“すぐ目の前にあって――わたしをまっすぐ見つめかえしていたの”名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズの『愚行の代償』を読んだ女性は、ある殺人事件の真相についてそう言い残し、姿を消した。『愚行の代償』の舞台は1953年の英国の村、事件はホテルを経営するかつての人気女優の殺人。誰もが怪しい謎に挑むピュントが明かす、驚きの真実とは……。ピースが次々と組み合わさって、意外な真相が浮かびあがる――そんなミステリの醍醐味を二回も味わえる、ミステリ界のトップランナーによる傑作!/解説=酒井貞道
Posted by ブクログ 2023年01月21日
下巻も面白かった。上下巻で長いけど一気に読めた。
伏線はいろいろあったのだけど、特にセシリーの言い残した言葉の意味が分かって「あああああ!」ってなった。作中作「愚行の代償」も良かった。やっぱり王道の名探偵ものはいいなあ。昔の英国の雰囲気も好き。
どちらかというと現代パートより作中作のアティカス・ピュ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月14日
架空の作家アラン・コンウェイが残した『愚行の代償』と本作のメインストーリーである『ヨルガオ殺人事件』が緻密に重なり合い、実は読者に謎解きのヒントが多数示されているフェアな一作。
『愚行の代償』の最初の文や、作品全体にメインストーリーの謎解きのヒントが無数に散りばめられており、真相に辿り着いた瞬間に「...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月24日
下巻にて、本編も本編中の小説(愚行の代償)も無事完結。どちらも納得の謎解き感であった。
今思うと、愚行の代償の犯人はずいぶんいい人に描かれていたのに急に・・、感があるけれども、まぁそれはそれとして、いくつかの仕掛けに主人公が気付いて最終的に犯人の特定に至る過程は快感。
また、小説の最後に謎解きの総ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月13日
「ヨルガオ殺人事件」作中作「愚行の代償」捜査開始~+元編集者・スーザンの失踪事件解決編。
良かった点
作中作がまたまた単独でもよかった。
メリッサの愛人も絶対コイツだろというのが外れちゃったし、もう一つの殺人もそういやそんな手紙来てたなあ~あちゃ~と明後日から殴られた気分に。
翻って現代、セシリー...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月06日
『カササギ殺人事件』の続編ということで、期待したとおりでした。
今回も作中作の構成になっており、お見事でした。
どちらも登場人物のキャラクターはしっかりと作られており、主人公のスーザンとパートナーであるアンドレアスとの感情変化や葛藤も事件に関係ないけど深みを持たせてるね。
やはりただの推理小説では...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月12日
エンターテイメント推理小説の完全体 バチクソ面白いから未読の人は今すぐ読みなさい #ヨルガオ殺人事件
下巻でのレビューは、作品全体のレビューです。ネタバレは書いてませんが、物語の構成について語ってますので、未読のかたは多少楽しみを奪ってしまうかもです。お気を付けください。
ひとことで言うと、バケ...続きを読む
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