【感想・ネタバレ】ヨルガオ殺人事件 下のレビュー

あらすじ

“すぐ目の前にあって――わたしをまっすぐ見つめかえしていたの”名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズの『愚行の代償』を読んだ女性は、ある殺人事件の真相についてそう言い残し、姿を消した。『愚行の代償』の舞台は1953年の英国の村、事件はホテルを経営するかつての人気女優の殺人。誰もが怪しい謎に挑むピュントが明かす、驚きの真実とは……。ピースが次々と組み合わさって、意外な真相が浮かびあがる――そんなミステリの醍醐味を二回も味わえる、ミステリ界のトップランナーによる傑作!/解説=酒井貞道

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Posted by ブクログ

ネタバレ

イギリスの作家、言わずと知れたアンソニー・ホロヴィッツのアティカス・ピュントシリーズ第二弾。まさかの『カササギ殺人事件』の続編。

このシリーズは順番に読むことを強くお勧め。
『カササギ殺人事件』が未読なら、あらすじも読まない方が良い。それくらい何も言えない作品。

なのでまさかの続篇にも驚いたが、一度で二度美味しい前作同様の仕掛けが、どのタイミングで入ってくるか楽しみにしながら読めた。

これまで読んだホロヴィッツ作品では、驚き度やミステリとしての良さは他作品の方が上かもしれないが、総合的にはこの『ヨルガオ殺人事件』が一番。高品質という言葉がこれほどまでに合う作品はないかなぁと。三作目の『マーブル館』も好評そうなので楽しみ。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・作中作と実際に起きた殺人事件とのリンクを探していく、という主人公スーザンの追体験を楽しめる作品であり、これは探偵役がいわゆる「素人探偵」である作品の特権であると感じた。本作が読者に対して「フェア」に手がかりを配置する上でも重要な役割を果たしている。
作中作で、本物のミステリ小説よろしく表紙、帯にあるような煽り文、献辞等も挿入されていることを新鮮に感じたが、それが謎解きに一役買っていてかつ手がかりが巧みにカモフラージュされていることに感嘆した。ミステリにおけるセオリーである「『違和感』が気のせいである』ことなんてない」という感覚を自身で体験できたのも嬉しい。全て謎が解かれた今、改めて『愚者の代償』を読み直し、キーワードを彼女のように辿っていくのも一興だろう。
その一方で、物語の真相の一端を占めるキーワードの意味に、原書でなら種明かしの場面の前に気づけたかもしれないとも思った。原書でキーワードを再び追ってみるのも良いだろう。
「謎解きミステリほど再読の喜びが少ない形式もないだろう」とスーザンは作中で述べているが、今作からは再読の楽しみが大いに見出せそうだ。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ただでさえカタカナ名前に苦労しながら読む海外ミステリなのに、作中作だと倍以上ページを戻ったり名前を確認したりとなかなか読み進められない…
って、カササギの時に思ったのに、また手を出してしまった。
苦労した分だけ読み応えのある内容。
スーザンとアンドレアスの関係にはヒヤヒヤしたけど、色々丸く収まって良かった。

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2026年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

被害者も犯人もカスばっかだった。読んでる時は、アルジャーノン・マーシュが、モデルとなった人物よりも性格悪く描かれてるなと感じたけど、蓋開けてみるとモデルの人物も充分性格悪かった。アラン・コンウェイは犯人がわかってたから、あえてそういう書き方にしたのかと考えてしまう。読後した後も色々と考えて読み返してしまう面白さが詰まってる1冊。

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2026年08月31日

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