スプートニクの恋人

スプートニクの恋人

704円 (税込)

3pt

「すみれがぼくにとってどれほど大事な、かけがえのない存在であったかということが、あらためて理解できた。すみれは彼女にしかできないやりかたで、ぼくをこの世につなぎ止めていたのだ」 「旅の連れ」という皮肉な名を持つ孤独な人工衛星のように、誰もが皆それぞれの軌道を描き続ける。 この広大な世界で、かわす言葉も結ぶ約束もなくすれ違い、別れ、そしてまたふとめぐりあうスプートニクの末裔たちの物語。

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スプートニクの恋人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読み直したら、刺さるフレーズや比喩表現がたくさん。
    1Q84に繋がるような象徴的なモチーフ(月など)やあちら側・こちら側の概念、ねちっこい警備員、喪失感・孤独感(国境の南~にも似た感じ)などが感じられて胸熱!
    ちょっとしたことであちら側に行ってしまうきっかけは転がってそう。。
    面白かった!

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    村上春樹の中で、一番好きな小説。
    ロマンチック。
    読んでいる時、付き合いたての恋人と
    誰もいない自然の中でくっついて過ごしているような不思議な安らぎに包まれた。
    読み終わりたくないのに、読み進めてしまう。

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    本作にはこんな節がある。
    東京のことを考えてみる。ぼくのアパートの部屋と、ぼくの勤めている学校と、こっそりと駅のごみ箱に捨ててきた台所の生ゴミのことを。

    この生ゴミについては少し前のページでちらりと描かれており、それがここで拾われるかと驚嘆した。

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    村上春樹再読

    初読はいつだったか。1999年に単行本が出版されていて、おそらくはすぐ読んでいるはずだから20代半ばか。ほかの村上作品についても書いたが、この本についても「またこのパターンかよ、もういいよこのタイプの、洗練されて、自分のスタイルがあって、群れなくて、ぐいぐいくる女の子がいて、みたいな

    0
    2025年09月12日

    Posted by ブクログ

    スプートニクと、ライカだったんだ……!
    いつもの春樹よりどこか爽やかで、あっという間に通り過ぎてしまう、恋の物語。
    それにしても、ミュウは、本当にミュウツーだったんだな…

    0
    2025年05月13日

    Posted by ブクログ

    久々の村上春樹作品。
    すみれが恋に落ちた表現は最初の段落から圧倒的なパワーを持って魅了された。
    山であっという間に終わる仕事をこなし、あとは小屋にこもって自由に小説を書くという具体的で理想的な人生とは対照的に、現実である大学の文芸科については“キュウリのへた”と一言で終わらせるすみれの言葉にセンスと

    0
    2025年04月03日

    Posted by ブクログ

    恋愛小説で第三者からの目線で語られるという構成が斬新で面白かった

    体と精神の分離をドッペルゲンガーや影分身のように物理的?視覚的に表現してしまうところがいかにも春樹って感じでとても良かった

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    終わり方があまりにも潔い。
    すみれはどこへ行っていたのか、どうやって行ったのか、どう帰ってきたのか等々……謎の答えは何も語られないまま終わってしまい呆然。そこも含めて、「らしさ」があって好きな終わり方でもある。
    私なら問いただすであろう状況に、ただすみれを迎えに行く主人公。この2人故の信頼感が感じら

    0
    2025年10月24日

    Posted by ブクログ

    冒頭の文章がとても印象的だった。すみれの失踪やミュウの心情など、どういう意図なのかよく分からない部分が多いが、こうした抽象的な世界観にすごく惹かれる。また僕がガールフレンドの子ども(にんじん)が万引きしてスーパーに呼び出されるくだりが面白かった。先生でもある僕が万引きに対して叱る訳でもなく、放任する

    0
    2025年10月21日

    Posted by ブクログ

    10年ぶりの再読
    読後感は最高でした。

    これ単体でも十分楽しめるのですが、村上氏のエッセイ「遠い太鼓」を読んでからだとより楽しめるかもしれません。

    0
    2025年10月21日

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