【感想・ネタバレ】ヨルガオ殺人事件 下のレビュー

あらすじ

“すぐ目の前にあって――わたしをまっすぐ見つめかえしていたの”名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズの『愚行の代償』を読んだ女性は、ある殺人事件の真相についてそう言い残し、姿を消した。『愚行の代償』の舞台は1953年の英国の村、事件はホテルを経営するかつての人気女優の殺人。誰もが怪しい謎に挑むピュントが明かす、驚きの真実とは……。ピースが次々と組み合わさって、意外な真相が浮かびあがる――そんなミステリの醍醐味を二回も味わえる、ミステリ界のトップランナーによる傑作!/解説=酒井貞道

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Posted by ブクログ

面白かった...終盤の怒涛の伏線回収、点と点が繋がっていく爽快感!前作からの繋がりがあるのですぐ読んでよかった。

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2025年12月06日

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ネタバレ

イギリスの作家、言わずと知れたアンソニー・ホロヴィッツのアティカス・ピュントシリーズ第二弾。まさかの『カササギ殺人事件』の続編。

このシリーズは順番に読むことを強くお勧め。
『カササギ殺人事件』が未読なら、あらすじも読まない方が良い。それくらい何も言えない作品。

なのでまさかの続篇にも驚いたが、一度で二度美味しい前作同様の仕掛けが、どのタイミングで入ってくるか楽しみにしながら読めた。

これまで読んだホロヴィッツ作品では、驚き度やミステリとしての良さは他作品の方が上かもしれないが、総合的にはこの『ヨルガオ殺人事件』が一番。高品質という言葉がこれほどまでに合う作品はないかなぁと。三作目の『マーブル館』も好評そうなので楽しみ。

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2025年11月02日

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本編の中に入れ子となる小説があり、その中に前日譚となる小説がある。それぞれが本格的なミステリとなっていて、非常に盛りだくさん。

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2025年10月26日

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ネタバレ

・作中作と実際に起きた殺人事件とのリンクを探していく、という主人公スーザンの追体験を楽しめる作品であり、これは探偵役がいわゆる「素人探偵」である作品の特権であると感じた。本作が読者に対して「フェア」に手がかりを配置する上でも重要な役割を果たしている。
作中作で、本物のミステリ小説よろしく表紙、帯にあるような煽り文、献辞等も挿入されていることを新鮮に感じたが、それが謎解きに一役買っていてかつ手がかりが巧みにカモフラージュされていることに感嘆した。ミステリにおけるセオリーである「『違和感』が気のせいである』ことなんてない」という感覚を自身で体験できたのも嬉しい。全て謎が解かれた今、改めて『愚者の代償』を読み直し、キーワードを彼女のように辿っていくのも一興だろう。
その一方で、物語の真相の一端を占めるキーワードの意味に、原書でなら種明かしの場面の前に気づけたかもしれないとも思った。原書でキーワードを再び追ってみるのも良いだろう。
「謎解きミステリほど再読の喜びが少ない形式もないだろう」とスーザンは作中で述べているが、今作からは再読の楽しみが大いに見出せそうだ。

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2025年10月16日

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 本編と作中作のフーダニットだけでも面白いのに複雑に絡み合った人間関係と巧妙に仕組まれたミッシングリンク、果ては冤罪疑惑を晴らすための主人公の奔走まで本格ミステリー、エンタメとして最高だった。帯通り『アガサ・クリスティーへの完璧なオマージュ』だった。

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2025年10月11日

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ピュントは冷静で好人物。時代設定も私的に好みなのでこの探偵の小説、読みたいなあ。

全体的に散りばめられたこまかな伏線が、うまく作用していてなるほどと思った。スーザンが超人的な記憶力を持ってたから良かったものの、これらの伏線から解答を導くのはなかなか難しい。
妹の方の謎も途中混ぜられて、姉妹関係のの対比が良き。
かなり読み応えのある作品。
ただただステファンが気の毒…。ロック警視正は気持ちを入れ替えてくれる事を祈るばかり。

