あらすじ
名探偵アティカス・ピュントのシリーズ最新作『カササギ殺人事件』の原稿を結末部分まで読み進めた編集者のわたしは激怒する。ミステリを読んでいて、こんなに腹立たしいことってある? いったい何が起きているの? 勤務先の《クローヴァーリーフ・ブックス》の上司に連絡がとれずに憤りを募らせるわたしを待っていたのは、予想もしない事態だった――。ミステリ界のトップ・ランナーが贈る、全ミステリファンへの最高のプレゼント。夢中になって読むこと間違いなし、これがミステリの面白さの原点!/解説=川出正樹
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Posted by ブクログ
すごい作品を読みました。ミステリーの面白さを存分に味わえました。
上巻の最後の一文から、下巻の最初の一文は全く想像できなかったです。ひとつの小説で全く別の2つの推理を味わえるというお得感。残り100ページ辺りからは、信じられない思いで読む手が止まりませんでした。
読後、上巻の始めの「ロンドン、クラウチ・エンド」を読むと彼女の警告の意味が、分かりすぎてぞくぞくしてしまいました。
書きたいことは山ほどあるのですが、ネタバレになるので、心にしまっておきます。
週末、書店で続編の「ヨルガオ殺人事件」を手にしているのは、私かも!?
Posted by ブクログ
下巻を読み始めたときに読む本間違えたかな?って思うくらい違う話が始まってびっくりした。
上巻もそうだったけど、下巻もどんどん続きが気になって読み進めた。
カササギ殺人事件やシリーズに隠された暗号にはわくわくしたけど真実を知ったときこのおっさんどうしょうもないなって呆れた。
Posted by ブクログ
劇中劇を中心とした上巻、現実世界を中心とした下巻
上巻は、どこか懐かしさを感じる英国ミステリの雰囲気に浸ることができる
下巻を読み進めるうち、現実と劇中劇との関連性が少しずつ浮かび上がっていく。その過程が面白い
終盤はテンポよく話が進んでいき、小気味良さを感じる
劇中劇と現実が共鳴した果てにある最終盤にも満足
文体も読みやすく、ページ数に反して読み終えるまでさほどの時間はかからなかった
著者の作品には、作家の在り方に触れる表現、主張が少なからずある
今回の作品も、そうした部分を読むと、不思議に創作意欲を刺激されるのも面白かった
Posted by ブクログ
■傑作
クソ面白い、まさに傑作と呼べる作品であった。
しかし敢えて弱点を挙げるなら、アラン・コンウェイの方の『カササギ殺人事件』の謎解きがちょっと弱いというか普通だな、と思えたこと。
納得できなくはないが、例えば「自転車停めてあったから借りよう」→「返り血ついちゃった」とか、「いや雑!」と思ったし、「裸体主義者です」は「知らんがなw」と思ったし、「本当に犬を殺したのは私だと思っているのか?」は「いやそんなこと言わんくない?w」と思ったり。
■1作品に2つのフーダニット
上巻のアラン・コンウェイの『カササギ殺人事件』内でのフーダニット、下巻のスーザン・ライランド編でのフーダニットという2つのフーダニットが1作品に織り込まれている作品で、読みごたえがありまくる。
ただし、それぞれ犯人については特に意外な人物というわけではなく、そこはやはり限界があるか、といった感じ。
賞を取りまくっている作品だから、「そんなに単純なはずはない」「作品自体を使った仕掛けがまだ何かあるはず」と思ったが、特にそういったものはなかった。
古典ばっかり読んでいて上下巻から成る作品をあまり読んだことがなかったが、なるほどこの形式というか内容なら上下巻でわかれているのも納得。
■アガサ・クリスティリスペクト
アガサ・クリスティへのリスペクトが非常に強く感じられる。
アラン・コンウェイの『カササギ殺人事件』はまさにアガサ・クリスティが書いたような作品であり、作中でも言及されているとおり、アガサ・クリスティ作品に関係する語が出てくるどころか、作り自体がアガサ・クリスティ作品(ポアロシリーズ)にそっくり。
事件が起き、細かい手がかりがバラ撒かれ、探偵は1人ずつに話を聞いて事件を解く。この感じがまさにアガサ・クリスティそのもの。
ただしアンソニー・ホロヴィッツの作品の方がアガサ・クリスティよりも丁寧で、謎解きとしては優しく感じられる。
