あらすじ
1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけて転落したのか、あるいは……。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。燃やされた肖像画、屋敷への空巣、謎の訪問者、そして第二の無惨な死。病を得て、余命幾許もない名探偵アティカス・ピュントの推理は――。現代ミステリのトップ・ランナーによる、巨匠クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ!
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面白すぎますね。人間に必要な食事、排泄、睡眠を抜いてでも読みたくなる面白さでした。手が止まらん。かっぱえびせんか思いました。警察呼びますね。あまりにも生活に支障をきたす。
今年は国内ミステリを読み漁るぞということを密やかに年始に決意していましたが、そんなのはもう一瞬で吹き飛びましたね。もっと持ってこい。いいから早く読ませてくれ。何もいらん、この続き以外。
今この感想を書いている時点では無事に下巻も読み終わり禁断症状も一旦はおさまっている状態ですが、振り返ってみても、何を読まされたのかさっぱりわからないです。こんなミステリは少なくとも俺が今年読んだ中にはなかったですね。ものすごく緻密。丁寧。特にこの上巻の良さはもう、さすが英国としか言いようがないです。こんな美しい言葉(和訳ですが)で、美しい古き良き時代の片田舎の静かな村で、23人もの登場人物はみな本当に生きているような暮らしぶりで、俺は本当にわからない。たった一人でどうしてこんな話を書けるのか。グループじゃないと説明がつかん。11人組です!とか言ってくれ。たった一人の脳内で、こんな発想が生み出されていいわけがない。警察呼びますね。
いい加減にしてほしいです。俺はただ、夏の終わりごろに本屋へ行って、ふとこのカササギの表紙が目に入り、カササギ?なんや凶器はクチバシってか?と手に取り、まぁ来年読むかと積読していたにも関わらずある日うっかり手が滑って、そしたらこのザマです。メインテーマは殺人もなぜかもう手元にあります。わからない。助けてください。大好きだ。
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もう長くはない探偵アティカス・ピュントが登場。
続編あるのに1作目から探偵死にかけててどうなるの?って気になってしかない。
終わり方がもう上手い。
早く下巻読みたくて仕方ない。
アガサ・クリスティーのオマージュとあらすじに書いてあり、その通り皆怪しすぎて皆犯人に見える。
誰が犯人でもあり得るけどちゃんとこの人じゃなきゃあり得ないって結末になるのかな。
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下巻は、上巻の小説を書いていた作家本人が3階のテラスから、転落して死ぬ。さあ、事故か他殺か?ここで、主人公の女性編集者が登場。作家の作品を担当していた彼女にCEOから、後を継いでほしいと相談される。
1冊で2度美味しいお得な作品です。勿論2つの事件も無事解決されますよ。
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傑作!面白すぎ。
上巻のレビューでは自分が当初した考察を、下巻のレビューでは全体の感想を書こうと思います。
<考察>
■アナグラム
上巻の第一部が始まる前から、アラン・コンウェイの9作品のタイトルの頭文字が「あなぐらむとけるか(アナグラム解けるか)」になることは見抜けた!
それは、「なぜ9作品目なのか」を怪しんだから。(そもそもめちゃくちゃ評価が高い作品だということを知っていたため、何もかもを疑って読んだから)
わざわざ9作品目にしたことには理由がある→!!→タイトルが文章になってるじゃん!、という流れ。我ながら素晴らしい。
そして、何がアナグラムなのか、について、「アティカス・ピュント」というのもすぐにピンと来た。というのも、「そんな名前の奴がいるかw」というこれまで海外小説だけを読みまくってきたことによる違和感。
だがそこまで。本作は当たり前だが原文は英語で、「アティカス・ピュント」はアルファベットのはず。つまり、綴りがわからないし、綴りがわかっても英単語の並び替えという話になるので解けない。
しかし、
①「アナグラム解けるか」
②「アティカス・ピュント」がアナグラムだ
までを物語が始まる前に我ながら一瞬で見抜けたのは凄いと思う。ドヤ!
