あらすじ
若手作家エリオット・クレイスが書き継いだ〈アティカス・ピュント〉シリーズの新作ミステリ『ピュント最後の事件』。編集者のわたし、スーザン・ライランドは、登場人物とエリオットやその家族との間に多くの類似点があるのを知る。エリオットは途中まで書かれたこの新作で何を企んでいるのか? 世界的な児童文学作家だった、彼の祖母の死にも何かがあったのだろうか? 調べを進めていると、なんとエリオットが……。『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』に並び立つ、犯人当てミステリの傑作登場!/解説=吉野仁
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■構成は過去作と同じ
本作もやはり「現実世界」「作中作」が描かれ、2つのフーダニットがあり、両者がリンクする、という点については『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』と同じ。
描かれる順番が現実→作中作→現実→作中作・・・となっていくという点だけ違う。
■作中作の方が好き
『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』でもそうだったが、『マーブル館殺人事件』においても、古典好きな自分はやはり作中作の方が好き。今作で言えば作中作『ピュント最後の事件』の方が現実世界の事件よりも好き。
特に本作については作中作の納得感が強かったため、相対的に現実世界の解決編は今ひとつ納得できないというか、薄味というか、「わかるか!w」という感じになってしまった。
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アティカス・ピュントもの第三作。
作中作があって、作中作と現実の事件が同時に解決する、という構成は、前々作・前作と同様で、かつ、シリーズものなので前作の続きでもある。
ここまで制約があって、このクオリティを維持するなんて、一体どういう創作過程を経ているのかしら、と不思議になるくらいだ。 (「普通の」推理小説作家の創作過程も勿論知らないのだけれど。)
巻頭の登場人物表が2セットあるのも本シリーズならでは。何回も見ないと、作中作と現実のどっちの話だったか、すぐに頭が混乱しそうになる。
登場人物の中では、初登場のロンドン警察庁イアン・ブレイクニー警部がいい味を出している。2027年発表予定という次回作で、きっと再登場してくれるだろう。
主人公スーザンの無鉄砲な行動には終始ハラハラする。最後の方で、「犯人」の告白証言を折角録音できたのに、本人退場前に、挑発に乗ってうっかりそのことを言ってしまって、当然のように捨て身の反撃に遭う場面など、「何てバカなことをするのだろう」と思ってしまう。
20年前に死んだ世界的児童文学作家ミリアム・クレイスの「ちっちゃな家族」シリーズのモデルとしては、「ピーター・ラビット」をイメージしながら読んだ。
犯人の意外性、という点では、前々作には及ばないものの、作中作の事件と現実の事件の自然な融合、という点では、本作のほうが上かもしれない。
冒頭に、作者註として、単独作品としても成立している、とあるものの、「カサザキ」を読まずに、本作を先に読むのはいかにも勿体無いだろうと思う。
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3作目でやっとスーザンの人となりを理解できて、作中作品と現実とのリンクに関してマーブル館が1番面白かった気がします。気がします、というのも作品自体とても読み応えがあるのに余韻が短いため、カササギやヨルガオの内容があんまり思い出せないという点が(完全に私の問題だと思うが)デメリットかなあ、、。
解説を見るに、私にもっと英国ミステリーの学があれば何倍にも面白いのだろうという小説!
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作家エリオットが執筆中の、<アティカス・ピュント>シリーズの新作ミステリ『ピュント最後の事件』。編集者のわたし、スーザン・ライランドは、登場人物とエリオットやその家族との間に多くの類似点があるのを知る。世界的な児童文学作家だった、彼の祖母の死にも何かがあったのか?調べを進めていると、なんとエリオットが…。驚きに次ぐ驚きが味わえる犯人当てミステリ!
ー以上文庫うらすじより
前の作品を書いた作者のアラン・コンウェイにかわり、新人作家のエリオット・クレイスが<アティカス・ピュント>シリーズの最終巻を書いています。
エリオットの祖母で児童文学作家のミリアム・クレイスはエリオットが12歳のときに亡くなっています。
エリオットが書いている、自作で最後のアティカス・ピュントの作品に祖母の死が隠されていることに編集者のスーザンは気づきますが…。
以下多少のネタバレ含む感想ですので、未読の方はお気を付けください。
下巻では次々に大きな事件が起こり俄然面白くなってきます。
そしてスーザンもまたとある事件の犯人と警察に疑われた上に魔の手が伸びてきます。スーザン危うし!
