色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

作者名 :
通常価格 794円 (722円+税)
紙の本 [参考] 825円 (税込)
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作品内容

多崎つくる、鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。
何の理由も告げられずに――。
死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時なにが起きたのか探り始めるのだった。全米第一位にも輝いたベストセラー!

書店員のおすすめ

大学時代、一方的に親友4人に絶縁を宣言された多崎つくる。過去を乗り越えるため、36歳になった彼は絶縁の理由を求め元親友たちを訪ねます。次々と明かされる絶縁の真相と深まる謎。衝撃の結末に読み返さずにはいられない作品です。
恥かしながら村上春樹作品をきちんと読んだのはこの作品が初めてでした、好き嫌いが分かれると聞いていましたが、面白さのあまり止まることなく一気に最後まで読み切りました。
私がこの作品をおススメしたいポイントは、解釈が無限に存在するというところです。私は読み終えたとき興奮が冷めやまず、勧めてくれた友人に連絡しそのあと2人で結末について長らく議論を交わしました(笑)
読めばその回数だけ新しい発見があるはずです。あなたもぜひ新しい解釈を見つけてみては^^

ブックライブ書店員

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月14日

    村上春樹さんの作品は、とてもリ読み心地がよく、スッと体に入ってくる感じがして、とても好きです。
    ぜひぜひ読んでみて下さい。

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    Posted by ブクログ 2023年03月02日

    心に傷を負ったつくるは死にたがっていた。自身の内なる世界を見つめ、その空虚で、色彩のない深淵に、自分は生きる意味がないと悟る。

    内的世界の探訪は、時に見たくないものを発見してしまう。苦しむことにはなるが、直視し、私の輪郭を、生きる意味を掴んでいきたい。

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月25日

    古い友人に会いに行くたびに、本当にどきどきしながら、ページをめくる手が止まらなかった。
    恐れ、期待、緊張。
    学生時代の劣等感って実は思春期らしい思い込みなのかも。

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    Posted by ブクログ 2023年01月10日

    読み終えた後にいくつか疑問が浮かんだが、それについて考察していく事が楽しかった。
    本を読んでいる間だけでなく、読んだ後も楽しませてくれる作品。

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    Posted by ブクログ 2022年11月26日

    私が記憶してる限り初めて村上春樹さんの作品を読みました。
    日本語ってこんなにきれいだったけ。普段使っているのに違う言語かのように比喩表現がきれいで物語自体は私が面白いと思えるジャンルではなかったけど日本語がきれいだったのでこの評価にしました。
    小2くらいからずっと小説読んてきたけどこんなに日本語がき...続きを読む

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    購入済み

    匿名 2019年11月27日

     リストのピアノ曲「巡礼の年」。IQ84の「シンフォ二エッタ」と同様に小説を通して常に流れている象徴的な曲である。ピアノ演奏をネットからダウンロードして聴いた。リストはあまり聞いたことがなかったけど、その特徴的な旋律に感銘を受けた。
     村上春樹は多崎つくるを通して何を表現しようとしたのか?彼は村上...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月02日

    過去のトラウマによる辛さは、時間の経過によって、意識の領域では薄まっていくように感じるが、無意識の領域ではより根深い問題となり、現実に何らかの問題を生じさせる。その問題を掘り返して向き合っていくことは相当なエネルギーが必要だろう。

    沙羅がつくるにとってとても大切な存在であり、その彼女に問題と向き合...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月18日

    仲良しグループからの追放に新鮮さを感じたすぐあとに、男女構成とわかる。良い意味でこれはやっぱり村上春樹なのだなと察した。どの道を辿っても、究極の選択肢を迫られて窮地に陥っても、生きてさえいれば、現在の自分にたどり着くこと。巡礼(彼らに会いにいくこと)することにより、それぞれが抱えた16年の緊張した関...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月14日

    学生時代の親友たちに突如縁を切られた主人公・多崎つくるが、十数年のときを経て、当時何があったのか親友たちのもとを巡礼する物語。

    故郷から離れた、多崎つくるが、故郷に残り生活する親友、故郷から遠く離れた異国の地で生きる親友と再会し、それぞれの十数年に想いを馳せていく様は、誰しも共感できるところがある...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月23日

    「私もあなたのことかとても好きよ。会うたびに少しずつ心を惹かれていく」と沙羅は言った。そして文章に余白を設けるように、少しだけ間を置いた。

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