに風の歌の様な気まぐれさが良かった。
Posted by ブクログ
音ではなく歌なのがなんとも言えず良い
人生で一番読んでる作家だし、私が小説を読むようになったきっかけの作家
平日夜更けに読み終えて明日も仕事だけど、無性にビール飲みたくなったのでコンビニで2缶買ってベランダで風浴びで飲んでる
やっぱ春樹好き、あと個人的に世界観は好きだけど尻すぼみと感じてしまうから、こんくらいのページ数ありがてえ
続編もあるくさいから読みます
この人まじで読んでる時間もセットで大事と思わせてくる
Posted by ブクログ
この本は特に男女で思うことが違いそう。
痛い。そしてお酒が欲しくなって、また読みたくなってしまう。
追記:読めば読むほど読めてくる。好き、とはちょっと違うけれど、『これにしかないもの』がある。
匿名
図書館の本で一度読んだことがある。電子書籍で2回目を読む。
村上春樹の処女作である。物語は「1970年の8月8日に始まり、18日後、つまり同じ年の8月26日に終る。」
その後の村上作品に受け継がれていく、遠回しで比喩に富んだ翻訳調の語り口はもうこの作品で完成している。受ける印象は都会的で、若々しく、病的になりそうなところでぎりぎり健全さを保っている。
鼠が食べるホットケーキにコーラをかけて食べる食事はノーベル週間にハルキストが恒例行事のように再現している。
この作品で後のすべての作品を代表していると感じる。
Posted by ブクログ
村上春樹節が少なく物足りなく感じてしまった。
矛盾しているが、村上春樹が苦手な人は読みやすいかもしれない。
もう少し深くまで嵌まりたかったけど、短い話だし仕方がないか。
Posted by ブクログ
二十代の頃の心情を思い起こさせるような作品。すべてが風のように通り過ぎていく感覚が心に残る。
これまで食わず嫌いしていたけど、本作をきっかけに、他の村上春樹作品にも手を伸ばしてみたくなった。
Posted by ブクログ
ストーリーが面白いというより村上春樹ワールドが面白いという感想。
人物の発言や作中の表現などどんどん惹かれていった。そして無性にビールを飲みたくなったから今日のもう。
Posted by ブクログ
多分、この本を読むのは3度目。
それなのに、毎回初めて読んだような気持ちになる。
私の記憶力が悪いから
と言われればそれまでだけど。
最初に読んだのは20代前半。
オシャレな雰囲気にのまれていた。
次に読んだのは30代。
学生時代の夏休みを振り返る僕に何となく共感した。
そして40代後半の今。
こんな言葉が並べられていたんだと驚く。
レーゾン・デートル。
今では良く使われるこの言葉に、私は20代の頃触れていたんだと知る。
その意味もよく理解できず、読んだことすら忘れていた。
僕の回想を通じて語られる、女の子との思い出やお金持ちへの感情。嘘か本当か分からない牛の胃の内容物や父親の靴磨きの話。
若い頃に読んで、その良さが分からなかった「ライ麦畑でつかまえて」を少し思い出した。
歳をとって失う繊細な感情と歳を重ねたからこそ理解できる情景。
年齢や置かれている状況よって同じ本でも自分が受け取るものは刻々と変化してゆく。
なんだか、そんなことを考えた。
Posted by ブクログ
私の好きな人が村上春樹を好きでいて、私は読まず嫌いをしていたので、これを機にデビュー作から追ってみることにした。
村上春樹は、バーのオーナーで、営業が終わったあとに、バーの灯りの下で書いていたのだという。
短い小説だが、淡々と、だが描写の一つ一つを大切にして、重い内容や暗い内容もサラッと描いてしまうのも、人生というものを押し込めたような作品であった。
続編も読みます
Posted by ブクログ
デビュー作からハルキ節が全開、ハルキの文体もある程度完成されつつあるよう。
大学生の僕のひと夏の青春。親友の鼠との会話がウィットに富んでいて、当時、高校生だった僕はあこがれたものだ。
Posted by ブクログ
数年前に読み、今年に『羊をめぐる冒険』を読み、デビュー作からの三部作になっているということを知り、再読した。
淡々と時が流れていくし、何がどう発展していくのか見当もつかないが、間違いなく雰囲気がお洒落だ。
Posted by ブクログ
もう一度村上春樹を読み直そうと思って第一作から手を出し直したが、不思議なことに私がまだ産まれていない70年代の空気感を随所に感じることができ、ノスタルジックな感覚に陥る。
第一作目ということで、春樹要素は比較的薄いが、異様にビールとタバコを嗜みながら女性と無意味なひと夏を過ごしたい気持ちにさせてくれる。
(私自身タバコは吸えないんだけど…)
「本なんてものはスパゲティーをゆでる間の時間つぶしにでも片手で読むもんさ。」という一言がやけに心に残った。
次は『1973年のピンボール』。
Posted by ブクログ
登場人物自身の言葉や性格、描写が全体的にクールだった。日本文学を読んでる感じがしなかった。
指が4本の女性との関係が変化していくところはオモロいなって思った、けど、え?今誰の話?ってなるところがめっちゃあった。
Posted by ブクログ
「ホットケーキのコカ・コーラ浸し」のフェティシズム!