もうこの辺からは一気読みになりました。
文庫解説によると、このシリーズに2027年から4作目が執筆されるそうです。
2027年だと読めるのは2028年くらいかなと思うのですが、『カササギ』も『ヨルガオ』も忘れてしまって読んだのですが、この作品もきっと忘れてしまうのではないかと思います。
忘れていても、この作品も読めたので大丈夫かなとは思うのですが。
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読み応えあって面白かった!
途中、スーザンの状況がどんどん悪化していく展開にはヒヤヒヤしたけど、そんなスリリングなところも含めてとても楽しめました
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エリオットの書いた作品内で新たな事件が起こる中、現実の世界ではクレイス家の人々が抱える闇が次々と明らかになってゆく。エリオットはメディアにミリアム・クレイスの本性を暴露し、クレイス家のパーティではミリアムを殺した犯人を知っていると高らかに宣言する。そんな中、ついに現実でも事件が...
そもそもの謎はミリアム・クレイスがほんとうに殺されたのかという一点だけなのだが、素晴らしい出来の作中作、ミリアム・クレイスの正体、クレイス家の闇、エリオットの才気と破滅的な人生、作中作と現実の事件はどう結び付くのか付かないのかなど、いくつもの魅力的な要素を推進力としてぐいぐい読ませる。
下巻ではかなり展開が多く、中でも作中作の解決、現実の第一の解決と派手な立ち回り、関係者を集めた第二の解決と、クライマックスがつるべうちされる様は圧巻。
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今回も作品中に作品が出てくるパターンでは、あるけど、そうくるのか! と驚き。本の中の現実と作品の世界を行き来しながら、ミステリー愛に巻き込まれる!
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かささぎもヨルガオもドラマで見て読んでなかったから読みにくくないか?と思ったが杞憂でした。
探偵も編集者もドラマを見ているせいかハッキリ思い浮かべられてさくさく読めたけど、良い面だけではないかも。
ただドラマを見ているとイギリスの建築やら庭やら景色等楽しめてありがたいと思う。
勿論良く作られたドラマだから違和感なく楽しめるのだろうけど。
この作品もドラマ化されたら見たいと思う。
この作家のドラマ化されていないシリーズも読んだけど、それはそれで楽しめたので。
登場人物を想像して楽しむ余地は大事だと思うこともあります。
Posted by ブクログ
『カササギ殺人事件』からのシリーズ作品下巻!
やっぱりこのシリーズは面白い!
《アティカス・ピュント》シリーズの作品もスーザンの生きる現実も、どっちも驚きの結末だった
まさかエリオットが……あの優しくしてくれていたあの人が……。
解説によると次回作もあるかもだから、今から待ちきれない!
Posted by ブクログ
面白かったーーー!!
途中まで結末が予想通りで肩すかしくったらどうしようとか思ったりもしたけど、全然、やられたーー!!だった。
殺人現場がドロドロしていなくて安心して読めるミステリー。次回作はホーソーンシリーズっぽい。これまた楽しみ。解説でもしかしたら続編ができるかも的な記載が。一年に一冊だけど毎年楽しみにしている作品がでてくれるというのは幸せだ。
Posted by ブクログ
これまた、続編が出るとは思わなかった一冊
作中作なのだけど、今までとは変則的です
こういう風に持ってくるとは
またまた、1作で2作分楽しめます
登場人物がシンクロしているので、ちょっとパニクりますが・・・
後書きによれば、まだあるらしい
新しい人物も登場して、新たな展開になるのかな?