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2025年08月23日

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ネタバレ

前作同様ハイクオリティな作中作が鍵となる一粒で2度美味しい本格ミステリ。一作目が凄すぎて二作目なんか書けるんかと思ったが納得のクオリティ。
さすがに一作目ほど複雑な構造は再現されないが、現実の事件の方がパワーアップしてベタな本格ミステリの世界に。ネットやメールなど現代のツールも活かして捜査するが最後はお約束の謎解きショー。これにはピュントもニッコリ。
でも結局「闇が落ちて」の章だけローマ数字だったのはなんで?本物のミステリオタならわかるんやろか…

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2025年07月11日

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内容は書かないんだけど
おもしろい
個人的には、あえて犯人や事件の真相を当てようという感覚は無い
無いのに、分かってしまうのでは多分失敗作なんだと思う
この本、この作家さんは良いな~

上巻42ページ+下巻434ページ=854ページ
このページ数があっという間に読み進むのは驚き
読んでることが心地よい(殺人事件なのにね)
さらなる続巻も、どういう手法で来るのか期待してしまう

その他の作品も大人買いしてる  (^^♪

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2025年03月30日

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ネタバレ

 上巻から続いて、ピュント編「愚行の代償」で始まる下巻。2度殺される話(1度目の殺人が失敗している話)自体は割とあるけど、そこから復讐に繋がる展開が見事だった。狂気じみた人間が犯人だと面白い。不穏な世界観のなかでも、ピュントの温かみのある人柄にはほっとした。
 スーザン編は、1番怪しそうな奴は犯人じゃないのかと思いきや、やっぱり犯人だったという展開。ピュント編と比較すると生々しさが増していて、「いや浮気しすぎやろ」「カスばっかり!」と言いたくなるけど、そんな泥沼人間模様も楽しい。
 ピュントもそうだけど、スーザンも推理においてその人の些細な言動から情報を拾い上げることが多くて、かなり洞察力が優れていると思った。スーザンはピュントを師のような存在と語っていて、ここに次元を跨いだ不思議な師弟関係が成立しているのが素敵。聡明で勇敢な彼女に振り回されるアンドレアスは大変だ。

 アンソニー・ホロヴィッツがこのシリーズの継続に前向きと巻末の解説で知って調べてみると、「マーブル館殺人事件」という続編が2025年に邦訳で刊行されるようで、本当に嬉しくて飛び上がってしまった。お焚き上げまでした2人には悪いけど、ピュントとスーザンにまた会える日が待ち遠しい!

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2025年02月18日

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結末が気になって一気に読んだ。
おもしろかったけど、前作に続き、登場人物が1人も好きになれないのよ〜

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2025年12月08日

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作中作として登場する古い時代を舞台にした王道ミステリーと、現代の殺人事件をリンクさせたストーリーは圧巻でした。楽しめました。
どこが繋がってくるのか最後までわかりませんでしたが、ラストはキッチリとピースがはまったようです。ただ、コレはちゃんとオリジナルの英語で読まないとわからないかもしれないと思いました。散りばめられたヒントの数々は、翻訳された言葉では中々気付かないように感じました。
しかしそんな事は些細な事のようで、後半の展開はコレぞミステリー、大満足でした。

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2025年11月20日

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あー面白かった!
作中作が丸々掲載されてたのも驚きだし、登場人物がごっちゃになりつつも分かりやすかったし、さすがホロヴィッツという感じ。ミステリを知り尽くした作家の凝りに凝ったエンタメ作品。
ここまで来ると、よく出来すぎていてぐうの音も出ないのが玉に瑕といえるかもしれない。
やっと読み終えたので、マーブル館に突入だ〜

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2025年10月29日

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今年、シリーズの3作目が発売されたのを機に未読だったアティカス・ピュントの2作目を読んでみたところ、、、なんとも緻密に構成されたミステリーで読みごたえ抜群、作中作だけでも十分満足してしまうほど見事な作品でした。名探偵ピュントを生みだしたアラン・コンウェイはすでに死んでいるため、今後このシリーズがどのように展開していくかますます目が離せない。

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2025年10月16日

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カササギ殺人事件のシリーズ第二作目、上下巻完結。

面白かった!
最初の作品を知らずに本作から読み始めたのですが、前作からの繋がりや前置きがややあるものの、内容は問題なく楽しめました。
作中作で語られるので二度美味しい。
作中作のアティカス・ピュントのシリーズは、まさに正統派ミステリという感じでワクワクします。
作品に絡んだ事件が起きる現実は、一転として事実が明らかになるにつれドロドロとしているものの、最終的にすべて繋がり爽快感がありました。

