アンドレアス・グルーバーの作品一覧

「アンドレアス・グルーバー」の「黒のクイーン」「刺青の殺人者」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 刺青の殺人者
    3.7
    1巻1,425円 (税込)
    全身の骨が折られ、血が抜かれた若い女性の遺体が、ライプツィヒの貯水池で見つかった。娘の遺体の確認にベルリンからやってきた母ミカエラは、自分一人でも娘が殺された理由をつきとめ、姉と一緒に家出したまま行方不明のもうひとりの娘を捜し出そうと堅く心に決めていた。事件を担当する上級警部ヴァルターは、ともすれば暴走しようとするミカエラに手を焼きつつ調べを進める。一方ウィーンの弁護士エヴェリーンは、女性殺害の嫌疑をかけられた医師からの弁護依頼を受けていた。『夏を殺す少女』続編。ドイツで爆発的な人気を博した話題作登場。
  • 月の夜は暗く
    3.7
    1巻1,425円 (税込)
    「母さんが誘拐された」ミュンヘン市警の捜査官ザビーネは、離れて住む父から知らせを受ける。母親は見つかった――大聖堂で、パイプオルガンの演奏台にくくりつけられて。遺体の脇にはインクの入ったバケツが置かれ、口にはホース、その先には漏斗が。処刑か、なにかの見立てなのか? おまけに父が容疑者として勾留されてしまった。ザビーネは父の嫌疑を晴らすべく、連邦刑事局の腕利き変人分析官の捜査に同行する。そして浮かび上がったのは、ひと月半のあいだに、別々の都市の聖堂で、同様に奇妙な殺され方をした女性たちの事件だった。『夏を殺す少女』の著者が童謡殺人に挑む!
  • 黒のクイーン
    3.5
    1巻889円 (税込)
    ウィーンに住むフリーランスの保険調査専門探偵ホガートは、大手国際保険会社支社長からある依頼を受けた。ウィーンの美術館がプラハの展覧会に貸し出した絵画が焼失、調査に派遣した絵画専門の調査員は、焼失した絵画はすり替えられた偽物だったとの報告を残し行方不明になった。その調査員を見つけだしてほしいというのだ。プラハに飛んだホガートは、ひとりの女探偵に出会う。彼女が調査しているプラハの連続殺人事件の話を聞くうち、ホガートはとんでもない事実に気づく。『夏を殺す少女』で衝撃的なデビューを飾った、オーストリア・ミステリの名手が仕掛ける巧妙な罠とは?

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  • 夏を殺す少女
    4.0
    1巻995円 (税込)
    酔った元小児科医がマンホールにはまって死亡。市会議員が山道を運転中にエアバッグが作動し、運転をあやまり死亡。どちらもつまらない案件のはずだった。事故の現場に、ひとりの娘の姿がなければ。片方の案件を担当していた先輩弁護士が、謎の死をとげていなければ。一見無関係な出来事の奥に潜むただならぬ気配。弁護士エヴェリーンはしだいに事件に深入りしていく。一方ライプツィヒ警察の刑事ヴァルターは、病院での少女の不審死を調べていた。オーストリアの弁護士とドイツの刑事、ふたりの軌跡が出合うとき、事件がその恐るべき真の姿をあらわし始める。ドイツでセンセーションを巻き起こした、衝撃のミステリ登場。

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ユーザーレビュー

  • 黒のクイーン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「夏を殺す少女」と同じ作者だったので。

    舞台はプラハ、絵画の焼失にウィーンから保険調査員のホガートが向かう。
    前任の調査員が行方不明となってしまったためだ。
    前任者の立ち寄り先の一つ、
    「プラハの王」と呼ばれる密入国を取り仕切る犯罪者の家を訪ねて、
    痛い目に遭うホガートだったが、女探偵に出会い、連続殺人事件にも関わることに。

    古い映画に、チェスの棋譜に、解離性同一性障害とのせてくるなら、
    もうちょっと長くても良かったのでは。
    というのも、もう少し長く楽しみたかったのかも。

    途中で登場した、ユダヤ人市庁舎の時計塔が興味深かったので、
    うっかり調べてしまった。
    素晴らしい。
    プラハ、行ってみ

    0
    2025年06月07日
  • 月の夜は暗く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「夏を殺す少女」と同じ作者だったので。

    冒頭から女性が次々と残虐な殺され方をして、
    かなり読み進めるのが辛い。
    その中の一人は女性刑事ザビーネの母親で、
    誘拐され、インクで溺死させられ、大聖堂で発見された。
    誘拐犯は離婚した父親に電話をし、
    なぜ誘拐されたのかという謎を解けば解放すると言っていた。
    その説明を信じない警察は、父親を殺人の容疑者として拘束する。

    捜査に現われた連邦刑事局の誘拐捜査官スナイデルは、
    全てを三言で説明しろと言い、マリファナを吸い、
    群発頭痛持ちで、緩和のために鍼を打ち、
    特定の本屋から本を万引きせずにはいられない強迫症の持ち主。
    誰とも協力せずに捜査を行うが、

    0
    2025年05月14日
  • 刺青の殺人者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「夏を殺す少女」の続編と知って。

    パトリックを殺すとは!
    しかもかなりあっさり、と。
    前作から登場して、弁護士エヴェリーンを常に助け、
    今回は一緒に暮らし始めたと言うのに。
    とても残念だった。

    前回の犯人を弁護し無実を勝ち取ったエヴェリーンは、
    刑事弁護士として独立していた。
    今回、仕事を依頼してきた外科医の男は、
    婦女暴行の嫌疑をかけられたことがあり、
    その女性が遺体で発見されたことから、疑われていると言う。
    未婚、子供なし、プレイボーイといかにも怪しい。
    なぜ依頼を引き受けたのか全く理解できない。

    一方、プラスキー警部の方は、
    娘を殺された母親が、同時に行方不明になったもう一人の娘を

    0
    2025年04月12日
  • 夏を殺す少女

    Posted by ブクログ

    事件の共通点や犯人が知りたくてどんどん読んでしまった。
    犯行がゴリ押しすぎるだろって思う所もあったけど、それでもハラハラわくわくさせてもらえました。

    0
    2017年02月20日
  • 夏を殺す少女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    次々と場面が変わり、時間の流れも前後するので、
    話についていけるのか心配なぐらいだったが、
    場面の長さが短めで、
    主人公の刑事と弁護士の決断と行動の速さが
    心地よくそのスピード感を楽しめた。

    二人の主人公、リニ―弁護士とヴァルター刑事がそれぞれの事情を抱えながら、
    それぞれの事件を二方向からつき進んでいくのは面白かった。
    サイドストーリーの恋愛話もよかったし。

    贅沢を言わせてもらえば、
    もうちょっとくどく長く作り込んでもらいたかったかな。
    それと、ヴァルター刑事が救急車で運ばれそうになりながら、
    リニ―弁護士に恋愛のアドヴァイスをするシーンはもうちょっとかっこいい台詞にしてあげてほしかった

    0
    2015年11月04日

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