それにしても、アンソニー・ホロヴィッツは稀代のエンターテイナーですね
Posted by ブクログ
「名探偵ピュント」シリーズ(って言っていいのか「体当たり編集者スーザン」シリーズのほうが適切かうーん)第3弾後編。
<読み手の教養が試されちゃうーと思った点>
今回作中作の舞台がフランスで、作者(エリオット)もネタバレしてたけどフラ語の言い回しも鍵になってる。
もうすぐ世を去るのピュントの最後の台詞、「また会いましょう、友よ」に対し、警部の返し「お別れですね」って、嘘でもいいから「ええ、きっとまた」とか言わないんだーとか思ってたらルビが振ってあるじゃありませんか。"Au revoir(オールヴォワール)”と"Adieu(アデュー)"って。どちらもこれ「さようなら」のあいさつなんだけど、前者はまた会うことが前提、後者は二度と会わない(会えない)場合に使うので、警部の「アデュー」は読者からピュントへの最後のお別れでもあるんだよなーと。(妻に先立たれ残されたやもめ刑事にラストを書かせたのもうまい。エリオット版だったら違う形になってた気がする。)「カササギ殺人事件」の時には助手ジェイムズの新聞告知だけだったから、本作がちゃんと別れを告げたかったファンへのアンコール的位置づけでもあるのかなー、説明しすぎもダサいしここの翻訳って難しかっただろうなーとつらつら。
しかしみんな中国語が分からなくても「ニイハオ」なら知ってるってレベルで、フランス語には「さようなら」が2つあってニュアンスと使えるオケージョンが違うんだよ~って知ってるの?もしかして映画や推理小説で元ネタあるの??そういうの全然分かんないんで、ちょっとした所からも読み手の教養が試されちゃうなーと思った。
<ちょっと不自然じゃない?と思った点>
作中作の変装アイテムについて。1950年代のヨーロッパのシューケア事情は知らないけど、「えーそんなんアリ!?」と思った。普通に不自然で目立つし、短時間とはいえ肌に塗ったらかぶれそうだし、1度シャワー浴びたくらいじゃ臭いが取れなくて周囲に違和感アリアリじゃ?と余計な心配をするんだけど、こっちが知らないだけで染色力があってオーガニックで違和感ない香りのする製品もあるのか謎だ。
・総評
小説の書き手が代理の代理になったり、とんだ所から逆恨みされたり、彼女の息子が彼だったり、後半も「マジで!?」が盛りだくさんでした。でも一番びっくりしたのは出版社を立ち上げちゃった所。(そんで旗揚げ早々仕事相手と付き合っちゃうのどうかなーとは思うが)。
今までとは違う苦労が待ってると思うけど、まぁよくも悪くも自営業は自分の裁量100%だし、本づくりが好きなら仕方ないよね~。
そしてこんなにきれいに大円団したのに、シリーズの続きがまだできるらしいのマジで!?続きが出るのは嬉しいけど、きっと面白いんだろうけど、今度はどんな手をひねり出してくるのか予測不能だわー。
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いやー面白かった!一気読み!
ホロヴィッツにはずれなしとはいえ、よくまあこの入れ子シリーズで三作目もハイクオリティに作れるものだと感心した。(何目線?笑)
本編前半の何気ない情報が事件の解明の大事な手がかりになるという点では、私もちょっと分かってしまった(当たってた)部分もいくつかあり、おおむね予想通りの結末になったものの、それでもがっかり感はなく十分楽しませてもらった。星5つ。作中作の推理は本当にわからなかったし。
それと翻訳の読み易さがホロヴィッツ作品の良さを引き出してくれていると毎作おもう。
解説によると次回作の構想もあるとのこと。気長に待ちましょう。
ホロヴィッツは映像化のプロでもあるので起承転結のエンタメ的構成が上手いんだな。
以前カササギのドラマを見た印象としては、主演女優さんがわたしのイメージと異なる(もっと若いほうがいいと思う)けれども、ピュントの風貌も素晴らしいので、この作品もいずれテレビ画面で見られるのかなと思うと楽しみ。
Posted by ブクログ
アティカス・ピュントシリーズ3作目。個人的にホロヴィッツ&ホーソーンシリーズの方が好きなんだけど、それでもやっぱりアンソニーホロヴィッツはハズレがない。今回もおもしろかった。
しかし作中作の登場人物やらが現実世界の人物のアナグラムなせいで最後まで登場人物が脳内でまとまらないままだった笑
ローランド…どっちで出てきた誰だっけ?と笑
あと島国の人間としてはイギリス人だとかフランス人だとかみんなまとめてヨーロッパのひとたちなのでヘルだとかミスターだとかムッシュだとか敬称を分けてバチバチやってると、え、みんな似たようなもんじゃん…と思ったけど、作中作がまだ戦後まもない?と思うとああいう確執もやむなしなのかな?
ピュントとヴォルテールの関係はすごくよかった。二度と会うことはない友人のふたり。
クリスティのオマージュが今回も使われてて、読んでいて気持ちのいい作品だった。
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世界的有名な児童文学作家の孫が、ピュントシリーズの続編を書くことになった。
編集を担当することになったスーザンは、作品が現実世界を映したものだと気がつく。
作家の死は病死だったのか?