あちこちに光る作者の鋭い描写も面白い。
刑務所の「世界最低のカフェテリア」の描写や、「凄惨な殺人」という表現に対するぼやきなど、細かな描写がなるほど、となって楽しめました。

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2025年10月12日

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長い!けど面白かった。
作中作品の事件解決ですでにお腹いっぱいだったけどリアル事件も解決できてよかった。
一気に2冊読んだことになるのが、ちょっとヘヴィなんだよなぁ

2025.10.11
189

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2025年10月11日

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前作のカササギ殺人事件を読んですぐにこのヨルガオ殺人事件を購入した。
のだが、約5年間積読した後にようやく読むことができた。
正直前作の内容が記憶からすっぽりと抜け落ちていたため、すぐに読むべきだったと後悔したが、特に読み直すことをせずとも楽しく読むことができた。
内容も面白かったのだが、作中作をよくもこんなに綺麗にかけるものだと、そしてその事件への絡め方が上品で、よくこんなものが書けるなという感想がまず最初にきた。
普通に面白かった。

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2025年10月11日

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(⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)オモロイけんど、またシモネッタオチ♥

⊂|⊃
[ಠ⁠_⁠ಠ]カササギからのダブルシモネッタだな。オチのクダリが長くてヘタる。

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2025年10月02日

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ネタバレ

カササギ殺人事件の続編。

またもや亡きアラン・コンウェイのアティカス・ピュントシリーズの本に纏わる騒動に巻き込まれる事になった元編集者の主人公。
報酬に釣られて居なくなった娘と八年前の事件の謎を解くことに。

作中作で現実と小説が今度は交互に描写される形。
相変わらず本編より小説の方が私の好みだった。あと登場人物が二倍になるからややこしい笑

前回の登場人物が出てきたりアランの人でなし感が更に凝縮されてた。嫌がらせに凝りすぎだろ。

本編のオチは思ったよりあっさりめ。

正直スーザンの私生活の悩みとかは個人的には無くてもいい。

フクロウは普通に死ねるだろ。

小説読んでて思うけどキャラ達の記憶力すごくない?

三作目以降も同じ様な骨組みなのかな?とりあえず続きも読みます。

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2025年09月23日

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ネタバレ

作中作が単体で魅力的なのがすごい。
しかも現在の事件を解くのにほとんど内容は関わってこないのにこの手の入れようは恐ろしい。
そっちに入り込みすぎて、現在に戻ったときにどんな事件だったか少し忘れたくらい。

現在の事件の犯人を特定するのには、星占いと獅子座の情報だけで足りる。この単純な真相を隠すために、登場人物それぞれに意味ありげな秘密が用意されるが、このミスリードの塩梅が絶妙で、それぞれの秘密を調べるためにコミュニティに入っていくことで初めて単純な真相に気づくことができる。


同性愛を犯罪に結びつける傾向にある気もするがどうなんだろう

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2025年09月13日

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8年前に起きたホテルでの殺人事件の真相を探る為に
クレタ島からイギリスへ戻り、捜査を続けるスーザン。
傑作『カササギ殺人事件』のまさかの続編、その下巻。

スーザンの軸となる事件とは別に、
話の起点となったアテュカス・ピュントの『愚行の代償』も
楽しめるというサービスっぷり。
これだけの内容を一つの物語にまとめるというのは並大抵の労力ではない。
この辺りはアンソニー・ホロヴィッツに敬服しっぱなしである。

言わば劇中劇という存在である『愚行の代償』の結末と
現実の事件の真相が見事に重なり合うというこの手法。
読んでる側からすると、たまらない経験である。

これ以上の続編があるのかどうか、
そう易々と思いつかないだろう、この手の物語は。
なんて思いもするが、彼ならやってくれるかもしれない。

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2025年08月18日

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audible で聴いたので現実と作中作の登場人物がこんがらがったり、途中考え事などをして聴き逃したりで何度も聴き直しました。。これは読む本の方が私には良かったかも?
作中作と現代パートの繋がりが楽しい。スーザンとアンドレアスとの関係は不安定だったり戻ったり。
スーザンは編集者なのだが探偵なみにヒラメキがすごい…。今回も楽しめました。
こんな複雑なミステリーを書いた作者に拍手。