例えば封筒と手紙のくだりは「封筒と手紙は一対のものじゃないってことね」といったことは簡単にわかるし、「毒薬を盗んだのはクラリッサか」とか、「最近外部から村にやってきた新参者はパターン的に別の事件の犯罪者であって本筋の犯人ではないな」とか。
元々アガサ・クリスティが好きな自分にとってはアラン・コンウェイの『カササギ殺人事件』自体も楽しく読むことができたため、上巻も下巻も共に面白い傑作と感じた。
Posted by ブクログ
上は我慢、下は回収です。
殺人事件とその謎解きを、淡々と進める探偵。
あまりキャラに人間味もなく、本当に淡々と進むので、高評価を付けてインスタに載せていた方々を疑いました 笑
上巻を読み終わって、「さて、下巻で謎解きだ!」と思って読み始めたら、全く違った展開に、一気に引き込まれました。
小さなズレもきちんと回収していて、作品全体として面白かったです。
上巻の途中で読むのを諦めた方は、頑張って下巻まで進んでみて下さい。
Posted by ブクログ
刊行されたときから読みたかったのをようやく読んだ。こんなに凝った構成だったとは想像していなかった。クラシカルな殺人事件小説が、小説内小説として登場して、それが未完のまま下巻へ。そこから、現実の物語へ移行しつつ、未完のままとなった小説内小説の方も進んでいく。その絡み方がすごいです、見たことない面白さ。
Posted by ブクログ
上下巻でストーリーが一変するのが面白すぎる。1作品で2度楽しめるお得感。上巻は名探偵アティカス・ピュントが殺人事件を推理し、解決しようとする。下巻は上巻の最後の文章で一気に次を読みたくさせる。下巻はアティカス・ピュントシリーズの編集担当者の「わたし」が作者のアランの自殺を追求していく。自殺ではなく殺人ではないかと自分なりに奔走している姿がハラハラさせてくれる。現代でもピュントの中の物語でも犯人探しが行われるという作品で、読んでいててドキドキさせられる。上巻の登場人物の多さに、海外文学に慣れていない私は非常に辟易してしまったが無事読み終わることができてよかった。
めちゃめちゃ面白い
もともと作者の方が脚本担当されていたドラマ(名探偵ポワロの初期と刑事フォイル)が面白くて大好きで、ミステリー小説を出されていたと知って早速購入したのですが、めちゃめちゃ面白かったです。味わってじっくり読むつもりが先が気になってあっという間に最後まで読んでしまいました。解決編の伏線の回収が気持ちいいです。また作中作のクリスティー愛溢れかえっている雰囲気もさすがでした(名探偵ポワロのドラマがもう一度観たくなりました笑)
一粒で2度美味しい
読み終えてビックリ
この本はミステリー好きなら出会えて良かったと思える作品です。
小説トリックと言えばいいのかな
下巻を読み始めたら誰もが「なに?なに?なにー?」となるのではないでしょうか。
最近は過激な内容で後味の悪いミステリーが多い中、宝石のような小説だと感じました
Posted by ブクログ
小説の世界に浸ったまま下巻に入ると、途端に「え、こういう展開!?」
もしまだ全く内容をご存じないのであれば、私の駄文などここで読むのをやめて本編に移られた方がいいかもしれない。
そして―。
消えた結末。
ピュントとアラン。それぞれがそれぞれの場所で死と向かい合う。
あちこちにちりばめられた手がかりかもしれない種、謎。
忘れていたけれどいかに多かったことか。
その回収とともに明らかになってゆくのは、探偵とその作者の複雑な関係。
確かに編集者が怒っても不思議はない。
フィクションと現実の2層構造。読書経験多くはないけれど、今回のは楽しめました。
Posted by ブクログ
小説の中の殺人と現実の話がリンクしているかのように話が進んでいく。
今までたくさんミステリを読んできたけど、
こういったトリックもあるのかと
ミステリの幅はまだまだ果てしないなと思った。
Posted by ブクログ
わたし(スーザン)が、この小説(『カササギ殺人
事件』)の結末部分が無いと騒いでいるところから
始まる下巻。
上巻の『カササギ殺人事件』の犯人が誰かと
いうところから始まると思っていたので
少々驚く。
原作者のアラン・コンウェイの自殺、
彼の自殺を疑うスーザンは、彼の周りにいた
人達から話を聞いて回る。
何、この面白さ〜!!!!!!
