ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)
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ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

1,045円 (税込)

5pt

僕の考えていることが本当に正しいかどうか、わからない。でもこの場所にいる僕はそれに勝たなくてはならない。これは僕にとっての戦争なのだ。「今度はどこにも逃げないよ」と僕はクミコに言った。「僕は君を連れて帰る」僕はグラスを下に置き、毛糸の帽子を頭にかぶり、脚にはさんでいたバットを手に取った。そしてゆっくりとドアに向かった。(本文より)

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ねじまき鳥クロニクル(新潮文庫) のシリーズ作品

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1~3件目 / 3件
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)
    完結
    737円 (税込)
    「人が死ぬのって、素敵よね」彼女は僕のすぐ耳もとでしゃべっていたので、その言葉はあたたかい湿った息と一緒に僕の体内にそっともぐりこんできた。「どうして?」と僕は訊いた。娘はまるで封をするように僕の唇の上に指を一本置いた。「質問はしないで」と彼女は言った。「それから目も開けないでね。わかった?」僕は彼女の声と同じくらい小さくうなずいた。(本文より)
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)
    完結
    825円 (税込)
    「今はまちがった時間です。あなたは今ここにいてはいけないのです」しかし綿谷ノボルによってもたらされた深い切り傷のような痛みが僕を追いたてた。僕は手をのばして彼を押し退けた。「あなたのためです」と顔のない男は僕の背後から言った。「そこから先に進むと、もうあとに戻ることはできません。それでもいいのですか?」(本文より)
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)
    完結
    1,045円 (税込)
    僕の考えていることが本当に正しいかどうか、わからない。でもこの場所にいる僕はそれに勝たなくてはならない。これは僕にとっての戦争なのだ。「今度はどこにも逃げないよ」と僕はクミコに言った。「僕は君を連れて帰る」僕はグラスを下に置き、毛糸の帽子を頭にかぶり、脚にはさんでいたバットを手に取った。そしてゆっくりとドアに向かった。(本文より)

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ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今まで色々あったけど…まだ人生途中だなと感じさせてくれる一冊でした。

    伏線が象徴的に結びつくのも良かったが、さっきの話は一体どこに?と思わせてくれる感じも好きなとこです。

    絵画や音楽などの印象を与えてくれるような没入感のある物語でした。

    0
    2025年01月16日

    Posted by ブクログ

    なんと言えばいいのかわからないとても不思議な読書体験でした。

    現実の世界と深層世界をいったりきり、それがどこまでが本当でどこからが虚構なのか。

    説明も多くのことはあいまいなままであり、この話はなんのためにどう進んでいくのかふわふわしています。

    どころどころに文章の端々に私の心の機微に触れるかし

    0
    2025年01月06日

    Posted by ブクログ

    69冊目『ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編』(村上春樹 著、1997年10月、新潮社)
    村上春樹の90年代における代表作である3部作、その最終巻。
    グネグネと形を変えながら進むこの物語は、まるで週刊連載の漫画のよう。第1部からは想像もつかないような地平へと読者を運んで行く。
    お話に整合性はな

    0
    2024年05月29日

    Posted by ブクログ

    初めての村上春樹の長編作品です。
    短編以上に没入感があり、村上春樹の魅力が詰まっていました。夢か妄想か現実かわからない世界観がとても良い

    0
    2024年05月27日

    Posted by ブクログ

    これ以上ないほど完結していた。
    遠回りでも近道でもない表現でたまらなく心地よかった。
    きっと再読にて新たな発見があるのであろう。

    0
    2024年05月07日

    Posted by ブクログ

    「ねじは巻かれた」

    ゆるみかかっていたねじは、最後には巻かれた。
    岡田享さんは、その最後を担ったのではないでしょうか。

    正直読むのにはかなり時間がかかりました。
    精神世界から実社会、向こうとこちらの行ったりきたりで、考えることが多かったからです。

    さて、
    私たちが生きるこの社会は悲しいかな、理

    0
    2024年04月21日

    Posted by ブクログ

    ノモンハンのところがいつも怖くて、しばらく読んでいなかったのだけれど、再読。

    ああ、本当に引き込まれて、ここではないどこかに連れて行ってくれる壮大な冒険ができてやっぱり素晴らしい。
    なかなか得難い深いどきどきはらはら感です。

    0
    2024年03月17日

    購入済み

    さすがの村上作品

    自分が年をとってきて、青少年時代に読んだ感想とは違った感想を持つようになった。
    あのころの紙の手触りや本の重さもよかったが、電子書籍で上下巻、3部構成など村上作品を持ち歩ける幸せ。
    表紙を眺めてると、全て欲しくなってしまう

    0
    2023年01月01日

    Posted by ブクログ

    率直に言えば、腑に落ちない謎や、メタファーの解釈がよくわからないまま終わってしまったなという感想。(自分の読解力不足もあると思う)
    しかしなぜか手を止めず読み続けられた。現実と虚構の入り混じる曖昧な世界と、特有のめんどくさいしゃべり方をされる変な人たちだが、惹き込まれる。





    以下ネタバレ含む

    0
    2025年03月05日

    Posted by ブクログ

    ?って感じの終わり方だったけど、この本を読まないとおそらく一生知ることのなかった世界を知ることができただけでも良かったなと思えた

    村上春樹さんはアジア圏の戦争の話をよく持ち出すけど、何か意図があるのかなって毎回考えちゃう

    0
    2025年02月07日

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