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Posted by ブクログ 2024年04月21日
「ねじは巻かれた」
ゆるみかかっていたねじは、最後には巻かれた。
岡田享さんは、その最後を担ったのではないでしょうか。
正直読むのにはかなり時間がかかりました。
精神世界から実社会、向こうとこちらの行ったりきたりで、考えることが多かったからです。
さて、
私たちが生きるこの社会は悲しいかな、理...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月15日
『ねじまき鳥クロニクル』の舞台を観劇するために、原作を購読。
現実か非現実かわからない世界が渦巻いていて、でもそこに人間の本質だったり、言葉にはできないぼんやりした何かを追求していて面白かった。
一章、二章はまだなんとなく整理ができるのだが、三章は世界線がおかしすぎて、、なにが真実なのか、この描写...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月28日
あらゆる悪意を見過ごしてきた主人公が、ある日突然この世の「あちら側」に侵食され始めていく。
ー
この世の物語の殆どは、遠くから聴くと同じことを歌おうとしていて、それは、「悪意や絶望を乗り越える方法、または受け入れる方法」なのかなと思う。
村上春樹はその中でも、明確に「作家性」なるものがある人...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月27日
村上春樹の小説を読むと、なぜこの人は自分のことを知っているのだろうか、と思う。そのような感想を持つ人は少なくないとも聞く。これは極めて個人的な経験だと思っているようなことであっても、類似の経験をしている人がいるということだろう。もしくは、そのような類似の経験をするような人たちが、彼の書いたものを読ん...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月27日
何度目かの再読
難解だし、登場人物はみなエキセントリックだし、主人公は淡々と奇行を繰り返すけど、読んでいるうちにだんだんと自分のほうがおかしいのかなとか思ってしまう不思議。井戸の底に潜るなんてなんでもないことなんじゃないかって。
これからもまた読み返すのだろうなぁ。
渡り鳥が抵当用資産を持たない...続きを読む
自分が年をとってきて、青少年時代に読んだ感想とは違った感想を持つようになった。
あのころの紙の手触りや本の重さもよかったが、電子書籍で上下巻、3部構成など村上作品を持ち歩ける幸せ。
表紙を眺めてると、全て欲しくなってしまう
Posted by ブクログ 2022年12月13日
書評ブログを読んでなるほどとなっている。
気になった部分をいくつかコピペ。
この小説の第3部でこの物語は、シナモンによって語られる「ねじまき鳥クロニクル」の一部であり、過去の満州から現代につながる「ねじまき鳥」と「ねじ緩め鳥」との戦いの年代記であることが明らかにされます。
→なるほど。これめちゃくち...続きを読む
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