スプートニクの恋人

スプートニクの恋人

704円 (税込)

3pt

「すみれがぼくにとってどれほど大事な、かけがえのない存在であったかということが、あらためて理解できた。すみれは彼女にしかできないやりかたで、ぼくをこの世につなぎ止めていたのだ」 「旅の連れ」という皮肉な名を持つ孤独な人工衛星のように、誰もが皆それぞれの軌道を描き続ける。 この広大な世界で、かわす言葉も結ぶ約束もなくすれ違い、別れ、そしてまたふとめぐりあうスプートニクの末裔たちの物語。

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スプートニクの恋人 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年03月25日

    かなり好きな一冊です。
    読後感がよかった。
    再読の機会があればきちんと感想書けたらいいな。

    特に好きなセリフ↓(こんな言葉、実生活で言う場面ないだろうけど、言ってみたい。)

    「あなたってときどきものすごくやさしくなれるのね。クリスマスと夏休みと生まれたての仔犬がいっしょになったみたいに」

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    Posted by ブクログ 2024年01月06日

    はじめて恋をした女性に恋をし続けている主人公。恋愛において、性欲を感じる女性、感じない女性の対比を詳細に書かれている。

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    Posted by ブクログ 2023年11月12日

    村上春樹で初めて読んだ本
    完全にファンになった
    もう誰にも会いたくなく、家にいるしかない時に読んだ
    とにかく好き
    それしかない

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    Posted by ブクログ 2024年04月25日

    なぜ「スプートニクの恋人」というタイトルをつけたのかというのは、たぶん真剣に考えてみたらとてもおもしろいのだろう。
    あちら側とこちら側という二つの対立するものが度々出てくるのはもちろん、すみれの夢にもミュウの過去の話に螺旋階段や観覧車といった回転するモチーフが出ていることはかなり重要そう。何よりも気...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月09日

    「22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋だった。」
    何度も読み返して覚えてしまうほど大好きで、心をぎゅっとつかむ始まりの1ページ。

    どんなときも、1ページ目を開いた瞬間から違う世界に連れて行ってくれて、読み終わって現実に戻った時にはそれまでこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月25日

    ひょっとすると何十年ぶりかの再読。一切覚えてない部分と克明に覚えている部分があって「あ、この場面ってこの小説で出てきたのか」と思ったり
    スプートニクの恋人というタイトルがなんとも素敵で奥深くて好きです
    どうやってこのタイトルを思いついたのか、タイトルあってのこの内容なのか、本人に訊けるはずはないのだ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月13日

    作中に溢れている比喩的表現は、何にも喩えない自分に愚かさを感じさせたり。かと思えば、物事の本質をシンプルに突いた言葉にはっとさせられたり、日常を抜け出した旅気分も味わえる。何より癖になるのが、作中にあるすみれの文章、文章。

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    Posted by ブクログ 2023年12月10日

    1999年、今から25年前の小説か。この頃の村上春樹の言葉の使い方はセンスと熟考の創造物という感じがして好み。昔夏の午後の冷蔵庫の中のキュウリ。もしそれが性欲じゃないと言うのなら、わたしの血管を流れているのはトマト・ジュースよ。記号的な眠りについている誰かを象徴的にたたき起こせばいいんだ。大学のゼミ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月25日

    ずっと描写が飛躍するから読むのが疲れる。だからこそ文体が一気に変わって僕があちら側に堕ちそうになる展開はスピード感があった。

    タイトルが好き

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    Posted by ブクログ 2023年10月09日

    村上春樹の書く男はやたらと飲み物を飲むが、この主人公も例に漏れずアイスティーをすごく飲む。レモネードも飲む。それにしても「スプートニクの恋人」という言葉の響きはなんとも素晴らしい。

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