■アガサ・クリスティ
上巻のアラン・コンウェイ『カササギ殺人事件』への書評から、不自然にアガサ・クリスティの名が出される。このことから、アンソニー・ホロヴィッツの『カササギ殺人事件』はアガサ・クリスティ作品に似せた作りになっている、と推理。
・・・が、アガサ・クリスティ作品はパターンがありすぎて、「探偵が犯人」「手記書いてる奴が犯人」「最も疑われている者は犯人じゃないと見せかけて犯人」「警察が犯人」などなんでもありのため、どれやねんwとなり、結局わからなかったw
■三層構造
本作は、
①アンソニー・ホロヴィッツが書く『カササギ殺人事件』
②アラン・コンウェイの『カササギ殺人事件』を読む編集者スーザン
③アラン・コンウェイの作品『カササギ殺人事件』
の三層構造となっている。
重要なのは、この②。わざわざ二層目があるということには、絶対に意味がある。
①と③のみでも、それこそヘイスティングスの手記という形で描かれるアガサ・クリスティ作品のような形式は取れるはず。にもかかわらずわざわざ第二層があるということは、この第二層に絶対に意味がある。
具体的には、アラン・コンウェイの『カササギ殺人事件』がメインと見せかけて、その小説の内容全体が第二層のスーザンらの世界に関わってくるのではないか、と予測した。
そういう意味ではまあ合っていたが、想像していたのは例えば「アラン・コンウェイのカササギ殺人事件は、実は小説そのものがスーザンらへの告発文になっている」とかそういうことなので、その点では違った。
本作は「アラン・コンウェイのカササギ殺人事件という作品を巡り、現実世界の主人公スーザンに多大な影響を及ぼす」という点に留まり、「小説全体を使ったトリック」とかそういう類いのものではなかった。
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上は我慢、下は回収です。
殺人事件とその謎解きを、淡々と進める探偵。
あまりキャラに人間味もなく、本当に淡々と進むので、高評価を付けてインスタに載せていた方々を疑いました 笑
上巻を読み終わって、「さて、下巻で謎解きだ!」と思って読み始めたら、全く違った展開に、一気に引き込まれました。
小さなズレもきちんと回収していて、作品全体として面白かったです。
上巻の途中で読むのを諦めた方は、頑張って下巻まで進んでみて下さい。
Posted by ブクログ
アンソニー•ホロヴィッツ著「カササギ殺人事件」上巻
2019年本屋大賞翻訳小説部門、このミス等をはじめとする8冠に輝いた作品。
自分にとってはじめての海外ミステリーとなるのだが、その第一作品はこの作品をと結構前から決めていた作品。
全体を通した感想は下巻を読み終えてからにしたい。
上巻ではあらすじにもあったが所謂「小説内小説」が描かれているにすぎない。1冊丸々が前振りといった感じなのだろう。
今のところそこまでの面白さを感じられないでいる。
下巻でどういった展開をみせていくのだろうか?
早速下巻を読み進めていきたい。
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くはー
最後の終わり方 下巻が気になりすぎる!!
「自分の妻を殺したのだ」って、えっ!?
思わぶりすぎー!
一通り物語の核となる情報は出された?のかな 少しずつ真相が明らかになる雰囲気が漂っているが、まだ読者には確証を持ってわからない段階 この感じが寸止めされてる感じですごい
気になりすぎる!!早く下巻を読みます
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ヨルガオ殺人事件を先に読み、やっとカササギ。古き良き英国の田舎の邸宅で起きる殺人事件。これぞ王道ミステリーという物語展開が好み。続きが楽しみ。
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ぶっちゃけ登場人物が多い!小さな町で起きた事件だからだけど。とは言え名前と人物像が一致しなくても読んでいくうちにちゃんと掴める。
下巻に向けて一気に暴かれる模様!
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まんまポワロじゃーんと思いながら読む
みーんなみーんな怪しくみえて
どれが必要な手がかりなのか判断がつかない
ピュントおねげーします
と思ってたら最後の最後でもっとわかんなくなった
Posted by ブクログ
人に勧められて、手に取った本。
初めは、登場人物の把握に時間がかかって読み進めるのが大変だったが、
あらかた把握し終え、2つ目の事件が起きた頃にはさくさくと読み進めることができた。
住民皆が、それぞれそれなりに殺人に及ぶ動機はありそうで、誰が犯人なのか考えながら読み進めるのが面白かった。
上巻ということで、この巻は事件パートといった感じ。
下巻でピュント探偵の華麗な推理が披露されるのが楽しみ。
余命少ないピュント探偵の身体がどんどん弱っていく描写が辛かった。
残される助手の子のことも考えてしまう。
どうにかして、下巻では奇跡的に探偵の病気も治ってほしい。…無理かな。
Posted by ブクログ
アガサ・クリスティ愛をすごく感じる。もっと推理小説に精通してたら、さらに内容を楽しめたんだろうなぁと思った。早く続きが読みたいと思える上巻だった。
Posted by ブクログ
「2019年に本屋大賞翻訳小説部門 」第1位
「このミステリーがすごい!2019年版」第1位
「週刊文春ミステリーベスト10 2018」第1位
「ミステリーが読みたい2019年版」 第1位
「2019本格ミステリ・ベスト10」第1位
なんと五冠達成の名作ミステリーと帯に書かれていました。(その後、七冠達成されたようです。)
名探偵アティカス・ピュントシリーズ。ドラマ化もされています。
小説は1955年の7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀から始まります。そして受難が続きます。家政婦の死、空き巣、準男爵の死···。登場人物の誰もが何かありそうで、細かいところも逃さないように読んでいきました。名探偵ピュントの中では、犯人に目星がついたようですが、結論がでないまま上巻は終わってしまいました。
最後の一文で、次を早く読まなくちゃとなり、早速下巻を読み始めます。おもしろいです!
Posted by ブクログ
偶然などというものは存在しないのだ。
人生の全ての出来事には決まった様式があり、その様式が人間の目に止まった一瞬を偶然と呼ぶに過ぎない。(ちょっと細部の文章違うかもしれませんが)
目に見えているものだけが全てでは無い。
そんな主人公の考えが、彼の織り成す推理に繋がっていくところが素晴らしく痛快だなと感じました!
