【感想・ネタバレ】風の歌を聴けのレビュー

あらすじ

「あらゆるものは通り過ぎる。誰にもそれを捉えることはできない。僕たちはそんな風に生きている」1970年8月、帰省した海辺の街。大学生の〈僕〉は、行きつけのバーで地元の友人〈鼠〉と語り明かし、女の子と知り合い、そして夏の終わりを迎える。過ぎ去りつつある青春の残照を鋭敏にとらえ群像新人賞を受賞した、村上春樹のデビュー作にして「初期三部作」第一作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

p.121
「でもね、よく考えてみろよ。条件はみんな同じなんだ。故障した飛行機に乗り合わせたみたいにさ。もちろん運の強いのもいりゃ運の悪いものもいる。タフなのもいりや弱いのもいる、金持ちもいりや貧乏人もいる。だけどね、人並み外れた強さを持ったやつなんて誰もいないんだ。みんな同じさ。何かを持ってるやつはいつか失くすんじゃないかとビクついてるし、何も持ってないやつは永遠に何も持てないんじゃないかと心配してる。みんな同じさ。だから早くそれに気づいた人間がほんの少しでも強くなろうって努力するべきなんだ。振りをするだけでもいい。そうだろ?強い人間なんてどこにも居やしない。強い振りのできる人間が居るだけさ。」

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2026年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

よく分からなかったがほんとの感想だけども
ある意味 物語の中にいくつかの詩が混ざってるような感覚で読んだ

ある夏のある男の出会いと別れの話の中に
男の過去を深堀するような出来事が紐づいていたような

だけど最後はやはりタイトルのように
風のように過ごす、風向きはいつか変わる
だから人生を諦めないように

僕は・君たちが・好きだ

最後はなんだかまとまっててじんわりとあたたかい締め方でした

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2026年03月29日

匿名

ネタバレ 購入済み

 図書館の本で一度読んだことがある。電子書籍で2回目を読む。
 村上春樹の処女作である。物語は「1970年の8月8日に始まり、18日後、つまり同じ年の8月26日に終る。」
 その後の村上作品に受け継がれていく、遠回しで比喩に富んだ翻訳調の語り口はもうこの作品で完成している。受ける印象は都会的で、若々しく、病的になりそうなところでぎりぎり健全さを保っている。
 鼠が食べるホットケーキにコーラをかけて食べる食事はノーベル週間にハルキストが恒例行事のように再現している。
 この作品で後のすべての作品を代表していると感じる。

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2019年11月27日

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