下巻を読み出してから、頁を捲る手が
止まらない。上巻で鍛えられた(?)せいか、
するすると読めるー!
(ああ、ネタバレしたくなる)
調べていくうちに、アラン・コンウェイの
性格の歪みは、幼少時の父親による厳しいしつけが
原因の一つだと、彼の妹から聞かされる。
ただ、これだけはネタバレしておこう。
アラン・コンウェイは、自分が描いた探偵、
アティカス・ピュント(名探偵)が大嫌いだった。
多分、これが全ての始まり。
二重構造の小説、あっと驚く仕掛け、
意外な犯人(作中と現実)、
面白かった〜
Posted by ブクログ
なるほどねー!
これは確かに面白い!上巻があそこで終わったということは、原稿の後半がない!で犯人当てする!という流れなのだろうなとはちょっと思ったのだけれど、作者も死んでいて、しかも物語とリンクしていって……となると面白い!上巻の犯人当てもやるのかなと思ったけれど、そちらは原稿が見つかるから犯人当てが無かったのがちょっとだけ残念かも?私の読解力がないだけかしら、どちらもやってたのかな。主人公も探偵ではないから仕方ないか。ただの編集者なんだよ、も本人が言ってたから当然なのかもしれませんが。
アンソニー・ホロヴィッツさんは男性だから、最近読んでいる女性作家さんの話と感覚が全然違うのが、好みの違いとは思いつつ星マイナス一つの理由。
最後、女性の1人で会社を引っ張っていきたい!という流れじゃなく「やっぱりアタシには彼ピッピが必要〜!」な流れにしたから。まぁ、今回のミステリーにそこはテーマじゃないとは分かってます!むしろ男性作家の抱える苦悩の方がメインテーマではあると思いますよ!分かってます!
Posted by ブクログ
面白かったー!最近海外ミステリーにハマってるので、有名どころで評判の良い作品ってことで手に取ったけど、やっぱり良い作品は良い。シリーズでまだ作品続いてるのも嬉しいから、読んでいこう
Posted by ブクログ
「自分はこれがやりたいのに!なのになんでわかってくれないんだ!」
自分の恥部(一般的に隠すべきとされる部分)を、人に認めてもらいたい・受け入れてもらいたいって、表現活動をしている人なら一度は通る道なのでしょうか。
でもそのために書いた作品なんて、往々にして独りよがりの自慰的作品にしかならないんだよなぁ……
昔、読後胸糞になる小説を書いていたのを思い出し、きゅっと口をつむぎました。でも楽しかったんだよなぁ。
世の中ではハッピーエンドが好まれるように。幸せが見たい人が多い現実では、ひた隠したい闇の部分を魅せつけるには、余程の力量と、強い願いや祈りが必要なんだと、最近思うようになりました。
古典的な重厚さがありながら、とんでもお下劣が実は入り交じったこの独特の読後感。
どこまでも身勝手な男に振り回されたたくさんの人々(特に探偵役の彼女)は不憫だけど。
くそみたいなやつでも、愛くるしい所はあったんですよね、きっと。
それを見つけられた人はいたのに、最後には全てを拒絶してしまった。
でも最後ある人に向けられた手紙だけは、愛する人に向けられた本当の気持ちだったと信じてたいです!
現実なんて物語のように綺麗に出来てない。時々ほんのちょっと、重なる部分があるだけ。
でもそういう所も面白いんだよなー!って感じました!
