スプートニクの恋人

スプートニクの恋人

小説・文芸
792円 (税込)

3pt

「すみれがぼくにとってどれほど大事な、かけがえのない存在であったかということが、あらためて理解できた。すみれは彼女にしかできないやりかたで、ぼくをこの世につなぎ止めていたのだ」 「旅の連れ」という皮肉な名を持つ孤独な人工衛星のように、誰もが皆それぞれの軌道を描き続ける。 この広大な世界で、かわす言葉も結ぶ約束もなくすれ違い、別れ、そしてまたふとめぐりあうスプートニクの末裔たちの物語。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    スプートニクの恋人
  • タイトルID
    :
    60005487
  • 電子版発売日
    :
    2016年12月16日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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スプートニクの恋人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初めての村上春樹。
    「なんか凄い人が書いた文章」という先入観をなるべく捨てるつもりで読んだ。

    個人的には「不在」と「夢」がテーマなんじゃないかと感じた。

    夢の表現が素晴らしい。あまりにも正確で現実的な描写なのに、掴みどころがあるようで無くて、正に「芸術的だ」と思った。
    ※芸術的、って適当に使われがちな形容な気がするけれど…わたし的には、こんなにピッタリとこの表現が浮かんだのは初めて。

    読書体験としてはずっと心地よくて目が離せなかった。
    本当に読んでよかった。

    0
    2026年10月09日

    Posted by ブクログ

    月の世界観は1Q84を思い出した。語り手の目線で描かれる女性陣がなんとも魅力的。不気味で甘美な長い夢を見ているような物語だったな〜。最後の最後まで没入できる。

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    夏帆を読んだら、昔女性を描いた作品があったなと思い再読
    そうそうこんな感じで、ぐいぐいきます
    22歳で初めて恋に落ちたすみれ
    そんな恋を見守る僕
    年齢、性別、国籍も関係なく激しく人に惹きつけられてしまう…そんな情熱な恋

    読み終わってしまった

    0
    2026年09月17日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読みました。
    大学生の頃に読んで以来だったけど、所々覚えているもんだなと思った。でも感じ方が違って新鮮さを感じました。
    以前より解像度高く読めました。

    0
    2026年08月19日

    Posted by ブクログ

    学生時代に読み終えた本を再度手に取る。内容はすっかり忘れていた。

    小学校の先生である主人公と、小説家志望のすみれによる奇妙な物語。
    舞台が東京からギリシャ、そして東京に戻る。話の進行も主人公の一人称から、すみれの手紙への切り替わり、また戻る。

    読後に残った言葉は、喪失感。人との繋がりが、自分にどう影響するのか。
    失った後、手に入れる前に戻るのでは無くて、全くの別人になる。失う傷はあまりにも大きくて、繋がりは張り詰めた緊張感の中で今にも崩れそうなバランスを保っている。

    面白い読書体験だった。

    0
    2026年08月12日

    Posted by ブクログ

    冒頭の吸い込まれるような文章に圧倒される。いちばん気持ちいい風が吹く。恋も愛も夏も出会いも別れもいまここにある。すみれもミュウもにんじんもぼくもきっと温かい場所にいる。なんて美しいんだろう。なんてきれいなんだろう。

    0
    2026年07月28日

    Posted by ブクログ

    これもまた純度100%の恋愛小説。心がぎゅっとなる。ミュウがタイトルになっているけれど、主人公こそが「スプートニク」じゃないか。地球を中心に、行き場のない想いは永遠の巡回を続ける。
    いつも通り振る舞ってみせながら、すみれを失い、やがて水を失った草木のようにしなびていく主人公にえも言われぬ感情を抱く。自分自身の中に飼っている純な部分を取り出されて見せつけられるような、そんな感覚。宇宙空間に突如投げ出されたかような無防備さ。失って実感する「愛」が、一番真に感じられるのは不条理でしかない。けれど、そんな不器用な愛の形が私は好きで、そんな小説を描く小説家のことも大好きなのです。
    P.s. 村上春樹を誇張したかのような文章で、良い(間違いなく本人の作品なのだけど)。

    0
    2026年07月08日

    Posted by ブクログ

    わたしは、主人公のような男友達が欲しかった、性的に交わることはできないという事実は、残酷なのかもしれないけれど、すみれとKくらい心の通った相手というのがほしい。
    血を流さなくてはいけない。

    0
    2026年07月03日

    Posted by ブクログ

    表題のスプートニクは、旧ソ連が打ち上げた人工衛星の名前ですが、「旅の連れ」という意味だそうです。ロシア人がなぜ「ひとりぼっちでぐるぐる回る人工衛星」にそんな名前をつけたのか?という作中の疑問に、もっともだなあと感じてしまう。愛と性欲、同性愛の入り混じる複雑な三角関係と、消えてしまったすみれの謎、ギリシャの小さな島の情景描写の繊細さに否応にも惹き込まれてしまう。複雑な読後感の一冊だった。

    0
    2026年06月27日

    Posted by ブクログ

    すみれと主人公の関係性がうらやましい。すみれが感情的・感覚的に話すのに対して、主人公はそれを言語化し、具象化し、整理してくれる。朝4時に電話を掛けても、質問に答えてくれる友達が私も欲しかった。ただ、こういう振り回し行為は主人公が彼女への好意をもっているから成り立つのだろうな…

    P260あたりの月の描写が唯一無二だと思う。こちらまで心臓が早く動くような、切羽詰まった感じになる。
    すみれとミュウの物語かと思いきや最後にヘテロセクシャル的展開に落ち着いたのは、まあ村上春樹だし…と思うことにする。

    0
    2026年10月11日

スプートニクの恋人 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    スプートニクの恋人
  • タイトルID
    :
    60005487
  • 電子版発売日
    :
    2016年12月16日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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