ドット・ハチソンの作品一覧

「ドット・ハチソン」の「蝶のいた庭」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 蝶のいた庭
    3.9
    1巻1,222円 (税込)
    FBI特別捜査官のヴィクターは、若い女性の事情聴取に取りかかった。彼女は〈庭師〉と呼ばれる男に拉致された10名以上の女性とともに警察に保護された。滝や小川があり、蝶が飛びかう楽園のような〈ガーデン〉――完全防音で随所に監視カメラが設置され、外界から隔離された秘密の温室に、彼女たちはコレクションとして軟禁されていたのだ。女性の口からじわじわと明かされていく事件の全貌に、恐ろしい犯罪に慣れているはずの捜査官たちが戦慄する。おぞましくも美しいこの地獄でいったい何が起きたのか。一気読み必至、究極のサスペンス!

ユーザーレビュー

  • 蝶のいた庭

    Posted by ブクログ

    正しく狂気で素晴らしかった。幻想的な光景を作り出しながら人間の狂気と醜悪さを露出してくるマジで変態を描いた作品。

    0
    2025年04月25日
  • 蝶のいた庭

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ローズ・マコーリー『その他もろもろ ーある予言譚ー』と並ぶくらいの傑作、今年ベストだった。

    凄惨でありながら美しすぎる〈ガーデン〉の幻想描写から、現実への怒涛の着地を描く最終章が、力強く未来に目を向けさせる強烈な癒しになっていた。

    〈ガーデン〉の3人の男性の望む「愛」は嗜好品的で一方的で、対照的なのがマヤがラストで見つけるソフィアとの血のかよった関係性だった。
    それらが鮮やかなコントラストで描かれていたのがとても素晴らしかった。

    マヤの家族観の変化をじっくり冒頭から追うために、また読み返したい。

    0
    2023年12月21日
  • 蝶のいた庭

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    はしばみ色の瞳

    じわじわ怖い不気味可愛い儚い

    径〈みち〉
    デズモンドの愛がEggs'n Thingsのホイップクリームみたいで笑える。アメリカのブラウニーみたいな愛じゃなきゃイヤ。

    0
    2023年06月11日
  • 蝶のいた庭

    Posted by ブクログ

    ミステリ。サイコサスペンス。
    一冊のほとんどが事情聴取という構成。
    残酷で幻想的で耽美。
    正直、"庭師"の長男以外の全ての主要登場人物に感情移入できてしまう。
    正義とは何なのか、ずっと考えさせられた。
    サイコな感じの作品が好きな自分としては、かなりの高評価。

    0
    2021年12月30日
  • 蝶のいた庭

    Posted by ブクログ

    この本に送る私からの最大の賛辞は、
    「超絶胸糞悪かったけど読み切ってしまった」
    である

    ああよくもまあこんなに微妙に異なるイカれた連中を描き分けられたものだなぁと感心しつつ、
    胸糞悪すぎて途中で本を閉じること数回。

    それでも、読み切ってしまったのは、
    FBIに取り調べを受けてる「マヤ」と呼ばれる謎の少女の語りに引き込まれてしまったからだ。

    どこか飄々としていて掴みどころのないマヤ。
    でも、彼女には、絶望の淵を覗き込んでなおしたたかな強さと他の者を勇気づける生命力が備わっている。

    マヤの存在が、この暗く深い絶望の物語のひとすじの清涼剤となって、読み進めてしまうこと間違いなしだ。

    0
    2024年01月04日

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