アンソニー・ホロヴィッツのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレいやー面白かった!一気読み!
ホロヴィッツにはずれなしとはいえ、よくまあこの入れ子シリーズで三作目もハイクオリティに作れるものだと感心した。(何目線?笑)
本編前半の何気ない情報が事件の解明の大事な手がかりになるという点では、私もちょっと分かってしまった(当たってた)部分もいくつかあり、おおむね予想通りの結末になったものの、それでもがっかり感はなく十分楽しませてもらった。星5つ。作中作の推理は本当にわからなかったし。
それと翻訳の読み易さがホロヴィッツ作品の良さを引き出してくれていると毎作おもう。
解説によると次回作の構想もあるとのこと。気長に待ちましょう。
ホロヴィッツは映像化のプロ -
Posted by ブクログ
ネタバレ翻訳ミステリの売れっ子、アンソニー・ホロヴィッツによる「作家アンソニー・ホロヴィッツと探偵のダニエル・ホーソーン」(ホーソーン&ホロヴィッツ)シリーズの第5弾が本作『死はすぐにそばに』だ。
ホーソーン&ホロヴィッツシリーズの大きな魅力の一つが、実際は大して推理能力もないのに自信満々なホロヴィッツが、ホーソーンのアドバイスを無視して暴走し、痛い目を見るといったところにある。実際にこれまでに彼は2度も犯人に刺されているし、警察に逮捕されて留置所にぶち込まれてしまったこともある。前回の作品でも、ホーソーンがうまく立ち回ってくれなければ、起訴されて作家人生がそのまま終わっていてもおかしくなかった。
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ・感想
面白かった!!
何度も「スーザン…あんた何でめんどくさい事に巻き込まれるって自分で分かってて首を突っ込んでいくの…ばか!」と思ったけども。
そして締めの言葉のお約束通りに4作目も決まってるらしいし次も楽しみ!
ホロヴィッツには健康に長生きしてもらわなければ。
新キャラクターが良かった。
ヴォルテールとピュントの最後の言葉はお互いを認め合った二人にピッタリな締めだった。
ブレイクニーも良い人。
エリオットが死んだことでピュントシリーズの解決編はどうなるのかと思ったら「お前が書くんかい!!!」って展開になって普通に突っ込んでしまったw
短期間でこんなに書けるなんて才能ありすぎる。
そ -
-
-
-
Posted by ブクログ
若手作家エリオット•クレイスが書き継ぐ『アティカス•ピュント』の新作は、彼自身の暗い過去を投影していることに気づいた編集者のスーザン。クレイス家の人々に会い話を聴くうちに抜き差しならぬ状況に陥っていくのですが…。
結末は、いつものように納得の終末となります。すごい。よくこんなこんがらがった状況を考えたもんだと感心します。
それと、毎回思うことは、ホロヴィッツの著作は創元推理文庫のこの作りじゃないと読み通すのは無理じゃない?ってこと。
巻頭にご丁寧に登場人物紹介がつくけど、作品が入れ子なので人物紹介が2種類付いてる。更に本作では系図まで。読む方もいちいち照らし合わせないと混乱する。ありがたい -
Posted by ブクログ
『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』の完全な続編。前2作を読んでいないと全く内容は理解できません。逆を言えば、前2作を読んでいる人には無茶苦茶面白い!
クレタ島のホテル経営から足を洗ったスーザン•ライランド。ロンドンに戻ってフリーの編集者として再出発を図る。そこで依頼されたのは、かつて担当した『アティカス•ピュント』シリーズの新作を出版すること。だが、旧知の作家エリオットが書き始めた続編には隠された秘密があることに気づいてしまい…。
相変わらずの“入れ子型”の作品。すごい。しかも、今回は新作として現在進行形で書かれている小説が、20年前の事件を投影しているという手法。非常に面白い。お薦 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「名探偵ピュント」シリーズ(って言っていいのか「体当たり編集者スーザン」シリーズのほうが適切かうーん)第3弾。
<良かった点>
・現実パートと作中作パートのどっちも怪しくて気を逸らさない、同時並行で別々のジャグリングみたいな離れ業を成立させる作風は今回も健在。ついでに超いいとこで切る焦らし加減も健在。
そもそもピュントシリーズとしては完結済、作者も死亡済、新作の出る幕がないはずなのに続編を書かせるとか、現実的かつその手があったか!な導入が頭いいなーと。
<よくなかった点>
・クレイス家の家系図だけじゃなく、作中作チャルフォント家の相関図も欲しかったところ。自分で読みながら作ったけど、時々○ -
-
Posted by ブクログ
やっぱりホロビッツは面白い!
いつもの作中作もバッチリでした。
アティカス・ピュントシリーズ新作を、ホロビッツ自身がやっているように、コンウェイ以外の別の作家が続篇を書くことになるが、まさか最後はこんな展開になるとは。
よくこんなこと考えつくなあ。びっくり。
作中作「ピュント最後の事件」の犯人は途中でそうかなあとは思ったが、その動機には驚かされた。
今回は、スーザンの新たなロマンスにほっこりしました。
最後に、いつもそうだが、ホロビッツ作品の登場人物については、実在の人物もいれば、創作したものもあり、時々、気になってスマホで調べたりするのもまたおもしろいですね。 -
-
-