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2025年08月18日

Posted by ブクログ

 前作「カササギ殺人事件」に続く推理小説。前作の続きは作れないだろうと思っていたら、見事に同じような雰囲気の続編が登場していた。前作は古めかしい作中作が前半で、後半が現代劇だったがその順番は今回は逆だった。どちらのパートも面白かったのだが、ただ劇中劇がどこまでうまくいかされているかというと、期待したほどにはいかされていないように思われて、そこはちょっと残念だった。前作の「カササギ殺人事件」のほうが好きかな。

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2025年08月02日

Posted by ブクログ

カササギ殺人事件につづきこちらも読んでみた。
作中作に入るあたりからまた夢中になってしまった。
またいつか続編出てほしいなあ。
ドラマも見てみたい。

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2025年07月02日

Posted by ブクログ

二つの話しが入っているこのシリーズ。毎回うまく絡めてあるな、と感心してしまう。
このシリーズの最重要人物は、アランなんだろうな。
次回もあるとして、どう絡めるのか楽しみしかない。

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2025年04月20日

Posted by ブクログ

 面白かったです。
作中作と両方とも、犯人は見事に外しました。

 前回作も、そうでしたが、性的嗜好を特徴としてキャラクターを描く事が多い気がします…。多様性の現代ですから、サラッとその辺りを描いて欲しい気もします…。

 作中作のアティカスピュントシリーズの方が、前回に引き続き、好みでした。それでも、作中作と本来の内容の絡ませ方がお見事でした。

 このシリーズまだまだ続くのかな?
楽しみにしています。

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2025年03月28日

Posted by ブクログ

イギリスの作家アンソニー・ホロヴィッツの長篇ミステリ作品『ヨルガオ殺人事件〈上〉〈下〉(原題:Moonflower Murders)』を読みました。
アンソニー・ホロヴィッツの作品は4年前に読んだ『モリアーティ』以来なので久し振りですね。

-----story-------------
*第1位『このミステリーがすごい! 2022年版』海外編 
*第1位〈週刊文春〉2021ミステリーベスト10 海外部門
*第1位『2022本格ミステリ・ベスト10』海外篇
*第2位〈ハヤカワ・ミステリマガジン〉ミステリが読みたい! 海外篇

〈上〉
『カササギ殺人事件』から2年。
クレタ島で暮らす元編集者のわたしを、英国から裕福な夫妻が訪ねてくる。
彼らのホテルで8年前に起きた殺人の真相を、ある本で見つけた──そう連絡してきた直後に夫妻の娘が失踪したという。
その本とは、わたしが編集した名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズの一冊だった……。
『カササギ殺人事件』の続編にして、至高の犯人当てミステリ!

〈下〉
“すぐ目の前にあって──わたしをまっすぐ見つめかえしていたの”名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズの『愚行の代償』を読んだ女性は、ある殺人事件の真相についてそう言い残して姿を消した。
その作品の舞台は1953年の英国の村、事件は一世を風靡(ふうび)した女優の殺人。
ピースが次々と組み合わさり、意外な真相が浮かびあがる──そんなミステリの醍醐味を二回も味わえる傑作!
解説/酒井貞道
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『カササギ殺人事件』に続く、スーザン・ライランド・シリーズの第2作……2020年(令和2年)に刊行された作品です。

『カササギ殺人事件』から二年後、編集者を辞めてクレタ島で暮らすスーザン・ライランドのもとに、イギリスからトレハーン夫妻が訪ねてきた……それは彼らが経営する高級ホテル・ブランロウ・ホールで起きた8年前の殺人事件に関することだった、、、

あるとき夫妻の娘セシリーが、事件をモデルにした小説『愚行の代償』を読んだところ、逮捕された男は犯人ではないと気付いたらしい……だがまもなくセシリーは失踪した。

『愚行の代償』とは、アラン・コンウェイによるアティカス・ピュント・シリーズの第3作……またしてもライランドは、かつての担当作家による謎めいた企みに翻弄されていく、、、