『カササギ殺人事件』シリーズ3作目。
*
途中まではなかなか読み進めなかった…。
そういえばスーザンシリーズを読むときはいつも時間がかかっていたのだった。
今回は作中作のピュントシリーズもなかなか読み進められず。
ピュントは好きなんだけどなんだかなーと思ってたら、途中から一気読み。
相変わらず先が読めない展開で、驚きと共に楽しく読み終えた。
作中作についてスーザン自身が「ラストがとてもいい」と書いてたけれど、同感。
クリスティを感じる文体で、細部まで気を配っているホロヴィッツと訳者の山田蘭さんに感銘さえ受けた。
余韻が深く、ピュント最後になってしまうのは寂しすぎる。
と思っていたら、訳者さんの後書きでホロヴィッツが4作目を書こうとしているとのことで、小躍りしてしまった。
ポワロを思い浮かべながらも、「名探偵ピュント」の活躍を読み続けたい。
ホロヴィッツ、すごい。
Posted by ブクログ
下巻に入り、エリオット・クレイスの書く『ピュント最後の事件』が待ってましたとばかりに再開。
こっちの世界の登場人物とあっちの世界の登場人物の繋がり、共通点が次第に明らかになってくると共に2つの世界線が溶け合うようなある種の混乱が生まれる。
小説の中で現実世界の人物や出来事を模すというのは間々あるけれど、作中作の中で小説世界の人物達を模すというのがこのシリーズの特徴であり、ときに「あれどっちのことだっけ?」となり(特に今回はあっちに行ったりこっちに行ったりが多いので)、わけわからなくなるのだが、その感覚に酔わせてもらうことがこの作品の楽しさ。
舞台で起きている事件や筋自体はクラシックオマージュとばかりにありきたりで陳腐とさえ言ってしまって良い類のものなのだが、この枠組みの中ではそれが逆に良い。
そこが混み入り出したり、凝り始めたらやり過ぎ感が出るところ。
陳腐な筋をホロヴィッツの飄々としたユーモアのある語りが演出することで絶妙なバランスのリーダビリティと惹き込み、気安さを備えた読み心地となっていると感じる。
あらを探せば、スーザンととある人物の関係性の発展に「そんなことなるかね」と安易さ軽薄さも感じたりもしたし、スーザン側の悪意ある人物は「まぁそうだよね」ではあったけれど、全体としては満足。
途中で解説読んだのだけれど、″見事なアガサ・クリスティへのオマージュ″がどこなのか感じられたときの驚きと嬉しさもあって、改めてこのシリーズ、娘にお勧めしたいなーと思うのだけれどアラン・コンウェイの悪意の強さが引っかかるんだよなぁ。
シリーズ進むにつれてマイルドになってはいるような気はするものの。。
この入れ子構造のミステリは知って欲しいんだよなぁ。。
anthonyhorowitz.comを覗くとホーソーンシリーズの最新作『A Deadly Episode』が発刊されている模様。
順調に筆が進んでいるようで何より。
邦訳が楽しみ。
このミス2026年度版海外編第2位。
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作中作アティカス・ピュントを産み出した作家は既に亡くその続編を書き継いだ若手作家も殺されるという驚くべき展開。若手作家の担当編集者であるスーザンは自らの容疑を晴らし更に続編を完成させることが出来るのか。下巻からが圧倒的に面白い。
Posted by ブクログ
『アティカス・ピュント最後の事件』がついに完結した。作中作も今までにない作りで驚いた。この発想はなかった。
また、さまざまな悪意が状況をとにかく混乱させて、真相を見えにくくしているが、解決後は見事に整理された事件である。
作中に「すべての証拠は、わたしの目の前にそろっていたんです。…それなのにわたしには何も見えてなかったんです。」という台詞があったが、まさかに読み終わっと時にまさに同じ気持ちを感じてしまった。
読みの甘さにショックを受けつつ、作者の巧みな技術に驚かされるばかりであった。
しかも、まだ続編があるようなことが最後の解説に書いてあった。どのような続編となるのか今から非常に楽しみだ。早く続きを読みたい!
