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Posted by ブクログ 2024年04月25日
なぜ「スプートニクの恋人」というタイトルをつけたのかというのは、たぶん真剣に考えてみたらとてもおもしろいのだろう。
あちら側とこちら側という二つの対立するものが度々出てくるのはもちろん、すみれの夢にもミュウの過去の話に螺旋階段や観覧車といった回転するモチーフが出ていることはかなり重要そう。何よりも気...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月09日
「22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋だった。」
何度も読み返して覚えてしまうほど大好きで、心をぎゅっとつかむ始まりの1ページ。
どんなときも、1ページ目を開いた瞬間から違う世界に連れて行ってくれて、読み終わって現実に戻った時にはそれまでこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月25日
ひょっとすると何十年ぶりかの再読。一切覚えてない部分と克明に覚えている部分があって「あ、この場面ってこの小説で出てきたのか」と思ったり
スプートニクの恋人というタイトルがなんとも素敵で奥深くて好きです
どうやってこのタイトルを思いついたのか、タイトルあってのこの内容なのか、本人に訊けるはずはないのだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月10日
1999年、今から25年前の小説か。この頃の村上春樹の言葉の使い方はセンスと熟考の創造物という感じがして好み。昔夏の午後の冷蔵庫の中のキュウリ。もしそれが性欲じゃないと言うのなら、わたしの血管を流れているのはトマト・ジュースよ。記号的な眠りについている誰かを象徴的にたたき起こせばいいんだ。大学のゼミ...続きを読む
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