自身が編集した『愚行の代償』をいざ再読してみたものの、事件関係者をモデルにしたキャラクターが登場する以外、まるで関係のない物語に思えた……だが、この2つの探偵物語はひそかに共鳴しあい、詳細かつ精査に読み解けば事件の真相に迫ることができるのだった。

前作の『カササギ殺人事件』と同じく、精巧に組み立てられた入れ子構造で大きな箱と中の小さな箱の中身の不思議な関係性が愉しめる作品でした……作中作で1953年のイギリスの村を舞台にした『愚行の代償』だけでも十分謎解きが愉しめるクオリティなのですが、、、

『愚行の代償』の中で描かれた物語の中に本編『ヨルガオ殺人事件』の謎解きに必要なヒントや伏線が巧く織り込まれているんですよねー 表面的には本編に関連しているとは思えないのですが、ある前提条件を知っている人が読めば、真相が隠されていることがわかる……ホントに巧いなー と感じました。

真相がわかってから読み返すと……ヒントがたくさん詰まっているんですよねー 1冊で2つの謎解きが愉しめる、お得な作品でした、、、

アラン・コンウェイによる名探偵アティカス・ピュント・シリーズは全10作あるという設定なので、残8作品と絡めた、スーザン・ライランド・シリーズを描いてほしいですね!

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2025年03月16日

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まさか劇中作が続くというか、まるまる一冊書いてしまっているのにまず驚いた。これ別の作品にして出せるじゃん?てなった。どちらかというと劇中作のほうが好みだったかなあ。トリックというか、作品内の文中にいろんな要素を散りばめるのは、凄いアイデアだけど、性的な話題が多かったのがあんまり得意じゃなかったなーって印象。人を信じやすい優しい子って裏返すとまあ、ああいう印象になるよねってのは犯人と同じ気持ち。でも托卵は良くないよね…。話全体は面白かっただけに、キャラの印象があまり良くないのが残念。

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2025年02月09日

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1冊で二つのミステリーを楽しめます。その分登場人物が多く、しかも名前が分かりにくいので、読むスピードはあがらず。後半に畳み掛けるように謎解きが進む感じはオーソドックスなスタイルでかなり楽しめます。

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2025年02月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作で、否応なしに巻き込まれてしまった素人探偵スーザンが、今回は自ら乗り込んでいく、大好きで大嫌いな作家・故アランの後始末をつけるため。このおっさん(架空の人物だけどさ)、何百万もの人々に楽しいひとときを与えたのと同時に、身近な人間を含めた何人を、不幸のどん底に陥れただろう。こんなクズの存在は、フィクションの中だけにしてもらいたいものだ。

最後の警視正の災難は、代理復讐だったのかねー。オマエがすること? とも思うけれど、奴なりの後始末をつけたのかも。
ともあれ、スーザンが幸せになってよかった。続きが読みたい、ドラマ化してほしい!(2023-12-15L)

待望のドラマ版を観終えました!
前作にもあった、小説では出来なくてドラマならではの表現、車が停車、もしくはドアが開閉するタイミングで小説内←→現代パートを行き来したり、スーザンがイマジナリーピュントと対話したりというシーンも勿論健在で、小説のモデルになった人物を、現代パートで同じ役者が演じていたりもする(やっぱり全然別の人物に見える…役者って凄い)。
原作は1年以上前に読んだから、細かいところはよく覚えていないんだけれど(あれ、こういう展開だっけ?)、脚本もホロヴィッツ本人が書いたとあって、とっても面白かったです。
ただ軸となるアナグラムは、外国人が読むにはちょいとネックかも。
またスーザンが大変な目に遭うのは気の毒だから、続編はもういいや。ホーソーンに頑張ってもらおう。(2025-3-27加筆、WOWOWにて録画視聴)

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2024年01月11日

Posted by ブクログ

作中作「愚行の代償」は面白い!正直、アティカス・ピュントを作中作にするのではなく、普通にこれだけで読みたいくらい。
本編のラストの謎解きはちょいイマイチだったかな…
間に作中作が挟まったことで色々忘れてたし、スーザンがあの短い時間であそこまでわかったのが不自然な気が…全然わかってなかったような感じだったのに…

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2025年07月05日

購入済み

面白かったです。小説の中に小説が登場するので前作同様に一冊でもう一冊分の小説を読めるかんじ?
続編もよかったです。

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2023年10月11日

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