まさかの主人公が余命宣告済みのおじいちゃんとは……!という驚きもありますが
上巻の時点で、ある程度の謎は残されてはいるものの、結構謎が解明されたと思ったのに、ここからまだ続くの!?というか続けられるの!?!?とドキドキ!
下巻を読むのも楽しみです!
Posted by ブクログ
登場人物紹介のページまでよく意味が分からなかった。
ん?なにこれ?って思いながら読んでたら本編はその後から始まった。
やはり登場人物がカタカナだと覚えにくくて何回も名前の確認をしてしまう。
でも面白い!下巻も期待。
Posted by ブクログ
容疑者が多い!!初めからこいつもあいつも怪しいで物騒な村だ
ややこしい人間関係や説明がないと分からないトリックの推理小説も多いけど、これは読者も人物の心理描写や行動の辻褄を考えながら読み進めやすいと思った
探偵役の理念好き
最近海外ドラマのノベライズ版なの?という感じ本をミステリーとして読まされガッカリするパターンが多かったので、ちゃんとした?ミステリー小説で本当に良かったです
でもこういうのを読むと、クリスティやドイルは凄いなーと改めて思いました
いつ読んでも面白いですもんね
このカササギ〜が同じランクにいられるかはまた別の話かなと上から目線で思いました
Posted by ブクログ
上下併せて。
元々大作は好きだし、作中作自体も読み応えがある入れ子構造となった本書は、私のような向きにとっては贅沢とかゴージャスとかいった形容がふさわしい小説かもしれない。
随所で言及もされているが、コナン・ドイルやアガサ・クリスティなどのいわゆる英国古典ミステリーを彷彿させる空気にも満ちていて、嬉しくなる。
「絹の家」を物している著者だから当然ではあるけれど。
発見された作中作の最終章で、ピュント氏が推論のみをベースにしながら、ズドンと断じきるところも、いかにも、”らしい”(笑)。
途中で正直、中だるみするところもあるので、ヴォリュームはもう少し絞り込めたとは思うし、本編・作中作ともに物語の仕舞い方が若干乱暴だなとも感じるが、上質のエンターテインメントであることは間違いない。
Posted by ブクログ
作中小説として出てくる名探偵アティカス・ピュントシリーズの9作目がどんどん進んでいく上巻。非常に評判の良いミステリーなので読んでみていますが、今のところはまだ評価できないという感じ。もちろん探偵に追い付けてはいないですよ。
Posted by ブクログ
編集者スーザンが、人気作家のアラン・コンウェイの最新作である『カササギ殺人事件』の原稿を
読み始めるところから始まる。
『カササギ殺人事件』
1950年代のイギリスの架空の田舎町で
起こった、パイ屋敷の家政婦メアリの
事故死と、パイ屋敷の主人、マグナスの
殺害事件。村人の全員に動機があり、複雑に
絡み合った人間関係の中から、真相解明に挑むのは、名探偵アティカス・ピュント
アガサ・クリスティへのオマージュ、
上巻で、色々と伏線を張っているんだろうと
思いながら読んでいると、最後の辺りから
だんだんと面白くなってきた。
正直、上巻は「無の境地」で読まなければ
頭に入って来ない。
登場人物が多すぎる‥
もしかしたら海外ミステリーは、私には
合っていないのだろうか‥などという邪念は
捨て、ひたすら読み進めるべし!
期待を込めて下巻へ
Posted by ブクログ
ミステリファンではない人間からすると、なんかうちわでごちゃごちゃしていたな、という印象。
こういうネタだと哀しみのイレーヌとかがずいぶん面白かった覚えがあるのだが、そういう方面で身内ではなくちゃんと外界にむけてやってほしかったな、と
Posted by ブクログ
イギリスの片田舎で起こる事件。
パートごとに登場人物の境遇や思いが入れ替わり立ち替わり描かれ、視点が変わるたびに少しずつ輪郭が見えてくる。
絡み合った糸を、名探偵が一つずつ解いていく。
どこか古き良きミステリーの手触りもあり、その雰囲気は、たしかにアガサ・クリスティを思わせる。
上巻は結論の手前まで。さて、後半どうくるか。
Posted by ブクログ
出版社の編集者目線から「カササギ殺人事件」という小説を読むという、ストーリーインストーリーの設定だが、話の中身は現時点ではいたって普通の探偵物という感じ。2つの事件が起き、疑わしい人物が次々と出てきて、名探偵ピュントが事件を調べていく。しかし、特に推理らしきものはストーリー中では展開されず(ピュントは途中で推理を他人に言わない設定らしい)、やっとラストで、1人目の死者である「メアリ」は夫によって殺されたという、少し核心に迫るようなセリフで終わったので、ここから展開があるのではと思う。ピュントが余命わずかであることも気になるし、ストーリーインストーリーになっている意味など、本編のミステリ以外にも仕掛けがありそうなので、下巻を楽しみにしたい。