作品一覧

  • 死はすぐそばに
    4.2
    1巻1,200円 (税込)
    ロンドンはテムズ川沿いの閑静な高級住宅地リヴァービュー・クロースで、金融業界のやり手がクロスボウの矢を喉に突き立てられて殺された。門と塀で外部と隔てられた、昔の英国の村を思わせる敷地のなかで6軒の家の住人が穏やかに暮らす──この理想的な環境を、新参者の被害者は騒音やプール建設計画などで乱していた。我慢を重ねてきた住人全員が同じ動機を持っているこの難事件に、警察から招聘された探偵ホーソーンは……。あらゆる期待を超えつづける、〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ第5弾!/解説=古山裕樹
  • ナイフをひねれば
    3.9
    1巻1,200円 (税込)
    「われわれの契約は、これで終わりだ」彼が主人公のミステリを書くことに耐えかねて、わたし、作家のアンソニー・ホロヴィッツは探偵ダニエル・ホーソーンにこう告げた。翌週、ロンドンの劇場でわたしの戯曲『マインドゲーム』の公演が始まる。初日の夜、劇評家の酷評を目にして落胆するわたし。翌朝、その劇評家の死体が発見された。凶器はなんとわたしの短剣。かくして逮捕されたわたしにはわかっていた。自分を救ってくれるのは、あの男だけだと。〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズの新たな傑作!/解説=三橋曉
  • ホロヴィッツ ホラー
    3.5
    1巻1,155円 (税込)
    「これから話す物語は、おれの全く知らない男の死から始まる――」 前人未踏の記録を次々打ち立てている、アンソニー・ホロヴィッツによる9つの短編集。 その主人公は、すべて中・高校生……! アンソニー・ホロヴィッツ Anthony Horowitz イギリスの作家。1979年、冒険小説『Enter Frederick K Bower』でデビューし、YA(ヤングアダルト)作品「女王陛下の少年スパイ!アレックス」シリーズ(集英社)がベストセラーとなる。ドラマ『刑事フォイル』の脚本、コナン・ドイル財団公認の「シャーロック・ホームズ」シリーズの新作『シャーロック・ホームズ 絹の家』(KADOKAWA)なども手掛ける。アガサ・クリスティへのオマージュ作『カササギ殺人事件』は、日本でも「このミステリーがすごい!」「本屋大賞〈翻訳小説部門〉」の1位に選ばれるなど、史上初の7冠に輝く。続く『メインテーマは殺人』『その裁きは死』『ヨルガオ殺人事件』(以上、東京創元社)も主要ミステリランキングで首位を取り、4年連続制覇を達成した。 田中奈津子 翻訳家。東京外国語大学英米語学科卒。『はるかなるアフガニスタン』が第59回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に、『アラスカの小さな家族 バラードクリークのボー』『橋の上の子どもたち』が厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財に選ばれている。翻訳は他に『こちら「ランドリー新聞」編集部』『ぼくたち負け組クラブ』『天才ルーシーの計算ちがい』『わたしのアメリカンドリーム』(以上、講談社)など。 1 恐怖のバスタブ 2 殺人カメラ 3 スイスイスピーディ 4 深夜バス 5 ハリエットの恐ろしい夢 6 田舎のゲイリー 7 コンピューターゲームの仕事 8 黄色い顔の男 9 猿の耳
  • 殺しへのライン
    3.8
    1巻1,200円 (税込)
    『メインテーマは殺人』の刊行まであと3ヵ月。プロモーションとして、探偵ダニエル・ホーソーンとわたし、作家のアンソニー・ホロヴィッツは、初めて開催される文芸フェスに参加するため、チャンネル諸島のオルダニー島を訪れた。どことなく不穏な雰囲気が漂っていたところ、文芸フェスの関係者のひとりが死体で発見される。椅子に手足をテープで固定されていたが、なぜか右手だけは自由なままで……。傑作『メインテーマは殺人』『その裁きは死』に並ぶ、〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ最新刊!/解説=若林踏
  • カササギ殺人事件 上
    4.2
    1~4巻1,018~1,100円 (税込)
    1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけて転落したのか、あるいは……。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。燃やされた肖像画、屋敷への空巣、謎の訪問者、そして第二の無惨な死。病を得て、余命幾許もない名探偵アティカス・ピュントの推理は――。現代ミステリのトップ・ランナーによる、巨匠クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ!
  • その裁きは死
    4.0
    1巻1,200円 (税込)
    【ミステリランキング4冠! 第1位『このミステリーがすごい! 2021年版』海外編・第1位〈週刊文春〉2020ミステリーベスト10 海外部門・第1位〈ハヤカワ・ミステリマガジン〉ミステリが読みたい! 海外篇・第1位『2021本格ミステリ・ベスト10』海外編】実直さが評判の離婚専門の弁護士が殺害された。裁判の相手方だった人気作家が口走った脅しに似た方法で。現場の壁にはペンキで乱暴に描かれた数字“182”。被害者が殺される直前に残した謎の言葉。脚本を手がけた『刑事フォイル』の撮影に立ち会っていたわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、元刑事の探偵ホーソーンによって、奇妙な事件の捜査にふたたび引きずりこまれて──。年末ミステリランキングを完全制覇した『メインテーマは殺人』に並ぶ、シリーズ第2弾! 驚嘆確実、完全無比の犯人当てミステリ。/解説=大矢博子
  • メインテーマは殺人
    3.9
    1巻1,119円 (税込)
    自らの葬儀の手配をしたまさにその日、資産家の老婦人は絞殺された。彼女は自分が殺されると知っていたのか? 作家のわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、ドラマ『インジャスティス』の脚本執筆で知りあったホーソーンという元刑事から連絡を受ける。この奇妙な事件を捜査する自分を本にしないかというのだ。かくしてわたしは、きわめて有能だが偏屈な男と行動をともにすることに……。ワトスン役は著者自身、謎解きの魅力全開の犯人当てミステリ! 7冠制覇『カササギ殺人事件』に並ぶ圧倒的な傑作登場。/解説=杉江松恋
  • モリアーティ
    3.7
    1巻1,100円 (税込)
    『最後の事件』と呼ばれるホームズとモリアーティの対決から5日後、 現場を訪れた2人の男――ピンカートン探偵社調査員のチェイスとスコットランド・ヤードのジョーンズ警部。 2人は情報交換の末、モリアーティへの接触を試みていたアメリカ裏社会の首領デヴァルーを共に追うことに。 ライヘンバッハ川から上がった死体が隠し持っていた奇妙な紙を手がかりに、捜査が始まる! コナン・ドイル財団公認、再読必至のミステリ大作! 解説「期待に応え、予想を裏切る」有栖川有栖
  • シャーロック・ホームズ 絹の家
    4.1
    1巻880円 (税込)
    ホームズの下を相談に訪れた美術商の男。アメリカである事件に巻き込まれて以来、不審な男の影に怯えていると言う。ホームズは、ベイカー街別働隊の少年達に捜査を手伝わせるが、その中の一人が惨殺死体となって発見される。手がかりは、死体の手首に巻き付けられた絹のリボンと、捜査のうちに浮上する「絹の家」という言葉……。ワトスンが残した新たなホームズの活躍と、戦慄の事件の真相とは? 解説・北原尚彦
  • シャーロック・ホームズ 絹の家