Posted by ブクログ
アガサクリスティをはじめとした古典的名作ミステリへのオマージュに満ちた、“ミステリ好きが書いた、ミステリ好きのための作品”。
真実へと繋がる伏線と読者を惑わせるダミーの伏線が極めて巧妙に配置されており、自力で真実を見抜くのは難しかった。
しかし、終盤で種明かしで、それまで散りばめられていた要素が矛盾なく一本に繋がり、意外性のある結末へと収束していく構成力に圧倒される。
上下巻に分かれたボリュームのある作品で、全体の4分の3ほどはじっくりと布石を打つ“助走”のような構成になっているため、人によっては中盤までややスローテンポに感じるかもしれない。だが、その積み重ねがあるからこそ、終盤の怒涛の伏線回収が際立つ。
また、本作は「ミステリ小説の中に、さらにミステリ小説が存在する」という作中作形式を採用しており、作中作と現実世界の出来事が少しずつリンクしていく構造も非常に秀逸。
二つの事件を並行して追う感覚があり、一作で二度楽しめる贅沢な作品だった。
Posted by ブクログ
ミステリー要素よりも特に現代編の筋書きが面白く興味を引かれた。
周囲にヘイトを買いまくっていた余命僅かの作者が自らの著作の主人公で探偵のアティカス・ピュントも道連れにしてやろうとシリーズ最終作を執筆したが、これに納得の行かない編集に殺され結末も紛失させられるという。
確かに作者のアランは好感を抱く人物ではない。盗作はするし姉はタダ働きさせるし聞き分けもない。だがピュントさえ生きていれば作者が死んでもコンテンツ展開出来る、読者にエンタメを提供出来る、いや、あけすけに言えば金儲け出来るという編集者の打算と、実際に行動に移した狂気は度し難い。現代編主人公のスーザンが最後に私がやってた方がと吐露したことにも驚いた。正直、何だかんだ生き残って選択する余地もないままとは言え、婚約者とうまく行って良かったねと思っていただけに正気を疑った。
日本でこうした事件が実際に起きていたらどうなっただろう。社屋は炎上していたが、SNSも炎上していたに違いない。作品が作者の手を離れたが故に生まれた悲劇は多い。作者が自死に追い込まれた「セクシー田中さん」の事件は記憶にも新しい。既に作者が故人の国民的アニメも多いが、時代の変遷ですっかり色が変わってしまった作品もあれば、○年後を想定した実写化なんて展開のされ方まで存在している。正直、原作ファンの誰が熱狂的に喜ぶのだろうとファンでもないのに冷ややかに見ている。ピュントも作中で死ななければここに列をなしていたかも知れない。これをアランは迎合するだろうか。いや、しない。アランはピュントを憎んでいた。コイツのせいで作家人生コイツ一色になってしまったと恨みながら、ドラマ化の配役に拘ったり心中するくらい愛着を持っていたのだ。自分の死後にピュントが好き勝手されることなんて絶対に許さないだろう。
作品が溢れかえる現代では二番煎じ三番煎じも多い。それ故に人気の高い作品が擦られ続ける。ファンとしては嬉しい面もあるがそれだけとも言い難い。長期化する連載は作者の年齢とにらめっこしてヤキモキする。だがそれもこれも作者あっての話である。作者の死後に第三者の手で新たに展開され続けるコンテンツは読者が真に望むものだろうか。未完のまま旅立たなかったアランの評価は高いのではないだろうか。例え作家本人に難があろうとも名作として語り継がれたに違いない。
IPの捉え方が日本と海外では違うのだろうか。それとも編集者という立場の人間が特異なのだろうか。そんなことを考えさせられた作品だった。
Posted by ブクログ
上巻から一転、読み出しからワクワクが止まらない。
上下巻でこれほど趣の異なる作品はそうそうない。
上巻は伝統的なミステリーだが、後半は今まで見たことのない形で物語が展開していく。
アガサ・クリスティへの深い敬意も随所に感じられた。
手がかりの配置も巧みで、この構成だからこそ各ピースがきちんと機能している。
テンポ重視の読み方をすると遠回りに感じるかもしれないし、上巻を楽しめるかどうかで下巻まで辿り着けるかも分かれそう。
それでも読み終えたあとには、この構成でなければ味わえなかった納得感があり、「ミステリーを読む」という体験そのものを意識させる一冊だった。
派手などんでん返しより、技巧と構成で丁寧に積み上げられた謎を楽しむタイプのミステリー。
シリーズはまだ続いているようなので、次作も読んでみたい。
Posted by ブクログ
意外な始まり方でびっくりした。
早く事件の続きが知りたいのにとモヤモヤしながら読んでいたのに、いつの間にかどう繋がるのか期待しながら読んでた。
Posted by ブクログ
へー!作中作になっててなかなかおもしろかった。
登場人物が倍になる分、なかなか複雑だけど、うまくオーバーラップするというか謎解きに絡んでいってへー!って感じだった。