1979年に発表された、村上春樹のデビュー作です。令和の今、中年になったわたしが初めて触れる村上春樹作品。読む前から「村上春樹」に対してなんの先入観もなかったかと言われれば、当然そんなことないわけで。世界的に有名で、有名すぎるがゆえ時にネタにされる(村上春樹構文、「やれやれ」、特徴的な性的描写など)村上春樹なので、さぞかしそのイメージ通りなんだろうと敬遠していたところがあったし、個人的には文学界におけるクリスチャン・ラッセン的な位置にあるような気がしていました(ただし、ラッセンは画壇・美術界からは無視されているけれど、村上春樹は文壇・文学界では巨匠の扱いです。圧倒的な知名度+ネタにされる対象、という部分において似てるかも、と)。
しかしページを開いてみれば意外や意外、難解さはなくすいすいと読みやすい。先入観のとおり、トレンディドラマのような舞台や登場人物、海外文学の和訳調の不自然にカッコつけたような台詞などが出てきて、リアリティのないふわふわした不思議さはあるものの、眉間にシワが寄るようなことはありませんでした。
登場人物の台詞や行動からリアリティは感じませんが、作品全体から漂う、ほんのり浮かれてるのにあえてサラっと白けてみせるような雰囲気については、「当時の大学のリアルなモラトリアム感ってこんな感じだったのかなあ」と思わせるだけの磁力があります。若い時分の非生産的な倦怠感って、今も昔もこんなもんかもなあ。でも今の若い人は、これほどまでに「ちゃんと」暇だろうか?誰もがスマホを持って、誰とでもオンラインで共有ができてしまうこの時代に。
現実的なアクションは一切描写されないので、登場人物に生活臭を感じません。ただ女性キャラに関しては妙に生々しいアイテムや設定が出てきました。タンポンとか、片方の手の指が4本しかないとか。男性の描写はあまりにも超然としてます。女性に憎まれても主人公はまるで他人事のように涼しい顔。自殺した元カノのことを、トラウマとしてでなく、単に過去の思い出としてぼんやり考えたり。大学生でここまで悟れるものかな(少なくともわたし自身は無理)? あと帰省中の話ですが家族は登場せず、父親の「靴」しか出てこないし、服はクリーニングとありますから洗濯母ちゃんは出てきません。お金持ち設定ですから家事は外注かも。
一番心惹かれたのは、主人公の友人「鼠」がホットケーキを食べる場面です。深い皿に焼きたてのホットケーキを数枚重ね、ナイフで4つに切り分け、上からコカコーラ一瓶をまるまる注ぎかけるというもの。うっすら湯気が立ち上る十字の断面の、その甘いスポンジに泡立ったコーラがじゅわじゅわ染み込んでいくのを想像すると、えもいわれぬフェティシズムを感じます。ホットケーキと瓶入りコカ・コーラというアイテムが醸すアメリカンでポップでジャンクなテイストに、現在絶賛リバイバル中のシティポップ・アートワークにも通じるような「令和的エモさ」を感じました。でもこれがコカ・コーラだからカッコいいわけで、まっ黄色いオロナミンCだったら、途端に昭和日本の匂いで充満しますね、、、ちゃぶ台の上のホットケーキが目に浮かぶ、、、でもレトロでB級な「ダサ愛しさ」があってけっこう好きかも、、、村上春樹的オシャレ感はチリほども残らないけど、、、なんて想像がとまらないほどには好きなシーンです。
村上春樹が日本文学界に登場するまで、日本文学界に村上春樹はいなかったわけで(当たり前!)、村上春樹のデビューの新鮮さは当時を知る人にしか分からないのだろうと思います。物心ついた時から村上春樹が有名だったわたしには、どうしたって味わえません。当時の市井の読書家は、どんな風にこの作品を受け止めたのかな。
Posted by ブクログ
2023.4th
村上春樹の原点の作品をやっと読みました。
なかなかに難解ですね…!
正直解説を読んでやっとそういう話だったのか…と合点がいったくらいです(*´ω`*)
デビュー作なのに作風が完成されてるのはさすがだなぁ…という感想くらいしか出てこず…(汗)
2025.15th
再読。
ものを書くヒントには
ものを書くヒントにはなった。内容は派手なセクシーンーンはないが恵まれた生活をしているお坊ちゃん大学生の遊びが中心、ひけらかす西洋文化の知識、若者向きの書籍としておこう。中年にはノスタジックな作品かも。風の歌を聴けのタイトルから期待したが残念、今後は試し読みしてから購入する。