アンソニー・ホロヴィッツのレビュー一覧
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ネタバレ■超傑作
いや、面白すぎた。
今作は前作のような「葬儀屋に自らの葬儀を頼みに来た人がその日に死んだ」というそれだけで面白い設定や、「おばあちゃんが殺されたのはその息子をおびき寄せるためだけだった」といったシンプルかつ納得できるという意味でのインパクトがある作品ではないが、別ベクトルでまた極めて面白い作品だったと思う。
以下面白ポイントを列挙。
■面白さ①:多義的解釈
アンソニーが披露する推理も筋が通っているように見える。だがホーソーンに突っ込まれてみると、あれ、確かに、となる。そしてホーソーンが真相を話すという、同じ1つの出来事について別の見方がある、という点が面白い。
こういう作品は他にも -
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■構成は過去作と同じ
本作もやはり「現実世界」「作中作」が描かれ、2つのフーダニットがあり、両者がリンクする、という点については『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』と同じ。
描かれる順番が現実→作中作→現実→作中作・・・となっていくという点だけ違う。
■作中作の方が好き
『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』でもそうだったが、『マーブル館殺人事件』においても、古典好きな自分はやはり作中作の方が好き。今作で言えば作中作『ピュント最後の事件』の方が現実世界の事件よりも好き。
特に本作については作中作の納得感が強かったため、相対的に現実世界の解決編は今ひとつ納得できないというか、薄味というか -
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アティカス・ピュントもの第三作。
作中作があって、作中作と現実の事件が同時に解決する、という構成は、前々作・前作と同様で、かつ、シリーズものなので前作の続きでもある。
ここまで制約があって、このクオリティを維持するなんて、一体どういう創作過程を経ているのかしら、と不思議になるくらいだ。 (「普通の」推理小説作家の創作過程も勿論知らないのだけれど。)
巻頭の登場人物表が2セットあるのも本シリーズならでは。何回も見ないと、作中作と現実のどっちの話だったか、すぐに頭が混乱しそうになる。
登場人物の中では、初登場のロンドン警察庁イアン・ブレイクニー警部がいい味を出している。2027年発表予定という -
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■非常に面白い
アンソニー・ホロヴィッツ作品を読むのは『カササギ殺人事件』に次ぐ2冊目。
本作はカササギ殺人事件のように「構造」が複雑ではなく、文章が非常に読みやすく、解決編での説明もわかりやすく、ホーソーンとアンソニーのキャラが良く、かつ遊び心があり、最初から最後まで楽しく読めた作品。
フーダニットはズバリ当てられたが、道中の推理についてはホロヴィッツの思惑通りまんまと引っかかったw
■ホームズとアガサ・クリスティ
探偵役ホーソーンはまさにホームズ、作家アンソニーはまさにワトスンといった感じで、リスペクトが感じられる。
また、作風はアガサ・クリスティっぽく、手がかりが散りばめられ、関係者全 -
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ネタバレ■傑作
クソ面白い、まさに傑作と呼べる作品であった。
しかし敢えて弱点を挙げるなら、アラン・コンウェイの方の『カササギ殺人事件』の謎解きがちょっと弱いというか普通だな、と思えたこと。
納得できなくはないが、例えば「自転車停めてあったから借りよう」→「返り血ついちゃった」とか、「いや雑!」と思ったし、「裸体主義者です」は「知らんがなw」と思ったし、「本当に犬を殺したのは私だと思っているのか?」は「いやそんなこと言わんくない?w」と思ったり。
■1作品に2つのフーダニット
上巻のアラン・コンウェイの『カササギ殺人事件』内でのフーダニット、下巻のスーザン・ライランド編でのフーダニットという2つのフ -
Posted by ブクログ
ネタバレ傑作!面白すぎ。
上巻のレビューでは自分が当初した考察を、下巻のレビューでは全体の感想を書こうと思います。
<考察>
■アナグラム
上巻の第一部が始まる前から、アラン・コンウェイの9作品のタイトルの頭文字が「あなぐらむとけるか(アナグラム解けるか)」になることは見抜けた!
それは、「なぜ9作品目なのか」を怪しんだから。(そもそもめちゃくちゃ評価が高い作品だということを知っていたため、何もかもを疑って読んだから)
わざわざ9作品目にしたことには理由がある→!!→タイトルが文章になってるじゃん!、という流れ。我ながら素晴らしい。
そして、何がアナグラムなのか、について、「アティカス・ピュント」 -
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