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ピュントシリーズ3作目
作中作形式だったのも相まって、翻訳小説特有の誰が誰だかわからない現象に最後まで翻弄された。
エレインがスーザンの家を荒らしたのは分かったんだけど、最後の事件とチャルフォント殺害の部分は全然わからなかった。みんながグルだったのね。
カササギやヨルガオほどではないと感じたが、それでもめちゃくちゃ面白かった。ホロヴィッツは海外ミステリー作家で1番面白いかもなぁ。
もう流石に続編はない…んだよね?
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スーザンが直面する事件とエリオットが書いた小説「ピュント最後の事件」どちらの展開も気になり、同時進行的に解決するところは読んでいて楽しかった。
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前二作は面白かったけど登場人物の多さや文体に馴染めずかなり時間をかけて読んだので、今回もドキドキしながらページを開くとアレ?なんだか読みやすい!
作中作の執筆者がアランコンウェイじゃないから!?
あっという間に上巻を読み、下巻の途中では「あ〜なんか犯人わかっちゃったわハイハイ」と思っていたのに、しっかりそれだけでは終わらない展開!
三作目にしてやっと手放しで「面白かったー!」と思える読後感でした。
やっとアンソニーホロヴィッツに目が慣れてきたようで、次は『メインテーマは殺人』を買ってみました。楽しみ〜。
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作中作と現実と入り交じる面白さ。下巻に入る前になんとなく犯人がわかったけれど、どうやって決着していくのか?が気になったしそういう終わり方!って。ミステリ王道な感じで面白かったーー。
Posted by ブクログ
このシリーズは、毎回酷い目に遭いつつもハッピーエンドなのが良い。しかし、劇中劇の方はここで終わりか?と思ったが、ちゃんと最後まで繋げてくるのは流石。
Posted by ブクログ
シリーズ三作目。
今回も作中作の形式を取りながらもまた新しい形で魅せられました。
アラン・コンウェイが亡くなった後、アティカス・ピュントシリーズの続編を描くためにエリオットが抜擢される。編集者としてスーザンが指名されるが、またしても不穏な事件に巻き込まれる。
生きている限り、ハッピーエンドはないんだと思わされるスーザンの人生が感慨深い。
まだ続編があるとのこと、気長に楽しみにしています。
Posted by ブクログ
2度あることは3度ある。
おーっ、スーザン!またしても、九死に一生を得るなんて…。
どうして、どうして、またしてもピュントに関わってしまったのか。
読者も、スーザンと同じ気持ちになるだろう。
でも、そうでなければ、このミステリは生まれなかったのだけれど。
ピュントの小説が、今回、こんな風に仕上がるなんて。
アナグラムや二重構造的なストーリーやら、楽しめた部分も多かったが、スーザンの境遇を思うといたたまれない気持ちになった。
Posted by ブクログ
CL 2025.12.11-2025.12.16
主人公のスーザンを好きになれないわりに面白かった。終盤の伏線回収の爽快さは最上級。
ホロヴィッツはこっちのシリーズのほうが断然好き。
Posted by ブクログ
個人的なシリーズ最高作品の『ヨルガオ…』に肉薄してはいる!
ただ、細かな設定等は異なるものの、大枠の仕掛け自体はシリーズ中に既に華々しくお目見えしている為、驚きにまでは至らなかった。
その上で驚きにまでは及ばない読者に向けてのミスリードが含まれているが、シリーズ当初の新鮮さは若干損なわれたと思う。
しかし、それでも本シリーズとホーソーンシリーズが現代の『the』推理小説である事には何ら疑いの余地はない!
個人的好みではホーソーンシリーズを早く読みたいと切望している。
Posted by ブクログ
シリーズ3作を読んでの感想です。
クリスティが好きなので、オマージュ作品ということで連続して読みました。
最初の作品はとても面白かったのですが、2作目、3作目となるにつれて、主人公が嫌いになりました。
作中作品はどれも面白く、アティカス・ピュントだけの物語だったらいいのに、、とも思いましたが、この作品の素晴らしいところは現実と物語の中にある謎解きのシンクロなので、それでは意味がないんだよな、、と思いました。
もう少しスーザンのことが好きになれれば、楽しく読めたのになぁと思います。
ただ、この主人公に対するもやもや感も作者が狙ったものだとしたら、私はまんまとはめられたのかもしれないです。
ただ、続けてホーソーンの物語も読みましたが、そちらもやはり主人公である作家(アンソニー・ホロヴィッツ)が好きになれなかった。
私が単純に良い主人公が好きなのかもしれないです。