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    コナン・ドイル財団が初めて公式作品認定をした八十数年ぶりの、名探偵シャーロック・ホームズ新作(第61作)。

    パロディとかオマージュとかパスティーシュとかいう、ホームズの二次創作的なものは世の中にたくさんありそうだが(詳しくは知らない)、本作はなんと財団によって公式認定された正統な続編だという。自分はあまりホームズを直に読んだことはなく、もっぱらシャーロック・ホームズ プロジェクトという、プロのナレーターの方が自分で翻訳して朗読しているYouTubeチャンネルを聞いていて、いちおう大半の作品は知っている。このKIさんの朗読が秀逸で、この人の声で再生されるホームズ以外は考えられないほどハマってい

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    2025年02月02日
  • 死はすぐそばに

    Posted by ブクログ

     五年前に高級住宅地で隣人トラブルの渦中にいた人物がクロスボウで喉に突き立てられて殺された事件を当時のホーソーン達の視点とそれを基に作品を書こうとするホロヴィッツの視点で描かれるミステリーで、これまでとは違う構成で進む話や全員に動機がある容疑者達、ホーソーンの過去の相棒の正体に彼が導き出した真相という魅力的な要素が満載な中で、この作品が迎えた結末は予想だにしないものだった。

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    2025年02月01日
  • 死はすぐそばに

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    面白かった~! 今作はホロヴィッツがホーソーンに同行する形ではなく、二人が出会う前に起きた事件を、ホーソーンから資料をもらってホロヴィッツが執筆するという形。こう色々なパターンを用意してくるのすごいなあ。最後の最後に伏線が回収されて「おお……」という感じだった。シリーズ通してのホーソーンの謎にも、少しずつ近づいている気がする。

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    2025年01月28日
  • カササギ殺人事件 下

    Posted by ブクログ

    アンソニーホロヴィッツは初めて
    あれピュント解決編は?作品内作品ってこと? すごい作品だった 作品の中に作品 ミステリの要素がてんこ盛り 途中眠くなるところもあったけど最後は怒涛の展開 アランの手紙の違和感さっぱり気づかなかった ピュントの事件の犯人も全くわからず なんにも当てられずに終わった笑 怪しい人が多すぎるし怪しい要素を足しすぎ!このミステリ小説体験は唯一無二では??

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    2025年01月19日
  • 死はすぐそばに

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    ホーソン&ホロヴィッツ・シリーズ第5弾。
    今作もホーソンの事情を探るホロヴィッツと事件を追うミステリーの部分が交互に書かれ途中訳分からなくなりながら殺人事件を推理しました。結末はそうなるんだ。今回も判らず納得されられて終わりましたが安定の面白さです。5作読むと前作までの内容忘れちゃいそうですが最後の解説で思い出せた!今年1冊目は今作で正解だったな。

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    2025年01月13日

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