ピュントのほうは一度お預けを食らうのでちょっと印象が薄れてしまったけど、どちらの話もおもしろく読んだ。
小説のおもしろさと作者の人間性は別なんだよなという気持ちと、作者のことあんまり知ろうとしてもいいことないかもねみたいな気持ちが、割と強まってしまった。
Posted by ブクログ
まさかの展開でかなり引き込まれた。とても面白い構成。
作中作であるアティカス・ピュントの方の結末は正直パッとしないものであったが、編集者パートの面白さで十分満足できた。
終盤の婚約者がカッコ良すぎる。
Posted by ブクログ
そういう展開か!!と度肝を抜かれた
解説の一読唖然、二読感嘆は本当にそうだと思った。上巻の終わり方からの下巻の持っていきようは唯の王道ミステリという感覚を良い意味で覆された
フーダニット系で1番、道中も結果も驚かされたかも
Posted by ブクログ
ストーリーインストーリーとなっていた上巻の流れで、下巻は解決編のような感じかと思ったら、現実のストーリーに戻り、しかもそこでも事件が起こるという、複雑かつ緻密な構成に驚いた。原稿の最終章が行方不明となり、それが事件の鍵となっていて、解決後にしっかりと最終章も戻ってきて物語もしっかり完結するという、まさに構成の妙が光った作品だった。個人的には、小説の中の日本語独特の雰囲気や言い回しが好きなところもあるので、翻訳小説だとそこの風味が少し失われてしまうのが残念に感じた。
Posted by ブクログ
カササギ殺人事件下
前回の続きから読めるかと思いきや現実のお話しせっかく登場人物覚えてわかってきたのに、また初めから登場人物覚え直さないといけない、まぁ最終的には前作の謎も回収され、楽しめた
Posted by ブクログ
(とても良)これはすごいミステリーだ。上巻は主に作中作の謎解き犯人探し、下巻は作中作の結末の原稿探しと作中作者アランコンウェイの死についての謎解き。すごいの一言に尽きる。下巻は特に、作中作の結末の原稿がない!っていうところでさらに引き込まれた!気になりすぎるでしょう!みんな怪しくて疑ったけど、アンドレアスがカッコ良くて良かった。一番ホッとした。夢中になりすぎてお腹いっぱいです。
Posted by ブクログ
二重のストーリーの進行。類似点があきらかになりつつ、創作と現実のミステリー。多分外国本なんで和訳は難しいところもあったでしょうね。楽しかった。
Posted by ブクログ
キャラがたくさん。なのにまとまってる。
下巻読み始めて中巻あるんやっけ?間違えたかなと理解が最初できなかった。
謎解きは、解けるレベル。キャラ達の行動には納得できるから読んでてすっきり。
あ
面白かったです。ミステリーがふたつあって倍楽しめた気がします。始まりが不穏だったのでいろいろあったけど主人公の編集者さんがハッピーエンド?でよかったです。
Posted by ブクログ
上下併せて。
元々大作は好きだし、作中作自体も読み応えがある入れ子構造となった本書は、私のような向きにとっては贅沢とかゴージャスとかいった形容がふさわしい小説かもしれない。
随所で言及もされているが、コナン・ドイルやアガサ・クリスティなどのいわゆる英国古典ミステリーを彷彿させる空気にも満ちていて、嬉しくなる。
「絹の家」を物している著者だから当然ではあるけれど。
発見された作中作の最終章で、ピュント氏が推論のみをベースにしながら、ズドンと断じきるところも、いかにも、”らしい”(笑)。
途中で正直、中だるみするところもあるので、ヴォリュームはもう少し絞り込めたとは思うし、本編・作中作ともに物語の仕舞い方が若干乱暴だなとも感じるが、上質のエンターテインメントであることは間違いない。
Posted by ブクログ
上巻がアティカス・ピュントという探偵が主人公の作中作で、下巻はその小説を書いたアランや編集者の周囲を取り巻く事件の話、という作劇には驚かされた。
しかも解決編というべき章がなくなっていて、作者のアランが死んでいるときた。
そもそも作中の犯人は誰だったのか?アランは自殺なのか、他殺なのか?というダブルフーダニットが目玉。
真相に気づくきっかけとなる部分の手紙のトリックはなるほどなと思った。ただ、作中作の犯人に至る推理はだいぶ「こうじゃないと説明がつかない」というような内容で、これなら誰でも犯人にできてしまいそうだけどな……と思った。この人しかいない!というような真相ではなかったな、と思う。
読む前から帯文でかなり期待値を高められてしまったので、真相については「こんなもんか~」という感じだが、作中作を使ったダブルフーダニットという構成は面白いなと思った。
名前のアナグラムは死ぬほどくだらないなと思ったし、それが動機になるほどのことか?と思ったが、そういう物語なのでさもありなんかな……と感じた。